塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

生徒はお昼過ぎに5人へと変わるだろう

である。

大雪である。

4年ぶりの大雪である。

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4年前の大雪の日、長女をお腹に宿していた妻は、

入院した。

理由は水分不足である(笑)

 

金曜日に入院し、土日。

あまりの大雪に交通機関は麻痺。

授業などできるわけもなく、

日曜日は、休講の旨をサイボウズにて連絡。

翌日、早朝。

見慣れた猫背の男性が、雪の中をかき分けて弊社から出てくる。

塾長だ。

おかしい。

今日は休講だ。

なぜ、彼は横浜という遠方から、こんなにも早朝に、

しかも休講の日にいるのか。

答えは簡単である。

生徒愛に溢れる彼は、雪をものともせず率先して出社したのである。

サイボウズを確認する習慣が確立されていなかったのである(笑)

 

現代社会において必須となった様々な文明の利器は、

それが利用されることを前提としている点において、

時に残酷な仕打ちが待っていると知った。

 

その年の2月14日

付き合って10年目のその日に、

婚姻届けなる名字をともにするための書面を提出した。

この日もまた、大雪であった。

大雪はいつも、何かしら予期せぬことをもたらす

 

今年の大雪。

幸いにして月曜日は自習室設定日であったため、

午後からは解散し、早々に帰宅。

今回は、何も起こらない。

はずである。

 

夜になっても雪は降り続く。

外は20cmを超える大雪。

取り急ぎ、翌日の午前中を休講にする連絡をする。

 

翌朝。

南国育ちの私には縁のない、

妻が昨年ふるさと納税により得たバニラアイスの大箱を彷彿とさせる銀世界である。

「昼までには融けないな」

と直感し、金曜日(自習室開放日)との入れ替えを決定する。

しかし、ここには多少の問題があった。

直感の背景にあるべき、蓄積された経験が皆無だったのである。

結果、昼頃には道路はアスファルトが顔を出すことになり、

車や人の往来は可能となっていた。

 

道の通行が可能になると、妻と長女は買い物へ行く。

買い物が目的なのか、はたして、雪の中の散歩が目的なのかは、

この際、どちらでもよい。

1時間ほどして、4人で帰宅。

 

4人!?

 

芦花公園近辺に住む受講生を、拉致自宅で勉強させるというのだ。

さらに人数は増え、最終的に我が家には5人の生徒が。

 

これもまた一興。

と思える日が10日後に訪れていることを願っている。