塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

中学受験講師たちが幼児にボコ負けして学んだ話

ボードゲームから学ぶ

コロナ期間の特別対応もすっかり落ち着いて、少しだけゆっくりした日々を過ごして

 

いるつもりだった(笑)

 

現実は、そうもいかず、

なれない補助金系の業務であったり、

そして何よりも、

7月に開催予定のBBQの準備であったりと、

何かと慌ただしい日々。

例年だと、BBQの後は、保護者会も終わり、ちょっとだけ一息つける時間であるのだが、

今年はそうもいかず。

ただ、タスクが少しだけ減って、

考える時間が増えるのはある意味平常運転とも言える。

今年も、BBQイベントの大枠を決めるべく、あぁだこぅだと考えを巡らせる。

そして、自分の考えだけではなく、先人たちの知恵にも思いを巡らせる。

そう、実際のボードゲームから学ぶのである。

ということで、今週も新たなボードゲームをしなくてはならない。

言うまでもないことであるが、業務である。

当然に業務であるのだ。

 

幼児にボコボコにされる

ということで、私、田川、櫻井、長女の4人で取り組んだのがこのゲーム。

 

パレオリシック

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http://fu-ka.livedoor.biz/archives/paleolithic.html

 

要は、サイコロの出目をもとにリソースを管理し、それを上手に使って、家を建てたり、工芸品を作ったりして得点を稼ぐゲームだ。

我々は、ゲーマーらしく盤面を静観する。

ダイスの目が高くなければ獲得できないリソースが2つ。

である。

なるほど、これは緑か黒が重要なのだろうなぁと理解する。

 

ゲームでは、櫻井が緑にポジションを取り始める

後塵を拝した私は、やむを得ず、黒を中心とした作戦に

その二人に挟まれた田川は苦戦を強いられる

そんななか、一人全くことなる作成を取る者がいた。

 

長女である。

 

緑や黒は、ダイスの目が高くなければいけないため、

そこに至るまでの準備が必要となる。

そのうちに、一人、ひたすらに取得可能なリソースを集め、

次々に製品化してく長女。

 

おっ!いんじゃない!!

 

オハナやるじゃん!!!

 

えっ!マジで!!!!

 

ゲーム終わっちゃったやん…

 

最後の得点計算、何と勝利したのは長女である。

 

勿論、ダイス目という運に左右される要素はあれど、

我々は全力で完敗したのである。

 

目の前の最善を尽くすということ

さぁ負けた原因は何だろうか。

言い換えれば、長女が大人を負かすことが出来た原因は何だろうか。

それは、目の前の最善を取り続けたことにある。

このゲーム、誰かが8つの生産を終えるとゲーム終了となる。

大人は、つい8または7の生産でいかに高得点を取れるかを考える。

そこで、点数が大きく、やや工数のかかる選択肢を検討し始める。

ところが、長女はわずか6歳。

数ターン先まで見越せるわけもない。

そこで、彼女が取った作戦は実にシンプル。

現状で最もリソースを獲得できる選択をし、

リソースを使って生産できるタイミングはひたすらに生産する。

結果として、彼女が8つ生産したことでゲームは終了したが、

私は6つしか生産できていなかった。

これでは、いくら得点の高いものを生産していたとはいえ、さすがに分が悪い。

 

こうしたことは、ボードゲームの世界でなくともいくらでも起こりうる。

 

全体を俯瞰し、先を考えて行動する。

恐らくほとんどの人から称賛される行為である。

しかし、本当に「俯瞰」できているのか?

本当に「先を考え」られているのか?

 

中途半端な思考は間違いなく、行動力の前に屈することになる。

 

まして、先を見越して積極的に行動するならまだよいが、

まだ時間があると余力を残すなど愚の骨頂である。

 

結局、強いのは目の前の状況で最善を尽くせること。

 

先が見通せればなおよい。

ただ、「なおよい」に過ぎない。

勿論、やみくもに進むことを「最善」とは言えないが、

必ずしもゴールから計算できなくとも、

目の前に全力を尽くすことはやはり最適解足りうるのである。

 

DG的目の前の最善とは

今週は補助金等の申請にだいぶ時間を取られてしまった。

コロナ期間中も、新館は空けていたが、本館の2教室はクローズしていたり、

非対面型の授業を実施するために必要なものであったり。

 

申請が通るかわからないが、今のDGにとって最善となる手を打ったつもりだ。

来るのかどうかわからない第二波に関しても全力で備えていく。

入試が近くなればなるほど、数字や根拠よりも、

感情が重要になってくるだろうから。

 

そして、DGの最善とはそのような状況を見据えても、

常に楽しい方を選択することである。

今回の選択がどのようなものなのかは、申請が通った後に明らかにしよう。

通らなければお蔵入りである(笑)

 

ということで、皆様には、無事に審査を通過することを祈っておいて欲しい(^^)/

中学受験講師が考える親ができる環境整備という投資について

図鑑はリカちゃん人形に勝てるのか

我が家には、

そして、塾にも、

いわゆる“知育おもちゃ”と呼ばれるものは多く存在している。

レゴですか??

10㎏以上余裕でありますよ(笑)

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一応、その道のプロではあるので、

“知育おもちゃ”と検索して出てくるものの中から、

良さそうなものはひとしきり手に届くところにある。

そんな中で、我が娘たちの1番のお気に入りは…

 

お人形!!

 

お人形もママゴト道具も、

女の子らしいおもちゃは全て生徒様から頂いたものである我が家。

そこに、私の意思や趣味は介在していない。

しかし、子どもたちにとってそんなことは関係ない。

面談の最中も、ママゴト用キッチンで、嬉しそうに遊んでいる。

図鑑も、日本昔話も、色々なものは必要以上に揃っているけれど、

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そんなことお構いなしで、今日も人形をお風呂に入れるのだと嬉しそうに主張している。

私が買いそろえた“知育おもちゃ”や図鑑たちは、お風呂にすら入れてもらえなそうである(笑)

 

環境整備とは感情的期待値に基づく投資である

あぁ、図鑑をこんなに買っちゃって。

メルカリで売るか~

そんな声がどこからともなく聞こえてきそうである。

ただ、ちょっと待って欲しい。

もしかしたら、明日、興味を持つかもしれない。

こういう感情をもとに行動するのは、きっと不合理なのだと思う。

それは、よく理解しているつもりだし、仕事において「いつか」なんて考えることは、無意味だということはよくよく理解している。

しかしながら、殊、子育てにおいて、「費用対効果」をあまりに直截的に考えることは、それこそ費用対効果が悪い。

親が積み木を買ったから立体図形が得意になり、

本をたくさん買うことで国語が大好きになるのであれば、

そんなにわかりやすいことはない。

きっと、世界は愛と余裕に満ちた親子関係で溢れることだろう。

もしかすると、giveが過剰供給の世界かもしれないが。

 

ただ、、幸いにして!?そんなに子供たちは単純ではない。

親が図鑑を買ったとて、興味を示すかどうかは、、、

 

運である!!

 

おもちゃも同じ。

 

遊ぶかどうかは、、、

 

運である(笑)

 

ただ、言えることは、

買わなければ遊ばないのである。

環境を整備したからと言って、必ずその環境が活かされるわけではないが、

整備しなければ、開花しないものは確実に存在している。

そこにあるのは、客観的な根拠を越えた、親としての期待であろう。

 

要は、親として、その構図を理解できるか。

自分にできることは、自分がよいと思う環境を提供すること

それこそが最善であり、それ以上の効果もなく、

結果として、その環境が活かされるかどうかは子ども次第であること。

 

そのこと自体を親自身が、認識し、前提とできるかということなのだと思う。

とはいえ、結局は親の影響は多分に受けるのであり、

親自身が本当に良いと思っているもの、

好きなものは、

子どもにとって、環境としてしっかりと生かされる確率は高いように思う。

決して、本でいいと書いてあった、高名な誰かがイイと言っていたものではなく。

 

DG的環境整備

私は環境に投資をするのが好きである。

うん、実に響きがイイ!

でも、実態は、、、

 

単に新しいもの好きなだけ(笑)

 

というわけで、電子黒板しかり、先日の100インチスクリーンしかり、

弊社では、小さな個人塾とは思えないほど、設備が充実している。

そして、

現在、

 

4つの教室をすべてyoutubeスタジオ化する計画が進行中である!!

 

スタジオ化したからと言って、すぐに爆発的に効果があるとまでは考えていない。

しかし、環境を整えなければ、いつまでも立っても同じことの繰り返しである。

コロナ以前に戻るなどといった、後ろ向きな考え方ではなく、

withコロナの時代の新たな選択肢として、しっかりと準備をし、環境を整えていきたい。

そう考えると、塾と我が家の壁を所狭しと敷き詰められたこのボードゲームたちは、最大の環境整備と言えよう。

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子どもたちの教育にも、会社の未来にも一役どころではない役を買っていることだろう。

うん、今日もよい口実ができた。

 

烏山進学教室のライブ&オンライン演習について

一度手にした武器は

「OK Google 今日の感染者数は?」

毎日の東京の感染者数を確認するのが、このところの長女の日課である。

最初は、ニュース等で目にしたときに気に留める程度であったが、

いつしか、私のスマホを手に取り、音声によって確認するようになった。

一度、この術を手に入れると、

気になったときに、気になったタイミングで

調べるようになる。

ニュースが放送されるまで待つのではなく、

自分の調べたいときに調べるのが、

彼女にとっての新しい日常と言えるのかもしれない。

同じように、授業でのipad導入はもはや後戻りできない程に便利である。

色だけでなく、写真の挿入なども自由自在!

また、PCとipadの両方を電子黒板につないであるので、

PPTによる解説も可能で、より効率的な方を選択することが可能となっている。

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こうなると、先週の記事にも書いた「100インチスクリーン」の存在感が、すこぶる発揮されてくる。

きっと、これも烏山進学教室の新たな日常と言えるのだろう。

 

オンラインで手にした武器を使う

さて、授業終了後、

小テストと宿題の未了分をすべて消化してから帰宅

するのが、私たちのスタイル。

そこで、この時間をより効率的にするために、

LIVE授業再開後も、各自の端末を持参し、提出・添削はslackにてすることとした。

空間はリアルで共有し、各自の課題はオンラインで共有するのである。

これにより、今まで生じていた待ち時間が大幅に減少し、

極めて効率的にこの時間を過ごすことが可能となった。

 

どれくらい効率的かというと、、、

一番早い生徒で、16時30分の帰宅、

生徒の6割が19時には帰宅したのだ!

これは、内部生しかわからない基準だと思うが、

いまだかつてないことである!

なにせ、私たちの塾は22時まである塾だと認識されている保護者様も少なくないのだから(笑)

19時までに帰宅する生徒というのは、

過去の例をみると、

首都圏模試ベースだと確実に偏差値で65は超えてくる。

そうすると、今年は受講生の6割がこのラインを越えてきたというわけだ。

何とも頼もしい!!

 

ただ、ICT機器により効率化されたことは勿論だが、

このコロナ期間に涵養された圧倒的自学力あっての、終了時刻の早期化であることは間違いない。

学びを止めずに取り組んできた私たちの成果は、今確実に出始めている。

このコロナ期間で、我々が手にしたものは、あまりに大きい!

 

ちなみに、教室内のwifiであるが、

これは偶然にも昨夏に生徒用・ゲスト用のwifi環境を整備していた。

当然、当時はこのようなコロナ騒動が起ころうとは、

そして、教室内にいながらslackでの提出をする日常がこようとはつゆにも思わなかった。

思いもしなかったことが現実として実を結ぶと考えれば、

次の1年、2年もどんどん楽しみになってくる。

今から、どんどん種を撒いていこう。

 

オンラインという副産物

そういえば、保護者面談もzoomでのオンラインと対面式の選択制とした。

弊社の面談は、平均2時間程度あるので、ある意味ではオンラインに向かないのかもしれない(笑)

それでも2割程度の保護者様はオンラインでのご面談となった。

面談時間??

もちろん、オンラインでも変わらない(笑)

長女の幼稚園の面談は、10分程度であるが、対面式のみである。

サービスを受ける側としては、選択できるとありがたいなぁと感じた。

オンラインという選択肢を持てたことは、このコロナ期間の副産物と言えよう。

もっとも、幼稚園は自主登園となっているのものの、幼稚園バスは未だ出ていないため、我が家では幼稚園が始まらずにいる(笑)

その一方で、体操教室は再開!

少しずつ日常に戻り始めた。

再開当初は、また出来なくなっていた逆上がりも、無事に再度出来るようになり、

明日は、進級!?のチェックがあるらしい。

afterコロナはbeforeコロナよりもたくましくなりそうである。

塾講師がMacBook Proを買った話

DGはオンラインに最適!?

通常授業は全面的にオンライン化されている。

教員はzoomを用いて授業をする。

PPTの解説があるときは、こちらを画面共有し、

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そうでないときは、ipadgoodnoteというアプリを用いて、教材を読み込み、資料にあれやこれや書き込んでいく。

このアプリ、社会の授業などは、写真を張り付けたりできるのでとても便利だ。

また、付箋のような画像をipadに取り込んでおけば、いつでも問題文の中にメモ欄が出来上がる。

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これは、ある意味で普段の電子黒板よりも格段に便利かもしれない。

いや、便利は間違いなくこちらの方が便利だ。

 

思い立ったらすぐ行動!!

 

ということで、現在弊社の本館、新館の全教室でipadが電子黒板にて画面共有されるようになりました(笑)

こういうところは、本当に早いワタクシ末廣でございます。

HDMIケーブルを電子黒板に指すだけで30分かかったのは内緒です。

 

surfaceの調子が怪しそうだ

私が愛用していたsurfaceであるが、ipadの画面共有をすると、どうも調子が悪い。

そして、国語の解説をするには、画面を拡大したり、縮小したり、ちょっと使いづらい。

そんなとき、なんと楽天お買い物マラソンなるものがやっているではないか!(すごい名前だなぁ。)

ということで、こちらも思いついたら早い!

といっても、今回はかなり調べたうえで…

 

MacBooc Proを購入しました!!

 

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初めてのMac購入でございます。

別に、スタバでドやりたいわけではないので、16型の大きめサイズを購入。

これを機に、ちょっとした映像編集をしてみようという気になっている。

今のところは(笑)

 

ただ、画面共有は簡単になったし、解像度も数段良くなった。

国語の文章を拡大せずに表示できるのはとても助かる。

初期設定が大変とかいろんな問題はあったが、まぁなにはともあれやってみようということである。

 

そして、そのsurfaceはというと、、、

長女のもとへと旅立っていった(笑)

私はもともと、「買い与えるならスマホよりPCが先」と考えていたので、

ちょっと早い気がしなくもないが、とりあえず好きに使ってOK。

といっても、まだローマ字入力もろくにできない状況。

そういうこともあって、長女はローマ字の勉強を始めた。

なるほど、MacBook Proにはそういう効果もあったのね(笑)

うちは、小学校受験をするわけでもないし、時間のあるこの時期は自分の気が向いたことを目いっぱいやればそれでいい。

幼稚園や学校は9月くらいから始まるのではとゆっくり構えていれば、親としては幾分気も楽だというものだ。

塾の経営者としては中々のものだが。

 

おうちクエス

カイ先生(@ilm_owl)という方がおうちクエストという何とも面白いプロジェクトを企画されていて、そのからみで、雪平先生(@selmo_sugebanba)がお考えになったのが、

「新聞の切り抜きであいうえお表」を完成させるというもの。

これは面白い!ということで、長女にもススメてみる。

案の定「やる!」と喰いついてきた!

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が、

割と早々に飽き始めた。

はい、私たち夫婦のことをよくご存じの皆様、ご想像の通りです。

「途中でやめるなら最初からやらなくていい」

と昨日の終わりにひとこと。

そして、今日、英語の授業を終えてみてみると…

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形はいびつですが、とりあえずあとちょっとで完成。

手前味噌ですが、こういう愚直なところはこの子の長所かなと思っています。

 

DGのコロナウイルスに対する対応に関して

いつもなら

普段あれば、勉強なのか勉強でないのか、そんな内容を毎週綴るつもりであった。

しかし、それは時世が許さない。

未知のウイルスであるコロナウイルスというやつが、世の中の耳目を総なめにしているのだ。

そこで、現時点における私たちの対応を書くことで、本日のブログとしたい。

 

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緊急避難宣言からのロックダウンの場合

全ての授業をオンラインに移行します。

「場の力」を最大の強みとする弊社にとっては大きな決断です。

ただ、オンラインと言っても、単に「解説の動画配信」に留まるものでは決してありません。

オンラインでもLIVE感一体感を損なわず、

それでいてきちんと学習効果を発揮できる、

そんなオンラインならではのDGらしいオンライン授業をご提供いたします。

 

だって、単にオンライン配信って言ったって見ないですよね?(笑)

見たとして、そんなに面白くないですよね?(笑)

 

既に構想は固まっており、

学習時間を管理するのは勿論ですが、

一定の自由時間を与え、youtubeでも漫画でも本でも、何でもいいのでこの時間に触れたものの感想文を書くとか、

チーム分けをして、家にあるものでしりとりをするとか、

そんな勉強以外のことも含めたトータルの部分でご家庭に貢献できるシステムを構築していきます。

 

ロックダウンがなされない場合

通常通り授業は実施予定です。

ただし、オンラインでの受講も選択可能とします。

この場合も、単に授業動画を配信する、LIVEと繋ぐというような方法ではなく、

オンラインならではの良さが発揮されるような方法でご提供します。

 

ただし、我が塾の名物「臥薪嘗胆」は任意制とします。

ご家庭のご方針に応じて、ご帰宅いただくことも可能です。

さらには、最大で19時までの開室とします。

我が塾の最大のウリである「臥薪嘗胆」に手を付けることは最大のジレンマであるが、

ご理解賜りますようお願い申し上げます。 

 

また、zoomの自習室に関しては、帰宅後や早朝など、

受講生と相談して、その開催時刻を決定し、集団授業ならではの一体感をしっかり演出していきます。

 

終わりに

誰も経験したことのない未曾有の事態。

だからこそ、自分たちにできることを!

目の前の生徒のために

そして、自分たちが楽しいと思うことを!

私たちを取り巻くすべてのために

 

マジで難しい!!ボードゲームの真の楽しさを伝えるのは!

今でも覚えている。

麻雀セットを開けて妹とママゴト?のようにして遊んでいたら、

から

お前は絶対に(麻雀に)ハマるから教えない!身を滅ぼすよ!ちいちゃんはどうせやらないだろうけど、ふぅちゃんは絶対にダメ!!」

「麻雀なんて絶対だめよ!ぱぱ、ふーちゃんに教えないでよ!」

 

当時の私は、パチンコと同じもので、大人のイケない遊び道具という認識でした。

 

そして今!

ボードゲームを400?ぐらいした今!

麻雀を知らないことが悔やまれて、悔やまれて・・・

先日、我らがサクちゃんに教えてもらった!

あとは役と点数計算を覚えてやりこむだけだ!

最初に配られた牌から、勝ちの筋道を立てるところが上手くいかない。

やりこんでもうまくいかないかもしれないが、とりあえずまだ初心者の私はアプリ

を相手にちょこちょこ勉強中である。

教えてもらった日は明け方3時までやりこんで、翌日が仕事だったから仕方なく寝たものの、頭はガンガンに冴えていたし、アドレナリンが出まくっていたと思う。

実に面白い!!

幼いころからやっていたサクちゃん以外の3人は麻雀初心者なのに、結構戦えていて、4人のゲーム適性を物語っていた。

 

父が小学低学年の私に対して麻雀にハマると判断したのはなぜなのだろう。

現に、面白いと感じているし、大学生のときに知らなくてよかったかもしれない。

生まれながらにもった性格、遺伝子レベルでゲーム適性というものがあるのかもしれない。

 

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ボードゲームにハマった3年前

 

さて、この世にはボードゲームハマる人ハマらない人がいる!

当たり前じゃないか!

と突っ込まれると思うが、ボードゲームにハマった当初、

私の頭からはこの当たり前の前提が抜けていた

ボードゲームのすばらしさに魅了され、こんなにゲームの世界が深く、複雑で、頭脳と精神を刺激するものだったのか鳥肌が立った

早速、ゲーム会を開くことにした私たちは、頭を使うという点で面白いと感じたゲームをいくつかピックアップした。

そのときのラインナップは

・4人の容疑者

・ボーナンザ

・花火

・ナイアガラ

・娘は誰にもやらん

・コヨーテ

です。当時ボードゲームに出会って1か月だったから、知っているゲームも少ないですが、最低なラインナップでした。

今考えれば、ゲーム適性がある人がいないゲーム会で、

「ね?頭使うでしょ?ゲームってすごいよね?受験勉強では培われない力が付くよね?これ子供にさせたらいいと思わない?」という内心ドヤ顔で開催したが、全く伝わらず・・・このトラウマ以降、ゲーム会のゲームは慎重に選んでいます。

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ハマる人とハマらない人

さて、私の中での「ハマる」は少し3段階あります。

ダウンタウンさんとかで少しずつボードゲームが話題になっているけれど、

紹介されるのはパーティーゲームばかり。

あれはあれで、楽しめればOK。

パーティーゲーム好きレベル。

 

②長時間かかる重いゲームもできるが、勝ちにはこだわらず、とにかくみんなでワイワイが好きレベル。

 

③軽いゲームから重いゲームまで(15分級~半日級など)考えることが楽しくて、勝ちにこだわり感想戦までやっちゃうレベル。

 

私たち4人は当然③です。

レベル③の人の特徴

・好奇心旺盛

・勝負好き

・長時間考えることに抵抗がない。

・忍耐力が適度にある。

・何事にも全力

こんなところかな。

 

ハマらない人はその逆ですね。

どれか1つでもないとダメだし、突出してなくていいから、全部バランスよくあればOKな気がする

これ以外にも、ボードゲーム相手にもよるので、知っている相手であればより楽しくなるし、心理戦などもあるのでミュニケーション能力も必要だし、項目はもっとあるかも。一言では言えないね。

 

女の人はボードゲームが苦手な人が多い

生来、チェスや将棋の世界でも女性は弱いという定説がある。

もちろん、そうした固定観念が原因で、女性が勝負に弱いわけではないという研究もあるので、何とも言えないが、

やはり、ボードゲームの世界も重いゲームまで好きだという女性は少ないように思う。

 

それは割合として、受験などの必要に迫られた競争以外はしない生き物なのではないか。男は、「あそこの電信柱まで競争」とか、「俺の方が早く学校に来た」などとなにかと張り合う生き物だが、女は余計な争いは好まない。

(女性の脳は、男性以上に環境によって左右されるらしいので、環境次第)

子どもと何かを勝負するときも、母親はワザと負けてあげたりしますよね。

あれはやりすぎると最悪だと個人的には思う。

やはり、女性は勝ち負けにこだわらない生き物だからという側面はあると思います。

 

ボードゲーム普及の難しさ

ボードゲームの良さを色々な人に知ってもらいたい!と主人はいつも考え込んではため息をついていますが、マジで難しいと思うのです。

だって

・説明書を読まなければならない。

説明する力、ルールへ質問力が必要。

・「要はどうすれば勝ちなの?」という抽象化が必要。

・「あいつがこうしたらこうして、ああしたらこうする」という場合分けが必要。

・人数が必要。ちなみに一番面白い人数だとなおgood。

・心理戦、読み合い等発生するため、初対面より気心知れた仲だとよりgood。

 

他にも

・みんなが勝ちを目指していないとつまらない。

・途中でいじける、匙を投げて試合放棄するヤツはいない方がいい。

(子供が負けて泣いたら笑い飛ばせるとよい)

・子供だからと負けてあげるなどと余計なことをしない人のみでやる。

・一人だけ強すぎる、もしくは弱すぎると成立しないケースあり。

・一緒にやる相手によって面白さが違うので、相手を選ぶ。

 

うわ~。ひっど。

でも、これは最強に面白くするために必要だと思われることを書いたので、

これが全部成立しないとダメだってことではない。

何度もゲーム会を開いているが、それはそれで楽しいし!

 

が、敢えて言わせてくれ。

DG4人は奇跡の4人だわ・・・

最高の出会いにサンキュー💛

 

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ボードゲームにハマった2017年夏。

「好きなだけ買っていいよ」と言ったら、翌週53箱、自宅に届く

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積み上げてみた。

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現在の自宅棚。

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塾の棚も合わせると、この箱量×2.5・・・何箱か数えていない。

中学受験塾が学童教育を開講する話

コロナから見えるもの

今週で、コロナウイルスによる特別対応は一旦終了。

週明けは通常対応に戻り、26日からは春期講習がスタートする。

春期講習からは、いよいよ田川が産休に入るので、

久しぶりに文系科目のすべてを私が担当することに。

まぁ、それはそうと、このコロナウイルス特別対応中は、今まで以上に生徒と一緒にいる時間が長い。

そして、授業コマを増やしているわけではないので、「自学」の時間がより長くなる。

そうすると、普段の家庭の学習の様子が具に見て取れるのである。

例えば、今日の一コマ。

 

「よし!昼休憩!!」

 

この言葉を聞き、即座にテキスト類をしまう生徒。

気持ちはわかる。ただ、まだまだである。

隣を見てみよう。

ここまでやってからと自然に「キリ」を設定して取り組む生徒がいるのだよ。

人間的には、「お腹すいたぁ~」ってのも悪くはないと思うが、そこは受験生の世界。

そして、この小さな差は日常の中でありとあらゆる場面で顔を出し、10年の月日を経て埋められない差を生み出す

別に単純に「成績」というだけならばいいのかもしれないが、こういう「ちょっとした意識の差」は、勉強に限らず、今後の人生の様々な場面で活かされるものである。

と珍しくまじめな文章を書いている横で、長女は何やらボードゲームを引っ張り出してきた。

さぁ、この子はどんなことを「自然に」するようになるのだろうか。

 

中学受験を念頭に置いた学ぶ学童開講

 

前置きが長くなったが、この「自然に」というところがとても大切。

「自然に」なるには、経験を積み重ね、感覚になるまでの研鑽を重ねる必要がある。

 

例えば、小学生が苦手とする単元の一つに「割合」がある。

このとき、120円の◇倍は90円という問題があったとき、

◇に1より大きい数が来た時に違和感を抱くことができるかどうか。

決して、割るで×だから掛けてみることではない。

 

中学受験は、確かに技術的な側面もあり、暗記すべき事項も少なくない。

しかしながら、その素地となる「感覚」

そしてそれを創り出す「学ぶ体力」

具体的には、理解力、集中力、忍耐力、主体性

これらを低学年からしっかり紡いでいきたい。

しかも、中学受験にありがちな「親の伴走」に依存することなく。

 

こうした考え方から、この度、私たちDGは

中学受験を前提とした学童教育

 

樂志館

 

を開講することとなった。

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他にも語りたいことはたくさんあるのだが、

学びのすべてが詰まっている、そんな空間にしていきたいと思っている。

 

楽志館の構想

キャッチコピーとしておいたのは、

 

「中学受験」×「ボードゲーム」×「学童教育」

 

中学受験は言うまでもなく。

きちんとオリジナル教材で中学受験をコーディネート致します。

本格的な受験勉強に突入した際に、問題を楽しむことができるような、

そんな生徒を育てていければ。

 

ボードゲームの効用に関しては、私「末廣」の過去記事の中で、

ご興味をもったものをご覧いただければ幸いである。

ボードゲームを通じて養ってほしいものは、

 

ズバリ

 

「SHIKOU」

 

である。

 

ローマ字にしてみたのだけれど、「思考」「試行」なのだ。

 

初めてのゲームに対して、その仕組みを「思考」し、

自分なりの最適解を「試行」していく。

これを繰り返すことで、「思考」の型ができていく。

こういう訓練のためには、ボードゲーム「至高」の教材だと考えている。

 

お気軽にご連絡ください

ということで、ちょっとでも気になった方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。

詳細を掲載したHPは、現在鋭意作成中。

といっても、コロナのせいにしてフローを止めているのは私…。

たぐちさん、すみません。。。

 

明日、明日には必ず必ずご連絡しますから!!