塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

授業で扱ったボードゲームを振り返る

ボードゲームで成績は上がる!?

先日、保護者様より「最初は授業でボードゲームしてて成績上がるのかな?と思っていましたが、今ではボードゲームのおかげで成績が伸びたと思っています。」

とありがたいお言葉を頂戴した。

何とも嬉しい限り!

もちろん、「ボードゲームをするだけ」では、成績は上がらない。

教科の勉強の積み重ねがベースにあることは言うまでもない。

ただ、所謂「頭を使う」ということの形を作り、経験値を増やすことはできたのだと思う。

教科の勉強に際して、「取り組み方」の改善に資する部分があったと考えている。

 

また、説明書から読ませるという方法も功を奏したといえる。

「国語」となると、文章を「何となく」読んでしまう層は一定数いる。

しかし、ゲームの説明書を「何となく」読んでしまうと、一人だけ明らかにおかしな行動をしてしまう、のみならず、最悪の場合ゲームが壊れる。

実際に、文章の読み方に関しても、客観的に読む段階(レベル)を意識する細かい言葉遣いまで配慮する、といった点が少しずつできるようになってきていて、先週は洗足学園」の国語で80点オーバーが3名出現した!

ただ、やはりある程度の「継続」は必要で、少なくとも半年くらいは継続してやらないと効果は出てこないのかなと思った。

娘とも、週に1つをとりあえずのノルマとしてやれればいいなぁ。。。

 

ここまで使ったボードゲームを振り返る

12月からは、実戦演習期に入るため、ボードゲームは合格祝賀会までしばしのお預け。

ということで、ここまで授業で扱ったボードゲームを振り返る。

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ボードゲーム

 

工夫としては下記の通り。

論理的に考える要素のあるものを使う

場合分けが必要になるものを積極的に採用する

・5月からは、4週を「協力ゲーム」の週とする。

・30分以内で終了するものを中心に選ぶ

 

自分なりの改善点としては以下の通り

・「ダイス」「競り」「配置」など、もう少し体系的に整理してもよかった。

実施順については大いに最高の余地あり。

・本年度は人数が少なかったが、今後は人数による展開を考える必要あり。

・実際のゲーム中の場面に関する「フィードバック」の機会はもう少し多くてもよかった。

 

授業で扱った中で、私自身が好きなのは「マラケシュ」と「マスクメン」である。

マラケシュに関しては、こちらの記事をご参照ください。

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

 

マスクメンに関しては、詳細はこちら。

ameblo.jp

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マスクメン

マスクメンは、「強弱」が最初から決まっていないという点がポイントだ。

理想的には、自分が多く持っている種類のカードを誰かが多く出して強くしてくれればよい。

しかし、そんなことは起こらない(笑)

そこで、どこでバランスを取るかという悩ましさを体感できる。

フレーバーやコンポーネントが楽しいゲームではないが、

しっかりと考えること、悩むことを体験できるよいゲームである。

 

DGベース始動

さて、受験生はいよいよ残り2ヶ月となりラストスパート!

そして、私たちは来年度に向けた準備も着々と進行中。

今年は、「口頭試問」の授業で実施してきたボードゲーム達。

来年度から、「口頭試問」の授業は「DGベース」と名前を変えて、

各教員が1週間ずつ担当する。

具体的な内容は、これだけで1記事になりそうなので、また次回へ。

中学受験のalternativeを目指して、DGはこれからもひた走り続けます。

中学受験講師がおススメするボードゲーム(幼稚園編part2)

パズル好きは遺伝するのか

今週はスペシャル特訓、来週は保護者会&新入生説明会ということで、最近は何かと家での仕事が多い。そんな最中、長女は「カタミノ」というボードゲームに絶賛ハマり中で、二人で黙々と机に向かっている。

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もちろん、決して仲が悪いわけではない(笑)

長女は、やり始めると比較的集中力を発揮するタイプで、とくにパズルなんかはご興味がおありのようである。

私は幼少期、パズルの上に平気で自分の下手くそな絵を描いてしまうようなタイプで、生まれてこの方、あまりパズルのようなものにハマったことはないのだが、妻は昔から大好きだったようで…。

長女は成長とともに妻に似てきているようだ。果たして次女はどうなるのだろうか。

 

今週やったボードゲーム

さて、家で仕事をしていると、息抜きがてら長女とボードゲームに勤しむ時間も多くなる。ちょっと長すぎてしまうのはご愛敬と言うことで、先週遊んだゲーム達をいくつか紹介したい。

随分久しぶりの連載タイトルである。なぜいまさらか、それは、書くテーマがないのである(笑)

 

ゆかいなふくろ

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詳細は例によって他に譲るとして、

coronavi.jp

簡単に言うと、3は3枚目を出した人が、4は4枚目を出した人が、…という風に〇に関しては〇枚目を出した人がカードを総取りするゲームである。

これ自体は、正直大人が心から楽しいと言えるゲームではないのだが、「子どもの成長を感じ取ることができる」という意味では楽しいと言える。

最初は、〇枚目を出すことだけに集中していた娘が、次第に大きな数に注目したり〇-1枚目を出さないようにしたり2枚出しをするようになる姿を見ると、

数の感覚に対する成長をしっかりと感じることができる。

幼稚園生の今の時期にはもってこいのゲームと言える。

本人も、ルールを完璧に把握し、少しだけ戦略みたいなものを自分で立てられるようになった実感があるらしく、リピート要求が強い。

 

サウマウマウ

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詳細はこちらから。

treeboardgame.blog.jp

カードの出し方は「UNO」に近いのだが、一等を予想させるというのがちょっと変わったところ。

この「予想」というのが、実は、私が子供に最も経験させたいところである。

予想は、「自分なりの考え」とも言えるし、もう少しかっこよく言えば「仮説」とも言える。

世の中で、「頭がイイ」と言われている人は、この「仮説」、すなわち「こうではないかな」という部分が優れているような気がしているのだ。

さて、前書きが長くなってしまったが、基本的には幼児なので、一番前に入る豚がそのまま一番になると予想しがち。

もちろん、そうならないようにこちらは計算して出すのだけれど(笑)

4回目くらいから、予想を出すタイミングをギリギリまで待つなど、長女の行動に変化が見られた。

時間はかかるのだけれど、確実にステップアップしていくのがこの子の持ち味でもある。私にはない点だ…(笑)

最後は、ここまでの私の出し方を真似し、長女が自分のもっていた豚に予想し、まくって見事にゴール。自分が勝ったことで、気分良く次のゲームへ。

 

デイサービス農園

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名前から想像できるように、高齢者向けに創られているもの。

saikoro-table.com

これも一度やったことがあるので、今回は対戦型の最難関ルールで挑戦。

「最難関」といっても、基本的には振った二つのサイコロのうちの一つを選ぶという行動は変わらないため、さほど難しくはない。

このゲームで面白いと感じているのは、一の目が出た回数が一定回数に到達すると終了するという時間に制限があること。

例えば、「6」の畑は6マス埋めることで決算となり、一つにつき6点という高得点が得られるが、6マス埋まることと、「1」の目が出てゲームが終わってしまうことのどちらが速いか、などを考えられるといいなと思った。

もちろん、まだそんなことまではできないのだけれど。

もう一つ。「ダイスをふりなおす」というゲームは多くあるのだが、

この「振りなおし」の作業は思いの外難しく、6年生でもきちんとできない生徒もいる。

そこで、振り直しよりも一つハードルが低い、「どちらを取るか」という選択式で、ダイスゲームになじんでくれればという狙いがある。

さらに、今回は、最難関ルールということで「交換タイル」が用意されている。

これは、「すべての目のタイルを取ると40点のタイルと交換できる」など、一定の条件を満たすと、交換タイルを取得することができるというルールだ。

これにより、より戦略的なゲームとなる…のだが…

なんと、負けたではないか。

うん、ダイスゲームなんてて運げーだから仕方ない(泣)

 

今、小学生がアツい

今年は、ラミーキューブの日本選手権で小学生が優勝したり。

broad.tokyo

オセロの世界選手権で小学生が優勝したりと、

www.sankei.com

ボードゲーム会では、小学生が大活躍の一年となった。

我が子が…とまでは言わないが、いつしかボコボコにやられ続ける日が来るのかもしれない。

子の成長は楽しみであるが、ゲームに関してはやはり負けたくない。

相克する感情に揺られながら、いつか訪れるかもしれない負け続ける日のために、親の威厳を植え付けておかなければ(笑)

 

 

 

 

塾講師主催!ボードゲームママ会

ママ会の準備はパパかい!?

昨日は、我が家でボードゲームママ会」を実施。

「ママ会」なので、私自身は参加しないのだが、ゲームの選定など頭を悩ませる。

基本的には適当な性格なのだが、どこかに何かしらの変なスイッチがあるらしく、

選び始めると…明らかに採用するはずもない60分以上の大箱やらの説明書を読み始めるなど、大幅な途中脱線をしながらも、何とか無事に選び終わった、のは丑三つ時のころ(笑)

もちろん、やりきれないであろう量を選定したのだけれど(弊社をご存知の方はご想像できると思いますが、基本的に何をやっても余りが出るスタイルです。)、

どれも好評を博していたようで、選者としては何よりであった。

(ここで選んだゲームは、枯渇しつつあるブログのネタのために取っておきます(笑))

そういえば、最近、購入代行のお話もいただくようになり、

いっそのこと販売を始めた方が早いのでは、なんて思ったり、思わなかったり。

さて、何が言いたいか。

そう。水曜日の更新が遅れた言い訳をここまで書いたのである。

 

ボードゲームママは教育ママか

最近、ボードゲーム「知育」というキーワードでいろいろなことが語られていた。個人的には、この記事がとてもまとまったいて、参考になると感じたので、リンクを貼っておく。

note.mu

以前、どこかでも書いたのだが、

「頭よくなるから、ボードゲームさせたい」

たぶんあまりうまくいかない(笑)

そもそも、「知育」なんてものは、何をやらせても基本的には成立する(塾屋の発言とは思えない。)

私個人的には、子供の好奇心をくすぐり、集中力をもって取り組むことができるものは、すべてが知育の教材だと考えている。

それが、TVゲームであろうと、漫画であろうと。

勿論、私自身が「ボードゲーム」に感じている特有の魅力はあり、それは所謂“知育”の側面から見ても存在するのだけれど、

殊に幼児期の教育においては、副次的なものに留まるように思う。

要するに、ボードゲームに限らず、知育教材を用いて、獲得された「論理的思考力」やら「社会性」やらというものは、「結果」に過ぎないということだ。

何よりも大切なのは、「好奇心」を出発点とすること。

そして、「好奇心」は子供の好奇心は当然大切であるが、「大人の好奇心」を出発点とした方が、「知育」としてはうまくいきやすいのではないかということである。

なぜなら、大人が「楽しい」と思えないものを提供する際には、「やらせる」という「使役」の視点が必ず介入し、それを子供はとても敏感に感じ取ると考えるからである。

また、「大人の楽しそうな姿を見せるコト」以上の、教科書はそう存在しないだろう。

親であれ、「教育」と言われるものを提供する側であれ、「本当に自分が楽しい」と思えるものを子供に伝えることが、基本的な出発点であろう。

もちろん、子供が自発的に興味を持ったもので、親が興味がないものはOKだ。可能性としては、高くはないかもしれないが、ある意味で望ましい形ともいえる。

 

大人の楽しいを準備する

獲得されたものは結果論に過ぎないと書いた。

しかし、教育を提供する側としては、「結果論」ではいけない側面もある。

これは、通常、ボードゲームを楽しむユーザーとは異なる点と言えるのかもしれない。実際、「ボードゲーム×知育」さらに、「中学受験」というカテゴライズの中で仕事をしている人は、それほど多くはないだろう。

授業の構成、ゲームの選定、イベントの企画、の際には、当然であるが、「結果から逆算」することになる。

例えば、説明書から読ませることで実戦的な読解力をつけることができるとか、コンポーネントに触れることなく、説明書だけからの情報から推測することによって“立体的な”読解力がつくとか。

他にも、実際のゲーム中の一場面を写真に収め、終了後、この時点の最適手を考えるとか、挙げ始めれば枚挙に暇がない。

この辺りは、純粋にゲームを楽しみたい方がから見れば、邪道と評されるところだろう。

まぁ、それはそうなのだろうけれど、「教育」なんてありがたい言葉は、本来そうなのだろう。

数学者にしてみれば、計算練習の算数は邪道だろうし、大経営者にしてみれば、無駄な授業は多く感じるのかもしれない。

とはいえ、大事なことは、「大人が意図をもって準備すること」だと考えている。

当たり前と言えば当たり前。

ただ、意外と「惰性」や「何となく」という理由がまかり通ることも多いのが現実ではなかろうか。

準備したからと言って、必ずしも子供にはまるかはやってみなければわからないし、

はまらない場合に無理強いするなどもってのほか。

その労力は一瞬にして水泡に帰すかもしれないが、それでも、意図をもって準備をすること。その意図の前提に、自分自身の「楽しい」があること

こうした当たり前のことを当たり前に継続できる環境でありたい。

 

子どもの意思を尊重すると酒量が減る!?

ゲーム会当日、ゲーム中に、どこまで柔軟に子供に対応するかという話題になったらしい(自分を通すことと我儘は似て非なるものですからねぇ。)。

「タイニーパーク」というゲーム中に、わが娘が4回目のふり直しをご所望

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(もう皆さまお分かりだと思いますが、)我が家では、当然にこの提案は粛々と却下される。

準備段階で、「最初から子供だけ4回ふり直し」などの柔軟性はOK。

ただ、途中でのルール変更は一切受け付けない。

(仮にどんなに泣こうとも…(笑))

それは、ゲームでも何でも同じ。

一昨日も、図形の線対称移動に悪戦苦闘の娘。

単純図形なら難なくクリアできたものの、方眼紙の中にある図形を複数、その向きまでケアしながら移動させるのは思いのほか、難しかったらしい。

まだ早かったかな~と思いつつも、やると決めたページまでは最後まで何とかやりきった。

途中、「じゃああと2問でイイ?」のような提案が娘からあるのだが、これも当然に却下。なぜなら、どこまでやるかは娘自身が決めたのだから。

4歳児であるから、自分の能力を客観的にみることなど絶対に不可能。ただ、そんなことは、はっきり言ってどうでもよい。現時点の自分の能力に鑑みて、その量が多かろうが少なかろうが、まずは決めるということ、そして自分で決めたことを遵守するということ、これくらいの年齢はこっちの方がずっと大切だろうと思う。

大人にできることは、自分が面白そうな素材を選ぶことその面白さを伝えること好奇心と集中力が続く限り付き合うこと子供であっても自分の言葉と行動に責任を持たせること、こんなことくらいだろうか。

とはいえ、「なんて面倒な問題を選んだんだ、1時間前の俺よ。」というのが本音のところ。何たって私の興味を駆り立ててやまない今宵の美酒がどんどん先延ばしになってしまったのだから。

 

塾講師が考える親が子供に与える影響

習い事協奏曲

東京では、幼稚園生にもなるとみんな「習い事」なるものに行き始めるようで、我が家の長女も今月から始めることになった。幼稚園生の習い事とは面倒なもので(こんな書き方をすると怒られますが)、基本的に保護者同伴。週に3つも4つも習い事があるこの場合、それだけで親御さんもさぞ大変だろうと思うのである。

そんな習い事の待ち時間は、当然親同士話すことになるのであって、

我が家の場合には、ご同伴のおばあさまと仲良くなったようである。

 

ボードゲームを進める塾講師

 

ここからの「あるある」なのは、

職業が中学受験塾であると話す

→あれやこれやと聞かれる

→質問には答えつつ、ボードゲーム面白いですよと言ってみる

という流れ。

この後は、概ね三パターン。

 

パターン1 ファッション面白そう

何それ?面白そう?教えてよ?と言いながら、実際にはそれ以上教育系の話やボードゲームには触れないパターン。

実は面白いとあまり思っていない。

 

パターン2 忘却の彼方へ

面白そう!今度教えてよ!と割と本気で思っているのだが、

「今度」の設定をいつの間にか忘れていて、「今度」が訪れないタイプ。

これ私です(笑)

いろんなことに興味はあるものの、記憶力の無さとものぐさが相俟って、

中々実現しないことが多い。

 

パターン3 難しいことわからな~い

受験トカ説明書トカ難しそうでわからな~いということで、話が終わるパターン

 

 別に、私たちの話なんてその程度のものであるから、これらのリアクションはある意味で正しいのだろう。こういう人たちを批判するつもりは毛頭ない。

ところが、今回の習い事では違うパターンが出現した。

 

「それ面白そうね。買っておいてもらっていいかしら?」

 

??

 

これは斬新なパターンだ。良いと思ったことを直行できる人は、率直にリスペクトに値すると常々思っている。

ということで、今度、田川がボードゲームをいくつか持ってご自宅に伺うようだ。

ここまででも十分新パターンなのだが、さらにさらに。

伺う時間はお母様のお仕事がお休みの午前中らしく、

「午前中だと子供いないけど、いいですか?」

とお聞きしたところ、

まずは、大人が楽しまなきゃ。聞きたい話もたくさんあるしね。」

とのご回答だったそうな。

子どもがいると、どうしても目線は子どもにいきがちである。

いや、それが自然だし、それでよいし、場合によってはそうあるべきかもしれない。

そんな中で、「まずは大人が」と言える感性は、端的に言って素晴らしい。

大人が楽しむ姿を見せることも、最良の教育と言えるはずだ。

言うまでもなく、「放置されている」要素が微塵も見当たらないことは付言しておく。

 

大人の興味のアンテナ

 相手方のこともあり詳細は書けないのだが、

長女と同じ習い事の子は三人兄弟の三番目。

一番上は某有名難関校に通い、二番目は現在、有名難関校を目指して受験勉強中とのこと。

どうしても塾講師という職業からこういう表現をすると、「すぐ子供の成績とかに結び付けるんだから」と、どこからともなく批判が巻き起こりそうであるが、

ここで言いたいことはもちろん「成績」のことではない。

周囲に「興味のアンテナ」の感度が高く、「行動力」のある人間がいることのあたえる効果である。

子どもは、望もうとそうでなかろうと、周囲の大人を鑑として成長していくものなのだ。

そして、日常の中でその子なりの「当たり前」が醸成されていく。

 

選択肢の多さ=Happy ??

以前、どこかで書いた気もするのであるが、年に何回か、「今日は行きたくない」と言って休む生徒が出てくる。

このとき話題に上るのが、「行きたくないと親に告げることが選択肢にのぼるか」である。DG4人衆の場合、選択肢にのぼらないらしい。なぜか。

瞬殺されるのは目に見えているからである。

私はこの仕事を始めるまで、「選択肢が多い」ことは幸せなことであると思っていた。

しかし、この仕事を始めて「選択肢が多い」ことが、ときに幸せではない状況を作り出すことを知った。

良くも悪くも、この選択肢の形成に多大なる影響を与えるのは親である。

どんなに放任主義で育てようとも、どんなに過保護に育てようとも、

その影響力に排除の余地はない。

そして、この影響力を完全にコントロールすることは実質不可能である。

親の考え方、習慣、行動は、子どもの中に蓄積し、選択肢という形で現れる

 

女の子はコワイ

「じゃあお前はどうなんだ」と言われれば、自分を他山の石とし、微塵も似ないことを切に願うほかない(笑)

ただ、一つ考えているのは、楽しそうな大人を見せること

自分はもちろん、その周りの大人も含めて。

我が家は決して広い家ではないけれど、よく色んな人が訪れてくれる。

このあたりは、鹿児島の文化もあるのかもしれない。

田川も酔っ払いの深夜襲来なども基本的にウェルカムである(我が家に来る人がいつもみんな酔っ払いというわけではない。)

今度、ボードゲームに興味のある幼稚園のママが数人我が家を訪れるらしい。

先日、長女が「引っ越したい」と言っていて、なぜかと理由を聞いてみると、

「友達が来るなら広い家がいい」

とのこと。先日お邪魔した生徒様の億ションがたいへんお気に入りのようだ。(それ以外にも、お招きいただく皆様は、それはそれはご立派な邸宅を構えていらっしゃるのです。。。)

「ちょっと難しいかな~」

というと

「そっか~。うちお金ないもんねぇ」

 

…。

 

億ションを買うかどうかは別にして

楽しいだけでなく、「お金ないからね」と言われない大人を見せることも必要だと思った。

DG万歳

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Shimaiの会part2

体育の日

10月10日といえば、東京オリンピックの開幕式があった日であり、そこから「体育の日」となったことは、有名なところである。

亡くなった父方の祖父の誕生日がこの日だったのだが、人の誕生日を覚えることに極めて不向きな私の記憶中にも、この日は刻まれていた。

しかし、時は変わり、「ハッピーマンデー」なる甘美な(!?)響きの下、

「体育の日」は、祖父の誕生日から10月の第二月曜日へと移行し、さらには「スポーツの日」へと名称を変更されるらしい。

そんな体育の日、空模様は太陽が燦燦と輝く晴天。そう。

絶好の「ボードゲーム日和」である。

ということで、今回は「実戦特訓」の裏で行われた「男だらけのボードゲーム会」について、書いてみたい。

 

 男だらけのボードゲーム

 まずは、ボードゲームに関して。

やったゲームは、キャメルアップ我流功夫メディチの3つ。

本当は「モテねば」もやりたかったのだけれど、こちらは次回へということになった。

 

まずは、キャメルアップ。

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拡張ボードとダイスのみ入れた変則版。

基本的には、競馬のように順位を予想して行くゲームなのだけれど…

全員の手が渋い(笑)

手堅く手堅くという感じになり、、、

大人だけでやるなら、もう少しアルコールが進んでからでもよかったかな~という感じ(笑)。

結果、最下位の予想に成功した塾長の圧勝

 

次に、時間調整のための我流功夫

写真を撮り忘れたのだけれど…

漢字を組み合わせて、必殺技を作るという男子胸アツの中2病ゲーム。

しかし、男が集まると行き着く先は…そう下ネタです。

ということで、最後の一人だけ下ネタに走ったお父様にすべて持っていかれた形に。

一応、田川もいるんですけどね(笑)

 

最後はメディチ

 

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この辺からは、お酒も進んで進行がゆっくりに。

途中、ルール間違いもあったけれど、

やはりお仕事でファンドにいらした方は、競りゲーが強かった。

というオチになるかと思いきや、ここでも塾長が最後に逆転。

山ごもり以降の彼の勝率は異常である。

 

いつものレンタルスペースへ

ここからは、いつものレンタルスペースへと移動し、カラオケ大会へ。

書けること、書けないこと色々あるのだけれど、とにかく楽しかった。

ちなみに、卒業生のお父様と弊社運営部長によるDGテーマソングです。

どうぞ。

 

最後は記憶がなく…とりあえず何とか帰宅しました(笑)

そして、あまりに笑いすぎたこともあり、

昨日は顔の筋肉痛やら、、、消耗が激しすぎた。

卒業生のお父様方とこうした時間を過ごせること自体が、

ありがたい環境だと感じている。

個人塾(弊社をこのように呼んでよいのか多少疑問の余地があるが)の場合、

やはり講師自体に魅力を感じていただくことは、とても大切なことと考えている。

そして、今を楽しむぶっとんだ大人に多く触れることは、娘たちにとっても、

きっと大きな財産になっていくことだろう。

そして、再来週の日曜日は幼稚園のチームパパイベント

また、今を楽しむぶっとんだ大人たちと“遊べる”

 

 

中学受験講師がおススメするボードゲーム(幼稚園編 part1)

ちょんと更新しようね

webアップアップ大作戦の名の下、毎週火曜日に更新するようになってから、もうすぐで一年が経過しようとしている。気が付くと、2名ほど脱落している者がいるような、いないような。

かく言う私も、更新が火曜日でないこともチラホラありながら(すみません。)、何とか一年間継続してきた。そんな中で、未だに「絶縁宣言」が注目記事の一番上にあるのか解せないでいるのだが(笑)

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

さて、そんな注目記事の作者が、娘とのボードゲームの様子をLINEのタイムラインに書き始めた。

「ブログも書いてくれ~」という心の叫びはさておき、それなりに反応はあったようで、職業柄、「何から始めればいいのか?」質問を多くいただいたようである。

それを受けて、不定期での連載となるが、幼稚園生におススメなボードゲームをいくつか紹介していきたい。

今回は初回ということで、個別のボードゲームについてではなく、総論的なことを書いていく。

そういえば、instagramとかfacebookとかtwitterの更新も…

現在、継続的に運用できるようにルールを自己ルールを策定中。

ルール策定とか言っている時点で、継続性が怪しいのかもしれない。

 

知<好<楽

最初に元も子もないことを言う。

勉強ができるようになるには、普通にドリルやった方が速い

足し算ができるようになるには、〇文式などで繰り返した方が定着するし、

図形ができるようになるには、小学校入試対策の問題集などをやった方が速そうである。

要するに、ボードゲームは「成績を上げる」ための最強のツールではない。

では、なぜ弊社はこれほどまでにボードゲームを推すのか。

幼稚園生と小学生で目的は異なるが、とりあえず幼稚園生について列挙すると下記のようになる。

1 楽しみが先にくることでモチベーションが上がりやすい

2 ルールや手順を守る訓練となる

3 自分で考える機会を作れる。

4 負け(失敗)から学ぶ姿勢をつける

 

過去にこんな記事も書いているので、ご興味がおありの方は、ご参照ください。

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

 

 やってはいけないことリスト

子どもとボードゲームをやる際の方法に関しては過去に書いたので、今回は、子どもとボードゲームをする際にやってはいけないことリストを作ってみたい。

1 いきなり難易度の高いボードゲームに手を出す

2 大人のルール確認が不十分のままプレイする

3 わざと負ける(手を抜く)

 

1 いきなり難易度の高いボードゲームに手を出す

「いきなり」という点がポイントなのだが、ボードゲームによって、集中力やら思考力やら協調性やら…様々な能力が高まっていくことに関しては、ある程度確信を持っている。

しかし、0→1にするためのツールではない。

したがって、ある程度の“仕込み”は必要である。

“ある程度”の「数の感覚」やら「暗記力」やらは、日常生活の中や各種教材などで養っておくとよりスムーズである。

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この“仕込み”により、

ゲームの楽しさが増す→学ぶことへの興味が増す→ゲームの楽しさが増す

という好循環が起きやすくなる。

要するに、ボードゲームは、好循環を起こしやすいツールと言えよう。

もう一つ。

「いきなり」には、大人への注意喚起もある。

ゲーム選びの基準の最初のスタートとして、大人が「楽しい」と感じるものを選ぶということ。

これは、弊社の社是でもあるが

 

まずは、大人が楽しむ」

 

「子どもを楽しませる」という視点も有用ではあるが、

それがスタートだとどうしても「教える」みたいな感覚になり、楽しさが半減される。

大人自身が楽しいと思うものをプレゼンする意識で取り組めば、きっと子供も楽しくなってくる。

そして、その方がプレイする機会も増える。気が進まないものをちょっとした時間にやろうとする人はいない。

 

2 大人のルール確認が不十分のままプレイする

大人同士であれば、開封からのテンションをシェアと言うことも可能だが、

集中力のない幼児の場合には、ほぼ不可能。

そこで、大人の方で、ルールを完全に把握していることが望ましい。

この段階で、ルールに多少のアレンジを加えるなどの工夫ができるとより良い。

もちろん、学年が進んでくると、子どもにインスト役を委ねたり一緒に読み進めるのも効果的。

さらに、うちでやっているのは、わざと大箱の大人用のゲームと分厚い説明書を見せること。

子どもは大きいものが好きなのでとっつくが、カタカナと漢字が多すぎてすぐにギブアップ。

ただ、「カタカナ(漢字)読めたらできるよ」などで、字を覚えることのモチベーション付けには持って来いである(我が家の年少長女は何とかカタカナもマスター!)

そして何より、ルールを読み理解し段階で、我が子とのゲームプレイを想像すべし。

実は、ゲーム選択→ルール読みというよりは、

ルール読み→ゲーム選択という手順となる。

もちろん「未だ難しい」と判断しても、いつかできる日が来るため無駄にはならないが、一般の方にはこの手順が難しいため、ボードゲームカフェや実店舗でのルールの確認をお勧めする。

(写真の背景からおススメのボードゲームカフェを聞かれることもありますが、自宅か塾です(笑))

私が心がけているのは、

「簡単すぎるものを選ばないこと」

なぜなら、私が楽しくないから(笑)

結局、子ども相手の場合には、大人主導でやることになるため、

大人が楽しくないものだと、活動する機会が少なくなってしまうのだ。

さて、とはいえ何から始めてよいかわからない方は、今後恐らく掲載される各論編をお楽しみに(笑)

 

3 わざと負ける(手を抜く)

これが一番強調したいことである!

よく聞く話として、子どもが喜ぶ顔が見たくて、手心を加えるというものがある。

若干こじらせたパターンだと、「自信」とか「自己肯定感」というパワーワードとこじつけるパターンも。

ただ、こういうパターンは例外なく、

「負けると拗ねる」

そして、これにより大人がゲームから遠ざかる。

子どもとボードゲームがしたいのならば、この負の流れは避けねばならぬ。

負け(失敗)から学ぶ姿勢は、小さいころからそうした環境を用意しておく方が良い。

良い意味で「負けることに慣れる」ことが大切だ。

大きくなってから「負けることに慣れる」と、

「どうせ、でも、だって、どっちでも」という最悪の4D(私が勝手に名付けました)が待ち構えている。

反対に、小さいころにオセロや将棋で負けた記憶が残っている人はどれくらいいるのだろうか。

以前も書いたが、手心はゲーム選びやルール説明の段階で最大限に配慮すべきことで合って、プレイ中には一切不要である。

負けて拗ねたらどうすればよいかという質問もよく受けるが、一択である。

無視する。

拗ねる→大人が構ってくれるという負の成功体験を植え付けるべきではない。

こういうことを言っていると、ゲームで負けさせて拗ねてもケアしなければ、「自分に自信が無くなる」みたいな意見が出てきそうである。

しかし、そもそも用意された「自己肯定感」など、1ミリも役に立たず、何かあればすぐに崩壊してしまう。

また、運要素の大きいゲームを選ぶなど、ゲーム選定によって結果は十分に変わりうる。

普段なかなか勝てないからこそ、勝ったときの経験が成功体験として本人の中に蓄積し、意味を持つのである。

 

DGっぽい幼児教育

ありがたいお話で、幼児教育をやってほしい旨のお話をよくいただくようになった。

小学校受験教室」みたいな感じではなく、

この時期だからこそできる「効率」とか「技術」とかそうでないものを提供できる形はないか、現在模索中( ..)φ

そもそも、「教育」とかいう言葉をあまり使いたくないなとか…。

ただ、これやろうとすると、講座のスタートアップでいつもやってしまう採算度外視路線になってしまいそうで(笑)

「ぶっ飛んだ幼児教育」…教室が阿鼻叫喚する未来しか見えない(笑)

 

 

 

 

算数の体験授業でドローンが飛んでいた話

ゲームは性格を物語る

月曜日のイベント終了後、いつものように自宅でのDG4人によるゲーム会。

この日のゲームは、「ツォルキン」

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まぁやること満載で、何が何だかわからないまま進行していく。

結果、私は惨敗。

塾長の圧勝。

この手のゲームは性格がとてもよく出る。

私は、正攻法と思われる手を避けて、ポジションを取りに行きがち。

まぁ、見ての通りの性格である(笑)

意外なのが、このタイプの手が櫻井と被ることが多い。

今回も戦略が被り、二人とも撃沈(笑)

赤いスーツを着たり、サングラスをかけたりしている人は、

意外と正攻法。

今回も効率よく加点していった。

田川は、オールマイティーな戦略が多い。

バランスを重視するのは、女性ならではということも言えるのかもしれない。

 

固さと自由さと

さてさて、授業スタイルもそれぞれ全く異なる。

内部生向けの保護者会で使ったことがあるのが、下の図。

 

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実は弊社。一風変わった自由な塾ではあるのだが、

固いところはかなり固い。

教材・カリキュラムはすべてオリジナルであり、

ここはかなり作りこんであるため、ガチガチである。

柔らかいのはデザインだけ(笑)

ただ、この固さがあるからこそ、授業では教員に大きな自由裁量が与えられているのである。

ある者は講義調で語り、ある者はワールドを展開し、

教え方(解法)だけは統一してあるものの、それ以外は本当に、自由裁量である。

この辺りが、「変わった先生が多い」と言われる由縁なのだろうか。

もっとも、全員「自分は普通だ」と言い張るのだけれど。

 

体験授業も自由に

先日の5年生算数。

担当は塾長。

教室の後ろでは、ご両親もご参加。

この局面で、なぜか授業中にドローン参上。

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翌週、算数を担当した櫻井が「ドローンを飛ばすタイミングは一切見つからなかったが、なんで飛ばしたの?」と質問。

答えは、

だっておもしろいでしょ?

それはおもしろい。おもしろいに決まっている。

私だったら、算数にこじつけに行こうとしてしまうのだろうが、

特にそういうことではないらしい。

授業終了後、弊社の教材、カリキュラムにお褒めの声を頂き、入会が決定。

ご帰宅前に、塾長の下へわざわざお越しになり、

「面白い授業されますね」

とお声掛けいただいた。

ドローンの件だけをピックアップしてしまうと、破天荒で気ままな授業のようにもとらえられがちである。

しかし、オリジナルカリキュラムに基づくオリジナル教材により、

学習の進行はしっかりと担保されている。

そして、現にドローンを飛ばしていた自由な彼は、雰囲気だけがやわらかいハードな教材のすべてを授業で消化している。

授業終了後の「臥薪嘗胆」なる時間もそうで、

「やるべきこと」はいつも変わらない。

「生徒ごとの完全オーダーメード」みたいなものが、理想的なのも分からなくはないのだが…

特に小学生の場合には、合格までの「地図」が不鮮明になってしまいがちで。

(現に受験直前までカリキュラムが終わらない個別指導とかあるらしく…)

そもそも「問題を解けるようになる」という目的は共通な中で、

あとは、その過程に色を付けて行けばよい。

 

自由と規律の狭間の中で、今日もDG4人衆は気ままに駆け巡っている。