塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

Shimaiの会part2

体育の日

10月10日といえば、東京オリンピックの開幕式があった日であり、そこから「体育の日」となったことは、有名なところである。

亡くなった父方の祖父の誕生日がこの日だったのだが、人の誕生日を覚えることに極めて不向きな私の記憶中にも、この日は刻まれていた。

しかし、時は変わり、「ハッピーマンデー」なる甘美な(!?)響きの下、

「体育の日」は、祖父の誕生日から10月の第二月曜日へと移行し、さらには「スポーツの日」へと名称を変更されるらしい。

そんな体育の日、空模様は太陽が燦燦と輝く晴天。そう。

絶好の「ボードゲーム日和」である。

ということで、今回は「実戦特訓」の裏で行われた「男だらけのボードゲーム会」について、書いてみたい。

 

 男だらけのボードゲーム

 まずは、ボードゲームに関して。

やったゲームは、キャメルアップ我流功夫メディチの3つ。

本当は「モテねば」もやりたかったのだけれど、こちらは次回へということになった。

 

まずは、キャメルアップ。

f:id:dg-daiyo:20181011000248j:plain

 

拡張ボードとダイスのみ入れた変則版。

基本的には、競馬のように順位を予想して行くゲームなのだけれど…

全員の手が渋い(笑)

手堅く手堅くという感じになり、、、

大人だけでやるなら、もう少しアルコールが進んでからでもよかったかな~という感じ(笑)。

結果、最下位の予想に成功した塾長の圧勝

 

次に、時間調整のための我流功夫

写真を撮り忘れたのだけれど…

漢字を組み合わせて、必殺技を作るという男子胸アツの中2病ゲーム。

しかし、男が集まると行き着く先は…そう下ネタです。

ということで、最後の一人だけ下ネタに走ったお父様にすべて持っていかれた形に。

一応、田川もいるんですけどね(笑)

 

最後はメディチ

 

f:id:dg-daiyo:20181011000453j:plain

この辺からは、お酒も進んで進行がゆっくりに。

途中、ルール間違いもあったけれど、

やはりお仕事でファンドにいらした方は、競りゲーが強かった。

というオチになるかと思いきや、ここでも塾長が最後に逆転。

山ごもり以降の彼の勝率は異常である。

 

いつものレンタルスペースへ

ここからは、いつものレンタルスペースへと移動し、カラオケ大会へ。

書けること、書けないこと色々あるのだけれど、とにかく楽しかった。

ちなみに、卒業生のお父様と弊社運営部長によるDGテーマソングです。

どうぞ。

 

最後は記憶がなく…とりあえず何とか帰宅しました(笑)

そして、あまりに笑いすぎたこともあり、

昨日は顔の筋肉痛やら、、、消耗が激しすぎた。

卒業生のお父様方とこうした時間を過ごせること自体が、

ありがたい環境だと感じている。

個人塾(弊社をこのように呼んでよいのか多少疑問の余地があるが)の場合、

やはり講師自体に魅力を感じていただくことは、とても大切なことと考えている。

そして、今を楽しむぶっとんだ大人に多く触れることは、娘たちにとっても、

きっと大きな財産になっていくことだろう。

そして、再来週の日曜日は幼稚園のチームパパイベント

また、今を楽しむぶっとんだ大人たちと“遊べる”

 

 

中学受験講師がおススメするボードゲーム(幼稚園編 part1)

ちょんと更新しようね

webアップアップ大作戦の名の下、毎週火曜日に更新するようになってから、もうすぐで一年が経過しようとしている。気が付くと、2名ほど脱落している者がいるような、いないような。

かく言う私も、更新が火曜日でないこともチラホラありながら(すみません。)、何とか一年間継続してきた。そんな中で、未だに「絶縁宣言」が注目記事の一番上にあるのか解せないでいるのだが(笑)

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

さて、そんな注目記事の作者が、娘とのボードゲームの様子をLINEのタイムラインに書き始めた。

「ブログも書いてくれ~」という心の叫びはさておき、それなりに反応はあったようで、職業柄、「何から始めればいいのか?」質問を多くいただいたようである。

それを受けて、不定期での連載となるが、幼稚園生におススメなボードゲームをいくつか紹介していきたい。

今回は初回ということで、個別のボードゲームについてではなく、総論的なことを書いていく。

そういえば、instagramとかfacebookとかtwitterの更新も…

現在、継続的に運用できるようにルールを自己ルールを策定中。

ルール策定とか言っている時点で、継続性が怪しいのかもしれない。

 

知<好<楽

最初に元も子もないことを言う。

勉強ができるようになるには、普通にドリルやった方が速い

足し算ができるようになるには、〇文式などで繰り返した方が定着するし、

図形ができるようになるには、小学校入試対策の問題集などをやった方が速そうである。

要するに、ボードゲームは「成績を上げる」ための最強のツールではない。

では、なぜ弊社はこれほどまでにボードゲームを推すのか。

幼稚園生と小学生で目的は異なるが、とりあえず幼稚園生について列挙すると下記のようになる。

1 楽しみが先にくることでモチベーションが上がりやすい

2 ルールや手順を守る訓練となる

3 自分で考える機会を作れる。

4 負け(失敗)から学ぶ姿勢をつける

 

過去にこんな記事も書いているので、ご興味がおありの方は、ご参照ください。

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

 

 やってはいけないことリスト

子どもとボードゲームをやる際の方法に関しては過去に書いたので、今回は、子どもとボードゲームをする際にやってはいけないことリストを作ってみたい。

1 いきなり難易度の高いボードゲームに手を出す

2 大人のルール確認が不十分のままプレイする

3 わざと負ける(手を抜く)

 

1 いきなり難易度の高いボードゲームに手を出す

「いきなり」という点がポイントなのだが、ボードゲームによって、集中力やら思考力やら協調性やら…様々な能力が高まっていくことに関しては、ある程度確信を持っている。

しかし、0→1にするためのツールではない。

したがって、ある程度の“仕込み”は必要である。

“ある程度”の「数の感覚」やら「暗記力」やらは、日常生活の中や各種教材などで養っておくとよりスムーズである。

f:id:dg-daiyo:20181003120554j:plain

この“仕込み”により、

ゲームの楽しさが増す→学ぶことへの興味が増す→ゲームの楽しさが増す

という好循環が起きやすくなる。

要するに、ボードゲームは、好循環を起こしやすいツールと言えよう。

もう一つ。

「いきなり」には、大人への注意喚起もある。

ゲーム選びの基準の最初のスタートとして、大人が「楽しい」と感じるものを選ぶということ。

これは、弊社の社是でもあるが

 

まずは、大人が楽しむ」

 

「子どもを楽しませる」という視点も有用ではあるが、

それがスタートだとどうしても「教える」みたいな感覚になり、楽しさが半減される。

大人自身が楽しいと思うものをプレゼンする意識で取り組めば、きっと子供も楽しくなってくる。

そして、その方がプレイする機会も増える。気が進まないものをちょっとした時間にやろうとする人はいない。

 

2 大人のルール確認が不十分のままプレイする

大人同士であれば、開封からのテンションをシェアと言うことも可能だが、

集中力のない幼児の場合には、ほぼ不可能。

そこで、大人の方で、ルールを完全に把握していることが望ましい。

この段階で、ルールに多少のアレンジを加えるなどの工夫ができるとより良い。

もちろん、学年が進んでくると、子どもにインスト役を委ねたり一緒に読み進めるのも効果的。

さらに、うちでやっているのは、わざと大箱の大人用のゲームと分厚い説明書を見せること。

子どもは大きいものが好きなのでとっつくが、カタカナと漢字が多すぎてすぐにギブアップ。

ただ、「カタカナ(漢字)読めたらできるよ」などで、字を覚えることのモチベーション付けには持って来いである(我が家の年少長女は何とかカタカナもマスター!)

そして何より、ルールを読み理解し段階で、我が子とのゲームプレイを想像すべし。

実は、ゲーム選択→ルール読みというよりは、

ルール読み→ゲーム選択という手順となる。

もちろん「未だ難しい」と判断しても、いつかできる日が来るため無駄にはならないが、一般の方にはこの手順が難しいため、ボードゲームカフェや実店舗でのルールの確認をお勧めする。

(写真の背景からおススメのボードゲームカフェを聞かれることもありますが、自宅か塾です(笑))

私が心がけているのは、

「簡単すぎるものを選ばないこと」

なぜなら、私が楽しくないから(笑)

結局、子ども相手の場合には、大人主導でやることになるため、

大人が楽しくないものだと、活動する機会が少なくなってしまうのだ。

さて、とはいえ何から始めてよいかわからない方は、今後恐らく掲載される各論編をお楽しみに(笑)

 

3 わざと負ける(手を抜く)

これが一番強調したいことである!

よく聞く話として、子どもが喜ぶ顔が見たくて、手心を加えるというものがある。

若干こじらせたパターンだと、「自信」とか「自己肯定感」というパワーワードとこじつけるパターンも。

ただ、こういうパターンは例外なく、

「負けると拗ねる」

そして、これにより大人がゲームから遠ざかる。

子どもとボードゲームがしたいのならば、この負の流れは避けねばならぬ。

負け(失敗)から学ぶ姿勢は、小さいころからそうした環境を用意しておく方が良い。

良い意味で「負けることに慣れる」ことが大切だ。

大きくなってから「負けることに慣れる」と、

「どうせ、でも、だって、どっちでも」という最悪の4D(私が勝手に名付けました)が待ち構えている。

反対に、小さいころにオセロや将棋で負けた記憶が残っている人はどれくらいいるのだろうか。

以前も書いたが、手心はゲーム選びやルール説明の段階で最大限に配慮すべきことで合って、プレイ中には一切不要である。

負けて拗ねたらどうすればよいかという質問もよく受けるが、一択である。

無視する。

拗ねる→大人が構ってくれるという負の成功体験を植え付けるべきではない。

こういうことを言っていると、ゲームで負けさせて拗ねてもケアしなければ、「自分に自信が無くなる」みたいな意見が出てきそうである。

しかし、そもそも用意された「自己肯定感」など、1ミリも役に立たず、何かあればすぐに崩壊してしまう。

また、運要素の大きいゲームを選ぶなど、ゲーム選定によって結果は十分に変わりうる。

普段なかなか勝てないからこそ、勝ったときの経験が成功体験として本人の中に蓄積し、意味を持つのである。

 

DGっぽい幼児教育

ありがたいお話で、幼児教育をやってほしい旨のお話をよくいただくようになった。

小学校受験教室」みたいな感じではなく、

この時期だからこそできる「効率」とか「技術」とかそうでないものを提供できる形はないか、現在模索中( ..)φ

そもそも、「教育」とかいう言葉をあまり使いたくないなとか…。

ただ、これやろうとすると、講座のスタートアップでいつもやってしまう採算度外視路線になってしまいそうで(笑)

「ぶっ飛んだ幼児教育」…教室が阿鼻叫喚する未来しか見えない(笑)

 

 

 

 

算数の体験授業でドローンが飛んでいた話

ゲームは性格を物語る

月曜日のイベント終了後、いつものように自宅でのDG4人によるゲーム会。

この日のゲームは、「ツォルキン」

f:id:dg-daiyo:20180926085610j:plain

まぁやること満載で、何が何だかわからないまま進行していく。

結果、私は惨敗。

塾長の圧勝。

この手のゲームは性格がとてもよく出る。

私は、正攻法と思われる手を避けて、ポジションを取りに行きがち。

まぁ、見ての通りの性格である(笑)

意外なのが、このタイプの手が櫻井と被ることが多い。

今回も戦略が被り、二人とも撃沈(笑)

赤いスーツを着たり、サングラスをかけたりしている人は、

意外と正攻法。

今回も効率よく加点していった。

田川は、オールマイティーな戦略が多い。

バランスを重視するのは、女性ならではということも言えるのかもしれない。

 

固さと自由さと

さてさて、授業スタイルもそれぞれ全く異なる。

内部生向けの保護者会で使ったことがあるのが、下の図。

 

f:id:dg-daiyo:20180926092012j:plain

実は弊社。一風変わった自由な塾ではあるのだが、

固いところはかなり固い。

教材・カリキュラムはすべてオリジナルであり、

ここはかなり作りこんであるため、ガチガチである。

柔らかいのはデザインだけ(笑)

ただ、この固さがあるからこそ、授業では教員に大きな自由裁量が与えられているのである。

ある者は講義調で語り、ある者はワールドを展開し、

教え方(解法)だけは統一してあるものの、それ以外は本当に、自由裁量である。

この辺りが、「変わった先生が多い」と言われる由縁なのだろうか。

もっとも、全員「自分は普通だ」と言い張るのだけれど。

 

体験授業も自由に

先日の5年生算数。

担当は塾長。

教室の後ろでは、ご両親もご参加。

この局面で、なぜか授業中にドローン参上。

f:id:dg-daiyo:20180926092345j:plain

翌週、算数を担当した櫻井が「ドローンを飛ばすタイミングは一切見つからなかったが、なんで飛ばしたの?」と質問。

答えは、

だっておもしろいでしょ?

それはおもしろい。おもしろいに決まっている。

私だったら、算数にこじつけに行こうとしてしまうのだろうが、

特にそういうことではないらしい。

授業終了後、弊社の教材、カリキュラムにお褒めの声を頂き、入会が決定。

ご帰宅前に、塾長の下へわざわざお越しになり、

「面白い授業されますね」

とお声掛けいただいた。

ドローンの件だけをピックアップしてしまうと、破天荒で気ままな授業のようにもとらえられがちである。

しかし、オリジナルカリキュラムに基づくオリジナル教材により、

学習の進行はしっかりと担保されている。

そして、現にドローンを飛ばしていた自由な彼は、雰囲気だけがやわらかいハードな教材のすべてを授業で消化している。

授業終了後の「臥薪嘗胆」なる時間もそうで、

「やるべきこと」はいつも変わらない。

「生徒ごとの完全オーダーメード」みたいなものが、理想的なのも分からなくはないのだが…

特に小学生の場合には、合格までの「地図」が不鮮明になってしまいがちで。

(現に受験直前までカリキュラムが終わらない個別指導とかあるらしく…)

そもそも「問題を解けるようになる」という目的は共通な中で、

あとは、その過程に色を付けて行けばよい。

 

自由と規律の狭間の中で、今日もDG4人衆は気ままに駆け巡っている。

 

 

DGゲーム会

2学期のイベント

DGでは、2学期以降の祝日には、6年生を対象としたイベントが実施される。

今月は、「基礎特訓」「入試そっくり口頭試問」「理社特訓」である。

基本的には、「1日10時間」「入試範囲を高速で1周」というコンセプトのもと、多様な講座が用意されている。

手前ながら、この講座はいずれも珠玉のものばかりで、

控えめに言ってもコスパ最強だと自負している。

諸事情により、近年は外部生の受講が減っているのが残念至極。

(諸事情に関して書くと愚痴っぽくなりますので控えます(笑))

さて、その裏で、昨年まで実施されていたのが、5年生対象の「算数道場」

割合速さ図形に絞って、1日中これらの単元をやるというもの。

これはこれでよかったのだが、5年生のこの時期にこれでなくても…

ということで、今年からは、全学年を対象としたボードゲーム会」に変更してみた。

その結果、お申込みが2名(泣)

「ゲーム」という響きが、受験産業に生きる我々と親和性を持ちにくいのか、

単純に私の訴求力がないのかはさておき、

ちょっぴり寂しい当日となった。

ただ、その分参加者のやりたいゲームを中心に展開し、満足度は高いイベントとなった。

ということで、懲りずに次回もやります(笑)

次回は10月8日(祝)です。

基本的には、内部生とそのご家族向けですが、

このブログをご覧の皆様は特別招待させていただきます(笑)

 

当日の様子

当日やったゲームは以下の通り。

写真を撮り忘れたものがあるのは、ご容赦を。

ボードゲーム紹介ブログではないので、簡単に。

 

イリュージョン

色の割合を昇順に並べていくゲーム。

(写真撮り忘れた~)

人によって得意な色があり、見え方が違うのかもという話になる。

 

たべちゃうぞ

4歳の娘がお気に入りのゲーム。

私は1枚も取れず。バッティング要素のあるものはニガテ。

f:id:dg-daiyo:20180919101349j:plain

 

うんちをしたのはだぁれ

これも本ブログで紹介済みのもの。

今回は娘が負けて号泣(笑)

でも、DG教員はだれもフォローせず。

 

キョンシー

今回一番盛り上がったゲーム。(写真は今回のものではありません。)

1対4で、プレイヤー側の勝利。

子どもでもできるため、ファミリー層にもおすすめ。

f:id:dg-daiyo:20180919101722j:plain

 

カルバ

タイル配置系のゲーム。

同じ条件にも関わらず、勝敗が決するところが面白い。

感想戦も盛り上がる。

 

f:id:dg-daiyo:20180919101957j:plain

シャドウレーダーズ

大人数の方が面白いゲーム。正体隠匿系の殴り合い。

初戦は勝利したが、2戦はその分皆様から攻められ敗退。

 

f:id:dg-daiyo:20180919102023j:plain

ディクシット

言語系のゲーム。女性向けとの評判も。

(写真は以前DG4人衆でやったときのもの)

評判通り、田川の勝利。

f:id:dg-daiyo:20180919102150j:plain

それはオレの牧場だ

かわいいテイストとは裏腹にガチガチの陣取り。

(写真は二人でやったときのもの)

二回とも順当に勝利☆

 

f:id:dg-daiyo:20180919102239j:plain

確か、ゲーム会でやったのはこんなところ。

その後、櫻井が合流し、いつものDG4人衆で。

 

アイルオブスカイ

タイル配置やら値付けやら要素てんこ盛りだけれど、

意外とシンプルで楽しいゲーム。

タイル配置が得意な田川の勝利。

f:id:dg-daiyo:20180919102333j:plain

 

ピラミッドのつくり方

こちらもドラフト&タイル配置系

大接戦の末、櫻井の勝利

 

f:id:dg-daiyo:20180919102419j:plain

次の日が大変

あくまで仕事ですが、(ここ強調しておきます(笑))

一日で多くのゲームをプレイすることができた。

そんな次の日は、

脳が重いのです(笑)

一日中授業とか、そんな激務の次の日も、この「脳が重い」という感覚には遭遇しないので、やはり「頭を使っているのだな」と再確認することに。

この独特の感覚を生徒に味合わせたいと常々思っているのだが。

「受け身」ではなく、「能動的」に頭を使う感覚をゲームを通じて養っていければよいと考えている。

とはいえ、ボードゲームを楽しみたければ、5教科ぐらいやれ」も感覚的には理解できるところもあり……

というのも、生徒の中でも、よりゲームに興味を持ったり、ゲーム会に申し込んでくれたりするのは、やはり成績の良い生徒だったりするのが現実なわけで…。

ちょうど「パズル」「勉強」のような関係だと思われる。

パズル系に取り組むから、算数が得意になるのか、

算数が得意な素養があるから、パズル系に取り組むのか。

これは、どちらも正解で、得意な人がより得意になっていくのが真理だと思うのだが。

いずれにせよ

「遊びの中の勉強」「勉強の中の遊び」

どっちがどっちかはわからないけれど、これからもDGらしい空間作りとメッセージの発信をしていきたい。

何はともあれ、一緒にボードゲームを楽しんでいただける方、大募集中です!(笑)

塾講師が考える説明書を使った国語力向上法

またしてもアイツがやってきた

最近おなじみになってきた「塾講師が~」シリーズで今週もお伝えいたします(笑)

さて、2学期もスタートしているが、今年は台風が多く、その度に「振替授業」が頭をちらつく。

ある程度バッファを持たせておけばよいのだろうが、

中々そうもいかず…。

今回は、風こそ強くなったものの、通常通り本日の授業を終えることができた。

今後もきっとやってくるのだろうけれど、、、

来るなとは言わない。

日曜日だけは勘弁してほしい(笑)

 

宿題はボードゲーム

さて、その2学期であるが、どこかで書いた通り、

ボードゲームを代表者に持って帰ってもらい、当日の説明に備えてもらった。

今年は人数が少ないため、2班構成。

初回のゲームは、「What's up」「リスのこのみ」

 

どちらも、小学校低学年でもプレイできる難易度で、

時間も20分程度のものである。

「What's up」

f:id:dg-daiyo:20180905081821j:plain

fu-ka.livedoor.biz

「リスのこのみ」

f:id:dg-daiyo:20180905081903j:plain

fu-ka.livedoor.biz

 

さて、蓋を開けると…

 

全然説明できてないじゃん!

 

理由は大きく分けて2つ。

1つ目、担当者の準備不足。

簡単なゲームだからと高を括っていたのだろうが、

一人で文章をもとにゲームを理解し、

再構成して人に伝えるのは、そう簡単ではないのだ。

何ページあろうが、どんなに複雑なゲームであろうが、

いとも簡単に説明してのけるのは、運営部長だからである!

(いつも人任せなのは秘密(笑))

2つ目、ゲームと侮っていた。

もちろん、保護者の皆様がご多忙なことは重々承知しておりまして、

そんな中に「一緒にゲームやって」なんて言われれば、

「忙しいんだから勉強してなさい」と言いたくなるものだと思います。

ただ、説明書を紐解いていただくと、

「? わからんぞ?」

と「ゲーム」の見方が変わっていただけるのではと考えている次第。

もっとも、説明書が読みにくく、余計にヤル気が喪失される可能性もあるのだが…。

とにもかくにも、

たかがゲームと侮るなかれ

 

質問するのも難しい

さて、担当者の説明不足はある程度想定の範囲内

それでは、なぜそれでも授業で使用したのかと言うと、

「質問力」が培われると考えたからである。

説明が不十分である場合、このままではゲームが成立しない。

当然、他のプレイヤーは何をしていいかわからない。

そこで、「質問」をしていくのである。

説明者と他のプレイヤー達とのやり取りを通じて、

オホーツク海ばりの濃霧に包まれていたゲームの全容が、

少しずつ明らかになってくるのである。

これぞ古代ギリシアより伝わるソクラテスメソッド

またの名を「アクティブラーニング」(笑)

(あまり好きな言葉ではないのですが、あえて使ってみました。)

反対に、私がインスト係で、

ただし、質問にしか答えないというのも面白いかなと感じた。

来年の1学期あたりに、こうした方式も試してみたい。

 

人生とはすなわち場合分けだ

0から3までのカードを使い…

というおなじみ、「場合の数」の問題。

必ず聞かれるのが、「バアイワケトカ、イミワカラナ~イ」というまるで異国の地を訪れたかのような言葉。

まぁ、解答が定まるという発想で「勉強」と向き合ってきたであろうから、

やむを得ぬと言えば、やむを得ぬのだが。

ところが、「リスのこのみ」での議論の際、

ファシリテーター役の生徒から、

「場合分けが結構必要になると思うのですが…」

という声が聞こえてきた。

今なんて言った?

場合分け?バアイワケじゃなくて場合分け?

その通り!

このゲームは、「テン」を無視できるスタートプレイヤーであるときと、そうでないときで戦略が異なる。

また、それぞれに対して、確認した列に「テンがいるかどうか」で異なっていく。

本当は、更に相手の手番で出された「リス」の種類によってことなるのだが、

そこまで行くと複雑すぎて、流石にしんどい(笑)

要は、「場合分け」という概念の必要性が出てくれば、それで十分なのだ。

このゲームは、リスを出した後、回収する際にも、

「場合分け」が必要となってくる。

「勉強」で必要となる前にゲームで体験しておくと、「場合分け」に抵抗なく対応できるかもしれない。

という塾講師っぽいことを言ってみたが、

別に「勉強」関係なく、「場合分け」の楽しさを感じてほしい。

まぁ、何が「勉強」なんだという話ではあるけれど。

 

タイトルを回収してなかった

書きたいことを書いていたら…

タイトルを回収し忘れた(笑)

「国語力」とは…などとこの期に及んで定義から始めると、

私のすべての業務が止まりかねない。

ということで簡単にまとめると、

 

1 説明書を読みながら、目の前のコンポーネントに触れることで、

 文字から具体的にイメージする実践的な読解力が身につく。

2 質問することを通じて、「要点」を意識することができるようになる。

3 質問に答えることで、「アウトプット」の力が付く。

 

まとめるとやはりどこか安っぽいのだけれど、

ボードゲームという素材は、「楽しみながら」体感できるのがよいところだ。

さて、最近ではこんな感じで研修などにも使われ始めたボードゲーム

togetter.com

弊社としても、進学塾×ボートボードゲームという

いままでの「ボードゲーム」界とは違う括りで、

DGとしてできることを広げていきたい。

というのは表向き(笑)

この棚が全てを物語る。

f:id:dg-daiyo:20180905082005j:plain

 

 

 

塾講師が教える未就学児とボードゲームをする方法(DG編)

娘に教えられる日が来た

24日間の夏期講習(補講を入れるともっと長いのだが。)も終わり、来週から通常業務となる。

夏期講習に入ると、家族で塾人の我が家は、必然的に、娘たちも「夏期講習」ということになる。

この夏期講習で「曜日」という概念を覚えた娘。

「パパ、きょう火曜日だからブログだよ。」

「もう木曜日だよ、早く書きなさい。」

犬以外は雄のいない我が家での、私のポジションは想像するに難くない。

ということで、火曜日更新のブログが土曜日になってしまった。

父の威厳を死守すべく(笑)、来週から、期日はきちんと守るようにしま~す。

 

話題のうんちをしたのはだぁれを例に

閲覧数などを解析してみると、やはり塾講師っぽいネタの方が閲覧数がいい。

1位は妹との絶縁について田川が書いたブログなのだけれど。。。

そこで、今日は未就学児とボードゲームをする方法について書いてみたい。

(思いっきり狙ったタイトルにしてみました(笑))

まずは、下記の動画を見ていただきたい。

 

話題の「うんちしたのだぁれ」をDG4人+4歳児でやっている時の様子である。

(私は1抜けしたので撮影者。)

少し見づらいところもあって申し訳ない次第であるが、

気づいてほしいことがある。

大人の発する異様な奇声である。

である。

本当に気が付いて欲しいのは、奇声を発するほど「大人もガチ」な点である。

私たちは、「接待プレイ」は絶対にやらない(我が娘だからかもしれませんが。)。

子供の年齢を考慮するのは、「ゲーム選び」「インスト」の段階だけである。

要するに、準備段階で大人が思考を巡らせればそれで十分ということだ。

ゲームが始まれば、全員が全力で勝ちに行く。

おそらく、「それだと負けてすねる」「勝つ喜びを~」みたいなありがたいお声が聞こえてきそうである。

しかし、「負ける」ことを学ぶのである。「拗ねる」などもってのほかだ。

拗ねるようなことがあれば、厳正に対応する。

その代わり、「もう一回」には可能限りつきあう。

大切なことは、「負けた」あとにどうするかだ。

月並みな言葉で言えば、「失敗から何を学ぶか」である。

そこは、子供であろうが、たとえ4歳であろうが関係ない。

 

また、あるとき優しい方々とプレイし、勝利した娘。

帰り際の発言である。

「あの人たち、優しかったね。ハナに勝たせてくれたもん。

パパとママと家でやろうね。」

そう、子供は大人が考えているより敏感で、しっかりしているものだ。

私達は、必要以上に子供扱いすることはないし、それは一人の人間に失礼だと考えている。

 とかっこいいことを言ってはみたが、

要は子ども相手でも負けたくないのだ(笑)

そして、意外と娘もカードを出せている!

 

インストマスター

ちなみに、弊社で新しいボードゲーム開封する際の役割分担は明確である。

末廣:ゲームの選択→調べた蘊蓄を語る。

塾長:タイル抜き

田川:タイル抜き&コンポーネントの整理

櫻井:説明書熟読→インスト

 

インストに関しては、ゲーム会などでは色々とあるようであるが、

私たちはダイヤモンドよりも強固な信頼関係が構築されているので(たぶん)、

インストの途中であっても桜井にガツガツ質問する(笑)

それはそうと、4歳児に対する運営部長のインスト

というか4歳児と運営部長がやるゲームの様子は必見である。

これは、先日やっていた「ふしぎなぼうし」というゲーム。

4歳児でも十分にプレイできていた。

f:id:dg-daiyo:20180825182732j:plain

f:id:dg-daiyo:20180825183332j:plain

塾講師という職業柄もあってだろうが、絶妙に「具体」と「抽象」を使い分け、

4歳にルールを理解させていく。

そして、彼が勝つ(笑)

鬼畜の所業、よくできたゲームである。

ちなみに、我がDGは、小さい子供とプレイするときでも、「ルールの遵守」は、厳格にやる。(自分たちは、はみ出し者ばかりな気もするけれど。)

ゲームが壊れてしまうと、本来の楽しさを味わえないばかりか、次からルールを破った人間が参加させてもらえなくなる可能性があるからだ。

 

一応まとめてみると

何だか言いたいことを言っているだけのようになってしまったが、一応まとめてみると、

(1) 準備段階で、子どもでも楽しめるものを選ぶ。

(1´) この際、単に瞬間的な「楽しさ」だけでなく、「考える」「記憶する」などの要素があるものを選ぶと、教育的には良い。

  ただ、必ずしも必要なわけではない。

(2) 全力で勝ちに行く。

(3) ルールはきちんと守らせる

(4) 「もう一回」にはできる限り付き合う 

 

夏の終わりに

今日の遠足が終わると、DG4人衆は久しぶりに我が家へ終結

そう、子どもたちが寝静まってから、大人たちの熱き戦いは始まる。

さて、私は今日やるゲームの選定をしよう。

 

お盆休み×ゲリラ雷雨×疲労骨折=ボードゲーム

杖を手に入れた

二日間お盆休みを頂きまして、更新が今日になりました。

さて、先週、右足首のことについて書きましたが、

めでたく「疲労骨折」でした(笑)

家から職場までは、通常徒歩10分程度なのですが、

この足では、30分ほどかかってしまう。。。

そこで、100均にて「杖」を購入☆

アラサーにして杖とは何とも情けない話なのだが、

背に腹は代えられない。

魔法の杖ならよかったのだけれど。

 

ボードゲーム without塾長

さて、2日間のお盆休み、といってもこの足ではどこかに遠征することは実質不可能。

そんなときに、渡りに船で、生徒の保護者様からご紹介いただいた、ボードゲーマ―の方からご連絡が。

ということで、自宅ボードゲームを開催することに。

ちなみに、櫻井前日からの泊まり込み(笑)

えっ?塾長ですか??

彼は、今、某県の山に瞑想修行にいっています(実話)

ちなみに、瞑想修行なのでもちろん携帯電話の持ち込みはできず、

音信不通状態

きっと、高価な壺を買わされてパワーアップして9月からも、

ワールド全開で行ってくれることだろう。

 

ということで、ここからはやったボードゲームについての感想。

本当に簡単な感想です(笑)

 

ロールプレイヤー

ダイスを配置してキャラクターを作るゲーム。

「配置」系のゲームはあまり得意ではなく…。

 

f:id:dg-daiyo:20180814212540j:plain

たべちゃうぞ

食物連鎖を素材としたバッティング系ゲーム。

櫻井の丁寧なインストにより、4歳の娘も理解。

そして、大人が全力でボコボコに負ける事態に。

おそるべし。

 

f:id:dg-daiyo:20180814212609j:plain

マスクマン

何とも不思議なプレイ感。

戦略が難しい。

 (写真を撮り忘れました)

 

マンションオブマッドネス

お持ち込みいただいた協力型ゲーム。

アプリを使いながらの進行が斬新だった。

コンポーネントが迫力満点☆

f:id:dg-daiyo:20180815081819j:plain

 

光合成

フォトジェニック。

初期配置を間違えた序盤の遅れが最後まで響いた。

f:id:dg-daiyo:20180815081900j:plain

 

LEO

協力型暗記ゲーム。

4歳でも十分できる。

しかし、大人の力及ばずミッション失敗(笑)

 

f:id:dg-daiyo:20180815081938j:plain

 

カーリング

手札を交換していく感じ新鮮。

何度でもプレイできそう。

 

ボードゲーム的授業【二学期編】

さて、2学期からの授業では、

毎週、担当者に一つボードゲームを持って帰ってもらう。

そして、ルールの説明→実際のプレイ→必勝法についてのファシリテーター

という流れを想定。

どこまで、きっちりできるかは未知数だが、

議論の整理というよりは、ファシリテートを誘導するような形で授業が展開されればベストだと考えている。

もちろん、「口頭試問」自体の問題も扱うが、

単に「経験値」を増やすよりも、

「考える」・「表現する」ということの根底にある主体的な姿勢を醸成したい。

「よく考えろ」と一万回いったところで意味はないので、

ゲームを媒介として「考えざるを得ない」状況「考えることを楽しめる」状況を体感してほしい。

迂遠なようにも感じるが、「受け身」の状態では、結局、身につくものも身につかない。

特に、小学生の場合には、「受験」に対する意識が明確でないことも少なくないので、

「身につかせる」ためには、膨大な量を要してしまう。

「身につく」ことが、近道だ。

 

ボードゲームと教材

「塾として」や「教材として」どんなボードゲームがおススメかときかれる機会も多くなってきた。

もちろん「おススメ」することはできるのだが、「授業」で扱うとなると、

当たり前だが相応の準備は必要となる。

「ゲームを楽しむこと」という前提はシェアしたうえで、

全力でそれを前面に出すのか、より「考える」という方向性にもっていくのか、

運営側は意図を明確にしておく必要性がある。

前者はいわゆるボードゲーム会」である。

後者は、まさに「授業」であり、「教材」である。

f:id:dg-daiyo:20180815084232j:plain

前者は、選定したゲームの“おもしろさ”を溢れんばかりにインストし、

一緒に楽しくプレイすればよい。

後者は、時にインストしなかったり、その後の感想戦に重きがあったり…

色々なことを準備段階できちんと考えておく必要がある。

このようにして考えると、ゲームの選定を含めた準備は、それなりに難しいものがあることは否めないが、そこにおもしろみがあることもまた然りである。

ただ、言語能力が厳しい生徒がいる場合には、授業運営が著しく難しくなってしまうのだが…(汗)

 

今後のDG的ボードゲーム

今年は、まだ試行段階で、「口頭試問」の一環だが、

いずれはボードゲームを素材とした講座を独立させたい。

現在流行のプログラミングや探求型のようなイメージだ。

もちろん、大人向けとしても。

まずは、Shimaiの会(別称「スエヒロ会」)の皆様と楽しむ機会を作らねば。

ちなみに、このShimaiの会、

弊社の卒業生のお父様で、姉妹の親であることが条件のようになっておりますが、

ちょっと変わった人たちと飲みたい方、ボードゲームをしたい方であれば大歓迎です(笑)

ご興味がある方はご連絡ください。