塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

実体験と結びつく理科

今日はあいにくの

烏山に自転車通いしている私には、ちょっと嫌な天気です。

出かけるには適さない空模様ですが、花粉症を抱える人にとっては花粉が舞いあがりにくいということで、救いの雨なのだそうです。

 

雨は、花粉症の人にとってはよい出来事、私にとっては悪い出来事。

同じ出来事でも、花粉症かどうかによってとらえ方が違うという例です。

 

 

今朝、明るくなりかけている空に、うっすらと月が見えました。

こういう月

たぶん明日も見えると思いますのでぜひ朝の空を見上げてみてください!

 

 

この月を見て何を思うかという話ですが、ただ「月」と思うか、それとも「下弦の月」と思うか。

これは物事のとらえ方が「知識」によって違う例です。

 

私が行う理科の授業では、以下のような「月の形の変化に関する図」を扱っています。

月の図(手書きで見づらいと思いますが・・・)

(中央に地球があり、そのまわりを月が公転している。)

(オレンジ色は、地球から見た月の形。)

 

朝方に見えた月は、左半分が明るく見える月で、図の下側にある下弦の月(正確にいうと、下弦の月よりもう少し欠けた月)となります。朝方に南中しているので、お昼頃に西の地平線へ沈んでいくことでしょう。

 

さらに、図よりあと1週間後には新月(昼に南中する、地球から見えない月)になり、もう1週間すると今度は上弦の月(右半分だけ見える月)が空に昇ることがわかります。

 

こういった知識を持つことで、月を見る視点が変わり、月の形の変化をより楽しむことができるようになります。また、そこから興味を持って、月食「月の環境」といった次の知識を得ようと自発的に調べるようになれば、知識欲の良いサイクルが出来上がります。

 

つまり、理科の授業の本質は、身のまわりにある様々なものの知識を得て、それを実際に見たり体験したりすることで、日常生活をより楽しめるようになることですね!

 

そういえば、小学校の同級生にいた昆虫のことにやたら詳しい友達も、こうやって昆虫を全力で調べて楽しんでいたんだなぁ、と今になって思います。

 

 

もちろん「月」や「昆虫」以外にも、「電気」「植物」「水溶液」など、理科の単元はたくさんあります。まずは色々なものがあることを知り、その中で特に気になったものがあれば、ぜひそれを追究してほしい!

 

 

雨は結局夜までやみませんでした。

春に天気が変わりやすい理由も理科の授業で扱ったので、4科の人たちはもちろん知っていますよね?

この時期の天気予報は、気温や週間天気予想がコロコロ変わるので見てて楽しいですよ!オススメ!

その「トリアエズ」って大丈夫?

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ソバ耳を立てて聞いちゃった!

送り迎えをしていると、お母さんたちがおしゃべりしていますよね。

DGは、そういうお母様たちの立ち話とかで広まってくれるからありがたい☆

ある日の娘たちの体操教室で、

 

母A:「この後体操終わったら〇文に行かなきゃ~」

母B:「え~このあとから行くの?何時まで?」

母A:「いやいやプリントもらって帰るだけだよ~」

母B:「え?家でやるの?なら遅くならなくていいね」

母A:「ま~ね。でも結局家で私がやってるじゃん。丸付けだけだけど。トリアエズ小1になる時に始めたけど、教室にはプリントの受け渡しでしか行かないよ~。」

※これ以降は覚えていません。

 

ちゃんと考えてからの取り敢えず

このママさんの「トリアエズ」って怖いなと思った。

ちゃんと情報収集して、色々な選択肢を検討してからの「とりあえず」ならいいのだが、何も考えていない「トリアエズ」は伸びる時期にもったいないことをしている可能性がある。

 

まぁ、同時に「トリアエズ」で選んでももらえる〇文さんはすごい。

教室によって質が全然違うが、ブランド力がすごい。

情報収集能力のアル人からもナイ人からも選ばれるのが羨ましい☆

 

さて、話を戻そう。

この「トリアエズ」の何がもったいないのか。

周りにも「トリアエズ英会話」とか「トリアエズピアノ」とか多くないですか?

 

何?「トリアエズ」って。

 

子供にどうなってほしいかとか、どんなことを学んでほしいかとか何も考えていないのはダメでしょ。時間は有限なのに。

それぐらいなら、「子どもなんだから遊んどけ!」の方がいい。

色々なことも、わざわざ出かけて「習い事」として習得する首都圏事情。

送り迎えの限界や金銭的な限界もある中で、何も考えていない「トリアエズ」っておいおいおい(;・∀・)ってなる。

もし、子どもが「楽しい」と言っていたとしても、「トリアエズ」が残っている状態ならば勿体ないことに違いはない。

 

しかも、始めちゃったら始めちゃったで大変ですよ。

一回初めてなんか違うな~と思ってすぐ辞めたら、

子どもに「辞め癖」ついちゃうからね。

「辞めたい」はOKなんだと思わせたら、今後続けてほしいものまで「辞めたい」「別のところ探そう」「合わない」とか言い出しやすくなる。

 

塾なんて、ここは違うなと思っても、友達出来ちゃったとかで判断狂わされるしね。

納得して入会させたら、友達の存在はありがたい!

○○ちゃんも頑張っているから一緒に頑張ろう!ってなるからね!

「トリアエズ」で入れた場合はこの友達の存在がネックになるのよね。

だから「トリアエズ」は怖い!!!

 

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始める前には

たくさんの選択肢の中から、

・通うことは可能か

・金銭的に可能か(金銭に見合っているか)

・子供がどう成長することを期待しているのか

・それをさせる目的

・多少のことではへこたれず、続けさせる覚悟

・その他

 

色々なことを総合的に考えて、限られた時間を割くのに値すると判断するのだ。

全部考えて絞ったうえで、

取り敢えず始めてみよう」

というレベルになって入会しよう。

そこまで熟慮しないで「トリアエズ」っていうのは良くないよ。

塾も、みんな行っているから「トリアエズ」ではなく、

一度話を聞いて選択肢をいくつか増やしたうえで熟慮してほしい。

 

 

安易な「トリアエズ」によって

しわ寄せがくるのは子供なのだから。

 

deepground.jp

 

 

塾講師はミタ!生徒を泊めて見えた彼女たちの真の姿!

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先日、高校3年生の教え子が

英検1級に合格した

という驚きのニュースが飛び込んできた。

 

マジか!!!すげぇなあいつ!!!

 

いよいよあの子達も大学受験か~とシミジミ・・・

 

あれから6年が経とうとしている。

 

今の高校3年生は御幣を恐れずに言うと

「THE DG生」

がたくさんいて、思い出深い学年である。

 

BBQを提案してきた学年。

カラオケパーティーを交渉してきた学年。

親子喧嘩の末、お泊りに来た子がいた学年。

夏明けの打ち上げ飲みで母もテンション高めだった学年。

1月に突然合宿させてくれと押しかけてきた学年。

合格祝賀会で夫婦の「六甲おろし」デュエットを聞けた学年。

度々、父の会が開催される学年。

未だにちょこちょこ父の会が開かれる学年。

留学、外国移住しまくっている学年。

 

とまぁ、何かとおもろい学年だった。

さて、今日は、1月に合宿に来た話をしよう。

 

そもそも泊めたってどういうこと?

見た目おとなしい系女子のSさん(根はなかなか肝が据わっている)が

言い出した。

 

1月に全欠席して

ラストスパートをかけたい!!!

そのためには、

 

朝の通勤ラッシュの電車が嫌だ!!!

 

私:「そうね~・・・うちに泊まる?」←何を言ってるんだ(笑)

 

S:「泊る!!!!」←おまいさんも何を考えているんだい?

 

S母:「お願いします!!」←いやいやお母さん(^^;

 

「うっしゃ~!いっちょやってみるか!!」

 

ということで、

1か月預かりました!

結果的に他にも数名が手をあげ、親もOKを出した3人が

何とかあこがれの第1志望に合格したいと言い出した。

 

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

 

さて、泊まらせたときのスケジュール

 

5時30分  起床

6時00分  算数小テスト3種+漢字小テスト+その直し

7時00分  朝ごはん+支度

7時40分  出発

8時00分  算数のテスト1セット50分+直し、国語新聞記事宿題など

10時00分  ①各弱点教科の過去問+解説+やり直し

12時30分  お昼ごはん

13時30分  ②各弱点教科の過去問+解説+やり直し

16時00分  夕方の休憩

17時00分  直前特訓授業3時間

20時00分  帰宅、風呂

21時00分  夕食

22時00分  宿題等その日のやり残し

23時00分  就寝

 

いや~朝、夜と買い物&調理とかよくやったな~と今でも思う。

一番上の娘も1歳でグズる中、本当に大変だったわ!

 

4キロほど痩せました~💛

 

 

泊まらせたことで、新たな発見がたくさんあった。

こいつら・・・こんなにダラダラしてるのね!

 

・あらあら起きてから着替えるのに一体どんだけかかってんの?悩むほど服を持ってきてないやん!!

・カバンからさっさとテキスト出さんかいっ!!

・ごはんって一口一口本当に30回噛んでいるのね~♪遅い・・・

・塾に着いてから何するか考えないで、家から塾までの移動中に考えておきなさい!!

・誰が先にお風呂入ってもいいから、無駄な時間過ごしてないでさっさと入らんかい!

・お風呂ながっ!!どんだけ洗うとこあるねん!!

・え?ドライヤーしようよゴリラ女子め!

・いやいや、キリ悪いから~!!なぜあと2問を明日に残す?

・社会は、見て暗記?殴り書き暗記?どっちが自分に合うかわからんの?

・早く起きないとおでこに「肉」って書くよ?

 

家に泊まりにきてコレって・・・・、自宅ではこの何十倍もダラダラしていたよね?

そりゃいかんわ~!

 

でもさ、きっと他の子もそうだし、

これからのDG生も同じようなことになるから、

塾の教材に工夫をしていこう!!

 

そうして、教材に手を入れたり、新たに加えたり省いたりして、

年々進化を続けるDG教材!

生徒を泊めるのも色々と収穫があり、楽しかった!

見事、全員第1志望に合格しましたよ☆

 

そんな彼女たちは今年、大学受験へと挑んでいます!

先日、話をしたら、

「あれは本当にキツかった!それ以外覚えていない!めちゃキツかったけど楽しかったっていうことだけ記憶にあります」

と言われた。

私もキツかったけどいい思い出になっていて、未だにあの子達には母親のような気持になります。

彼女たちの大学受験勉強の結果が楽しみです。

 

 

★おまけ★

S母さんの合格後のコメント

【先生たちが泊めてくれたおかげで1月は心穏やかに過ごせました~!】

家にいないと、「今頃頑張っているだろうな!私も頑張るぞ!」と思えたようです。

そんな需要があったんだ!これも目からウロコ!

昼休みに合わせて千歳烏山にきて、娘とランチするのが楽しみだったようです☆

 

 

 

文章読解も、算数に響く!

突然ですが、問題です!

 

 

【問題】

どんな算数の問題でも解ける「算数天才少年」がいます。

この少年が、ある算数のテストを受けたところ、なんと0点でした。

さて、それはなぜでしょう?

 

 

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【答え】

 

テストがフランス語で書かれていたから!

 

 

 

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文章読解力と算数の関係性

さて、6月です。

当塾の学年開始が2月でしたので、学年開始から5か月が過ぎようとしています。

算数は7月まででひとまず全範囲が完了しますので、現在終盤戦に差し掛かったところです。

 

当塾における6年算数のカリキュラムが「文章題」に入りました。

「文章題」とはその名前の通り、問題が文章で与えられ、それを読んで解く問題です。

※文章題には「消去算」「差集め算」「つるかめ算」「仕事算」「平均算」など、実に多くの形式があり、それらをまとめて「文章題」と呼んでいます。

 

毎年この範囲が始まったときに、私が必ず授業で話すのが、冒頭の「算数天才少年」の話です。

正解を発表すると大抵「ずるい!」と言われます(笑)

 

稚拙な意地悪問題のようですが、私の考えでは、これこそが文章題の本質であり、数字で直接出題される計算問題とは大きく異なる部分です。

 

 

 

それでは、ここでいくつか文章題の例題を紹介します。

 

 

【例題】10分 5問×20点

(1) 30人のクラスで、男子と女子が同じ人数のとき、男子は何人ですか。

 

(2) 30円のおかしを50%引きの値段で買いました。支払った金額は何円ですか。

 

(3) 片道15kmの道のりを、行きは時速10km、帰りは時速30kmで移動しました。このとき、平均の速さは時速何kmですか。

 

(4) たくさんあるえんぴつを何人かの子供に配るとき、1人に28本ずつ配っていくと13本あまり、1人に30本ずつ配っていくと17本不足します。子供は全部で何人ですか。

 

(5) あるお店の開店前、お店の前に30人の行列ができており、さらに1分ごとに4人のペースでお客さんが行列に並んできます。開店後、1分ごとに6人ずつ入店していくと、行列が無くなるのは何分後ですか。

 

 

このように、文章で出題されるのが文章題です。

 

解いてみてお気づきの方もいるかと思いますが、以上の問題、

どれも最後は「30÷2」で答えが出る問題なのです!

そのため、答えは全部 15 です(笑)

 

初めから「30÷2」と出題されていれば誰でも解ける問題なのですが、その式に至る道筋を文章でゴテゴテに修飾したものが文章題なのです。

(おっと、1つは速さの問題でしたね)

 

 

文章題を解く際には、基本的に4つのステップを踏む必要があります。

 (1) 問題文から、何算なのかを判断する

 (2) 問題を解くために必要な情報を、文章から抜き出す

 (3) 脳内から、問題に対応する解法を思い出す

 (4) その方法を使って解く!

 

文章題が苦手な生徒を見ていると、この中でも特に

 (2) 問題を解くために必要な情報を、文章から抜き出す

これができない生徒が多いように思います。

 

 

確かに、簡単な1行程度の文章問題であれば、書いてある数字をうまくたすか、引くか、かけるか、割るかで答えが出ます。

 

ただ、それは問題を解いたわけではなく、あくまで計算がたまたま合っていただけです。

 

そういう人に限ってよく

「たし算じゃないの?あ、ひき算だった-」

みたいな、自分はわかっていたのにたまたま軽いミスを犯しただけだというような

「謎のアピール発言」をします。

 

受験の文章問題では、文章内には書いていない数字を使って問題を解くことが求められます。

だから上記のようなラッキーヒットはほぼありえないことです。

試験を作る先生は、皆さんがちゃんと文章が読めているかどうかをチェックしているのです。

 

この場合の「読む」とは、

問題文から適切な解法を推測し、適切な数値を抜き出す

ことを意味します。

 

 

いくら計算が完ぺきであったとしても、問題の文章が読めていないと、文章題は解けません。

「算数天才少年」には少しかわいそうなことをしましたが、

皆さんは本の学校で、日本語で書かれたテストを受けるのですから、

しっかり点数を取ってくださいね!

数は「普段の生活」!数字は「車のナンバー」で!

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次女と数字の勉強スタート。

 

同じ親から生まれて、なぜここまで違うのか?!

遺伝子のいたずらというものだろう。

次女は長女と違って、一癖も二癖もある私にとっては「厄介な」存在だ。

平仮名だって、自分のなまえの字以外は定着しないし、ミカンの「み」と自分名前の「み」は別の字のようだ。カタカナなんてまだまだ(焦)

数字は「1」と「2」と「いっぱい」しかない次女との数字奮闘記。

これが一番効果がありそう~!(まだ実戦中なので)

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次女、4歳の写真撮影時

 次女の紹介

2017年4月5日生まれ

家族唯一の二重でぱっちり目。色が白い。顔はかわいい。

8か月で歩き出し、10か月で小走りができるようになる。

1歳で、「ゴミ箱にポイしてきて」とか「ママのスマホベッドから持ってきて」にきちんと対応できていた。話せないが言葉は通じていて生活に支障はないようだ。

ここから2歳半ぐらいまで単語ぐらいしか話せず、発達相談に声を掛けられるレベル。

癇癪持ち。大声でわめくのがクセ。

他はまだ謎です(笑)

 

 

 次女と数字

さて、幼稚園入園して2カ月あまり。

平仮名も満足にできていない彼女でも数字ぐらいは・・・と思い、ことあるごとに家でも数字を言うようにしています。

「お皿を3枚」とか「10個並べて」とか一般的なレベル。

でも、1~10まで数えられるようにならず、できるときもあるが、

わざとかな~と疑うレベルで、「1、2、3、4、なんだっけ?」に何度ブちぎれそうになったことか・・・。

 

 

そんなとき、久しぶりに余裕があって、職場まで歩いて行こうと次女と歩いて行きました。

ふと、ゆっくり次女のわけのわからん話を聞いていて、「ふ~ん」を連発していた時、

 

 

「あれ?長女には歩きながら色々話をしていたな!そういえば、歩きながら車のナンバーで記憶ゲームしたり、足し算したり、2けたの数字もやったな!」

 

と思いだし、さっそく

 

「ねえ?この車にさ、数字があるじゃん?なんて読む?」と聞いてみたところ、

ゆっくりと4つ言い出して、ゲーム感覚で楽しく数字ゲームをし始めました。

スピードもどんどん速くなり、0~9の一桁はすぐにマスターしました!

今は記憶ゲーム中です。

 

 

数は日常から!数字は車のナンバーで!!

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世田谷区ナンバー

『数の感覚』は日常に結び付けないと養うことができません!

そして、数の感覚は体感で8歳ぐらいまでにつけないといけない気がします。

日常の生活の中で数の感覚が付くように会話や動作、耳に数を慣れさせましょう。

「お皿を2枚ください」「フォークを5本ください」など。

10までは指があるからわかりやすいですが、11以上は意識して耳から入れてあげてください。お菓子やシールなどで11~20までの感覚をつけましょう。

21以上は日常では難しいので、ひとまず要りません。

耳から入れて、空で言えて、数字ベースで読めればOK。

 

数字を車のナンバーでマスターしよう!

数字をするときは車のナンバーを使ってやるのがおすすめです。

 

【0~10】の段階

➀(数字の確認段階)止まっている車のナンバーを1桁の数字で読ませる。

➁(数字の記憶段階)走っている車のナンバーで1桁の数字を読ませる。

 

【11以上の数】

➂(大きい数字の確認)止まっている車のナンバーで、2桁を読ませる。

④(大きい数字の記憶) 走っている車のナンバーで、2桁を読ませる。

 

 

【1桁+1桁をしよう】

0~20ぐらいまでをスムーズに言えるようになったらやり始めてOKです。

1桁+1桁なら、20以内ですので自分の数字の世界に収まっているから足し算の混乱がありません。

 

日常の中では、「あめ1個あるんだね!ママがあと2個あげるね」「大きなお皿2枚と小さいお皿2枚合わせて4枚出してね」など会話に入れましょう。

 

⑤ナンバーの4桁をひとつずつ足していきましょう。

 

【100の存在、1000の存在と規則性】

前の段階まで行くと、数字は好きになっていると思います。

100の存在を教えてあげたり、数字が規則的に並んでいるから、0~9までの繰り返しであることや、桁の感覚を入れてあげることも人によってはいいかもしれません。

うちの長女は幼稚園段階で千や万まで興味をもっていました。ひっ算はできないものの、100+200は300などはできており、それで十分かなと思いました。

1年生の4月で5ケタの足し算、引き算のひっ算をさっさと習得したので、上記

順番で次女で再度奮闘しています。

 

 

現在、次女は車のナンバーを読み上げて、記憶ゲームに入ったばかり、長女より1年程度遅い成長をしておりますが、なんとか伸びてくれることを願います。

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3人姉妹

 

1日の感じ方を検証する

こんにちは。早いもので今年ももう6月

つい最近まで受験シーズンでバタバタしていたと思ったのですが、気が付けばあと半年ちょっとで次の受験シーズン

本当に月日が経つのは早いものです。

 

そして受験を横で見ているだけの立場である私でもこれだけ時間経過が早いのですから・・・

 

現役受験生の皆さん!

受験まであと半年とか思っていると、気が付いたら受験日を迎えていますよ!

この半年はあっという間ですよ!

本当に、あっという間ですよ!

 

(受験を終えた生徒に聞いてみると、毎年かなりの数の生徒が「あっという間だった!」と答えます。)

 

 

1日の長さに規則はあるのか

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そもそも1日の長さは24時間で、365日ずっと変わりません。

(厳密にいうともうちょっと込み入った話になりますが、今回のテーマとずれるので置いておきます。)

しかし、感じる長さとしては長い日短い日があるように思えます。

この1週間を思い出してみるだけでも、短かった日と長かった日があるように感じます。

 

どのような日を長く感じどのような日を短く感じるか。

もしそれが分かれば、こういうことができます。

 

仮に自分の寿命がもう定まっているものとして、長生きしたいのであれば、

「1日を長く感じる日」を増やせば、相対的に人生を長く感じることができます!

特に、規則正しくない生活を送り、食品の好き嫌いも多い私のような人間にとっては重要な事案となります。

逆に「1日を短く感じる日」を増やしてしまうと、人生あっという間に感じることでしょう。

 

そこで試しに、私自身の先週1週間の実生活において、「1日が短かった日」「1日が長かった日」をそれぞれ挙げてみると、

 

「1日が短かった日」

・合計12時間以上寝ていた月曜日

・資料作製があった火曜日

ボドゲをしていた木曜日

・授業日+作製日の土曜日

 

「1日が長かった日」

・メインの授業日である日曜日

・ブログの書き方講座を受けていた水曜日

・家庭用ゲーム機でずっとゲームをしていた金曜日

 

このようになりました。

 

まず、そもそもの実稼働時間が短い月曜日は、そりゃ短く感じるでしょ!

いつも日曜日にぐったりしすぎて、月曜日は使い物にならない自分です・・・。

 

「短く感じる日」については、火曜日と土曜日資料作製という共通点があります。

算数や数学の資料を作る分には特に頭を使わなくてもできるので、時間との勝負という観点から短く感じているのだと思われます。

一方で、同じ作製でもブログ作成の水曜日は、長く感じました

新しい課題を与えられ、その都度思考を巡らせる作業は、比較的長く感じるのでしょうか?

 

また、日曜日については、朝から夜まで何かしらの授業に携わっているものですから、試験時間や間違い直し時間が、生徒を待つ時間として、長く感じる要因になっているものと思われます。

待ち合わせに遅れた人を待つ時間って、長く感じますよね・・・。

まぁ、これを「生徒のために使う時間」と解釈すれば、塾講師の仕事を遂行していることになりますね。

こう見えてもちゃんと仕事しているのです!

 

そして木曜日と金曜日

ボードゲームで遊んでいた木曜日は短く電源ゲームで遊んでいた金曜日は長く感じています。

これについては注釈がありまして、

・木曜日に遊んだゲームは初めて遊ぶゲームで思考が必要なもの

・金曜日に遊んだゲームはひたすら積んでいく手慣れたパズルゲーム

でした。

ボドゲだから、電子ゲームだから、というのはたぶん関係無いかと思います。

 

しかしそうなると、

作製頭を使わない単純作業の日は短く頭を使う作業は長く感じる。

ゲーム思考を伴う新規ゲームは短く惰性でできるパズルゲームは長く感じる。

というように、頭の使用率と時間の感じ方が相反した感じ方になっているように思われます。

 

これはつまり、

つらさを感じる「作業」については、つらさが強いほど時間を長く感じる

楽しさを感じる「ゲーム」については、楽しさが強いほど時間を短く感じる

ということです。

確かに実感としてはしっくりくる部分があります。

 

 

以上のことから、先に挙げた「相対的長生き」を実行するには、

・できるだけつらさを感じる作業をたくさんする

・できるだけ楽しさを感じないゲームをする

・できるだけ寝ないで意識を保つ

・できるだけ自分以外の人のために時間を使う

このようになりました。

 

・・・世知辛い人生ですね。

 

ちょっとこれではハードモードですので、人生、適度につらく、適度に楽しいくらいがちょうどよさそう。

何事もバランスが大事です。

 

 

ということで、久々のブログ更新でした。

更新作業は非常に長く感じられました。

来週もよろしくお願いします。

 

人生を長く楽しく感じる方法、随時募集しております。

中学受験と習い事!習活の心得!

金曜日の夕方。

今日は娘の体操教室に来ている。

コロナ期間に溜まった休講の振り替えのため、週2回の体操を、ここ3週間は週4日に増やしている。

メキメキ上達してそろそろ逆立ち、倒立前転、側転ができるようになりそうだ。

 

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ふと、隣接している専門生の体育館に目をやる。

オリンピック代表選考にも出場している人や、オリンピックを志す小・中学生が平均台や鉄棒で一生懸命練習している姿を見て、ハッとした!!!

 

(((うちの娘はいつまで体操をし続けるのだろうか?)))

 

中学受験はさせるつもりだから、

4年生まで?

5年生まで?

気のすむまで?

将来、体操の世界に進む・・・・??

 

 

“意味のある” 習い事をしなさい!

 

親の通わせやすさ、手ごろな値段というしょーもない理由だけで選んでいません?

私が娘に体操をさせ始めたのは、年少さんの10月。4歳3か月。

動機は、将来どんなスポーツをするにしても、体幹は大事だろう。柔軟性やバランス感覚が鍛えられるから、後々ほかのスポーツにも生きるでは?と考えたのだ。

 

で、体操教室探しに使ったキーワードがこちら

 

「体操教室 オリンピック」

 

ここで強調したいのが、「オリンピック」というキーワード!

私は娘を体操のオリンピック選手にしたいわけではない。

でも、やるならきちんとやらせたいと思っている。

“子供向け”のお遊び体操教室ではなく、

オリンピックを狙おうという人が集まる、狙おうと思えば狙えるレベルに鍛えてくれるところがいい。

お遊び体操教室で月々7000円ぐらいなら

本格的にやって月々12000円が断然いい!!

 

 

そして、今通っている体操教室は

自分のお金と時間を注ぐだけの価値のあるレベルだと思っている。

通いやすさは二の次だ!!

うちには車がないので、雨でも自転車で送っていき、1時間見学して連れて帰るのだが、2時間弱の時間を取られる

下の子を連れて行けばゆっくり読書もできない。(放置すると乱入しそう)

それでも価値があるレベルでやらないと無駄でしょ。

 

 

習い事で得られる効果は、スキル(技術)は二の次。

習い事で得られるものはそのもの自体の技術(スキル)よりも

継続することで得られる「精神的な成長」の方が重要である。

具体的には、

①達成感、粘り強さ、やり抜くこと

始めできなかったことができるようになることで、自分が成長していることを感じ、

達成感につながります。それから、もっとできるようになりたいという目標を定める力もつきますね。

軽い挫折も経験するでしょうし、そうした失敗を克服する経験も積むことができます。

 

②多様性の感覚、相対評価の感覚

競う場面も多く、勝ち負けもありますね。人に比べて自分を客観視することはとても大切なことです。また、その上で色々な価値観があり、みんな色々と得意不得意があってデコボコした存在であるという多様性も身につきます。

頑張るということの重要性と頑張ったら必ず思い通りの結果になるわけではないということもわかるはず。

 

 

 

他にもいろいろと精神的な面での効果は計り知れない!

ただし!

お遊びレベルで、何となくやっているだけではこうした効果は得られません。

 

 

中学受験は習い事ではない!?

習い事の中にカウントしてほしくないという人も多いらしい。

私はこだわってはいないですが、

云わんとしていることは、

 

習い事は、向き不向き好き嫌いで辞めるのもOKだが、勉強はそれが通用しない。

塾=勉強は「習い事」感覚だと困るということ。

 

毎年うちの塾でも1人は、音高・音大を考えていて、高校受験で邪魔されたくないから中学受験をするという方がいますが、1日に5時間は最低でも練習しないといけないらしいです。

そういう方は問い合わせの時点で決まって、

「ピアノ(ヴァイオリン)を本格的にしておりまして・・・」と相談してくる。

で、中学受験もするが、両立できるレベルで合格する方法を模索している。

 

それは習い事ではないよね。

言い方も「本格的に・・・」と言っている時点でその人たちにとってピアノやヴァイオリンはもはや「習い事」ではない。

 

勉強はというと、

他にこれと言って特技がない大半の人は勉強を本格的にすることになるわけで、

受験するなら、その勉強で勝ちたいわけで、

本格的にしないといけないわけで、

「習い事」感覚では困りますよ。

 

まぁ、ただの言い方の問題だし、私は特にこだわってはいない。

でも、「ギクッ!!!確かに『習い事』の感覚で」と思った人は反省してください。

 

 

その習い事、中学受験の邪魔になるなら辞めたら?

習い事は良いことも多いですし、基本やった方がいいですよ☆

ただし、それなりにきちんと。お遊びレベルならお勧めしません。

 

さて、そんな習い事も、中学受験を始めるときに、整理する人は多いですね。

で、続けることも大事だし、続けてほしいですよね☆

本人も好きなら続けたいですよね☆

無理やり辞めさせたところで、その時間が勉強に向くわけではないので、基本的には続けていいと思います。

 

でも続けることが目的化したらダメ

また、将来その世界で生きて行くわけではない、趣味の範疇のときに、

目の前の勉強と両立できていないのであればきちんと話をして辞めましょう

 

で、気を付けてほしいのが、「子供の意思を尊重」

ある程度考え方もしっかりしてきているとはいえ、まだまだ子供。

リスクの取り方は大人の仕事です。

子供は全部やりたいワガママな生き物です。

勉強はしたくないけど合格はしたいとかね。

客観視してリスク管理をするのは大人の仕事ですので、

こういうときの「子供の意思を尊重」は辞めましょう。

いい結果になった例は未だ見たことがないです。

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