塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

金髪のすゝめ

ある日のことであった。

珍しく、LINEの着信音がなる。

母からである。

 

 

「へ~んしん!!」

 

実母は、齢60を超えて金髪になりました。。。

志茂田景樹もびっくりである。

DNAというものは実に恐ろしいものだ。

 

 

巷間では、黒髪に強制するとかしないとか、

人権がどうとか、多様性がどうとか、なかなかの盛り上がりを見せている。

www.j-cast.com

 

幸いにして、弊社には髪型の規則はない。

というか、そもそも規則がない

 

どうだ、自由な社風で、個性をいかんなく発揮しているでしょ!

 

と言いたいわけではない。むしろ、その反対だ。

 

私は、某中学校の塾対象説明会で、警備員に止められたことがある。

優秀で仕事熱心な警備員を雇っている学校だと感心したものだが、

実際はそんなものだ。

高校球児の時分、試合に向けてチーム全員五厘狩りとの方針にも

全く従う意向を示さず、

留学生なのかと陰口をたたかれたのも今となっては懐かしい。

 

外見やイメージを完全に逸脱して、そこから思考することはかなり難しい。

社会は常識という一般解の集積であり、

先入観のスパイスも効いている。

 

「自由を謳歌する」というのは何とも耳障りの良い言葉であるし、

「自分を認めてくれ」というのは実に頼もしい響きである。

 

ただ、人と違った行動をとる場合には、その不利益を十分に考えるべきなのだ。

現実は、寛容なようで寛容ではないし、多様性があるようで、排他的でもある。

(もちろん寛容な社会が理想的であるし、希求すべきとは思うが。)

現実を冷静に受け止めたうえで、

「それでも!」と思える気概とメリットがあるかどうか、

そこに尽きる。

 

私のスタイルに関しても、賛否両論あることは重々承知している。

明らかに不信感を示すお客様もいらっしゃる。

それは、お客様の見識が狭いのではない。

単に弊社と合わないのだ。

その意味で、最初のご面談がすべてであり、重要なメルクマールだと考えている。

 

ということで、お付き合いいただいている、

海のように深く、そして菩薩のような寛容な心をお持ちの皆様、

今後とも末永くよろしくお願いいたします。

 

 

先日の幼稚園の面接試験に際して、

「食欲の秋ですが、好きな食べ物は?」

という質問がされるという噂を耳にし、

我が家でも「葡萄」と入り知恵をしておいた。

(実際には、彼女は皮を向けないので食べられないのだが(笑))

 

当日、10人の集団面接で、娘は最後の解答者だ。

「好きな食べ物は?」

予想通りの、ストライク質問。

ただ、考えることはみな同じ。

「ぶどう」、「ぶどう」、「ぶどう」…

そして、娘の番が来ると、

 

 

「みかん」

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??

 

彼女はみかんと言ってのけた。

遺伝子には抗えない。

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