塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

子どもの「いいところ」を伸ばす方法!

ある日、テレビで、「教育〇〇家」とかなんとかよくわからん肩書のおっさんが

子どものいいところを伸ばしましょう」って、聞き飽きた台詞を言っている最中に主人が横でポソッと

 

「『いいところ』なんて放っておいても伸びるんだから、それじゃねぇって!」

 

 

とつぶやきました。

ちなみに、「子どものいいところを伸ばす」で検索してみると・・・

本もた~くさん出ている・・・

ちなみに、これを書いている人は本気でそう思っているのか?はたまた世の子育てに奮闘するお母さんたちの飛びつきそうな内容で書くことで利益を・・・#$%&!

 

 

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まぁ、私も最初に主人の言葉に「???」と思いましたよ。

え?

いいじゃん!何か変?

 

 

そしたら、主人は、ひょうひょうと、

「好きなことや、自分からしたいと思うことは、時間の無い中でも優先したり、時間を作ったりしてやるけれど、きらいなことは絶対にやらないから、伸びない。だから、嫌いなことや、苦手なことのマイナスを極力小さくすることが大切なのではないか」

 

「大人だって、傍から見たら面倒なことも、自分が好きなことだと面倒だと思わずやれるし、時間が無くてもすき間時間とか工夫するでしょ?俺の親父なんて俺が子供の時、熱出てても趣味の釣りに行ってお袋にブチ切れられていたよ。あの親父が!好きなことはやめろって言われてもやるんだって!」

 

「マイナスもプラス面の足を引っ張らないレベルで小さくしないと、何もなんないよね。野球選手も、いくら才能があっても、プロになれないほどに練習きらいだとダメなんだから」

 

とのことでした。

 

最近は180°逆のことを言われていますよね。

1つでいいからその子の『突出することを探せ』『一つを極めろ』と。

それは決して間違ってはいないけれど、

1つを極めることって実はすごく難しくて、色々なことを満遍なくそこそこやれるって楽なんだよね。

もちろん、満遍なくって言っても、その中で得意不得意や向き不向きもあるけれど。

 

本当に人よりも凄くて、それこそ、日本一、世界一レベルで光るものがあるなら、どこかでキラリと輝くだろうから、それ以外は基本的に凡人なんだよね。

私も、あなたも。

凡人の中で争ったら、それは、プラスとマイナスのバランスで、マイナスの少ない人が勝っちゃうよね。

 

 

しかも、その「いいところ」ってなんだよ?!

それって、嫌なことをしなくていいって」意味じゃねーぞ!と強く思う。

なんか、耳障りのイイ教育論にす~ぐ飛びついちゃう人は、いっつもこういう間違いを繰り返している気がする。

 

テレビは飛びついてもらうために、大事な部分を削ぎ落して、チョッキン!チョッキン!しまくってテレビで流しているから、変に飛びつかず、ちゃんと情報を集めて対応してくださいね!

 

ちなみに、タイトルにある「いいところ」を伸ばす方法があるとすれば、

放置&上の環境へ放り込む。かな・・・。

他に親ができることなんて何もない気がする。

そして、今、私が、子供に対してやっているのは、

 

「やりたい」というWANTに関しては、ストップしない!ガンガンやれ!とことんやれ!状態!

 

「やりたくない」というHATEに関しては、(ものにもよりますが)ある程度強制して様子を見る。いいからしばらく我慢してやってみなはれ!

 

のがいいのではないかと思って、実験中です・・・。

 

では、そろそろボードゲームに参加するため、〆ます。

すでに夜1時!明日は朝から授業だけど、大丈夫かな・・・。