先週金曜日の夜、何気なく外を歩いていると、突然背中の中央部に鋭い痛みが!
次の瞬間から、首を回したり腕を動かしたりするたびに背中の同じ箇所がひどく痛むようになりました。
人生初の出来事に、買い物に行くはずだった予定をキャンセルして帰宅。
すぐにPCで調べてみると、症状としてはどうやら「ギックリ腰の背中バージョン」のようでした。
そこに書かれていた、原因として考えられるものは3種類。
・筋肉 → 一般的によくあるギックリ腰の原因。
・内臓 → 内臓の異常から神経が痛みを発するパターン。
・骨 → 頸椎がはずれたとか、背骨の間の軟骨が飛び出したとか。不随とか死とかもあり得る。
当然ですが、いいことは書かれていません。
何しろ人生で初めてのことですので、知識を得てしまってからがとにかく不安。
内臓や骨の異常は「可能性が低い」とはありましたが、
「今週はケーキばっかり食べてたから、内臓?」とか、
「骨が原因だったら、朝起きたら動けないなんてこともあり得る?」とか、
どうしてもそういうマイナスなことばかりを考えてしまいます。
とりあえずPCに簡単なメモ
→「もし死んでたりしたら、私のものは全部●●(弟)にあげます。」
と残し、痛むのを我慢して体勢を整えて就寝。
部屋を暗くしてからも、不穏な想像でなかなか寝付けませんでしたが、スマホをいじるにも体勢を変えるにも背中が痛すぎるので、おとなしくしていたらいつのまにか寝ていました。
翌朝目覚めると、ひとまず手足はちゃんと動いたので安心。
午前中の算数補講を代講していただき、家の近くの整形外科へ行ってきました。
先生に症状を伝え、背中を見てもらいます。
その時の様子↓
「これ、痛む?」(背骨をトントンとたたく)
「いえ、痛くないです。」
「じゃあこれは?」(両手で頭をつかんで、左にひねる)
「いたたたた!」
「はいはい、こっちは?」(右にひねる)
「痛いです!痛いです!」
「じゃあこれも痛いよねー」(うしろに引く)
「いたいー!」
容赦の無い首ひねりの結果、原因は筋肉の断裂による、一般的なギックリ背中でした。
このギックリ、西洋では「魔女の一撃」なんて呼ばれているようですね。魔女めぇ。
ひとまず病院で首にコルセットを巻き、痛み止めを処方してもらって終了。
午後には通常通り理科の授業を行いました。
日曜日には痛みの小さい体重移動も何となくわかり、何とか授業。
月曜日に整骨院で電気治療をしてもらい、安静にしていたら、火曜日にはもうそれほど痛まなくなりました。
現在はほぼ完治しています。
末廣先生は「一週間ほど痛みが続く」と言っていましたが、思ったより軽傷だったのか、助かりました。
で、今回のことで思ったのは、
・不安は日常の不摂生に起因する。
・お医者さん(プロ)の診断こそ、何よりの安定剤。
・体はそんなに若くない。何が起こってもおかしくない。
特に大きかったのは2番目。
私が抱えた眠れないほどの不安を、たった数分で払拭してくれたお医者様には頭が上がりません。自分の知識の及ばない部分であれこれ不安に思うなら、出来るだけ速やかにプロの意見を仰ぐのが一番いいなと実感しました。
そして逆に、私も一応塾講師の端くれとして、生徒や保護者の不安を取りのぞけるような、重みのある一言を言えるように、今後も精進していきたいと思うのでした。
あ、3番目もなかなか切実。
身体の成熟(老化)に、精神が追いついていない感じです。
これも精進かなぁ・・・。