塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

春期講習

今週の月曜日から、春期講習がスタートしております。

毎年春期講習では、2・3月の授業内容をもう一度見直し、忘れていることや出来ていないことが無いかをチェックしているのですが、まぁ、完璧な状態の生徒はまずいません。それどころか、生徒によっては2か月分をものの見事に忘れちゃってますね!

※毎年そんな感じで今年が特別悪いわけではありませんので、ご安心(?)ください。

 

そこで春期講習の出番となります!

 

 

算数の観点からすると、最もメジャーなのが「公式忘れ」

これまでの2カ月で多数の公式に触れていますので、いくつか忘れちゃうのは仕方のないことと思っています。特に6年生は2・3月で受験範囲をソフトに1周しますので、あらゆる範囲のあらゆる公式を記憶しつくすのはかなり難しい。

そこで、忘れた公式を取り戻すのが春期講習ですね。

毎日いろいろな問題に取り組みますが、1問ごとに丁寧に見直して、使った公式や問題の解き方をモノにしてほしいです。

 

次に多いのが「途中式忘れ」

これに関しては途中式そのものを忘れたというより、「丁寧に書いていたころの初心」を忘れてしまったと言った方がいくらか正しい気がします。

塾に入るまでは、字が汚かったりノートの行を正しく使えていなかったりするのはよくあること。

なので、はじめの2・3週間のうちに入念にチェックして、きれいな字と式を書くように指導します。

で、1カ月くらいすると1人できれいに書けるようになりますので、こちらも安心して次の段階に進みます。

しかし人によっては、その後急速にノートが雑になり、春期講習で元のありさまになっていることも。

それを再び修正するのも春期講習のメニューの1つとなります。

 

 

方向性の違う2つの「忘れ」ですが、これらの難題をどのように解決するか。

ここで役に立つのが、当塾の秘密兵器「タイムレース」

(先週紹介していますので、あまり秘密ではないですが・・・)

 

春期講習のタイムレースは、2月と3月に1度解いたものを再び使用しています。

すると、宿題でちゃんとやってきた人はしっかり合格点を取り、逆に手を抜いていた人はまるで初回のような点数になってしまうのです。

公式や問題の解き方を忘れていたとしても、このタイムレースでしっかり取り返し、ついでに式のきれいさもチェックできるため、タイムレースこそ最後までしっかりやってほしい。

よって、春期講習とは言え、タイムレースを直し終わってからご帰宅のシステムとなっております。

 

連日朝早くからの通塾に、様々な心配もあるかと思いますが、必要なことを必要な分だけやっているということで、ご了承ください。

 

 

とりあえず今日で春期講習の前半4日が終了します。

6年生は4つの単元を苦手の残らないように復習しておきましょう。

5年生は字や式をきれいに書くこと、小数分数の計算方法を間違えないことを確認しておきましょう。

 

 

(春期)後半へ続く

(ちびまる子ちゃんのナレーション風に)