塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

四人しかいないけど四天王(笑)

行ってきました!塾長セミナー

先週の日曜日は、神奈川県まで遠征。

のんびりと横浜中華街を~というわけではなく、

他の塾様のお話しやら何やら、色々お伺いしてきた。

「お前塾長じゃないやん!」というツッコミも聞こえてきそうであるが、

こういう、

「仕事」ー「通常の塾講師っぽい仕事」ー「テクニカルなシステム系」=私の仕事

なのである(笑)

契約みたいな法務・事務的なことや、

説明会や講演会みたいな対外的な仕事、

デザイン系の何屋だよみたいな仕事など。

ちなみに、「テクニカルなシステム系」は「塾長」の仕事。

まぁ、「教務」はみんなするのであるけれど、櫻井と田川のウエイトが大きい。

要は適材適所である。(自称)

さて、仕事柄、どうしても「話す機会」>「聴く機会」となることもあり、

大変よい機会となった。

通常、こうしたセミナー(!?)みたいなものの感想だと、

「刺激を受けました、僕も頑張ります」的な感じのブログになるのが正しい反応であることは重々承知はしているのだが、

昔から、「乙姫は感謝しているくせになんで玉手箱なんか渡したんだろうね?」なんて言い始める面倒なヤツで、

(以前、田川がブログに書いていましたので、ご興味がある方は↓から)

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

気付けば小学生時代からスマートな王道とは程遠い道を勝手に歩む癖があるらしく(笑)

自分なりに、 帰宅後に考えたことを整理する意味も込めて書いてみたい。

  

1 当たり前のことを当たり前にやる

宿題をしないとか、習い事が忙しいとか、

勉強が後回しになってしまう“言い訳”はたくさんあるわけで、

その都度、「目標」から考えた「計画」を立てるとか、

それっぽいことを言ってきたわけだが、

もちろん、それ自体は真剣に言っているし、重要なことはいうまでもない。

ところが、今回、「聴く側」に回ったことで、改めて自省の機会が得られた。

お読みいただく皆様からすれば、本当に当たり前のことばかりなのだろうが、

恥を忍んで書くと、反省点はこんな感じ。

・経営を担う者として、「目標」は精緻に立てられているか、

・あえてアルファベットを使うと、「KGI」・「KPI」は適切か、

・各指標に関して、次に向けて適切なフィードバックはなされているか、

・税務処理を含めた財務的な分析は疎かになっていないか。

・目の前の生徒の事例から、既存のシステムへの問題提起まで昇華できているか。

夏期講習も前に、ついつい目の前の教務に追われがち。

もちろん、塾である以上、もっとも大切なのは「教務」なのだけれど、

よりよいものを提供するためには、盤石な基盤が必要なわけで。

さらに言えば、生徒に要求する以上、自分達もしっかり取り組まなくては、言行不一致も甚だしいわけで。

そういうのって結局、見透かされてしまうわけで。

人は、「好きなこと」とか「得意なこと」からしがちだけれど、

それは、塾講師にとっての「教務」であり、受験生にとっての「習い事」なり「部活」であるわけで。

何だかへたくそなラップのようになってしまったが、

情報の不均一な業界だからこそ、自戒の念を。

そして全力で当たり前のことを当たり前に楽しむ大人の背中を

 

2 思考停止しない学び

当日はとてもよい雰囲気で、皆さん本当に自分の塾が大好きで、と熱気ある会だったように思う。

地元で密着約30年余りの岩澤先生

想像すらしない世界を教えてくれたO先生。

「中学受験」と「高校受験」とか「地方」と「東京」とか「自立型」とか「集団」とか

異なるステージではあるものの、やはり学ぶべき点は多くあった。

他方で、個人塾の塾長の集いという熱気のせいもあってか、

自分の中に少しだけ危うさも感じた(参加された皆様にという意味ではありません。念のために。)

何というか、「大手よりやれる」とか「尖れば勝てる」みたいな、

自分のやっていることに対する変な高揚感を、自分に持たないようにしなくてはと思った。

あくまで、持ってはいけないのは「“変な”高揚感」であり、

「大手に負けない」とか、「信念を貫いてエッジを立たせる」いう気概は、

当たり前に必要なのだけれど。

「大手」が「大手」であるのには理由があるし、

「成功」や「失敗」には、必ずその理由がある。

マーケティングの際にカテゴライズすることは大切だけれど、

人の話を聞く際は、普く、属人化せず。

批判的な視点は、分析的な視点と紙一重ではあるけれど、

独善化することなく、必要以上に批判的になることなく。

虚心坦懐に。自分の鑑として。

 

3 DGはぶっ飛んでいる

短パンに金髪。

注がれる好奇の目。こいつは何なんだ?

いつものことである(笑)

もうすっかり慣れたものである。

しかし、しかしである。

その日の内に、当日のテストの成績がイラスト付きで送られてくるオリジナルのメーリングシステムを作るスキルと、

入試会場に赤いスーツでいく強靭なメンタルを持ち合わせた人とか、

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直前期は、家で合宿させちゃう人とか、

 

こんな動画を台本から書き上げて毎週夜通しで作っちゃう人とか、

(学びエイド様 中学受験の鉄人が必要な際にはご連絡ください(笑))

www.youtube.com

まぁ、「ぶっ飛んでること」を挙げれば枚挙に暇がないわけで(笑)

結局、行きつく先はここなのかと。

ただ、「ぶっ飛んで」いればよいわけでもなく、

この「ぶっ飛んだ」猛者たちを束ね、プロデュースして、DGの発展へとつなげるのが、

もっとも「普通な」私のお仕事

私の場合、「見た目」だけですから(笑)

といっても、全員「自分がいちばん普通」だと言い張るのだけれど。