塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

DG的夏期講習

今年も夏がやってきた

巷では記録的酷暑が話題になっている。

しかし、我がDGに酷暑は関係ない。

なんたって太陽を見ないのだから。

誰が決めたか、7時15分に始まるDGの授業

夏期もその例外ではない。

いつしか決まった、演習問題を解き終えた人から変えるスタイル

日焼けでこんがりと焼けた小麦色の肌、

日差しが煌くビーチ。

これらとは無縁な講師陣が今年も皆様をお迎えいたします。

 

DGオリジナル

DGの夏期講習は、一般的な中学受験塾とは全く異なる

例えば、6年生は、全範囲を細かくプロットしたうえで、

本当に全範囲を網羅的に一周する。

算数だとこんな感じ。

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公開しても良いのかというお声もたまにいただくのだが、

カリキュラムをパクられたぐらいで困る塾なら、とっくに潰れているのでいっこうに構わない。

むしろ、このカリキュラムが優れているのなら、積極的に採用し、現場でのお声を聴きたいくらいである。

とはいえ、大手進学塾の場合、応用問題に着手せざるを得ず、模倣の余地はないだろうけれど。

さらに、授業終了後は演習課題に取り組む。

この演習課題は、途中過程まで確認するため、

「ごまかし」はきかない。

転塾組を待ち受ける最初の試練は、この「途中過程のチェック」である。

ありがちな、「比が逆だったから惜しい」とか、「単位の変換ミスだからケアレス」とか、そんな言葉が通用する世界はここにはないのである。

全体の中での自分の立ち位置を知りながら、各自の課題に取り組むことができる。

夏期前に入塾テストを実施しないのは、夏期講習に自信があるからである。

5年生では、こんな教材を採用している。

まずは、「Sujiに倣う」

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これは、与えられた問題の「数字替え」の問題を作成してもらうものだ。

解けることは前提に、「問題の仕組み」を通じて、

「公倍数」や「公約数」の感覚をつかんでもらうことが狙いだ。

次に、「解より始めよ」

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これは、提示された解答をもとに、「問題文を推測する」問題である。

国語力はもちろん、文章題の「どこがポイントなのか」を体感してもらうことが主眼である。

最後に、「ねんさいのめい」

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これは、「受講生が陥りがちな誤答」を敢えて明示し、訂正させるものである。

これは、公式の暗記などでは太刀打ちできな真の理解が要求される。

是非、全国の入試問題で採用してほしい形式である。

このように、時間的に余裕のある5年生では、

多角的に数学的理解について問うことで、

小手先ではない思考力の涵養に務めている。

 

ちなみに、今年の夏期講習に関して新しいことが二つある。

一つは、アロマデフューザーが設置されたこと。

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匂いから集中力を醸成していく。

二つ目は、ウーハー付きのスピーカーがクラシック

を奏でること。

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嗅覚聴覚アロマクラシック

極めてラグジュアリーである。

教室には、スポーツウェアーの金髪がいるけれど(笑)

 

末廣的夏期講習

今年は、授業を担当していない。

(といっても「ガシン」があるので仕事してますよ(笑))

それだけではない。

今年は作成する教材がないのである。

これは、すべてをオリジナルで構成するDGには画期的である!

昨年は、一年間かけて6年生の国語の教材を全て作り変えた。

夏期も例外ではなく、3時前に起きる毎日。

もう若くはない。二度と繰り返したくない。繰り返せない。

その思いと崇高な理念の下、珠玉の教材が完成した。

とはいえ、前述のように弊社には「臥薪嘗胆」なる演習時間がある。

先の事業展開を考えたいのはやまやまであるが、やはり目の前の生徒が抱える課題の解説に追われてしまう。

そこを逆手に取った私。

「思考」よりも「作業」が中心となるため、

時間を物理的に有効に埋めることを考えた。そして出た結論がこれである。

「そうだ。ジム行こう!」

最近、サボりがちだったジム。

思えば、通う日は3時間以上の時間を要した。

ただ、連日の夏期講習。

3時間以上を要するのは事実上不可能に近い。

ということで、2時間かからないくらいの時間を、授業終了後毎日ジムにて過ごすことにした。

といってもまだ2日しかたっていないけれど(笑)

それでも、2日で走行距離だけで15キロほどあり、体重にして3キロ弱の減量に成功。

169cmの私は、とりあえず60キロ台、体脂肪率15%を目指して取り組むことに決めた。

生徒の夏期講習と私の夏期講習、ともに自己ベストを更新することを願ってやまない。