秋になり、寒くなり、体の芯が冷えることも多くなってきた今日この頃。
こんな時に食べたくなるのが甘いもの。
元より甘いものに目が無い私ですが、毎年秋になるとお菓子業界が秋の新作としてとても美味しそうな力作を発売してきますね。
今年は私の大好きなホワイトチョコ商品が色々売られていて幸せです。
一気食いのメリット・デメリット
さて、タイトルのお話。
書いてある通り、私はチョコボールを食べるとき、何個かまとめて口に放り込んでしまいます。
ポテチも一気に2枚食べたりしますし、ポッキーも何本かの束にして食べます。プリッツも。
要はお菓子を1個単位ではなく、一気に何個か食べてしまう癖がついてしまっています。
この食べ方のいいところは、口内いっぱいにおかしが広がり、瞬間の満足度が大きいことです。
チョコをほおばるとすごく幸せな気分になります。
おかしの甘さとともに幸せを感じられるなら、これ以上の食べ方は無いと思います。
チョコボールは1粒が小さいので、何個か口に入れないと満足できない部分もあります。
ですがもちろん、わかりやすいデメリットもあります。
この食べ方、おかしがあっという間になくなってしまうので、コスパが悪い。
3個ずつ食べていくと、1個ずつ食べている人の3倍の速さで消費していきますから、気が付くと2箱目に手が伸びていることもよくある話です。
おかしの食べ過ぎが、健康的にも金銭的にも良くないのは明らかですね。
あれ、デメリットの方が大きい・・・?
まとめ思考
私のこの癖がなかなか抜けないのは、私の根底に「まとめてやろう思考」があるからです。
昔から、物事はまとめて一気にやる方が効率的だと考えています。
例えば1週間分の宿題が出たとします。
毎日やっていると「休み0日」と感じてしまいますが、最終日にまとめてやれば「休み6日」と考えられて得な感じがしますよね。
学生時代には、1回の食事で1日分の栄養を全部摂った方が楽だとか考えて、1日1食を実践していた時期がありました。
他にも、ゴミ捨てはゴミ袋がいっぱいになってから。(逆に言えばいっぱいになるまで捨てない。)
日記も1週間分くらいまとめて書いたり。
こんな風に書くと、ろくな考え方ではないことがよくわかってしまいますね・・・。
結局これらの思考・行動は、私なりに「物事を効率的にやろうとした結果」です。
が、見ての通り、確かに「効率」はいいかもしれませんが、「それ以外の何か」が明らかに犠牲になっています。
宿題のくだりとか、今こうして塾の先生をやっていると、あり得ない思考だとよくわかりますね(笑)
食事なんて今実践したら絶対体調崩します。多少の無茶が利く若いころにしかできません。
効率化の犠牲
効率化は、可能なのであれば良いことだと思います。
ただし、効率化は、物事をある方向に推し進める反面、何かしら犠牲になる部分が出てしまいます。
1日1食は「健康」、ゴミ捨ての話は「室内環境」でしょうか。
メインの部分ではその目的を果たしていても、そこには副作用的なデメリットがありました。
ある物事の一面だけを見て、その方向では最適であったとしても、他の面では大きな不都合が生じている場合があります。
何かを決定するときには、見えている目的の面だけでなく、その他多数の面も考慮しないといけません。
しかも、他の面が今見えているとは限りません。
気づかないような場所にある見えていない面のあるでしょうし、どの角度からも見えない不可視の面があるかもしれません。
追い続けたらたぶんキリがありませんが、「あらゆる面から物事を想定する」ことは、とても大事なことです。
新しくペンを買う時、「安い!」と言って買ったペンが数回使っただけで壊れてしまう。時々あることです。
これは、「値段」にとらわれて「頑丈さ」に目が行っていなかったパターンです。
ペンを買う時には、
「色」「値段」「頑丈さ」「書き具合」「インクの量」「見た目」「分解しやすさ」「同じペンを持っていないか」「ペンケースの残り容量」「おこづかいの残り」「他の似たようなペンとの比較」
などの考慮面が存在します。
全ての面とはいきませんが、できるだけ多くの面を見て、最終的に購入するかどうかの決定を行います。
もちろん多くの面をクリアしたペンであれば満足度は高いでしょうし、もしペンに何か不満があったとしても、それは次回の考慮面となり、結果的に次のペンは今回より満足度の高いものになります。
こんな風に、現在の生活習慣も、再確認して改められるところがあれば改善していきたいものです。
言ってしまえば、食事の回数だって3回が正解だとは限らないわけですからね!
「栄養」「満腹度」「時間」「金額」「調理の手間」「タイミング」「胃の調子」「病気」「体形」「おやつ」
などを考慮して、自分に合った食事の回数を見つけることが肝要です。
もちろん、ある決定の裏には必ず犠牲になる面があります。
大切なのは、その犠牲を認識した上で受け入れること、結果に応じて改善を厭わないことなのです。
チョコボールを3個食べることのデメリットは先に書いた通りです。私はそれを認識した上で、3個食べています。
もちろん1個食べを否定しようとは全く思っていません。
ですが、1個食べ派の人がもし、3個食べという面があることを認識していないのであれば、是非体験していただきたい。
3個食べの方がいいと思うかもしれませんし、やっぱり1個食べだなという再確認になるかもしれません。
が、どちらにしても、3個食べという食べ方が存在することを知ったこと自体が今後のプラスになる、と私は考えます。
1箱一気食いはまだやったことありません。
認識改善のため、今度やってみようかな(笑)