塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

布団から出ることの葛藤

12月。いよいよ寒くなってきました。

雪国出身の私ですが、寒いものは寒い。

東京の寒さは、言うなれば「冷えたコンクリートの寒さ」

案外こういう時期は、防寒のしっかりした雪国の方が過ごしやすかったりしますね。

※家から出ていない場合に限る

 

ところで、最近知った、いい曲です。

youtu.be

 

冬の朝に発生する葛藤を歌った曲。

グループ名がすごく気になりますが・・・

 

寒いとわかっていて布団から出るのは大変ですよね。

結局布団から出ないと生活できないので起きるわけですが、ずっと寝ていてもいいなら寝ていたいです。

 

私の知り合いに、こういうとき「どうせ起きなきゃいけないならすぐ起きた方がいいだろう」と考えられる人がいて、うらやましいメンタルだなぁと感心しています。

私はどちらかというと「どうせ起きなきゃいけない時が来るから、それまでは寝ていたい」派です。だから毎朝時間と戦うことになるのですが・・・。

 

 

この考え方の違いは、布団から出ることのメリットを見ているか、デメリットを見ているかの違いのように思います。

私の場合、布団の外は寒い(デメリット)と考えているので、外に出たいとは思いません。

できるだけ長い時間、安心できる場所にいて、精神と体温の安定を楽しみたいのです。

一方で知人は、布団の外に出れば一日が進む(メリット)と考えています。

「先んずれば人を制す」という言葉もある通り、タスクを先にこなすことは、それだけで利益を生みます。

 

 

考えてみれば、1日にやるべきことがあり、それを早く終わらせれば、夜の選択肢が広がります

朝早く起きた分だけ夜早く布団に入ることができますし、それ以外のことにも使える時間ができます。

私のような行動を取ると、朝を布団の中で悠々と過ごした結果より使い勝手の良い夜の自由時間を消費してしまった感じです。

 

イメージとしてはこんな感じ。

f:id:dg-daiyo:20181214083853j:plain

比較のため、睡眠時間と生活時間(仕事や家事含む)の長さを等しくしました。

 

私が朝、布団の中で時間を消費したことによって、夜の自由時間が短縮されています。

もちろん、布団の暖かさも自由の一種であると考えれば、自由時間も同じ長さなので実質的な時間利用の違いはありませんが、改めてこうやって考えると布団の中で過ごす時間がもったいなく感じますね。

 

 

さて、受験塾として結局この問題が行きつくところは、「宿題を先にやるか後にやるか問題」になると思います。

先に終わらせて余暇を楽しむか、先に楽しむだけ楽しんで火事場の馬鹿力に頼るか。

お察しの通り、私自身は後者にあたりますが、世間的に優良とされるのは前者ですね。

 

私も生徒にはよく「宿題やってから遊びましょう」と言っておりますが、それは自分自身がこの性格で苦労してきた経験があるからです。

 

 

・・・とはいえ、布団の魔性な魅力には抗えないもの。

時間ギリギリまで惰眠をむさぼるあの心地よさは、布団でしか味わえない独特のものですからね。

 

冬が本格化する前に、新しい布団セットを買おうかどうか悩みながら書いた記事でした。