塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

算数は正しいフォームで

今日は中学1年生の数学講座がありました。

生徒を待つ時間、先日の合格祝賀会(ケーキパーティ)の後片付けをしながら待機。

祝賀会ではゲームもやったし、おいしいものも食べたし、保護者の皆さんと色々お話しできたし、1年の総括としてとても有意義な会でありました。

そして今日、その名残を片付け、気持ちの切り替えを図りました。

 

 

 ↓ 後片付けの一場面。

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いやー、後片付けって大変だなぁ。

 

算数の心得 

祝賀会も終わり、授業のメインは次の新6年生の番となりました。

※小学校では現在5年生ですが、当塾ではこの2月から6年生として対応します。

 

受験生としてこれから1年間、難しい問題をいくつも解いていくことになります。

が、その前にやっておかなくてはいけないことがあります。

算数の第一段階は、計算を間違えないこと!

(ここでいう計算とは、四則計算・小数・分数までのこと)

当たり前の話なのですが、計算を間違える人は、どの単元の問題でも間違えます。

 

というわけで、2月・3月は当塾における計算強化月間!

タイムレースをくり返すことで、計算を間違えないようになりましょう。

※タイムレース=算数の小テスト

 

とは言っても、ただ漠然と計算問題を解くだけでは計算力は向上しません。

どんなことでも、基本ができていなければ、いつかどこかで失敗してしまいます。

包丁がちゃんと使えないと手を切ってしまうでしょうし、走るフォームがおかしいと足を引っかけて転びますよね。

 

まずは正しい式の書き方を学習しましょう。

正しい方法を知らずに計算しても、間違ったフォームで練習をくり返すようなものです。これまで正しくない方法で計算をしていた人は、早めにフォームを修正しましょう。

 

 

ちなみに、間違った計算フォームの1位はコレ!

 

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大人が見れば間違いにすぐ気づくのですが、『=』の使い方が間違っていますね。

本来『=』は、『=でつながれた左右の内容が等しい』ことを示す記号です。

しかし、上の式の2区と3区だけを見ると、

 2 × 3 = 6+1

となっており、式が成立していないことがわかります。

 

この間違いフォームの厄介なところは、答えは合っていること。

「合ってるんだからいいじゃん!」

という反応をする生徒が一定数います。

ですが、このままの式を使い続けると、中学数学でつまずくことは必至

中学受験だけでなく、その先を見据えて勉強をするならば、早いうちにフォームを矯正しておいた方が絶対に良いのです。

 

ということで、塾で最初に教える計算フォームがこちら!

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このフォームをつくるために、以下のことを徹底させます。

 

 (1) 問題の式を書く。(省略されがち)

 (2) 計算する場所を計算する。

 (3) 計算しない場所をそのまま書き写す。

 (4) これを答えが出るまでくり返す。

 

上記の手順を守っていれば、正しい式の書き方が身に付きます。

 

まずはお子様が誤った式の書き方をしていないかどうか、ぜひ確認してあげてください。

もし誤った書き方であれば、正しい書き方を教えてあげてください。

教えても直してくれないのであれば、そこから先は塾にお任せください!何といってもうちの講師陣は精鋭揃いですから(笑)

 

 

とにかく、フォーム矯正には多少の強制力が必要です。

そして、直すなら早い方が絶対に良いです。

受験勉強の第一歩として、まずは式の書き方に気をつけてみましょう。そうすれば難しい問題への対応力も上がりますよ!