塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

先んずれば引っ越しを制す・・・はず

最近暖かくて過ごしやすい日々が続いております。

日中はもうジャンパーも必要ないかな、と毎日思っていますが、それでもまだ夜は気温がぐぐっと下がりますので、帰りのことを考えるとまだ防寒着を手放せないでいます。

 

 

さて、私事なのですが、今月下旬、上京以来長く住み慣れた市を離れ、23区内に引っ越すことになりました。

で、今月に入ってからずっとその引っ越しの準備をしているのですが、これがまたとても大変です。

 

まず、本棚からあふれた漫画本をネット買取に段ボール6箱分送ったのですが、それでもまだまだ残り多く、追加で6箱送ることになりました。一度本の整理をしなきゃ!と思ったこともあるのですが、この本はもう一回読むかも・・・という考えが脳裏をよぎると、なかなか捨てられないですよね・・・!

次は粗大ごみ。これも引き取ってもらいたいものがたくさんあったのですが、市のルールで、1回の引き取りで10品までしか持って行ってもらえないことになっていました。結局2回に分けて合計20品を回収してもらったのですが、それでも出し切れなかった粗大ごみはそのまま新居に持ち越すことに・・・。

 

まぁいろいろあった引っ越し準備ですがいよいよ佳境を迎え、細かい生活雑貨をまとめたり、取れにくいよごれを落としたりしている段階です。

この段階になると、日に日に部屋がきれいになっていくのがわかります!

特に油汚れのついたガスコンロ周りは、洗剤で磨くとピカピカ度が全然違いますね!

 

 

掃除を後回しにして損したこと

さて、今回の引っ越しで思ったことがあります。

賃貸物件で生活するならば、いつか引っ越す日が来ます。

その直前になってから急いで引っ越し準備をしたとすれば、これには2つの損があります。

 

1つ目は、猶予のない状態で作業をしなければいけないこと。

退去の日までを見越したギリギリのスケジュールを立てていると、最後の方になって急にやらなくてはいけないことが出てきたり、多方面のことを同時進行しなくてはいけなくなったりして、かなり慌ただしい引っ越しになります。(なりました。)

 

2つ目は、きれいな部屋で済む機会を失うこと。

先に掃除をしておけばきれいな部屋で生活できたはずなのに、掃除を後回しにしたことで、要らないものがたくさんある、よごれた部屋で生活することになります。(なりました。)

このゴミ出しや清掃を、もし1年前にやっていたとすれば、この最後の1年もきれいな部屋で生活できていたのになぁ・・・、と、ほこりまみれになりながら掃除をしていて思いました。

 

これから新居でまた新たな心持ちで生活を始めることになりますが、次のときにはもっと落ち着いて余裕のある引っ越しができるように、今の気持ちを忘れないでいたいものです。

とりあえず、粗大ごみの引き取りの予約をしなきゃ・・・。

 

こじつけのようですが、算数の話

さて、この話をむりやり勉強にからめると、算数には小数・分数がありますよね。

今は4月。この春から受験を志し始めた受験生もいることでしょう。

そんな人に聞いてみたいのは、小数・分数の計算は問題無くできますか?ということ。

 

この小数分数ですが、先を見越すと、受験直前期に小数分数の計算ができない受験生は(ほぼ)いません。それまでには(ほぼ)必ずできるようになっています。

なぜなら、受験に必須の計算方法だからです。

 

算数には、面積の問題だったり、速さの問題だったり、色々な『単元』があります。

単元ごとに問題のとらえ方だったり、解くためのアプローチが色々違ったりしますね。

でも、どの単元でもほぼ間違いなく必要になるのが小数と分数です!

例えば円の計算で使う円周率は小数ですし、速さの単位変換には分母が60の分数が必要になることがあります。

 

 

これまで塾で見てきた生徒たちは全員、必ずできるようになって受験に臨んでいます。

 

 

とはいえ、小数分数を見た瞬間から完璧に計算できる人なんて、一握りの天才くらいしかいません。

誰もが、小数分数が計算できなかった時期があるはずです。

つまり、受験生全員が、『小数分数の計算ができない状態』から、『小数分数の計算ができる状態』へと移り変わっていったということです。

 

計算問題ですから、ある瞬間パッとできるようになることはありません。

ですが、いつか必ず『できる状態』になります。

 

 

 

つまり、何を言いたいかというと、

どうせできるようにならなきゃいけないのだから、早いうちにできるようになってしまおう!

ということです。

 

例えば、4月に分数の計算ができるようになったA君と、6月に分数の計算ができるようになったB君がいるとしましょう。

B君は、4月と5月には分数の計算ができませんから、その間に出てきた『分数を用いた問題』(おうぎ形の面積の求め方など)を理解することができません。

すると、B君は夏期講習の時点で初めて『分数を用いた問題』を理解することができます

が、一方でA君は、4月と5月の『分数を用いた問題』を理解することができます

するとA君は、夏期講習ではより先に進むことができます。

 

さらに、受験勉強の開始が遅れて、11月になってから分数の計算ができるようになったC君がいたとすれば、C君には『直前期にあらゆる単元を無理やり詰め込まなれば間に合わないコース』が待っています。

 

まぁ、これは1つの例えですから必ずしもそうとは言えませんが・・・。

 

 

どうせできるようにならなきゃいけないのですから、

小数分数は早めに手を打った方がいいよ!

というお話でした。

 

あと単位変換も!

 

 

 

さて、偉そうにこんな文章を書いた私ですが、引っ越しをうまくできていないという負い目があります。ですので、今後は心を入れかえて、こまめに本を捨てたり、強い汚れを残さないように心がけて生活したいと思います。

問題はこの心がいつまで続くかですね・・・_(._.)_