塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

中学受験塾が今年もBBQイベントを企画している話

GWが終わると

今年のGWは10連休。

といっても、弊社は通常通りだったので、あまり変化はなく、、、

あったことといえば、平成の終わりから令和の始まりにかけて、超長時間のボードゲームを楽しんだことくらいだ。

その名も「コロ二スト」

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ご興味がある方は是非!

http://be-catchy.blog.jp/archives/1070084455.html

まぁ、ぐらいって、それで十分に非日常だったりするわけだが。

GW明けに発症する“病”に五月病なるものがある。

学校だけでなく、塾でもこれは起きたりするもので、

もっとも、今年は少し発症が早く、これに罹患しそうな生徒は既にいないのだけれど(笑)

さて、この五月病対策!?として、スタートした弊社のイベントにBBQイベントなるものがある。毎年、6月の3週目に実施しているイベントだ。

初めはノリと勢いで始めたこのイベントも、気が付くと70名近い参加者がいたりして、いつしか一大イベントとして確立してきている。

まずは、その変遷について少し振り返ってみたい。

生徒の提案は積極的に採用するスタイルです

今から5年前(もう、彼女たちも高校生になるのかぁ。)。

例年通り、五月病っぽい生徒がチラホラ。

そんな矢先、ある生徒がこんなことを言い出した。

「先生、全員宿題やってきたらBBQでもいきません?」

なんと面白そうなご提案。

これは乗るしかないよね、ということで即採用

こうしたイベントに反対される保護者様がいらっしゃらないのも弊社の強みだったりします。もっとも、金髪の人が入塾面談する塾ですから、必然的に許容性のある方しか入らないのかもしれません。

もっとも、ただBBQするだけではつまらないということで、

暗号を解いていくとどこのBBQ会場で実施するかわかる謎解き方式を採用。

当日は、1名宿題をしてこなかった生徒がいたので、その生徒の班は宿題完了後から、謎解きイベントを実施することに。。。

この辺りは抜かりなく(笑)

実際には、初めての試みであり、暗号や謎解きの匙加減がわからず、BBQ会場への到着は大幅に遅れる。。。

というか、だいたいが“やりすぎる”のですよね、この塾の場合(笑)

それでも、生徒・教員の満足度は高く、1回目のイベントとしては十分に成功したといえる。

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ハードルが上がり続けていくスタイル

さて、じゃあその次の年はどうしようかということで、BBQは保護者にも参加していただくスタイルとした。

さらに、暗号はもちろん、当日の仕組みから、会場、食材の手配まで全てを私一人で担当し、他の教員には、引率する生徒と一緒に問題を解いてもらうことにした(笑)

工夫としては、5年生の保護者には予め暗号の答えを保護者会にてレクチャーしておき、テレフォンで解答を聞くことができるようにした。

これにより、5年生が“置いてきぼり”になることを避けたのだが、テレフォンでのコミュニケーションの難しさを露呈した(笑)

また、この年は、サイボウズliveを使って、実況中継を行ったのだが、これが保護者の方には大変好評だった。

それはそうと、この年からは、卒業生にも参加を募るスタイルとなったことで、参加者の数が一気に増加。

オペレーションの大変さも増したが、それ以上に、この年からBBQのテーマを「大人の本気を見せる」に設定したことが良かった。

ちなみに、前年の流れをなんとなく引きづることがないように、ダミーの仕掛けなどを作って時間だけを無駄に稼がせたりした(笑)

このギミックは、その後、日の目を見ることはなかったが。。。

本気で問題を作る大人、本気で問題を解く大人、本気で楽しむ大人、そんな大人の背中から、子どもたちには何かを感じ取ってほしい。

この年も、BBQ会場への到着は大幅にずれ込む。

もっとも、さすがDGの保護者様方。

子どもを待つことはなく、大人だけで早々にBBQスタート(笑)

満足度の高いイベントになったように思う。

 

この流れはもちろん…

DG4人衆をよくご存じの方なら、この翌年の流れは既にお分かりいただけているかもしれませんね(笑)

そうです!

私にも作らせろ!!

ということで、この年は、田川櫻井が担当。

私は、卒業生をまとめて初めてのロードワークへ。

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ただ、全体の仕組みはこの年さらにグレードアップ。

詳しい様子などは、この辺りの記事をご参照ください。

(先に行っておきますが、全12回の大作です(笑))

https://keio-juku-gakudo.hatenablog.jp/entry/2017/06/20/182700

田川などは、出産後2ヶ月であることも忘れての徹夜作業(笑)

謎解きである関係上、私は手助けすることもできず…。

また、この年からは、保護者も一緒に謎解きを解いてもらうスタイルへと変更になった。

テーマはもちろん「大人の本気を見せる」である。

 やっと4人が結集

そして、順番的に「塾長」が作ると言い始める。

もう、お分かりですね。

はい、全員でやることになりました(笑)

ということで、初めての4人の力を結集してのイベント企画。

さらに、この年は、我々がボードゲームに出会ってから初めてのBBQということもあり、システムを大幅に変更

全体の流れをただ進行するだけでなく、ボードゲームっぽいものとし、

進路は一つではなく、各班で選択できるようにした。

また、各教室では担当者付きのアトラクション形式のイベントを実施し、「考える」だけではなく、体を動かすアトラクションも増やした。

例によって、詳細はこちらから。

https://keio-juku-gakudo.hatenablog.jp/archive/2018?page=2

 

ルールブックをご覧になりたい方は個別にご連絡ください。 

反省点としては、

「体育会系ノリが過ぎたこと」(笑)

「大人の本気を見せる」と言っちゃってるので…

保護者様にも普通に縄跳びを飛ばせるし街中はガンガン歩かせるし昼食までゲームの仕組みに組み込んじゃうし

イベントとして、ゲームとしての完成度は高かったが、この辺りは、御家庭のテンションによって満足度が分かれたような気がした。

 

そこで今年は

昨年のテンションはそのままに、保護者様からも運営側のお手伝いを募る方式にした。

ボードゲームもそうなのだが、やはりテンションの共有は大切で、

そして、それはそもそも強要するものでもなく…。

運営側の方が楽しく参加できる方もいるだろうし、

それはそれで私たちとしてはありがたい。

そもそも、70人規模のイベントのオペレーションが4人って…。

思えば、長女が会場となる建物内で行方不明になったりなんてことも(笑)

そうそう。そういえば、このイベントはお父様の参加率が結構高い☆

ご夫婦でご参加くださる方も多く、塾らしくはないけれど、

お酒なんか飲んだりしながら、保護者様と時間を共有するというのも塾としては、そうそうある機会ではなく、

私たちはこのイベントをとても大切にしている。

肝心な全体のシステムは…

まだこれからです(泣)

考えだせばキリがないので、まずは形にして、

そして、どうせやりすぎているので、櫻井にきちんと調整してもらって、

そんな過程を経て何とか今年もよいイベントだったと皆様に感じてもらえるようにできれば幸い。

まぁ、それ以上に自分が楽しいんですけどね。