塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

世の中だいたい約束記号

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、中学受験の算数の問題には、『約束記号』と呼ばれるジャンルの問題があります。問題の最初にある『約束事』が設定され、それに従って答えを導き出すという問題です。

たとえばこういう問題があります。

 

受験で出てくる算数の問題のひとつですが、脳トレ的な面もあって私は好きです。

 

大人の目から見ると、要するに「文字式」の「代入」ですから、そこまで難しくないように思えます。ですがそれは中学校の数学で文字式をしっかり勉強した経験があるからで、小学生にとっては慣れない作業ですから、かなり苦戦する場合もあるジャンルです。

※逆に言えば、ここを練習しておくことで中学数学が楽になります!

 

 

日常における約束記号

一見シンプルで当たり前の「約束事の通りに行動する」ということ。

日常生活の場においても様々なところで要求されることになります。

 

例えば、わかりやすいのが信号機

信号機には日本語の注意書きはどこにもなく、「青」「赤」の色が提示されるのみです。

ですが、道行く人はその色から「青なら進んでもよい」「赤なら止まる」という「約束事」を読み取り、約束通りに行動しているわけです。

約束事を守らないと、大変な事になりますからね!

特に道路では!

信号守ろうね!

 

 

さらに、大人になって「運転免許証」が欲しい!と思ったのであれば、もっと難しい約束記号をたくさん覚えなければいけません。それが「交通標識」です。見たことのあるものがたくさんあるでしょう。

それぞれ1つずつにちゃんとした約束事(意味)があります。

これらの意味をちゃんと理解して、そしてちゃんと守れる人でないと、運転免許証はもらえません。

 

そもそも「免許」「許」は、「許可」「許」

自動車はとても速く動く巨大な金属の集合体で、とても危険なものです。本来であれば禁止すべき危険度なのですが、ただし、ちゃんと約束事を理解して、ちゃんと守ってくれる人には特別に車の運転を「許可」しますよ!という仕組みなのです。

だから交通ルールを守れなかったり事故を起こしたりすると、免許証が使えなくなったりするのですね。

 

他にも例えば、

黄色と黒の縞模様を見たら、何かしら危険があるので注意しなければいけない

救急車やパトカーには道を譲らなくてはいけない

ふたは反時計回りに回すと開いて、時計回りに回すと閉まる

トイレにはトイレットペーパーしか流してはいけない

 

あとトイレといえばこのマークとか

まちがえると大変なことに!

世の中にはそういった約束だらけです。

 

ただ、堅苦しいことを言いたいわけではなく、

人間社会で生活していく際にはこういった「約束事」を覚えて守った方が、いろいろ便利で楽になりますよー!

という話です。

 

皆さんも、世の中の約束事を守る練習として、約束記号の勉強をしてみてはいかがでしょうか。

あとはおうちの人との約束事も守ってね!