塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

ボードゲームの「入り口」を考え直した件

こんにちは!!

すげ~!
投稿が私で続くって初じゃない??自分でもちょっとびっくりしています(笑)

 

前回書いたように、幼稚園の「母の会」でボードゲームを紹介するイベントをやらせてもらうことになりました。

このイベントのことについて役員ママ達で話すうちに、
ボードゲーム入り口を真剣に考えました・・・・・。

ボドゲを広めるのは前途多難ですね!
いや、心の中では広めるのなんて無理だと最初から分かっていたのかもしれない。
それを改めて痛感した出来事を綴ります!


簡単に説明すると、

ボドゲ✖学力(知育)の講演会とボドゲを実際にやってみよう

という企画に1000円と申し出たら、論争になったのデス・・・

『ただの講演に1000円は高い!』

『お土産とかないと1000円は営利目的だと思われる』

『1000円だったら頼まなかった』

ランチにはほいほい1500円とか2000円出すのに、1000円が高い?!

おっと、失礼しました。

彼女たちも悪気があって高いと言っているわけではありません。

なぜ1000円を高いというのか!
それは、過去に行った母の会が根拠です。

母の会って

(例)
ヨガ 500円

美文字 300円 ※ペンや紙などの提供アリ

お出汁の取り方講座 1500円 ※材料費として

誕生日プランナー講座(工作アリ) 1000円 ※材料費として

石鹸作り 500円

子供の運動機能向上+母のストレッチ 300円

 

役員のママ達が企画して講師を呼んでボランティアしてもらう感じ!
基本的に実費+α。


1000円というのはバリケードのため

私も最初は「母の会だしボランティアだし、500円くらいかな」って思っていました。たくさんの人に来てほしいな~と思って!

でも、家に帰ってうちの夫(すえちゃん)に値段相談したら、

 

「1000円未満はダメ。ゲームで「遊べない」層の人が、たくさん来て、ボドゲが成り立たない。場が壊れる。そんな経験たくさんしたでしょ?!」

 

確かに・・・・!!!

 

「1000円でも絶対来るって!!受験・ボドゲというキーワードがあるのに1000円を高いって言ってこない人にはボドゲはできないし、場が壊れるからそういう人は来なくていいんだよ!1000円なんてラーメン1杯より安いんだよ?!今まで無料、500円、1000円ってたくさんやったけどどうだった?」

 

DGの私としてはそれは120%わかる!わかりすぎる!!!

 

過去の無料のボドゲ会の数々の記憶がよみがえってきました・・・


そうだ!そうだ!
「安く、多くの人に」ってさんざんやったけどうまく行かなかった。

 

 

軽い気持ちでは遊べない、それが“本物の”ボードゲーム

ボードゲームって、誰でも楽しめるものだと思われがちです。
もちろん、簡単なルールのゲームもあります。

でも、本当に学びに直結するゲームは、それなりに思考力と集中力を要するもの。



たしかに、ボードゲームの中には、誰にでもすぐに遊べるようなシンプルなものもある。

たとえば『イチゴリラ』や『ニワトリのしっぽ』は、トランプの神経衰弱に似たルールで、幼稚園児でもすぐに楽しめる。

ラミーキューブ』や『バトルライン』なんかも、ポーカーのような考え方があるから“直線的な思考”で遊べる。

これらは、最初に紹介するボドゲの導入としては素晴らしい!!

ちなみに、この人はボドゲできるタイプかどうかの判断には『宝石の煌めき』を使っている🎵

 

 

でも、私たちは激重のゲームを知っている。
脳ミソ解けるんじゃないかと思うほど、頭をフル回転してひたすら勝ちたくて、楽しくて充実した時間を知っている。

 

たとえば『アグリコラ』。

自分の手番でできることがたくさんある中から、「今なにをすべきか」を見極めて一手を選ぶ必要がある。

『ティラミスティカ』や『サイズ』に至っては、使える手段が“自分の属性”によって全く異なるから、プレイヤーごとに戦術が変わってくる。

しかもこうした“重量級”のゲームは、みんなが真剣に取り組むと3~4時間かかるなんてこともザラにある。

考えることを楽しめる人がそろって、真剣に「勝つために次の手番では何をしよう…」と考えて3時間とか4時間があっという間に過ぎていく・・・

スエちゃんが『ボドゲ「知」の総合格闘技』とか言っていたけど、まさに!

 



ここまで言っておいてなんですが、私も昔は思っていたんです。

「たくさんの人に知ってもらいたい!だから無料でもいい。安くしてたくさん来てもらいたい!1度やってみたら感動するから!みんなやってみて!!」

実際、無料でイベントをしたこともありました。
でも、そのたびに感じた違和感。

☑️ なんとなくで参加した人が、ルール説明をちゃんと聞かない
☑️ 勝ち負けとかどうでもいいと、適当にプレイ
☑️ ボードゲームの“奥深さ”に触れる前に「なんか難しい」で終わってしまう

そうして気が付いたことが・・・


軽い入り口は、むしろ門を閉ざす!


だから「広く届ける」よりも「本気の人に深く届けたい」

ボードゲームって、パーティーゲームのような表面の楽しさ以上に、
思考力・論理力・大局観・感情のコントロールまで養える“すごい教材”なんです。

それを本気で知りたい、体感したい、という人にこそ、ちゃんと伝えたい。
そう思ったから、今回の母の会イベントも「1000円」にしました。

 

300円では伝わらない熱量がある

 

1000円でお客さんがたくさん集まりますように!