塾講師、かく語りき

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合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

ボードゲームができる奇跡の4人組

 

3日のボドゲ会の案内(末廣作)

5月3日!推理ゲーム大会!

 


ボードゲーム楽しかったなぁ☆

 

5月3日にボードゲーム大会は推理ゲーム大会でした。

改めて、 「ゲームだけやっとけば、賢くなるやん!!」

と感じました☆

 

少しずつ、競技人口が増え始めましたが、

まだまだ、まだまだボドゲ真のすごさは伝わっていない・・・

現に、今回の塾のボドゲ会に参加者が少なくて凹んでいる末廣・・・。

 

いや、ボードゲームという言い方が、テレビゲーム系のゲームという印象になっちゃうのではないかな?

私も出会ってなかったら

ボードゲームとかいいから勉強して!』

と言っていると思います。

 

 

最初にボードゲームで遊んだ衝撃!

マンガのような、まさに『雷にでも打たれたかのような衝撃と感動!』

今でもカラーで覚えています‼

 

そんな感動を塾生のお母様方に知ってもらおうとして勢いよく親子ボドゲ会を開催して、

“大ケガ”したトラウマもまるで昨日のことのよう(笑)

これは後ほど・・・・

 

さて、今回やったラインナップ

・チーズ泥棒

・キュリオス

・チューニングマシン

・ロストコード

・クリプティド

・サスピション

・ザ・ボス

①チーズ泥棒

チーズ泥棒

これは招待隠匿のおしゃべりゲーム!

これで場を温めて、ガチンコゲームに入る☆

自由におしゃべりしながら、チーズ泥棒した犯人を当てていく!もちろん犯人は誰かに濡れ衣を着せて逃げ切らねばいけない‼

コミュニケーションや演技力大事♪

嘘を付くのも頭がいるのよ!

娘に先日嘘を付かれた時にも同じきめ台詞を言いました(笑)

 

②キュリオス

キュリオス

これは自分の持っている情報からなるべく得点の高い宝石を集めていくのだが、持ち駒の制限があるので、考えて駒を置かねばならない。

もちろん、みんなの駒の置き方から、持っているであろう情報カードの内容を推測して、『ココに駒を使ったということは、持っている情報の中身は○○かな・・・ということは・・・』など、人の手を見て人の動きの合理性を考えていくゲームです。

また、持ち駒を増やすためには自分の持っている情報を開示しなければいけないという葛藤があり、人に情報を与えるぐらいなら駒が少なくてもいいという動きをした人がいた場合、その動きの合理性から、カードの中身を推理していくのです。

相手の行動から、合理的に考えて相手の持っている情報を予想して動かねばならない!

全員が合理的な動きをしていないと、大変!

ジリジリして楽しいゲーム!

 

 

チューリングマシン

チューリングマシン
 3桁の正解の数字を推理するゲーム。
自分で任意の数字を選んで、その数字を位ごとに条件に合致するか確認していく。
例えば、「235」を確認して、10の位は1の位よりも大きいとか、1の位は奇数か偶数か・・・ それらをヒントに、次に「542」を確認して・・・を繰り返して、3桁を最初にあてた人の勝ち!
これは算数の思考問題などにもよくあるタイプの1つ1つ検証していくやつね!
さすが数学者の方が作ったボドゲ
700万通りの問題があるので、ずっと遊べる☆
この問題の難易度ハードをやりたい♡
 
このゲームは検証して、1つ1つ情報を集めながら論理的に1つの解答に絞っていく根気が大切!
 
『やり方』とか『公式』とか、『考える・思考』ってそうじゃないよね?!とつくづく感じるゲームです。
 
上位校の入試問題や思考系の入試問題にはこの要素が多いのだが、これ系の問題を生徒に与えて『やり方教えて』とか言われると『・・・はぁ~そうよね』とちょっと苦笑いモードになっていることもしばしば(笑)
 

 

④クリプティド

クリプティド

これは、たった1つの正解のマスを探すために、人に質問しつつ、情報を整理して、全員の情報から条件をすべて満たすたった1つのマスを最初に見つけた人が勝ち。

質問する内容が大事で、何を質問すれば、選択肢を1つでも多く絞れるかが難しい

序盤はある程度あたりをつけて聞いていき、相手のイエス/ノーでエリアを絞っていくのだ。これは必要な情報を効率よく得るための質問がカギです。

 

⑤ザ・ボス

ザ・ボス

これはキュリオスと似ていて、持っている情報から得点の高い所にキューブを置いて競らねばいけない。その際に、自分の持っている情報を開示していくのだが、情報は1ラウンド1つずつ後悔しなければいけず、その順番で開示するかで、相手の動きも大きく変化する。手番順も大きく影響する難易度高め!

 

⑥ サスピション

サスピション

これは、宝石を集める要素と、自分以外の仲間の正体を見破っていくゲームです。

宝石カードが来ないと宝石が取れないという運要素もあるのだが、相手の正体を見破るには、相手への質問も考えつつ、駒を動かさねばならないので、考えないとダメよ☆

 

 

 

⑦ロストコード

ロストコード

これは、自分の数字6つの中から3つの数字の和をA~Bの間?など、質問を繰り返しながら、数字を1つに絞っていくゲーム。

予想する範囲を広くとれば得点が低くなり、狭くとれば得点が高くなる。

外さないように慎重になると得点は低くなるし、1つに絞るのが難しくなって大変!

私は序盤結構間違ったが、そのおかげで中盤以降に数字を当てられて得点が高かった。

場合の数を頭の中で組みながら、予想する範囲を絞って得点していかねばならない。

 

 

ボドゲって広めたいけど大変

ボードゲームってね、みんなできるわけではないのね。

もちろん、簡単なゲームもめちゃくちゃ数あって、誰でも出来るものもあるんだけど、少なくとも、うちの末廣が選ぶゲーㇺは簡単にはできない。

5月6日のゲーム会はトリックテイキングをやりまくる回だったんだけど、だれかが自分が勝ちたいがために、嘘を付いたりしたらゲームが壊れちゃうのよ!

 
みんながルールを守って全力で勝ちたいと思って行動しているところに論理性が生まれるので、テキトーにやる人がいると途端に面白さが減るのね。
 
ボドゲやるのに必要なもの!
★考えることを楽しめる。
★勝ちたいと思う。
★正々堂々戦う。

こんなことが要求されるボドゲって、本当に難しい・・・
以前、ボドゲと4科目の受験勉強ならどっちが難しいかというよく分からん質問を受けたが、4人一致でボドゲだった・・・。
そりゃ、相手変われば、席順変われば、ゲーム変われば、全く違うゲームになるので、ボドゲです。
いつ何時でも難易度の変わらない試験問題は対策すればいいからね。
でもさ、例えばルールがよく分かっていない人でも、手番回ってきたときに手札どれでもいいから出せば成立しているような状態になるゲームって多いのよ。
生徒がボドゲしているのを見ているときに・・・
「この子、何したらいいか分かってないな。テキトーにカード出しただけやな!」
っていう場面があるのね。
そしたら、その両サイドにめちゃ変動があって、その子の影響をモロに受けて、めちゃ勝つとかあるのね。それもまた面白いんだけど。
 

我々4人は奇跡の4人

というわけで、ボドゲって奥が深いのです。
そんなわけで、ボドゲってなかなかパーティーゲーム止まりのライト層が多い。
重いゲームをやれる人も少ないし、それをベスト4人プレイなら4人、
ベスト3人なら3人集めるって本当に大変で、ボードゲームカフェも次々と閉店している現実があります。
そんな中、4人の会社の4人全員がボドゲ適性高めで、ボドゲ好き
なんという奇跡!!!
しかも1人はマニア級に調べて、几帳面に発売日から値段の下落予想までして底値で買うほど(笑)
しかも、4人の勝敗はあまり変わらず、4人が4人勝ったり、負けたりいい塩梅
本当の勝率は分かりませんが、同じぐらいらしいです。
私は結構負けている気がしていますが、デカい・重いゲームでたまに派手に勝つので
警戒されています・・・。
6年前ぐらいに、24時間ゲームを2日かけてやったときに最後に追い上げて逆転勝ちしたときから、奥地に「弱いフリをして警戒を緩ませ、その隙に勝ちをかっさらう女狐」と言われています(笑)