毎年恒例、当塾の春期講習が、先日の木曜日に終了しました。
その春期講習ですが、新型コロナウィルスの影響で例年と違った対応を余儀なくされ、試行錯誤の連続となりました。今回は結局必要ありませんでしたが、Webカメラやアプリを用いたオンライン授業案もありました。
色々な新しい要素を取り入れる作業は大変ですが、塾としての進歩はこういったときに起こるものなのだなぁと実感しました。
「キノコの可食・不可食の識別は飢饉の時期に進んだ」という話を聞いたことがありますが、危機の時にこそ、革新が生まれるものですね。
この数日、寒い日と暖かい日が交互にやってきています。すっかり春の気候ですね。
ちょうど春期講習中の理科の授業範囲だった「移動性高気圧」の影響がよくわかる数日でした。
また、夜空を見上げると「上弦の月」が見られます。1週間くらい後にはきれいな「満月」になりそうですね。
月の形の変化も、ちょうど春期講習で勉強したばかり。
春期講習の理科は「地学」の範囲を中心に授業をしていきました。
(理科には「生物」「地学」「化学」「物理」の4分野があります。)
「地学」とは「地球科学」のことで、私たちの住む地球に関することを学習する分野です。
例えば「気候」や「地層」だったり、宇宙から見た地球ということで「太陽系」や「月」のことも学習します。
この地学の分野を春に勉強しておくと、先に書いたように、今まさに「移動性高気圧」の影響を受けていることが実感できたり、「月」の形が約1か月で1周する様子を観察できたりするわけですね。
他にも、夏になったら夜空に「夏の大三角」を観察できますし、博物館で恐竜の「化石」を見ることができますし、旅行に行った先で「三角州」や「地層」などの地形を見てみようと思ったりもできます。「天気予報」を見る目が少し変わったりもします。
要するに、地学の学習内容は実体験できるものが多いので、早めに勉強しておくと知識だけではなく体験として記憶に残すことができる!ということです。
日常生活のすぐそばにある「地学」、ぜひ探して実感してみてください。
あと、大人になってから改めて小学理科の勉強をし直してみると、「そういうことだったのか!」と思うような新しい発見がたくさんあります!
正確に言うと再発見でしょうか?
小学生当時にはよくわからなかったことが、大人になるとわかるようになっているものです。小学理科の教科書や資料集を、今見てみると意外と楽しいですよ!
もし時間がありましたら、昔の教科書を引っ張り出してみたり、お子様から借りてみたりして、一度読んでみてください。