ボードゲームから学ぶ
コロナ期間の特別対応もすっかり落ち着いて、少しだけゆっくりした日々を過ごして
いるつもりだった(笑)
現実は、そうもいかず、
なれない補助金系の業務であったり、
そして何よりも、
7月に開催予定のBBQの準備であったりと、
何かと慌ただしい日々。
例年だと、BBQの後は、保護者会も終わり、ちょっとだけ一息つける時間であるのだが、
今年はそうもいかず。
ただ、タスクが少しだけ減って、
考える時間が増えるのはある意味平常運転とも言える。
今年も、BBQイベントの大枠を決めるべく、あぁだこぅだと考えを巡らせる。
そして、自分の考えだけではなく、先人たちの知恵にも思いを巡らせる。
そう、実際のボードゲームから学ぶのである。
ということで、今週も新たなボードゲームをしなくてはならない。
言うまでもないことであるが、業務である。
当然に業務であるのだ。
幼児にボコボコにされる
ということで、私、田川、櫻井、長女の4人で取り組んだのがこのゲーム。
パレオリシック
http://fu-ka.livedoor.biz/archives/paleolithic.html
要は、サイコロの出目をもとにリソースを管理し、それを上手に使って、家を建てたり、工芸品を作ったりして得点を稼ぐゲームだ。
我々は、ゲーマーらしく盤面を静観する。
ダイスの目が高くなければ獲得できないリソースが2つ。
緑と黒である。
なるほど、これは緑か黒が重要なのだろうなぁと理解する。
ゲームでは、櫻井が緑にポジションを取り始める。
後塵を拝した私は、やむを得ず、黒を中心とした作戦に。
その二人に挟まれた田川は苦戦を強いられる。
そんななか、一人全くことなる作成を取る者がいた。
長女である。
緑や黒は、ダイスの目が高くなければいけないため、
そこに至るまでの準備が必要となる。
そのうちに、一人、ひたすらに取得可能なリソースを集め、
次々に製品化してく長女。
おっ!いんじゃない!!
オハナやるじゃん!!!
えっ!マジで!!!!
ゲーム終わっちゃったやん…
最後の得点計算、何と勝利したのは長女である。
勿論、ダイス目という運に左右される要素はあれど、
我々は全力で完敗したのである。
目の前の最善を尽くすということ
さぁ負けた原因は何だろうか。
言い換えれば、長女が大人を負かすことが出来た原因は何だろうか。
それは、目の前の最善を取り続けたことにある。
このゲーム、誰かが8つの生産を終えるとゲーム終了となる。
大人は、つい8または7の生産でいかに高得点を取れるかを考える。
そこで、点数が大きく、やや工数のかかる選択肢を検討し始める。
ところが、長女はわずか6歳。
数ターン先まで見越せるわけもない。
そこで、彼女が取った作戦は実にシンプル。
現状で最もリソースを獲得できる選択をし、
リソースを使って生産できるタイミングはひたすらに生産する。
結果として、彼女が8つ生産したことでゲームは終了したが、
私は6つしか生産できていなかった。
これでは、いくら得点の高いものを生産していたとはいえ、さすがに分が悪い。
こうしたことは、ボードゲームの世界でなくともいくらでも起こりうる。
全体を俯瞰し、先を考えて行動する。
恐らくほとんどの人から称賛される行為である。
しかし、本当に「俯瞰」できているのか?
本当に「先を考え」られているのか?
中途半端な思考は間違いなく、行動力の前に屈することになる。
まして、先を見越して積極的に行動するならまだよいが、
まだ時間があると余力を残すなど愚の骨頂である。
結局、強いのは目の前の状況で最善を尽くせること。
先が見通せればなおよい。
ただ、「なおよい」に過ぎない。
勿論、やみくもに進むことを「最善」とは言えないが、
必ずしもゴールから計算できなくとも、
目の前に全力を尽くすことはやはり最適解足りうるのである。
DG的目の前の最善とは
今週は補助金等の申請にだいぶ時間を取られてしまった。
コロナ期間中も、新館は空けていたが、本館の2教室はクローズしていたり、
非対面型の授業を実施するために必要なものであったり。
申請が通るかわからないが、今のDGにとって最善となる手を打ったつもりだ。
来るのかどうかわからない第二波に関しても全力で備えていく。
入試が近くなればなるほど、数字や根拠よりも、
感情が重要になってくるだろうから。
そして、DGの最善とはそのような状況を見据えても、
常に楽しい方を選択することである。
今回の選択がどのようなものなのかは、申請が通った後に明らかにしよう。
通らなければお蔵入りである(笑)
ということで、皆様には、無事に審査を通過することを祈っておいて欲しい(^^)/