気が付けば、今年ももうあと10日しかありませんね。
クリスマスやらお正月やら世の中全体であわただしい時期ですが、進学塾としても例外ではありません。
受験本番まで残り1か月強しかないため、1年で最もピリピリした期間に突入します。
師走とはよく言ったものです。
さて、この記事のタイトルですが、ダンテ『神曲』に登場する地獄の門の銘文の一節、
「この門をくぐるもの、一切の希望を捨てよ」
をもじったもの。
地獄の門は『神曲』作者兼登場人物のダンテが地獄を巡る際にくぐった門で、これをテーマにしたロダンの彫刻も有名です。
門そのものよりも、門の上部に座る人物『考える人』の方が有名かも。
これをもとにした記事のタイトルはなかなか物騒ですが・・・。
来週から冬休みを利用した冬期講習が始まります。
25日(月)が今年最後のお休みで、正月一日に新年を祝ったらまた1週間ほど連続で勉強の日々。
年末年始お決まりの日程です。
さらに1月になると平日も授業を開設するので、ほぼ毎日のように通塾することになる人もいます。
簡単に言うと、遊ぶ時間・暇な時間が無くなります。普段ならテレビを見たり漫画を読んだりしていた時間を、勉強に置き換えないといけないのです。
受験をすると決めた以上、それに合格しなくてはいけません。全員がそう思っているはずです。
どんな問題が出て何点取れば合格なのかも定まらないのですから、極力高い点数が取れるような準備が必要となります。
その準備に最も適した時期が直前期。
直前期の勉強1時間は、その他の時期の3時間に匹敵します。
(特に理社はこの時期に仕上げないと本当にまずい)
ですから、受験を志す生徒の皆さんは、「遊びたい」「おしゃべりしたい」「テレビ見たい」「Youtube見たい」などの希望・願望を捨てて、合格を勝ち取るための勉強をしましょう。
受験の門は、合格者と不合格者を無慈悲に分けてしまいます。ラインより1点でも高ければ合格、1点でも低ければ不合格です。
そのことを心に留め、これからの1か月ちょっと、色々なことを飲み込んで受験の門を叩いてほしいと願います。
※あ、冬期講習、ひいては勉強を地獄だと言うつもりはありません。勉強だって楽しめれば楽しいものです。天国ですらあります。
ダンテも「我若し片足を墓に入れるとも、我は学ぶことを欲するだろう」と言っています。
最後に、この記事を書くにあたって、着想を得るために参考にした動画を紹介します。
ランチは地獄の門の奥に『びじゅチューン!』 - YouTube
※音が出るのでご注意ください。
世の無慈悲さを歌った名曲です。