塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

女の子なんだから!

※なぜか中途半端なところで途切れていたので、追記しました。 


あ~はいはい。。。もしや田川って女はフェミニストなのか!?

いいえ、断じて違います。

むしろ、私は「女の子なんだから」と多用しています。

 

 

面談時、ピクッとなるその②「女の子なんだから」

面談時、保護者様の口から出てくる「女の子なんだから・・・」

の続きは決まって

 

「女の子なんだから、そんなに勉強しなくてもです。

 

気づかれないように、微妙にうなづいて、全面同意しないようにしています。

主人と2人で面談すると、主人は「そうですよね~!」と上手にリアクションしますので、私は肯定も否定もせず、ただただ「へぇ~そういう考え方ってあるんですね」という感じでびっくりした感じで首を小さく上下に動かす動作をします。

 

そういう価値観を否定はしませんが、私は全く逆の立場です。

こそ、色々大変よ??

なんだったら、男以上に色々と頑張らなきゃじゃないかと思うのです。

 

「女であること」は結構大変で楽しい。

女の人が大変楽しいという理由は、色々ありますが、

①「あげまん」「さげまん」という言葉がある。「内助の功」ですね。

②「子は親の鏡」はもっぱら母親のこと。

③才色兼備→主に女に言う

④男の人より稼いだり学歴が高いと結婚に恵まれない。

⑤あまりにも目立つとよく思われない。3歩下がって~ってやつ。

⑥愛嬌や「かわいげ」、「守ってあげたい系」の部分を求められる。

⑦「女子力」という言葉に色々と包含されるスキル多し。

⑧家事等生活力はあって普通、無いとマイナス。

その他。数えたらきりがないので、以下省略。

 

ほらね。女って本当に色々と大変なんだよね。

そしてほら、極めつけは「大奥」ですよ。

いつの時代も、男の影に女あり。

女次第で男は変わるし、女がしっかりしなきゃなのよ!!!

 

子どもの成績も旦那の出世も、なんだかんだで母、嫁、奥さんありき。

調子がいいと、

「あ~、あそこは母or嫁or奥さん、がしっかりしているから

 

調子が悪いと

(皆様の国語力で察してください)

 

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やっぱり女が頑張らんと!

ね!?女がしっかりしないといけないような気がするでしょ。

もちろん、古い価値観だと言われることは百も承知だけど。

そしてね。

頑張るって言っても、それは、男と同じようにということではなくて。

 

 

 

「男に負けるな!」

私の父は、小さいころから繰り返し言っていた。

「お前の時代は女の子だからという時代じゃない。男なんかに負けるな!」

 

その言葉通り、体育だろうが、喧嘩だろうが男に負けるというのは大嫌いだった。

女の子とみられるのも嫌だったし、「女らしく」という言葉は嫌いだった。

大学進学のときは、親戚のほとんどが

「女の子なんだから、大学に行かなくてもいい」

「女の子なんだから、九州からでなくていい」

と言っていたので、半ば意地でも大学に行きたかったし、九州は飛び出さないといけないと思っていた。

 

 

「男に負けるな」は違う!

 

24~25ぐらいのときかな。

「女には女の考えなければいけないことがあるな」と思って、価値観が変化

きっかけは、友達の結婚や出産だ。

当時、SNSの走り。

FaceBookMixyというものがあり、同級生の近況が伝わってくる。

高校の時にラブラブだったカップルが分かれて、他の人と結婚している。

私は浪人したし、まだ大学生だけど、もう子供を産んで母親になっている子もいる

 

あれ?・・・私、この先・・・どうなりたいの?

 

かなりの衝撃で、いてもたってもいられなくなり、友達を呼び出して飲みに行った。

 

 

当時は今の主人と同棲していたし、ぼんやりと

この人と結婚して、出産して、仕事もして~と思ったが、具体的にイメージできない。

 

ちなみに結婚を決めたときに転職活動をしたが、

 

「18時ごろ帰りたいって、甘いね。」

「結婚とかする予定は?結婚はいいけど、産休は・・・」

「女の人の25歳って企業側は警戒しますよ」←転職の担当の人より

 

当時はリーマンショックのときだし、働き方改革とか全くない感じでしたね。

一部上場の大手の総合職ぐらいじゃない?産休や育休制度が機能していたのは。

 

父ちゃん!「男に負けるな」だけじゃなくて、女の直面する問題を教えててよ。

いや父ちゃん男だったか(;^ω^)

 

だから、品川女子の28歳プロジェクトはすごいなと思う。

28という設定も絶妙~♪

https://www.shinagawajoshigakuin.jp/28project/about/

 

話を戻そう!

要は、「女」であることは

「頑張らなくてもいい」という理由にはならないということだ。

これを口に出す人は、

「ステキな人と結婚すればいい」と思っているのだろうが、ステキな人は相手を選び放題なわけで、そんな人に巡り合うためには自分も磨かなければならないし、やっぱり頑張らなくていい理由なんてどこを探してもないのだ。

 

 

働くとしても、もし自分が雇う側だった時、まったく同じ仕事ぶりだったら、産休や育休のある人を責任者には気が引けるだろうし、どっちか一人雇用するときは男の人を選ぶ可能性が高い。

もちろん、業種によって女性のほうがいいものもあるが。

とにかく、女は他のライフプランも含めて色々と総合的に人生設計をした方がいいと思うのだ。

それは、育休制度や産休制度がどうとかの問題ではなく、それぞれが考えるべき。

 

 

うちの塾は、去年は弟君たちも預かったが、今のところは女子専門。

預かっている間に、少しでもこの思いが伝わってくれればいいなと思う。