暖かくなってきたので、以前やっていた深夜のジョギングを再開してみました。
すると、久々にしっかり体を動かしたものですから、呼吸器官がすっかり弱くなっていてかなり息苦しさを感じました。たまには運動しないと今の自分の状態がわからなくなるものですね。
今回こそはしっかり継続できるといいなと、筋肉痛の足をさすりながら思っております。
持久力はいつ付くのか
今回久々に走ってわかったことが、
「普段走ってないと、いざというときに走れない」
ということです。(当たり前の話ですね。)
かなり前にもジョギングをしていた時期があって、そのときの記憶を頼りに今回走るコースを設定したのですが、そのコースを全然走り切れず、道半ばでウォーキングに切り替えざるを得ませんでした。
体力は想像以上に落ちているものです。
ですが、今後そのコースを何度も走り続ければ、いずれは難なく完走できるようになるでしょう。
そして次はもっと長い距離を走り、さらなる体力向上へつなげていくわけです。
では、ちょっと塾っぽい話を。
算数力はいつ付くのか
皆さん、「わり算」はできますか?
そしてそれは、いつできるようになりましたか?
小学校でわり算を習うのは3年生ですから、高学年生であればもちろんできるでしょう。
ですが、はじめて「九九の範囲を越えたわり算」が出てきたとき、新しい筆算のやり方を覚えるのに苦労しませんでしたか?
もしくは、それ以外の部分で苦労がありませんでしたか?
わり算をするためには、その前に習得しておかなくてはいけない技能があります。
それは、「○けた×1けたのかけ算」と「ひき算」です。
たとえば、2384÷85の計算をするとき、その筆算は次のようになります。
このように、商とあまりが出るまでには「85×2」「238-170」「85×8」「684-680」という4つの計算を正確に行わなければいけないことが分かります。
つまり、「2けた×1けたのかけ算」や「3けたのひき算」を間違えてしまう人は、わり算も間違えてしまうということです!
ですから、わり算ができない人は、その原因が「かけ算」なのか「ひき算」なのかを探り、そこの部分の補強をしっかり行わないといけないのです。
で、このようにして「わり算」を習得できたのであれば、その先にある「割合」や「図形」などの様々な問題にアプローチできるようになるのです。
わり算必須!
で、話を戻しますと、わり算はいつできるようになるのでしょうか。
3年生で習うのは、「わり算のルール」です。
※かけ算、ひき算、かけ算、ひき算、・・・を順番にやっていくという「やり方」
「ルール」を知ったその時点ですぐできるようになった人は、「かけ算」と「ひき算」をちゃんと勉強し、習得していたのだと思います。素晴らしい!
そうでない人は、ルールを覚えるのに時間がかかったのか、もしくは「かけ算」「ひき算」の計算ミスがあったりして間違えたのか、だと思います。何が原因で間違えたのかが明確であれば良いのですが、よくわからないまま学校の授業や宿題で何度も何度もわり算の筆算をくり返し、いつしかできるようになった人も多いのではないでしょうか。
それはそれで良いと思うのは、「わり算の筆算」は「ルール」「かけ算」「ひき算」をすべて備えているので、結果としてそれらを同時に鍛えることのできるトータルトレーニングであるからです。
※ただ、もし原因がハッキリしているのなら、その根幹の部分から補強していった方が効率は良いと思います。ひき算が苦手なら、2年生のドリルを使ってひき算の練習をすることも場合によっては必要だと私は考えます。
そうして自分に足りていなかった要素が改善されていき、「ルール」「かけ算」「ひき算」の3つが一定の水準(レベル)に達したとき、ついに「わり算ができるようになった!」と言えるのです。
これがゲームであれば、レベルアップのファンファーレ(♪チャラララッ チャッチャッチャー)とともに
【わりざん の ひっさん をおぼえた!】
みたいなメッセージが現れもするのでしょうけど、残念ながら現実世界でそのようなことは起こりません。
人のレベルは音も無く、ひっそりと上がります。ですから、レベルが上がったことに自分自身でさえ気付いていないこともあります。
だけど、わり算ができるようになったということは、レベルは確実にアップしているのです。
「いつ」上がるのかは明確には言えないもので、「上がった」という結果がテストなどの際に明らかになるのです。
そして、わり算ができるようになったら全クリ!というわけではありません。
その先にはもっと恐ろしい「割合」「速さ」「図形」などといった強敵が、勇者を待ち構えているのです。
さあ、「剣と盾」もとい「えんぴつと消しゴム」を装備し、目の前の敵(宿題)をやっつけて、レベルをどんどん上げていきましょう!
あと、しばらくサボったりするとレベルが下がる場合もあることをお忘れなく・・・!
元通り!?