塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

水たまりの宇宙観

急に暖かい日

今週に入ってから天気は良好ですね。

冬の間ずっと使い続けた重い上着から解放され、自転車の走りも清々しいというものです。

上着はもうクリーニングに出してもいいかな?なんて思いつつ、春の天気は三寒四温

あと何回か寒い日があるかもと思うと、なかなかタイミングが図りにくい。

実際先週は雨の日もありましたからね。

 

 

その先週の雨の日、自転車が使えないので電車に乗るために駅まで歩いていたとき、道中に水たまりができているのを見ました。

水たまりといえば「コップ1杯の水に約1000万ほどの微生物がいるよ」と授業で教えたりするのですが、果たして雨で一時的にできたこのような水たまりには微生物はいるのだろうか?

田舎にできるような、土の上にあってめったに干上がることのない水たまりであれば微生物も繁栄できるだろうけど、都会のアスファルトの上では一度干上がってしまうと、その中の微生物は絶滅してしまう気がする。

するとこの水たまりには何もいないのだろうか・・・?

 

ってことは飲んでも大丈夫・・・?

(黄砂やら排気ガスやらいろいろ入っていそうなので無理ですが)

 

水たまりの宇宙

水たまりに住む微生物は、そこが「干上がる可能性のある水たまりである」ということは認識できないでしょう。

水がある場所に生まれ、水中を漂いながら生きている微生物。食物連鎖に組み込まれて生きている以上、本来その人生(?)の終わりは「他者に食べられた」ときです。

ですが、この住みかは「水が蒸発する」という別の終わり方があり得ます。そのとき微生物たちは正に天変地異を実体験しながら生涯を終えていくのでしょう。考えてみると恐ろしい話です。

 

そういう意味では、理科の実験でコップに組み上げられた微生物たちは、住み慣れた水たまりから急に容器に入れられ、大きな揺れを感じながら運ばれ、透明なプレパラートの上に乗せられて、巨大な人間の目で観察されるなんていう恐怖を体験することになります。

まさしく蒸発事件の実体験ですね。

 

 

でもそれでいうと、地球だって、もしかしたら三次元の住人には感知できない上位次元の誰かが作り上げたビオトープなのかもしれない。というかこれぞまさしくテラリウム

(たぶん一般的にはその上位存在を『神』と呼んでいるのだと思う)

(・・・と思って『創世神話』を軽く調べてみたら、世界中にたくさんあるんですね。)

 

地球はヒーター(太陽)から適度な距離に置かれた惑星で、地球全体に光が当たって且つ日照時間がちょうどよくなる程度の速さで回転する自転機能が付いており、少し暑くなりすぎたら雲を出したり雨を降らせたりして調整。大気と土壌を整えるための植物を用意し、植物が増えすぎないように草食動物を、草食動物が増えすぎないように肉食動物を適度な数だけ配置。

ときどき隕石を落としたり火山を噴火させたりして数の調整もしていきます。

 

 

そのようにして何億年も続いてきたのが地球だと考えると、ものすごくよくできた環境システムですね!

つくってくれた神様ありがとうございます!

 

 

でも・・・できれば気温の調整はもうちょっとゆるやかに上がっていく感じでよろしくお願いします笑

 

 

 

みんなの地球!

(上位存在が見てる・・・!)