塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

親子で学ぶトリックテイキング大会①

GWにボードゲームはいかが?

今年もやってきました!GW!!

DGでは、毎年GWにイベントを実施しています。

昨年は、なぜか寝袋とランタンを買って、夜通しイベントなるものを実施したりしましたが…(笑)

今年は、真ん中の4日、5日がレギュラー授業であるため、泣く泣く断念。

(単に体力の衰えからあきらめたわけではありません。)

ということで、

3日には「推理ゲーム会」

6日には「親子で学ぶトリックテイキング大会」

を実施することになりました。

3日の様子は、田川あたりが書いてくれているようなので

(いつあがってくるかはわかりません(笑))

私の方は、6日の「親子で学ぶトリックテイキング大会」について書いていこうと思います。

 

トリテの基礎を学ぶ

まずは、『ザ・クルー』というゲームを使って、みんなで「トリックテイキング」と呼ばれるメカニクスの基礎を学びます。

このブログで「トリックテイキング」について書いていきますと、

恐らくそれだけで今日のブログが終わってしまいますので(笑)、

簡単な説明だけにしていきたいと思います。

「トリックテイキング」とは、一人ずつカードを出していき、誰がその中で一番強いかを決するゲームです。

このゲームには、

「リードカラー」

「マストフォロー」

「切り札」

など、共通する特有の概念が存在しますが、これらをスライドを使って丁寧に説明していきます。


はい!実は、この『ザ・クルー』というゲーム、DGに5つも存在しています(笑)

なぜかというと、昨年、卒業生向けに実施した「卒業生トリックテイキング講座」に、

出版元のGPさんからご協力を頂いたからです!

つまり、5つのうち、4つはご提供いただいたものになります。

ありがとうございます!

ちなみに、GPの米川常務とはGP本社でお話しさせていただいたこともあります!

 

さて、一通りの説明が終わると、簡単なテスト問題を解いてもらいます。

このあたりは、いかにも塾っぽくて、ボードゲーム界隈の方の中には、

良い顔をされない方もいらっしゃるかと思いますが、

今日のメインはあくまで

「理解して、それを応用すること」

皆さん、その趣旨を理解して頂いたようで、楽しく取り組んでいただきました。

簡単な問題を解いた後は、実際にプレイしてもらいました。

そういえば、このゲーム、「トリックテイキング」というシステムにもかかわらず、

「協力ゲーム」という側面があるのです。

従って、自分だけがうまく出し切ることができればいいというそういうゲームではありません。

全体の枚数を気にしながら、

自分の手札を客観的に評価し、

他の人の持つカードの確率や出す順番に

気を配らなくてはなりません。

 

決して簡単なゲームではないのですが、単に勝敗を決めるだけでないという点が、

班ごとの振り返りのしやすさを含め、この会の導入にはふさわしかったなと思います。

 

恒例のシリーズもの化

ということで、気が付くと導入ゲームの紹介だけで1000字を越えてしまいましたので、

他のゲームについては次回以降説明していこうと思います(笑)

単なる記事数稼ぎではありません(笑)

さて、これからも、ボードゲームと教育」という観点から記事を書いていくことが多いと思いますが、

私が考える「ボードゲームと教育」の良さの一つに

座学の前に実体験ができる

という点があります。

例えば、先ほどの『ザ・クルー』を例にとって考えてみると、

そこには、「確率」「場合の数」という考え方が出てきます。

はい、多くの受験生が一回躓くあの分野です(笑)

私は、躓く理由の一つに、「実体験の欠如」があるのではないかと思います。

つまり、数学として扱う前の子供時代の体験が乏しく、

結果としてこれらの概念が算数、数学の教科書の中のものとして捉えられているということです。

私は、幼少期は、実体験から積み上げていくことが何よりも大切だと考えており、

その意味では、ボードゲームはとてもいい教材だと考えています。

しかし、このボードゲーム、致命的な欠陥があります!

 

何を買っていいかわからない!

説明書を読むのがめんどくさい!

 

そうなんですよね。私も人並みに人の親ですからわかりますが、

なかなか時間が取れないんですよね。。。

また、塾でボードゲームを扱っている所も増えてきましたが、

とりあえず扱っているという所も多く…

ということで、そういう方はぜひDGまでご連絡ください!(笑)

昨年やっていた、親子向けボードゲームサロン

「DGの玉手箱」

そろそろ復活しようかな~