塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

塾講師が教える未就学児とボードゲームをする方法(DG編)

娘に教えられる日が来た

24日間の夏期講習(補講を入れるともっと長いのだが。)も終わり、来週から通常業務となる。

夏期講習に入ると、家族で塾人の我が家は、必然的に、娘たちも「夏期講習」ということになる。

この夏期講習で「曜日」という概念を覚えた娘。

「パパ、きょう火曜日だからブログだよ。」

「もう木曜日だよ、早く書きなさい。」

犬以外は雄のいない我が家での、私のポジションは想像するに難くない。

ということで、火曜日更新のブログが土曜日になってしまった。

父の威厳を死守すべく(笑)、来週から、期日はきちんと守るようにしま~す。

 

話題のうんちをしたのはだぁれを例に

閲覧数などを解析してみると、やはり塾講師っぽいネタの方が閲覧数がいい。

1位は妹との絶縁について田川が書いたブログなのだけれど。。。

そこで、今日は未就学児とボードゲームをする方法について書いてみたい。

(思いっきり狙ったタイトルにしてみました(笑))

まずは、下記の動画を見ていただきたい。

 

話題の「うんちしたのだぁれ」をDG4人+4歳児でやっている時の様子である。

(私は1抜けしたので撮影者。)

少し見づらいところもあって申し訳ない次第であるが、

気づいてほしいことがある。

大人の発する異様な奇声である。

である。

本当に気が付いて欲しいのは、奇声を発するほど「大人もガチ」な点である。

私たちは、「接待プレイ」は絶対にやらない(我が娘だからかもしれませんが。)。

子供の年齢を考慮するのは、「ゲーム選び」「インスト」の段階だけである。

要するに、準備段階で大人が思考を巡らせればそれで十分ということだ。

ゲームが始まれば、全員が全力で勝ちに行く。

おそらく、「それだと負けてすねる」「勝つ喜びを~」みたいなありがたいお声が聞こえてきそうである。

しかし、「負ける」ことを学ぶのである。「拗ねる」などもってのほかだ。

拗ねるようなことがあれば、厳正に対応する。

その代わり、「もう一回」には可能限りつきあう。

大切なことは、「負けた」あとにどうするかだ。

月並みな言葉で言えば、「失敗から何を学ぶか」である。

そこは、子供であろうが、たとえ4歳であろうが関係ない。

 

また、あるとき優しい方々とプレイし、勝利した娘。

帰り際の発言である。

「あの人たち、優しかったね。ハナに勝たせてくれたもん。

パパとママと家でやろうね。」

そう、子供は大人が考えているより敏感で、しっかりしているものだ。

私達は、必要以上に子供扱いすることはないし、それは一人の人間に失礼だと考えている。

 とかっこいいことを言ってはみたが、

要は子ども相手でも負けたくないのだ(笑)

そして、意外と娘もカードを出せている!

 

インストマスター

ちなみに、弊社で新しいボードゲーム開封する際の役割分担は明確である。

末廣:ゲームの選択→調べた蘊蓄を語る。

塾長:タイル抜き

田川:タイル抜き&コンポーネントの整理

櫻井:説明書熟読→インスト

 

インストに関しては、ゲーム会などでは色々とあるようであるが、

私たちはダイヤモンドよりも強固な信頼関係が構築されているので(たぶん)、

インストの途中であっても桜井にガツガツ質問する(笑)

それはそうと、4歳児に対する運営部長のインスト

というか4歳児と運営部長がやるゲームの様子は必見である。

これは、先日やっていた「ふしぎなぼうし」というゲーム。

4歳児でも十分にプレイできていた。

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塾講師という職業柄もあってだろうが、絶妙に「具体」と「抽象」を使い分け、

4歳にルールを理解させていく。

そして、彼が勝つ(笑)

鬼畜の所業、よくできたゲームである。

ちなみに、我がDGは、小さい子供とプレイするときでも、「ルールの遵守」は、厳格にやる。(自分たちは、はみ出し者ばかりな気もするけれど。)

ゲームが壊れてしまうと、本来の楽しさを味わえないばかりか、次からルールを破った人間が参加させてもらえなくなる可能性があるからだ。

 

一応まとめてみると

何だか言いたいことを言っているだけのようになってしまったが、一応まとめてみると、

(1) 準備段階で、子どもでも楽しめるものを選ぶ。

(1´) この際、単に瞬間的な「楽しさ」だけでなく、「考える」「記憶する」などの要素があるものを選ぶと、教育的には良い。

  ただ、必ずしも必要なわけではない。

(2) 全力で勝ちに行く。

(3) ルールはきちんと守らせる

(4) 「もう一回」にはできる限り付き合う 

 

夏の終わりに

今日の遠足が終わると、DG4人衆は久しぶりに我が家へ終結

そう、子どもたちが寝静まってから、大人たちの熱き戦いは始まる。

さて、私は今日やるゲームの選定をしよう。