塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

空想と一期一会

10月。過ごしやすい季節になりました。

 気温、ちょうどいい。

 食べ物、おいしい。

 勉強、はかどる。

何をするにも良い季節ですね。

 

空想の秋

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ただ、この季節、過ごしやすいがために、ついボーッとしている時間が増えてしまうのが難点。

暑い時期は、何もなくても「暑い、どうしよ」って考えていますし、寒い時期「寒い、どうしよ」って考えています。

春と秋のちょうどいい時期は、心地よい気温の中で、何ということもない空想で時間が過ぎてしまいます。

本当にどうでも良さそうなことばかりを考えています。

元からボーッとしていると指摘されることが多いのですが、この季節は特に多く発生しています。

ちなみにどんなことを考えていたかというと・・・それについてはまた後ほど。

 

先日も、駅から家までの道中、ずーっと考え事をしていました。知らない道を歩く時とは違い、家までの道筋は体が覚えていますから、頭を使わなくても帰れますからね。

他にも電車の中とか、近所の総合体育館のトレーニング室でエアロバイクを漕いでいる最中とか、ぬるめのお風呂にちょっと高級な入浴剤を投入してほっこりしている時とか、夜寝る前に直前のベッドに横たわっている時とかに、いろいろな事を考えています。

 

その空想の主な内容は?

とにかく気が付くとどうでも良さそうなことを考えている私ですが、さて、そんなに長い時間を使って、一体どんなことを考えているかというと・・・

 

ほとんど全然覚えていないんです。

 

その最中は確かに何かについてずっと考えているのですが、その後声をかけられたり、何か作業をしたりすると、それまで考えていたことがスーッといつの間にか消えてしまっているんですね。

こういう時に考えていることはだいたいどうでもいいことなので、忘れること自体は特に問題ありません。

 

ですが、困ったことととしては、人に話しかけられた時

「さっき何考えてたの?」と尋ねられても、覚えていないので何も答えられず、結果として「何も考えてない人」に思われてしまうのです。

自分で言うのも何ですが、結構いろいろな事を考えているんですけどね・・・。

 

イメージとしては、寝ているときに見る夢を、起きた瞬間に忘れちゃうことがありますよね。

あんな感じだと思っていただけるとわかりやすいと思います。

 

空想と、一期一会

そんな物忘れの激しい私ですが、小学校低学年の頃に考えていたことで、1つ覚えていることがあります。

 

ある日の休み時間、友達に「1+1は?」と聞かれました。

当然すぐに「2」と答えるのですが、友達は間髪入れずに「2+2は?」と聞いてきます。それに「4」と答えれば、次は「4+4は?」、さらに「8+8は?」「16+16は?」・・・が延々と続きます。

たしか256くらいで友達の方が飽きてどこかに行ってしまったのですが、その後、私1人で(256+256は?)(512+512は?)・・・と考え続けるスイッチが入ってしまいました。

筆算せずに長い時間考え続け、結局8192までたどり着いたところで、そこから先は5けただからと諦めたところまで覚えています。

数十年たった今でも8192まではハッキリと言えるのですが、そこから先は曖昧になっています。

 

 

空想は、ふとした瞬間に消え去ってしまうもので、同じようなことは2度と思い出せない。

後から思い出そうとしても不可能である。

 

だとしても考え事をしている最中はちゃんと頭が回っている。

だからこそ、1回1回の空想をしっかりと考え尽くしたい。

どうせ絵空事を描くなら、先の先の詳細な部分まで描いてしまおう。

 

空想の内容を再び思い出すことは無いかもしれません。

が、その1回1回の空想を大切に、一期一会の心持ちで、じっくりと考え抜くことが大事なのかなぁ・・・と、さっき空想しました。

 

最近の空想(というか頭を悩ませていること)

記事の更新当番は週1回ですが、記事にするネタはほぼ尽きかけています。

前回の記事 も、過去の話を持ってきた苦し紛れの更新でしたが、何とか1本分ひねり出せてよかったです。

 

ということで最近の空想トレンドは、このブログに書く記事のテーマだったりします。

ただ、結局それもよく覚えてないんですよね・・・。

 

最近のこと。家のお風呂の中で色々と考えました。

 

あ、いいこと(①)思いついた。これいいね。

するとこういう記事(②)も書けるんじゃないかな。

で、その記事の次週にこういうネタ(③)できれいな流れになるぞ。

タイトルはこんな感じ(④)!よし、これで行こう!

 

お風呂上り。

服を着て給水して一息ついたとき、ふと気が付きます。

あれ、何かいろいろ考えたと思うんだけど、④(タイトル)しか思い出せない・・・!

④からの逆算③まではサルベージできますが、①②はほぼ救出不可能。

 考えたことがそのままメモとして残る便利な機械の開発はまだかな・・・。