塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

その自信はどこから??

さて、たま~にある相談の中に、

「着いていけない」

「わからないところがあって、自信を無くしている」

というものがある。

 

「ん????」

 

自信ってなんの自信ですか?

おいしいんですか?それ?

いやいやいやいや・・・・

んな、まだ自信を無くすほどトライしてませんがな!!!!

 

もしかして、授業聞いて、その瞬間に分かった!できるようになった!

(そしてそれを忘れずに、ずっとできるようになったまま・・・)

そんなみたいなことある?

そんな人には塾は要りませんよ(笑)

世の中には、教科書読んだらOKという天才もいるようですが、それは人口比0.何パーセントでしょう。

 

聞いたらできるレベルのことを金払って教わるの???

塾にきて、できることを増やすんでないの??

今までできなかったことができるようになるために習い事をするんでないの??

 

というか、その相談とやらにはどうするのが正解なのか。

「そうですよね~。最初はみんなできないから安心してください!」という言葉を聞きて、自分だけじゃないという安心感を得たいだけ?

 

もちろん、「最初はみんなできないから安心してね」は本当のことなのだが、

そんな当然のことをいちいち気にしている時点で、先々が心配になる。

だって、できないことに向き合って、きちんと取り組めば

絶対にできるようになるからである!

※作りこまれた教材と質の高い授業と、質の高いフォローによりますよ(笑)

つまりは、1人1人をきちんと見ている、ちゃんとした塾ならばという大前提は要りますが。

 

 

ちょっとわからなかったぐらいで、「自信を無くす」という強烈な表現をつかうレベルのご家庭は

できないことに向き合うことができない可能性が高い。

つまり、乗り越えるという選択肢が無い。

つまり、できるようになる前に頑張る前に音を上げる。

つまり、子供も成長する機会を逸する。

 

親が作りこんだ「成功体験」や「自信」なんて糞くらえ!!

そんなものには何の価値もない!!

 

 昔、お世話になった予備校の先生が、

「自信に根拠なんていらない、

なんとなくできる気がする。そして、できるはずだと考え取り組む。それが自信だ」

と言っていた。

ボソボソと授業の途中に言っていて、そのときは「???」だったけど今なら拍手だな。

 

そして、困るのが、コレ↓

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 ほんとその通り!!

自分が、そんなに頑張らなくても、適当な学校を出てのほほんとしていたら、

素敵な王子様に見初められて、今は何の不自由もなく子供▢人を私立に通わせられまっせ!!という場合、それはあなたの場合でしょ?と言いたい。

どんな状況、時代であれ、

目の前のことを頑張れない人ってイヤじゃない?

 

「女の子は勉強しなくても・・・

大学なんて適当なところに行って、可能な範囲で就職すればいいんじゃない?

私もそうだったし、勉強させたいとは思っていません。あの子の無理のない範囲でやって、その範囲で入れるところにお願いします。」

 

面談で一番困る言葉をありがとう・・・

 

いや、勉強云々ではなく、

「目の前のことを、やると決めたならちゃんとやろうぜ!」

「トップを目指せということではなく、それなりの目標は必要でしょう?」

「人間って易きに流れる生き物だからさ、家族でそのマインドは中学受験という長期戦戦えないのでは?」

 

と思うが、そんなことは言えない。

そして、私は、親のマインドを変えるのは無理だから、子供のマインドが変わるように対応することに密かに決め、時間をかけて変えていくのだ☆

 

とにかく、幼稚園生・小学生の保護者に声を大にして言いたい!

「まだ子供」とか言ってねーで、

今でしょ!!」と思って、鍛えなさい!

別に勉強だけじゃない。何かをきちんと向き合って頑張れる子、逃げない子は強いよ!