塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

「やる気」何の気、気になる気♪

先日、教え子の兄弟が大学全落ちしたと聞き、浪人の間どうするのかなと案じていたら、

なんと、スタディー○プリ」+「武○塾」にすると言っていた。

間髪入れず、「二浪おめでとう」と返した。

 

だって、

勉強習慣がない、

口先だけ、

自制心ナシ

トリプルパンチの効いた悲劇のヒーロー気取りさんのその選択って、金をドブに捨てていることと同じでしょ?

もはや笑うしかない。

 

そこで思いついた!

私もお世話になった、北○備 小倉駅寮付きでぶち込んでしまえ!!!

さぁ、どんな選択をするかな・・・。

 

ちょっとね~。18歳ってこんなだっけか?

全落ちして、頭を抱え、絶望感を感じるまでは私にも覚えがあるが、

1年は「欲」を断ち、修行僧のように勉強をしようと固く決心するのではないか?

1年で見返してやる!!とか思って1年後の受験に対してすでに行動を起こすでしょ?

私はそうだったぞ。

今思えば、かなり勢いだけで空回っていただろうが、若気の至りというか、

18歳の無駄に暑苦しい感じ?!

空手部魂の暑苦しい感じ!?

 

少なくとも、全落ちを親のせいにして不貞腐れて、

ギター弾きながら閉じこもっている暇はない!

車の免許に、バイト??一人暮らしをさせてくれ?

いやいや・・・・・どんだけ頭ん中、お花畑なの?

 

センター国語が高3の夏に20点台だったくせに、文系バカにして文系だったら東大文一行けるとかホザくし、もう笑うしかない。

悲劇のヒーローごっこもいい加減にしたまえ!

自分の子だったら、もう幾度となくあの世に送っているであろう。。。

さて、その子の選択は次回にでもご報告しますね~。

 

 

 

映像授業を見ない?アタボーよっ!!

コロナウイルスの影響で塾も休講ばかりで、映像配信で親に丸投げというケースも多いようですね。

スーパーで小耳にはさんだ、「子供が映像授業の配信を見てくれない」という愚痴。

思わず、アタボーじゃんと囁いてしまった。

(聞こえてないよね?💦)

 

学習習慣、自学自習、時間管理の3拍子が完璧だというスーパー小学生がいたなら成立するだろうが、そんな子いないでしょ。

それか、その3拍子を完璧にサポートできる一流秘書レベルの母が張り付いているか。。。

どのみち無理だ。

そんな母がいたら、子供に張り付いていないで、どこかの社長秘書をして、稼いでもらってその役を我がDGに回していただいた方がwinwinだ(笑)

 

しかも、その動画は見たらOKなのか?

ある生徒が、学校から渡されているPCで動画を見たか管理されているが、動画を流しながら横で任天堂switchしていたと白状した。そんなものだ。

 

塾もそうだが、授業終わって、ハイさよなら~でできるようになる子なんていないと言っていいだろう。

どんなに素晴らしい授業をしても、どんなに素晴らしい教材を使っても、間違った問題のやり直したり、考え方や導き方を明示して指摘され、整えるという過程を大切にしないと成績は安定しない。そんなことがどの家庭でもできるということはあり得ない

細かい解説を熟読して勉強できるほどのスキルも抽象化も小学生には難しい。

小学生に映像授業や通信教育で事足りるわけないのだ

 

最近はAIを取り入れたとハイジが宣伝しているが、それも、子供の心理やテンションの波とかには対応していないでしょ?AI使って効率よいプランを提示されたところで、履行するのはまだまだ精神的に未熟な小学生ですよ?

授業中にその教室にいるだけのお客様になっているであろう子どもは星の数いるでしょう。

それは即刻対応しないと、お布施の額は跳ね上がっていくばかりですよ

 

 

しかも、それを「やる気」のせいにしている親に声を大にして言いたい!!!

 「やる気」なんて幻想だ!

    そんなものはない!!!

 

 

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立体パズルを無心でやる子供たち

親との面談でピクッとなってしまうキーワードその①「やる気」

大半の大人はわかっていない「やる気」というワードの意味のなさ

 

「やる気→行動」ではなく

「行動→作業興奮→やる気」

なのだ。

「子供のやる気がなくて」とか「やる気が出てきたら~」とか、何夢みてんねんっ!!

やる気は後からついてくるものであって、先にやる気があるわけない!!

習い事とかで、水泳習いたい!!やりたい!!は興味関心であって、やる気ではない!

だから、子供の「勉強やりたい」を待っているなんて愚の骨頂☆☆

 

今までの人生で「めんどくさい」、「やりたくない」と思っていたのに、いったんやり始めると気づけば1時間、2時間集中していたなんてことありますよね?

それ!それが、いわゆる“やる気”なの!

 

たま~に「どうしたらやる気を出してくれますかね?」「受験する気はあるんですかね?」とか言われるが、

答えは

「受験する気はあるが、勉強への『やる気』はない。」

なのだ。

 

アニメの世界をイメージしているのかな?

それとも下克上受験のドラマのせい?

みんながみんなハチマキ締めて、カリカリ勉強するなんて、なのだ。

そうなるためには、そうなるだけの持って行き方がある。

(→それは別で公開)

 

やる気を出してほしいなら、しばらくは親も子供も我慢してとにかく行動するのだ。

勉強で言うなら、問題を解きまくるor解かせまくるってことだね。

 

きちんと理解しているとかしていないとかではない。

本質が分かっているとかいないではない。

 

手取り足取り、ほぼ解答に近いようなヒントを出してでも最初は作業興奮なのだ。

そんな中で、

こんなにたくさん解いた

頑張った。

という達成感や充実感を感じ、

いつの間にかやる気のようなもの=「楽しさ」

が出てきたりするのだ。

 

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立体パズルをやったら説明書作成

だから、ありもしない「やる気」を待っているだけの保護者さんは時間の無駄。

そんなことより、そういうことを考えて指導してくれるところを探す方がコスパいいよ。

「やる気」を信じている方には是非うちの臥薪嘗胆のボランティアをしてほしいな。

 

でも1日じゃわからないよ。私もここの境地に行きつくのに何年かかったかな。

主人曰く、勉強がある程度できた人や体育会系ノリの人が陥りやすい錯角らしい。

教育業界で働いている人の中でも、まだまだその境地に達していない人も多いと思う。

たくさんの子どもを相手にしていても、数年はこの「やる気」という魔法が消えない。

 

況や、親をや。

このブログを読んで、少しでも「やる気」という魔法から覚めてほしいものだ。

 

 

→→面談でピクッとなってしまうキーワードその①ということは

  その②もあるのだ~それは次回~