塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

中学受験講師が二人の子育てで日々感じていることなど

次女が2歳に

4月5日は次女の誕生日

今年で2歳になる。

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いつかのブログであった通り、私の妻は妹と絶縁状態でして…。

https://keio-juku-gakudo.hatenablog.jp/entry/2017/12/14/044133

そんなこんなで「二つ差の姉妹は仲が悪くなる」という全く根拠のかけらもない説がまことしやかに囁かれる我が家では、長女と次女の年の差は3歳差である(笑)

また、次女は4月生まれ、長女は5月生まれということで、なんと中学受験塾を経営する親思いなタイミングだろうか(笑)

今のところ、3歳差のおかげなのかどうかはさておき、姉妹の関係は良好のようである。

これから、次女の方に自我が出始めるとまた変わってくるのかもしれないが…。

長女は遺伝子のいたずら!?

長女は、2歳くらいまでは本当にやんちゃで、スーパーなどでは一人で脱走を試みるほどだった。

まぁ自分の遺伝子から考えるにやむを得ないかな…などと考えていたが、次第にその様相が変わってくる。

まずは、幼稚園のプレ。

積極的に行くどころか、どちらかと言えば様子見路線(笑)

楽しかったか?と聞くと「楽しい!」と答えるため、こういうタイプもいるのかと感じる。

幼稚園に入ると、その傾向はより顕著に。

何と言っても、人見知りしまくり!!

全く人見知りの無い私と自称人見知りの妻からは、想像できなハニカミようである。

また、典型的な“幼稚園生”で、園長先生の話や担任の先生の話もよく聞いていて、

持ち物などは、母親よりよく認識しているかもしれない。

この辺りが人から「家族一まともな存在」と評される所以だろうか。

私の幼稚園時代はというと、というか幼稚園時代に限らず、先生と呼ばれる人の話はほとんど聞いていなかったし、割と斜に構えるタイプだったので、「THE幼稚園生」の長女は私にとっては新鮮な点も多い。

もっとも、どこかしら破天荒に憧れを持つ母の眼からは物足りなく映るようであるが(笑)

長女に関して意識していること

長女に関しては、初めてのことに対して“ビビる”傾向があるため、機会の提供に関しては、先回りしてやった方がいいように感じた。

どれくらいビビりかというと、美容室で髪を切るまでに5回くらい通わないといけないし、いざ切るにしても髪を洗うのに1時間くらいかかる(笑)

このタイプはアクセスが弱い傾向にあるので、とにかく多少危なっかしくとも「やらせてみる」というのが一つの方針。

箸を使って食べるにしても、時には包丁で胡瓜を切るにしても…ちょっと無理そうな年齢でチャレンジさせたりしている。

一応、塾なので、勉強的なお話も。

生まれたときから、受験生と机を並べているため、「勉強」それ自体には何ら抵抗はない様子。

別に無理して勉強させる気もないのだが、どうせ時間があるのならと色々とやらせてみている。

ただ、このタイプは処理型に傾倒しがち

つまり、プリントの枚数や問題数に注意が行きがちである。

ということで、目下、じっくり考えることが大切であることを刷り込み中(笑)

繰り上がりのたし算やひき算などもできるようになっているが、そのやり方はいたってシンプル。

とにかく〇を書け!

最近では、〇を書かなくてもイメージできるようになっては来たが、それでも基本は〇を書くといった泥臭いことを厭わない姿勢をしっかりとつけること。

この間、運営部長がかけ算のしくみを教えていたので、試しに「4×7は?」と聞いてみると、

「8+8+8+4だから~」と言っていて、一瞬こちらが「??」となったが、

本人の中では4の塊を7個イメージしていたようだ。

もう一つ。

とにかく文章を読むこと。

ついつい、問題を読まずに「さっきと一緒でしょ」みたいなテンションで解こうとすることが少なくないが、そうした場合には、必ず全部やり直しをさせる(笑)

問題に限らず、絵本でも何でも、とにかく活字にふれること。

これは、中学受験の講師としての経験上、教えられるものではないと感じていることである。

さて、そんないつまでも親の言うことを聞くとは思えないけれど、とりあえず今のところは特に反抗することもなく、楽しみながらいろんなことに取り組んでいるようである。

もっとも、勝手にスマホのロック解除して動画見てたりするので、ここからグレル可能性も十分にあるが(笑)

次女登場

どちらかというと、我が家の遺伝子を色濃く受け継いでいると思われるのは次女である。

1歳にして、既にウソ泣きをマスター

少し何か言われると、部屋の隅に行きウソ泣き。姉が慰めに来るのを静かに待つ(笑)

また、人を見て行動する傾向にあり、母が出かけようとすると、「この世の終わりか」というくらい全力で泣きわめく。しかし、扉が閉ざされると、5秒立たずに泣き止み遊び始めるのだ。

う~ん。末恐ろしい

次女は長女を見ているせいか、今のところ何かにビビるということは特になく、ぐいぐい突き進む(笑)

長女は初めてのものを口にしようとはせず、親が少食に気を揉むほどだが、次女は食べ物なら何でも口にする少しくらいならワサビだって平気だ

ご飯も目の前においておけば、一人で勝手に食べてくれる。

かといって、食べ物以外は口にしないし、駄目だと言えばすぐにやめる。

こちらの言うことは十分に理解できていると思うのだが、2歳になった今も、あまりはっきりとはしゃべらない。

パパ、ママくらいは言うものの、あとは独自の言語っぽいものをひたすらに繰り返している(笑)

大丈夫なのかぁ。。。

もう一つ。

次女はやっと鉛筆握りが直った。

長女は1回で修正できたが、次女は中々の頑固者

こちらが修正しようとすると、すぐに鉛筆を離してしまう。

長女は1回でできない分、修正力が高く、

次女は1回でできることが多い分、修正しようとすらしない(笑)

楽しみな面も先が思いやられる面もあるけれど、

とはいえまだまだ2歳。

何が彼女の本質的な性格なのかもわからないし、これから先、気長に見守っていきたい。

理想なんてない!?

二人の子育てを通じてであるが、まずは、私にとっての「理想」はない。

だって、どうせ親の思った通りには育たないのだから(笑)

というか、彼女たちの人生なので、まぁ自分の好きに生きていってくれたらいい。

ただ、あるとすれば「これはやめてくれよ」ということ。

この仕事をしていると、正直に申し上げて「どうやったらこんな子に育つのだろう」という子や話していてこちらが勉強になるくらい子供のことを考えていらっしゃる親御さんもいれば、言いたくはないが、その反対とも表現するべきパターンもある。

自分とその遺伝子に信用がない私としては、前者は無理だとしても、

後者は避けたいというところなのだ。

この点は、夫婦間の価値観が一致していて一安心。

我が家での最大の禁止事項

「ヘタレ」

体育会系に育った夫婦らしく、

できるできないは問わない。ただし、途中で投げ出したり、諦めたりするのはとにかく厳禁!

もちろん、ケースによっては必要なことがあることは理解しているが、

あまり早い段階から、こうしたことを選択肢として俎上に載せないことが大切だと思っている。

自分が子供のころは、選択肢が多いことが幸せだと思っていたけれど、

この仕事についてから、選択肢が多いことが必ずしも幸せを意味するとは限らないことを知る。

さて、なんでこんな自分の子供のときのことを考えたり、それとリンクして子育てについて書いたかというと、

実は昨日、39℃を超える原因不明の高熱に襲われ、一人走馬燈をしていたのです(笑)

皆さま、季節の変わり目。体調にはご注意ください。