解くのも楽しい
先週水曜日、無事に新設イベント「登竜門特訓」も終了!
そうかと思えば、あっという間に春期講習がやってくる!
お陰様で、新年度からのご入会されるお客様もいて、結局、なんだかんだであたふたしています(笑)
というものの、やはり直前期に比べれば時間に余裕はあるもので、
子どもたちとボードゲームをする時間もまた増やしていきたいと考える今日この頃です。
さて、時間に余裕が出てきたこの時期の楽しみの一つが
「入試問題を解くこと」
やはり入試問題は学校の顔、
先生方が1年かけて作られた良問が多く存在します。
もちろん、今年の生徒が受けた学校や、来年度の生徒が志望する学校を中心に見ていくわけですが、どうしても気になるのはやはり「御三家」と呼ばれる学校の問題です。
そして、女子専門塾のDGですが、男子御三家の一つ「麻布中学」の問題を見てみると、、、
なんと、
理科の問題に
DGの「SHIKOU」の教材が的中
しているではありませんか!
これは作問者としてはちょっと興奮する出来事ですね!!
そうです!作ったのは私です(笑)
ということで、ちょっと詳しく見ていきたいと思います。
問題はこちらからどうぞ!
https://inter-edu.s3.amazonaws.com/edunavi/wp-content/uploads/2022/02/azabu-sci-2022-01.pdf
ちなみに、女子専門塾なので誰もこの恩恵を受けることはありませんでした(笑)
揚力が的中
理科の第1問は「揚力」についての出題でした。
もちろん、「揚力」自体は既習範囲ではないので、しっかりと誘導がついてきます。
例えば、麻布の問題のこの写真!
そして、DGの教材がコチラ!
このように揚力についてしっかり説明した後で、その理解を運用する問題を出題しました。
次に、ヨットについての麻布中の出題はこちらです。
これに関連するDGの問題はコチラ!
若干問題のテイストは異なりますが、どちらもヨットの進行方向について考えさせる問題です。
もし、この問題を事前に解いていて当日を迎えていたら、きっと試験場でガッツポーズしていたことでしょうね!
2問目はUMAMI
では、麻布中額の問題を早速見てみましょう!
次に、DGの教材のリード文です。
ちなみに、この設問の前に、「発酵」と「腐敗」の違いについても説明しています!
こちらは、出題自体はやや異なりますが、この回の「SHIKOU」の教材では、広く「発酵」について出題しました。
後半の計算問題以外は、的中したといってよいと思います。
何よりも、「聞いたことがある」という事実は、緊張しがちな試験当日において、安心感を抱くことは間違いありません。
「SHIKOU」って何?
ところで、「SHIKOU」って何?
と思われた方もいらっしゃるかと思います。
DGでは、塾内模試において、
生徒の思考力を測定すべく「SHIKOU」という科目を実施しています。
この科目では、「準備授業」で新しい知識や考え方を受験生に示し、その後、一定の解答時間を与えた後、一人ずつの解答に至るプロセスや追加質問を口頭で確認していきます。
準備授業が70分程度、一人一人の口頭試問が45分程度です。
はい!そうです!!
めちゃくちゃ時間がかかります!
教員4人で回しても1時間に4人しかさばけませんから(笑)
朝7時から始まるテストですが、夕方の終わるころには教員はへとへとです。
それでも、やり続けているのは、やはりこの形式にとても強い意味を感じているからです。
というのは、この試験、「考える力」の差がはっきりと表れてきます。
「考える力の差」というよりは、「考える経験値の差」という方が正しいのかもしれません。
この問題では、基本的には小学生が知らないであろう事項を中心に扱うため、知識的な部分に関して、通常のテストのように日頃の学習で積み上げることは難しいです。
いかに初見の知識、考え方をその場で理解し、目の前のケースに適用、応用するかが問われていきます。
出題内容は、作業系の問題もありますし、文章を読み解くことで進めていく問題、試問室で突然出題される問題と、まさに百花繚乱です。
結果として、二年連続で共立女子の合科型での合格を頂くこともできました!
今年の生徒はどうかな
進路指導においては、この「SHIKOU」の成績を見ながら、どういう出題傾向が合っているのかを見極めることもしていきます。
もちろん、出題傾向は最後の最後、進路指導においては、ご本人と保護者様のご意向を最優先でご案内することは言うまでもありませんが。
今年の6年生が初めてこの「SHIKOU」に立ち向かうのは4月29日。
さて、今年の6年生は得意かな?苦手かな??