塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

塾講師が考える小学生から身につけたい途中式の書き方

恐るべし2018年

今日はレギュラー授業の9月1週目である。

ということは、、、日曜日である。

すみません。そろそろ、きちんと定期更新に戻します。。。

弊社の2学期授業は、先週の月曜日からスタート。

本年度は、なぜだか色々とイレギュラーなこと盛り沢山

かれこれDG9年目であるが、これでもかと未経験の事象が押し寄せてきていて、、、

まさしく、

日々是鍛練

もちろん、瞑想にはいかないけれど(笑)

ただ、瞑想に行った効果があってか、なくてか、

先日の「教員たちによるボードゲーム大会」では、塾長の連戦連勝。

まさしく神がかっていた。

あとは、瞑想の様子をブログに書いてくれればいうことはない。

さらに、昨日1日で、新規お問い合わせが3件。

行かないと言ったけれど、やはり瞑想行ってみようかな…。

やはり、行かない(笑)

 

途中過程まで見ますよ

お問い合わせの電話で難しいのは、「システム」の説明。

中学受験をすべて「オリジナル」で挑む「システム」なため、

口頭だけでイメージをつかんでいただくのは至難の業ということになる。

そこで、特徴的なことに絞って説明し、ご面談の際に全体像を説明する形にしている。

では、特徴的なものと私が考えているのは何か、それは何と言っても「臥薪嘗胆システム」である。

タイムレースという名の小テストと宿題の未了分が完了した生徒からの御帰宅となる。

ここで、必ず強調するのは、「途中過程まで見る」ということ。

下は、通塾後半年が経過した生徒のルーズリーフである。

(チェック前なので、誤りがあるかもしれません。。。)

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指導する際のポイントは3つ

1 省略しようとしないこと

2 行方不明の数字を作らないこと

3 紙面をケチらない

1と2は重複する点もあるのだが、例えばこんな問題。

165-59+32-15

「途中式を書きなさい」というと、多くはこうなる。

165-59+32-15…①

165-59=106…②

32-15=17

106+17=123

気持ちはわかるのだけれど、

①から②に行くに際して、「32-15」が行方不明になっているという言い方をしている。

どっちみち、中学生の数学で式変形を求められるため、今のうちに正しいやり方を会得しておく方が、得策というわけだ。

それと、分数の表記

贅沢に2行使いなさいと指導している。

自分で見返すことができなければ意味がないわけで、

それは、紙面がもったいないような気持ちで、時間がもったいなくなっているのである。

さらに、さらに強調しておきたいのは、「全員」にこのレベルを要求するということ。

すなわち、全員分のやり直しを途中過程まで確認するということ。

算数の小テストは全部で3種類、合計70問

これを途中過程まで確認するのである(実際するのは運営部長だけれど(笑))

ちなみに、途中過程が不十分な場合、仮に答えが合っていても「〇」がつくことはなく

必然的に新入会の生徒は、運営部長の洗礼を受けることになる。

これをDGでは、通過儀礼と呼んでいる(笑)

 

なぜ途中過程なのか

ここまで細かく見れるなんて凄いでしょ!というのが今回の言いたいことではない。

小学生のうちに「正確に途中過程を書く習慣」をつけておくと、

中学受験はもちろん、その後も格段に数学の学習が円滑に進むということが言いたいのである。

例えば、5年生の単位のやり直しである。

 

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はっきり言って、ここまでやる必要はない(笑)

ただ、最初をきちんとしておけば、習熟度によって省略することは自分でできるようになる。

問題は、この「最初」である。ここが本当に肝心。

広く言われることであるが、まずは「型」を正確に習得し、

その後、自分の使いやすいようにカスタマイズすればよいのだ。

 

自分のノートを見るということ。

弊社では、週テストの間違いノートをタスクとして課している。

そして、その実効性を高めるため、翌週には、週テストの数字が変わっただけの問題が10問出題される。

このやり直しに関しては、「質問禁止」「自分のノートのみ参照可能」というルールがある。

ここで初めて、自分のノートの「不十分さ」に気が付くことになる。

これをくり返すことで、ノートの精度が高まり、結果的に問題のポイントを掴むことができるようになっていくのだ。

ちなみに、直前期の間違いノートはこんな感じで書けるようになってくる。

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作法は大切

さて、要するに「作法」を押さえると、スムーズにことが進みますよ、という話。

それでは、金髪は作法に合致しているのか?

赤いスーツは?

いや、これは「型」破りなのか。

昔から、「固」い人には、好かれないからな~。。。