塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

お菓子をくれてもいたずらするぞ ~ Trick but treat ~

新しいものを積極的に取り入れるDGは、

ハロウィンということで、仮装して授業を実施した

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…ということはなく、これは塾長の正装である。

 

ハロウィンには縁のない生活を送ってきたと思っていた私であるが、

“いたずら”には造詣が深く、塾長の書いた私のプロフィール欄には、

こいつの悪戯はやべえ。と記されている。

 

ということで、私が彼に実施した“いたずら”の中で、記憶に残っているものをまずは羅列してみよう。

 

・マウスの速度を一番遅くする。

・データーサーバーのアイコンを変更し、ダブルクリックするといたずら画像が出る。

・データーサーバーのアイコンを変更し、ダブルクリックすると再起動する。

・マイクラのアイコンを変更し、ダブルクリックするとウイルスに感染したようなプログラムが起動する。

・マウスを強力両面テープで固定する。

・娘が2歳の時、寝ている時に氷を投げると喜ぶとインプットし、実行させる

 

たぶん、もっとある。いや、確実にもっとある。

そして、唯一写真が残っているのがこれだ。

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ドアには二本のタコ糸が取り付けられている。

一つは、クラッカーの紐と結びつけられており、もう一つは天井につながっている。

天井には、巨大なボールが振り子のように設置されている。

さらにストローを切ったものが二つあり、この間をタコ糸が結びつけられた竹ひごが通っている。

この竹ひごが、巨大な振り子のストッパーとなっている。

 

さて、ドアを開けると、クラッカーは引っ張られ、音が鳴る。

そして、天井では竹ひごがストローを通過し、巨大な振り子が塾長を襲う。

朝7時に出社する彼に間に合わせるべく、4時から準備に取り掛かる。

こういうことには余念がない。

これが大人の本気というものだ

 

そして、いよいよ塾長登場!

 

しかし、奇跡が起きた。

彼はボールをよけたのである。。。

その光景は、映画マトリックスを彷彿とさせた。

 

「なんすか、これぇー」と言いながら事務所に入ってきた彼を待ち受けていたのは、

これである。

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シンプルな目の高さをサランラップで覆ういたずら。

 

先ほどのキアヌ。リーブスばりのアクションですっかり気をよくした彼は、

まんまとサランラップの餌食となったのであった。

 

末廣とお付き合いのある方、傾向として二の矢、三の矢を継ぐ傾向にあるのでご注意くださいませ。

 

さて、私のこのような“いたずら”のルーツは間違いなく学生時代にある。

ここで、学生時代のいたずらについて書いてしまうと、

ブログネタの枯渇にあえぐ状況が想像するに難くないため、

詳細はまたの機会としたいのだが、

その対象は友人、先生をも問わず、

内容に至っては、コミカルなものから、到底ここに書く日が来ない悪質なものまで

まさに百花繚乱といった次第であった。

ちなみに、高校野球の紅白戦では、よく隠し玉に成功した(笑)

 

それにしても、近頃の生徒は、あまり“いたずら”をしてこないな、などと

好々爺のようなことを考えていた時、この記事を思い出した。

buzzmag.jp

 

誰か、今週アラビア語で宿題をしてこないかななどと思ってしまうが、

仏語で書いてきた場合には、櫻井に委ねよう。

 

この記事を見ても思うのは、いたずらの根本にあるのは「楽しむこと」「余裕」である。

キツイ現状が先にあるのではなく、自分の心が先にあり、それが現状をキツイと評価しているに過ぎない。

その意味では、真に客観的なものなどないに等しく、

主観がすべてを決するといってよいだろう。

 

“楽しむ余裕を忘れない”などと偉そうに高説を垂れる私は、

来るべき、自らのDNAを受け継ぐ子供たちのいたずらを

“楽しむ余裕”がはたしてあるのか。

先が楽しみである。

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標識再捕獲法をScratchで・・・(今週の口頭試問)

まだ見ぬドゥルシネーア姫とその他大勢へ捧ぐ

 

先週の口頭試問の授業で扱った内容の一つ「標識再捕獲法」について、ちょいと詳しく説明することにした。そう、記念すべき復帰一回目にネタがないのだ!

 

(復習)そもそも「標識再捕獲法」とは・・・
個体群を構成する個体数を推定する為の方法(要はたくさんあるモノを一個一個丁寧に数えなくても大体の数字を予測してくれるステッキな方法)

 

何を言ってるか分からない?そうカッカしなさんな。
まずは下の画像にネコが何匹いるか数えて頭を冷やそう、な?

 f:id:dg-daiyo:20171027221724p:plain※全部猫です

そうだね、300匹だね。数えるのに何秒かかったかな?(参考記録:運営部長12秒)
今回は猫ちゃんは止まったままだからさぞ数えやすかったことだろう。
しかし、もしこいつらが本物の猫のごとく部屋中を走り回っていたらいったい誰が数えることができようか(いや、できない。一人を除いて)

 

でな、昔の頭のいい人は僕ら凡人どものために考えてくれたんさ。一匹一匹丹精込めて数えることなく、ある程度の数を推測することはできないか。100%正確じゃあなくてもいい、それっぽい数をあ!という間に推定することはできないか、と。しかも、小学校5年生程度の脳みそでも理解できるような方法はないものか、と。

そこで考え出された方法がこれ!「標識再捕獲法」ってやつなのさ。準備授業をやりながら愕然としたね。あと20年早くこの方法を知っていれば、今頃僕は(略)
 

この方法、まっとうな義務教育を受けたはずの小学6年生であれば誰でも理解できる内容だったりする。手順は以下の通り(準備授業では口頭のみの説明だったが、頑張って絵にしてみた)

 

【問】箱の中の猫を数えよう。(猫の数はNとする。これを調べたい)

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【1】箱の中のネコを適当に何匹か捕まえて色を塗る(その数をMとする)

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【2】しばらく放置する(ネコは動き回って他のネコと混ざる)

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【3】適当に何匹か捕まえる(その数をCとする)
   その中に、色付きのネコが何匹いるか数える(その数をRとする)

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【4】予想されるネコの数(N)はN:M=C:Rで求められる

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ファー!コイツは傑作だ!!まともな学校やまっとうな塾であればとっくの昔に教えているであろう比の基本ができれば誰だって猫ちゃんの数が推定できちまうわけさ!意味が分からない?いいんだよ、でもうちの塾生だって名乗るの禁止な!分かるまで一緒に勉強しよう!

 

ほんとにこんな簡単な方法で推定できるのかしら?疑っていらっしゃるあなたのためにせっせとプログラムを作ったのでご覧にいれよう!※PCのみ利用可能です。

scratch.mit.edu

使い方

1.緑の旗マークをクリック

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2.適当な数字を入れる(色を付ける猫の数)50くらいだとうまくいくかな。

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3.放置して

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4.STOP!!

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試してみるとわかりますが、あんまりうまくいきません。Scratchの限界、数が小さい、猫の動き、分布の密度に差がでるなどいろんな要因が考えられます。(ちなみに、授業ではExcelを用いて100万件のパターンで試しましたが、5%の誤差でうまくいきました。スクラッチでは限界があります。)

 

じゃあまた来週!あでぃおす!!

※別に毎週そんなクソまじめな紹介をするつもりは毛頭ないです。今回は頑張ってしまった。

継続

 

ご無沙汰しております。以前このブログで暗号の解説を行っていた桜井です。

いよいよ教員ブログが本格稼働ということで、毎週木曜日には私が更新いたします。

各教員が書く文章に特に決まりはなく、基本的には自由に書いていいということでしたので、本当に自由にテーマもなく適当なことを書いていこうと思っています。

 

で、さっそくなのですが、既に続けられる自信がありません。

性格的に、どうにも物事を長続きさせられないのです。

子供の頃からいろいろなことが長く続かず、

 ・終わらせた日記帳0冊

 ・夏休みの天気は最終日にランダム決定

 ・金魚の世話は結局親頼み

・・・等々、数え上げたらキリがありません。

このブログも最初に音信不通になるのは・・・。

 

 

子供の頃によく言われていた言葉があります。

 

「継続は力なり」

 

この言葉には、

 ・何かを続けていれば、いずれ大きな成果が得られる

という意味と、

 ・諦めずに物事を続けられることが、それ自体、大きな力である

という意味があるそうです。

 

大人になってから痛感したのが2つ目の意味

ピアノにせよ将棋にせよ、有名なプレイヤーは幼少期からの継続が力になっている、というのはわかりやすいですが、そもそも小中高と成長していく上で一度も投げ出さずに続けられたこと自体が既に素晴らしい力で、才能であると言えるのでしょう。

 

反面、私のように継続力の無い人間は、2つ目の意味の達成条件が不十分。

さらに、2つの意味を並べてみると、

 ・続ければ成果がある

 ・続けるには力が必要

継続力が1つ目の意味の必要条件となっているようにも見えてくるので、私はいつまで経っても大きな成果を得られないのか・・・なんて思ってしまいます。

 

ただ、よく考えてみると、ラジオ体操は毎日行っていたし、実家の畑にも毎日顔を出していました。

さらに言えば、毎日ご飯はちゃんと食べていたし、ゲームも毎日続けていました。

ゲームに関しては今なお楽しく継続しております。

 

日記は続かないのにゲームだったら続けられる。この事実に、何か「継続」に関するヒントがあるのかもしれません。

 

 

最初に気張って長く書いてしまうと、次回以降文章がどんどん短くなっていって竜頭蛇尾の体となりそうなので、今回はこれくらいで。

 

「それもそうよね・・・」

こんばんは☆

やっと寝ました!うちの子供たち+大きな息子ちゃん(笑)
この時間が一番ほっとするな~☆コーヒー片手に第1回執筆中・・・。

文章書くのが苦手なので、ここから何時間かかることやら(^^;

 

小さい頃、夜中に起きたら、母も一人でコーヒー飲みながら残った仕事をしていたな~と母の横顔を思い出します。
寝る時までは「早く寝なさいっ」って怒っていたのに、1回寝てから起きると、優しく『あら!起きたの?』なんて言って怒らなかったな。
それが嬉しくって、横に座ってお母さん独占しておしゃべりを楽しんでから寝ることもよくあった気がする。(だからチビなのか(笑))
それはまさにこんな、まったりした時間を過ごしていたんですね☆

 

さて、ブログとか、日記とか、家計簿とか、私も苦手なんですよね…。

でも、習慣になれば強いから、習慣になるまでは辛抱して頑張ろう!!


ボードゲームはネタがかぶっちゃうし)何をブログにしようかあれこれ考えたんですが、うちの主人のハッとさせられる一言を紹介していこうと思いました!


決して惚気ではない!と先に申しておきますが(笑)

私がチョット頭が固いのに対して、主人は柔軟だなと思うことも多く、色々とハッとさせられる一言が毎日のようにあるので、ちょこちょこご紹介!
『悲願の1勝!夫婦喧嘩0勝∞敗の戦い』にしようかとも思ったのですが、それは温めておこうと思います。

 

んで、1つ目の「それもそうよね・・・」と思わされた話題は

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浦島太郎のお話ってさ、あの玉手箱は何なのさ?」です。

 

私は当然「ん?乙姫のお土産だったかな?開けちゃいけないって言われていたのに開けたんだよね。んで爺になったんだよ。知ってるっしょ?」と答えましたが、主人は

「いやいや。お土産なのに、爺にされるってそれ最悪な土産だし、そもそも開けちゃいけないものなら渡すなよ!って言いたいわけよ!小さいころからの疑問なんだよね~。それなのに、当時の先生とか末廣君は黙っていなさい!とか怒られてさ!普通の人は変だと思わないわけ?」と言われ、

 

私は「・・・(・△・;)ほんとだ。。。何の疑問ももたずにここまで生きてきたよ」

と時が止まりました!

確かにそうですよね!?なんで乙姫はそんなひどいものをお土産に持たせた上に、開けてはいけない~とか意味不明なことを約束させたのか!謎です!

もっと謎なのは、それを今の今まで全く疑問に思ったことのない私の頭!バカです。。(;^ω^)

ちょっと脱線しますが、こういうやり取りが連日繰り広げられ、教材に盛り込まれています(笑)

 

皆さんはどう思いますか?結構考えてしまいませんか?

主人は、小さい頃からこういうことを考えて生きてきたようで、学校の先生からはひどく嫌われていたようです(苦笑)

学校の先生って頭ガチガチの人結構いますよね~。。。

1日4、5時間勉強していたら気が狂うとかいう人いるらしいですよ!

気が狂うまで勉強やってみてから言えって(怒)

「中学受験なんて、将来犯罪者になるかも!子供は元気に外で遊ばせるべきよ~!」と言ってくるママ友もチラホラ!!犯罪者になる可能性、割合、統計出してからモノ言えよ(怒)

なんでピアノとか、スポーツとか、外で遊ぶのは何時間でもOKなのに、勉強はダメなんだよ!一緒だろ?「勉強=可哀そう」で、「スポーツ=青春!スゴイ!頑張っている!根性!」とか偏見だろ(怒)

はぁ~スッキリした~♪(ちなみに田川家は学校の先生の家系です(笑))

かなり脱線しました。すみません。これは確実に朝、主人に大目玉だな・・・でもUPしちゃうもんね~(-。-)y-゜゜゜

 

この浦島太郎に対する主人の一言を聞いて、主人は小さいときからそういうことを考えて育ってきたんだと思うと、素直にすごいなと思います(+_+)

でも同時に、こういう感性って持って生まれたものが大きいと思うから、作ってあげることってなかなか難しいのかなとも感じています。

だからこそ、そういう視点を持つ友達や大人が小さいときに自分の周りにいたら、自分と違う視点の意見が飛んでくるから、考える力が養われるのではないかと思うのです。

娘たちはラッキーですね!もちろん生徒も♪

でも将来、2人の娘が主人のような視点で、理詰めで反抗してくるかと思うと将来がちょとだけ恐ろしいかも・・・(笑)

 

というわけで、主人の面白い視点は、私の日常にも、塾の教材にも潤いを与えてくれています。たぶん!(偶に議論が白熱して喧嘩のようになってしまうことも・・・(笑))

写真は5年生夏期の教材の一部です。

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ぼーどげーむときどきじゅく

生徒の学力向上を真摯に考えるわたくし末廣と、生徒の身体の安全を真摯に考える塾長による喧々諤々の議論の結果、大雨警報の発令と同時に臥薪嘗胆は終了となった。

それでも、日々研鑽をやまない手前どもは、拙宅にて、教材研究という名のボードゲームボードゲームという名の教材研究に勤しんだ。

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ブログ再開之巻

長らく、温め続けた(すみません。放置していただけです。)DGブログですが、

筆不精の教員たちが一念発起し、毎週更新していくこととなりました。

担当は、火曜日:末廣水曜日:田川木曜日:桜井金曜日:塾長です。

曜日がfixされたことで、誰がサボったか一目瞭然(笑)

皆々様からの叱咤激励をお待ちしております。

BBQ答え合わせ(12)(終)

BBQ答え合わせ、12回目にしていよいよ最終回となります。

最後は最後らしく(?)、頭を使わず体力勝負となります。

 

前回、千歳烏山駅周辺にてクロスワードを攻略すると、

「きたろうのなかま」という単語と、

「070-6464-0059」という電話番号が手に入ります。

 

これらを持って再び電車移動、今度は鬼太郎にゆかりのある調布駅に移動し、件の電話番号に連絡します。

 

すると、再び桜井につながり、

 

集合写真を何枚でも撮り、チャット(サイボウズ)で私に送ってください。

 ただし、班の全員が写っていることと、

 クロスワードの答えが写っていることが条件です。」

 

このようなミッションが言い渡されます。

 

 

調布駅周辺には、

これとか

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これとか

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こういうのが

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たくさんありますので、探して見つけて写真を撮りましょう!

すると・・・?

 

 

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