塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

中学受験講師がオンライン対応で感じたもの

幼稚園にもオンラインの波が

東京での感染者数もすっかり一桁が定着しつつあり、

東京でもいよいよ緊急事態宣言が開けようとしている。

そんな最中、「オンラインヨガ」、「オンラインチア」等、

ありとあらゆる業種が「オンライン」に進出してきているが、

ついに我が家にもその波がやってきた。

幼稚園で「zoom」を用いたミーティングが開催されたのである。

もっとも、我が家は塾からの配信。

ちょっとだけ!?他のご家庭と様子は異なる。

 

「先生、スポットライト設定にするといいですよ」

などと妻が対応している。

この辺りは、私たちに一日の長がある(笑)

 

ただ、驚いたことは、「幼児のzoomミーティング」が成立していることだ!

私は前日、「カオスを具現化した幼稚園児たち」を想像していた。

しかし、途中でカメラを切る者も、その場を立つ者もいない。

なんと秩序立ったことだろうか。

むしろ、娘の名前が入った背景画像を用意したり、

カラフルな机に囲まれた塾から配信した我が家の方が、

ずっと混沌としていたに違いない。

 

オンラインの対応から見えたもの

私たちの塾では、奇跡的にコロナ直前からzoomの導入を検討していたこともあり、

なんのブランクもなく、オンライン指導に移行することが出来た。

保護者様の声も、

概ねどころではなく、

 

圧倒的に良好である(笑)

 

youtu.be

 

ただ、このコロナ禍。

「オンライン」にしたからと言っていいわけではない。

そこに、その塾の、またはその学校の哲学があるかどうかが問題である。

 

ぜひ、受験生は、実際に学校に通われている方のお話を聞いてみて欲しい。

例えば、いかにも教科間の連携が取れておらず、

大量の宿題だけが課されるなんてものは愚の骨頂である。

でも、現実にはこういう学校も…

 

一方で、きちんとオンライン化に対応できている学校、

あえてオンライン化せずにいる学校、

いずれも魅力的な学校であるはずだ。

あとは、

自分たちの価値観に合う方を選べばよい。

 

これは、塾も同じ。

直前期だったり、想像してたくないけれど、

コロナの第二波が来た時だったり、、、

そういうときにどういう対応ができるのか

もっというと、どういう対応をしようとするのか

というのが今回のコロナ騒動で分かったのではないだろうか。

今いる環境に関しては、「信頼」を、

これからの環境に関しては「希望」を、

見出すことが出来たかどうかが、はっきり分かれたのではないのだろうか。

 

何を残し、何を削るか

さて、現在DGでは、ライブ授業再開後に、

オンラインの「何を残すか」について検討中である。

導入自体も、こういう状況でなければここまで円滑にはいかなかったのではないかと思う。

 

必要性は最大の潤滑油である。

 

こうして、せっかく取り入れたのだから、良いものはしっかり残していきたい。

「オンライン自習」は形を変えて、残りそうである。

「分数・小数パーフェクトパック」は、オンライン・オフラインに関わらず、無学年で行けそうな気がする。

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あとは、、、

 

オンラインボードゲーム

 

これは、リアルの方がいいかな(笑)