塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

学習塾と健康

もう11月も下旬、世間では紅葉が深まり、クリスマスのイルミネーションが街を飾りはじめて、そろそろ冬到来といった時期ですが、一方で寒さがだんだんと厳しくなって正直センチメンタルな気分になるどころではない今日この頃です。

 

私の出身地は秋田。東北地方の日本海側で豪雪地帯です。毎年雪に覆われた山河を目にしてきました。

で、南国出身の方々からよく寒さに強いように言われるのですが、東北地方出身だからと言って全員が寒さに強いわけではありません。私はかなり寒さに弱い部類です。

 

そんな私でも北国で生き抜いてこられたのは、その防寒対策の手厚さによるものです。

北国の外気は冷たいのですが、その分防寒対策は充実しているので、言うほど寒い思いはしていないのです。

寝る前に暖房のタイマーをセットし、布団の側に起きたときの厚手の衣類を用意しておけば、私でも平気で朝起きられました。

ところが、東京に出てきて思うのは、冬寒い。気温的には確かに東北よりも高いはずなのですが、

 ・ちゃんとした防寒具がない(あっても高い)。

 ・部屋の壁や床が冷たい。

 ・朝のアスファルトは氷のよう。

完全に対策した雪国と、対策の不十分な東京では、前者の方が過ごしやすいということです。

※個人の感想です。

 

 

さて、受験まであと2か月ちょっと。

生徒の健康はもちろん大事ですし、同じく教員も健康に気を使わなければいけない時期になってきましたね。これからの時期は本当に寒さに気を付けないといけません。

少し油断をすると、すぐに風邪を引いてしまうことでしょう。

 

誰もが風邪を引いてはいけない時期なのですが、思えば塾を上げての風邪予防イベントってあまりないですよね。

できそうなことといったら、たとえば早朝マラソンとか、昼食時全員にビタミンサプリ配布とか、集団予防接種遠足とか、やれない事もなさそうですが・・・やれと言われたらやらないと思いました。

ただでさえ足りていない勉強時間を、さらに他のことに回すことを考えるとねぇ・・・。

 

結局は個人個人がしっかりと風邪対策をし、塾内パンデミックを起こさないようにしないといけないですね。

 

私の場合は寒がりが災いし、冬に外にあまりでなくなるため、冬に体力が低下していきます。何か運動して基礎体力を上げないと、いつまでも風邪ウィルスに狙われやすい体からの脱却はできなさそうです。

 

ちょっと軽いジョギングでもしようかな、そう思う深秋の日でした。

 

子どもの「いいところ」を伸ばす方法!

ある日、テレビで、「教育〇〇家」とかなんとかよくわからん肩書のおっさんが

子どものいいところを伸ばしましょう」って、聞き飽きた台詞を言っている最中に主人が横でポソッと

 

「『いいところ』なんて放っておいても伸びるんだから、それじゃねぇって!」

 

 

とつぶやきました。

ちなみに、「子どものいいところを伸ばす」で検索してみると・・・

本もた~くさん出ている・・・

ちなみに、これを書いている人は本気でそう思っているのか?はたまた世の子育てに奮闘するお母さんたちの飛びつきそうな内容で書くことで利益を・・・#$%&!

 

 

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まぁ、私も最初に主人の言葉に「???」と思いましたよ。

え?

いいじゃん!何か変?

 

 

そしたら、主人は、ひょうひょうと、

「好きなことや、自分からしたいと思うことは、時間の無い中でも優先したり、時間を作ったりしてやるけれど、きらいなことは絶対にやらないから、伸びない。だから、嫌いなことや、苦手なことのマイナスを極力小さくすることが大切なのではないか」

 

「大人だって、傍から見たら面倒なことも、自分が好きなことだと面倒だと思わずやれるし、時間が無くてもすき間時間とか工夫するでしょ?俺の親父なんて俺が子供の時、熱出てても趣味の釣りに行ってお袋にブチ切れられていたよ。あの親父が!好きなことはやめろって言われてもやるんだって!」

 

「マイナスもプラス面の足を引っ張らないレベルで小さくしないと、何もなんないよね。野球選手も、いくら才能があっても、プロになれないほどに練習きらいだとダメなんだから」

 

とのことでした。

 

最近は180°逆のことを言われていますよね。

1つでいいからその子の『突出することを探せ』『一つを極めろ』と。

それは決して間違ってはいないけれど、

1つを極めることって実はすごく難しくて、色々なことを満遍なくそこそこやれるって楽なんだよね。

もちろん、満遍なくって言っても、その中で得意不得意や向き不向きもあるけれど。

 

本当に人よりも凄くて、それこそ、日本一、世界一レベルで光るものがあるなら、どこかでキラリと輝くだろうから、それ以外は基本的に凡人なんだよね。

私も、あなたも。

凡人の中で争ったら、それは、プラスとマイナスのバランスで、マイナスの少ない人が勝っちゃうよね。

 

 

しかも、その「いいところ」ってなんだよ?!

それって、嫌なことをしなくていいって」意味じゃねーぞ!と強く思う。

なんか、耳障りのイイ教育論にす~ぐ飛びついちゃう人は、いっつもこういう間違いを繰り返している気がする。

 

テレビは飛びついてもらうために、大事な部分を削ぎ落して、チョッキン!チョッキン!しまくってテレビで流しているから、変に飛びつかず、ちゃんと情報を集めて対応してくださいね!

 

ちなみに、タイトルにある「いいところ」を伸ばす方法があるとすれば、

放置&上の環境へ放り込む。かな・・・。

他に親ができることなんて何もない気がする。

そして、今、私が、子供に対してやっているのは、

 

「やりたい」というWANTに関しては、ストップしない!ガンガンやれ!とことんやれ!状態!

 

「やりたくない」というHATEに関しては、(ものにもよりますが)ある程度強制して様子を見る。いいからしばらく我慢してやってみなはれ!

 

のがいいのではないかと思って、実験中です・・・。

 

では、そろそろボードゲームに参加するため、〆ます。

すでに夜1時!明日は朝から授業だけど、大丈夫かな・・・。

 

 

そいつがうわさのいもうと

来月、妹が上京してくる。

〇林大学付属病院に勤務するらしい。

 

「何とかなんとか士」と、「ナントカ何とか士」の資格を持つ妹は、

思いのほか、好待遇で迎えられるようだ。

 

妹に似ている、と言われたことは、人生で一度もない。

それもそのはず、妹の誕生日を先に覚えたのは妻の方であるくらいだ(笑)

兄の威厳もあったものではない。

 

性格も正反対そのもの。

私が懇意にさせていただいている皆様、私の反対の妹です。

 

真面目、小心者、キノコが嫌い。

 

共通事項と言えば、ピーマンが嫌いなことくらいだ。

ただ、この辺りにはいくつか理由がありそうで、

キノコに関しては、私が妹の分まで食べていたようだ。

ピーマンに関しては、私が嫌いなために食卓にのぼらない。

一度、食卓に顔を見せる機会があったようだが、

「なぜ、嫌いなものをわざわざ食べさせようとするのか」

「食べないと言い出すことは予見できなかったのか」

「栄養の話をするが、代替不可能なものか、栄養士とはその程度のものか」

(実母は栄養士の資格保持者です。)

という小学生らしからぬ詰問の結果、我が家の食卓から、

ピーマンは姿形を消したらしい。

 

さて、そんな実妹の状況に際して、両親からの電話が頻繁に届く。

「面倒見てやってくれ」

「あいつは騙されそうだから不動産屋は一緒に言ってやってくれ」

「家具や家電も早めに決めてやってくれ」

「お金が足りなかったら…」

 

 

 

 

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19歳の末廣少年は、一人、あったこともない親戚を頼りに、

上京後の住処を決めるべく、未だ見ぬ親戚を頼りに上京した。

 

現在の我が家では、奨学金を元手に購入した食器棚が、

長女よりも顔をきかせている。

 

 

別に、不満はない。

むしろ、不干渉でいてくれた両親に感謝している。

 

 

もしかしたら、平等とはこんなものかもしれない。

形式的な平等に固執せず、個人の資質に必要な範囲という意味での平等。

形だけの平等に終始するのは、現状に対する悲観が形を変えているに過ぎないのかもしれない。

 

我が家の次女は、七ヶ月にして、既につかまり立ちを始め、

豆腐などに積極的に食指を伸ばしている。

 

その横で、長女は、キュウリを口にしながら、

天真爛漫に、所狭しとリビングを駆け回っている。

 

はたして、我が家の子育ては“平等”なものになりうるのだろうか。

 

時の旅人

愛しのドゥルシネーア姫とその他大勢に捧ぐ

 

めぐるめぐる、かぜー!!!

めぐる思いに乗ってー!!

懐かしい日にー!会いにー!ゆーこーおおおおおお!!

めぐるめぐる、かぜー!!!

めぐる思いに乗ってー!!

僕らはー!時の!!時のー!たびーびーとーーーーー!!!!

 

はい、締め切りに間に合わなかったのでやっつけです。

旅人算を視覚的にイメージするための偉大なツールを開発したのでそれで勘弁してください。

 

scratch.mit.edu

 

〇スラックさん使用料だけは勘弁してください。

計算問題に向き合う

算数の問題の中で、最も単純なのが計算問題

どこの学校の入試問題にも必ず最初に数問あり、四則計算、小数分数の計算を正確に行えば点数がもらえるので、非常に点数の取りやすい問題です。

 

ところが、計算問題を間違えてしまう生徒がいます。

 

計算は、算数すべての基本です。

決して間違えないようにして、もったいない点数落としをなくしましょう。

 

 

 

 

 

・・・というのはすべての算数教師が口をすっぱくして言うことですが、現実として計算ミスが無くなることはありません。

かなり偉そうに書きましたが私にももちろん計算間違いはあります。

 

人間はミスをします。本人の意思とは関係なく。

性格の影響もありますし、決して数か月、数年で何とかなるようなものではないのでしょう。

 

 

では、ミスをする前提で試験を受けるとどうなるか、考えてみます。

 

 

 

例えば、「20回の計算で1回はミスをする」人がいたとします。仮にM君としましょう。

M君は、自分の意思とは関係なく、20問に1問は点数を落としてしまうことになります。

ですから、1問5点の計算問題を20問解いたら、M君は95点になると考えられます。

 

さて、入試の問題は、1回の計算で終わるような問題はほとんどありません。

【1】の(1)で出題されるような計算問題でも、

 

  { 3.9×1.4+0.9×(1.25-0.86) }÷3

 

のようなものになります。

この場合、問題を解くために必要な計算数は

 

 (1) 1.25-0.86

 (2) 3.9×1.4

 (3) 0.9×0.39

 (4) 5.46+0.351

 (5) 5.811÷3

 

と、5回は計算しないと答えが出ないのです。

 

で、これと同じような計算問題が4問出題されているとすれば、計算回数は20回

この時点で、20回の計算で1回はミスをするM君だったら1問、つまり5点落としてしまうことになります。

 

さらに、入試問題は計算だけではありません。図形、割合、速さなど、あらゆる分野から出題されます。問題によっては計算回数が5回どころか、10回や20回になることもあるでしょう。

M君の場合、計算回数が10回の問題は2問に1問落とし、計算20回の問題は必ず落としてしまうわけです。

 

 

M君は、ある試験を受けました。

 

計算問題は、計算ミスさえなければ間違えません。

それ以外の問題は、解き方がわからないものが20点分ありました。これらはもう「絶対に解けない問題」ですので脇に置いておくと、この時点でM君は残り80点で勝負することになります。

 

ですが、M君には「20回に1回計算を間違える」という性質がありますので、これに従って、ざっくり4問に1問はミスで落とすことにしましょう。

するとM君が取れる点数は4分の3となり、期待される点数は60点となります。

言い換えると、20点分はミスによって不意にしたことになります。

 

もしこれと同じテストを「同じレベルの学力で、計算ミスが一切ない」P君が受けたとすれば、80点取れます。

ミスの有無で20点の差がつき、合否に大きく影響が出るのは明らかです。

 

 

さすがにこれは極端な例ですが、期待される点数がミスのない人に比べて低く出るのは間違いないでしょう。

 

 

現在やっている勉強は、解き方がわからない問題の解法を学ぶ勉強

上の例で言うと「絶対に解けない問題」を減らす勉強です。

ですが、いくら「絶対に解けない問題」が0点分になったとしても、「計算ミス」がある限り、不合格になる可能性は消えません

 

算数のすべてにかかわる計算だからこそ、たかが計算と侮ることなく、丁寧にしっかりと計算力を蓄えていってほしいものです。

 

 

 

ちなみに、計算ミスの多い生徒には

 ・字が汚い

 ・途中式を書かない

 ・図を書かない

 ・問題文をよく読まない (読めば間違えないというわけではない)

という、いかにもな特徴があるような気がしています。

※個人の感想です。

 

計算ミスがあり、さらにこれにあてはまる人は、心を入れ替えてきれいな解答作成を心がけてね。

 

中学受験生~断崖絶壁の場合の1月~

水曜日の更新となっていますが、いつも木曜日ですね。

すみません(^-^;

帰宅がだいたい9時半で、娘たちには最低だと思いますがそこからごはんとか色々やっていたら、水曜日更新ではなく木曜日中心になっています。

主人や社長と違って10分、15分で書くなんて芸当できません(´;ω;`)

まぁ、いいか。

 

さて、いよいよ定期面談も全員終わりそうな今日この頃、主人は人の話を聞くのが苦手なので、面談weekの睡眠時間がどっと長くなります(笑)

いやいや、いいんですよ★面談って本当に大事!やっぱり受験は子供が主役ではありますが、塾と親と子供が三位一体とならないといけないと思うんですよね!

(明日これを読んだ主人から「聖人君子かっ!」ってツッコミが入るでしょうが)

いやいやきれいごととかではなくてマジで!!!

そして~♪ 1月がやってくる~♪

下の子生まれてバタバタのこの年に・・・。。

来年の1月は大変だから、4歳差にする案もありましたが、それも変だなと思い現在に至る。

 

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1月、学校をフル欠席して入試のために準備するご家庭、

今年ももちろん全力で預かります。

1月もらわないとまずいな~というご家庭には正直に話しています。必要ない人には必要ないと伝えています。

 

どうするか悩んでいる人は、

客観的に1月が必要か否かはに‼

主観的に必要かどうかは本人に意思を確認してください。

その際、最終的な判断は、本人の意志に従ってください。

1月はメンタルが一番大事なので、学校に行きたいのに勉強させるのもマイナスですし、塾に行って勉強したいのに学校に行かせるのもマイナスです。

うちだと、臥薪嘗胆があるので客観的に必要かどうかは11月時点で8割決まっています。勉強のやり方、タイプ、性格、その他パーソナリティーや思考の型なども把握しているので、1月学校を休んだときに何をさせてどう2月1日までもっていくかは固まっています。

休む場合、学校からいい顔はされないし、色々と悩むこともあるでしょうが、ここは子どもにとって最良の決断をしたと自信をもって、毅然と過ごしましょう☆

休まない場合は体調管理を徹底するぐらいでOK!

 

 

 

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あれは、今の高校2年生の年かな。

塾でも明るく中心的だった子に、まだ夏期講習中にも関わらず、

「1月学校行かないから、塾来ていいですか~?」ときかれ、

「え?」

と思いました。

そんなことが選択肢にあるなんて驚きました!

最初の感想としては

「そこまでしなくても」

でした。(夏時点で結構できるな~と思っていたからではありますが。)

確か、その年は結局その子に感化され、10人ぐらいは朝から晩まで塾で、ワイワイやっていたかな(笑)

「小学校はもう終わるし、2月と3月で楽しめるけど、2月1日の勝負で負けたら先6年が楽しめないから受験に万全の態勢で!」と何とも男前な考え方♪

 

きっと多くの方が当事者にならない限りは私と同じ感想だと思います。

当事者であってもお父様は「そんなにしなくても」と思う方が圧倒的ですね。

分かります!私も当時はそう思っていたから。

 

主人に同意を求めようと「そこまでしなくてもね~」と話しかけたら

即答で

「ん?別にいいんじゃない?学校ってそんなに大事?」

と言われ、答えに詰まりました。

だって、「そういうものだから」という何とも空虚な、中身も根拠もない、一番頭の悪い言い返ししか思いつかなかったから。

畳みかけるように

「じゃぁ聞くけどさ、小6の1月何してた?覚えてる?覚えているわけないじゃん。1か月休んだってなんも影響しないんだって!逆に志望校に落ちたら一生『あのとき…』って覚えているだろうけどね」と言われ、グーの根も出ない・・・。

 

「そこまでしなくても」

今考えたら恐ろしい言葉です。

自分の一方的な価値観Maxで、いわば、頑張ることを否定しているんですよね。

目の前に「やる」と言っている子供がいるのに、

普段は頑張れとかなんとか偉そうにしている大人が

「そこまでしなくても」と言って頑張らせないってチャンチャラおかしい。

とことんやってダメだった時に受け止めてあげるのが大人の仕事。

 

もちろん、無理やり塾も、無理やり学校もまずいので、

客観的な数字、状況、休むメリットやリスクなどきちんと説明したうえで、本人の意思を尊重しましょう。

 

 

 

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昔、「この塾に来て、勉強が好きになっちゃって、勉強しすぎちゃうから辞めます」という理由で退塾された方がいるのですが。

(いや、これ本当にあったんですって!信じられないですよね。私も未だによくわかりません(笑))

その子は親が止めても勉強しちゃって、次の日学校で貧血を起こして保健室で寝るということがたびたびあったようなのですが、「手を抜くことを知らない」感じでしたね。

大人になると、良くも悪くも要領が良くなって言い訳もうまくなるし、抜け道も探せるようになったりするじゃないですか~。

でも、それは大人になる過程で、体調崩したり、提出期限を守れなくて大目玉食らったり、無理な計画を立てて実行できないとか、色々と経験して手を抜くことを覚えるし、段取りも上手くなるんですよね。

体調崩すまで全力でやれるって、子供だからだと思います。

それなのに、ずる賢い大人が「そこまでしなくてもいい」とか「ほどほど」を教えてしまうと、その子の力を押さえつけちゃうと思います。

結局その退塾した子は「#$%&?!」というリアクションしかできない学校へ…

いや、偏差値とかではなく、あの子の性格と校風も全然あってないし、案の定、すっかりおとなしくなっているという噂です。

 

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「そこまでしなくていい」が及ぼす影響は結構でかい!

 何でも、全力でやらないと何も学ばないから、

ガチガチの頭で、大人の(しかも根拠のない)「そこまでしなくていい」は今すぐ捨ててしまいましょう。

 

こういう部分が「過程が大事」の根拠ですね。

全力で、やるだけやって、それでもダメだった時に過程を振り返って反省し、次の糧にする!

 

全力でやらないのに「過程」もクソもあるかよ!

それなりに全力でやらないと、失敗しても何も学ばない!

 

自分を振り返ってもそうだし、生徒を見ていてもそれは強く思います。

あと2ヶ月半後の、「中学受験のゴール」に向けて、みんなで頑張ろう★★

 

金髪のすゝめ

ある日のことであった。

珍しく、LINEの着信音がなる。

母からである。

 

 

「へ~んしん!!」

 

実母は、齢60を超えて金髪になりました。。。

志茂田景樹もびっくりである。

DNAというものは実に恐ろしいものだ。

 

 

巷間では、黒髪に強制するとかしないとか、

人権がどうとか、多様性がどうとか、なかなかの盛り上がりを見せている。

www.j-cast.com

 

幸いにして、弊社には髪型の規則はない。

というか、そもそも規則がない

 

どうだ、自由な社風で、個性をいかんなく発揮しているでしょ!

 

と言いたいわけではない。むしろ、その反対だ。

 

私は、某中学校の塾対象説明会で、警備員に止められたことがある。

優秀で仕事熱心な警備員を雇っている学校だと感心したものだが、

実際はそんなものだ。

高校球児の時分、試合に向けてチーム全員五厘狩りとの方針にも

全く従う意向を示さず、

留学生なのかと陰口をたたかれたのも今となっては懐かしい。

 

外見やイメージを完全に逸脱して、そこから思考することはかなり難しい。

社会は常識という一般解の集積であり、

先入観のスパイスも効いている。

 

「自由を謳歌する」というのは何とも耳障りの良い言葉であるし、

「自分を認めてくれ」というのは実に頼もしい響きである。

 

ただ、人と違った行動をとる場合には、その不利益を十分に考えるべきなのだ。

現実は、寛容なようで寛容ではないし、多様性があるようで、排他的でもある。

(もちろん寛容な社会が理想的であるし、希求すべきとは思うが。)

現実を冷静に受け止めたうえで、

「それでも!」と思える気概とメリットがあるかどうか、

そこに尽きる。

 

私のスタイルに関しても、賛否両論あることは重々承知している。

明らかに不信感を示すお客様もいらっしゃる。

それは、お客様の見識が狭いのではない。

単に弊社と合わないのだ。

その意味で、最初のご面談がすべてであり、重要なメルクマールだと考えている。

 

ということで、お付き合いいただいている、

海のように深く、そして菩薩のような寛容な心をお持ちの皆様、

今後とも末永くよろしくお願いいたします。

 

 

先日の幼稚園の面接試験に際して、

「食欲の秋ですが、好きな食べ物は?」

という質問がされるという噂を耳にし、

我が家でも「葡萄」と入り知恵をしておいた。

(実際には、彼女は皮を向けないので食べられないのだが(笑))

 

当日、10人の集団面接で、娘は最後の解答者だ。

「好きな食べ物は?」

予想通りの、ストライク質問。

ただ、考えることはみな同じ。

「ぶどう」、「ぶどう」、「ぶどう」…

そして、娘の番が来ると、

 

 

「みかん」

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??

 

彼女はみかんと言ってのけた。

遺伝子には抗えない。

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