塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

中学受験塾講師が考える「1月に学校を休むということ」

月月火水木金金

今年もこの季節がやってきた。曜日が分からなくなるこの季節が。

東京の中学受験は、2月1日が解禁日。

ということで、1月はまさに“大詰め”の時期。

そして、この時期、受験生の中には学校を休んで朝から塾に来る者もいる。

彼らは、8to8

8時から20時まで塾にいるのだ。

私たちは、そんな生徒に合わせて午前中から時間割を組み、授業を設定する。

 

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ここまで読むと、DGは、学校を休ませてまで、塾に詰め込んでいる時代錯誤のスパルタ教育を施す塾であるかのように思われるかもしれない。

しかし、事実はそうではない。

直前特訓のご案内の紙には、わざわざフォントを変え、斜字体にし、下線を引いてまで、こんな文言が掲載されている。

「学校を休むことを推奨するわけではありません」

 

ただ、学校を休んでまで塾に来て学習しようという生徒に応える体制をとる。

それ以上でもなければそれ以下でもない。

「学校を休んで塾に来る」

この行動に関しては、賛否が分かれることだろう。

そこで、このことに関して毎年考えることを書いてみたい。

 

学校>塾!?

とにかく学校には行かせる。学校が第一。

どういうわけか、年々減ってきてはいるが、そんな考えの保護者様もいらっしゃることだろう。私自身も元々はそういう立場だ。

もちろん、それはそれで正解。

1月に学校にいくかどうかは、各家庭の「価値観」の問題で、そこに絶対性は存在しない。

はずである。

問題は、この問題が「排他性」を帯びたときである。

「塾」という言葉に、必然的に「苦役」と「発展性」を連想し、

「そこまでしなくても…」という無責任で冷ややかな視線を他人にも投げかける。

私たちは、自分と異なる価値観から出発した考えや行動に対しては、批判的になりやすい。

しかし、前にも述べたように、「学校にいくか、塾に行くか」は、

各家庭の価値観の問題なのだ。

1月もいつも通り登校してペースをつかみなさい。

これも正解だ。

1月は朝から塾に行って、受験勉強をやり切りなさい。

これも正解なのだ。

唯一解はない。

そして、この決断を自分ですることが大切なのだ。

学校より受験勉強を優先したいのに学校に行っても、上の空で大した意味はないし、

親がどんなに言ったところで、学校に行きたいのに塾に来ても、勉強に身は入らない。

まずは、受験生自身が自分が置かれた状況から、自分なりの答えを出すことだ。

そして、このとき、親を含め、周りの大人はその意見を尊重してほしい。

仮に、自分の価値観とは異なる考え方だったとしても。

学校の先生に対する私の願いは、おおたとしまささんのこの記事がとても丁寧に表してくれている。

6年生の担任の先生たちへ。もしクラスのなかに中学受験生がいるのなら | おおたとしまさオフィシャルブログ「Father's Eyes」Powered by Ameba

 

夢の国で漢字る

私自身が、価値観のバイアスに気づかされたできごとがある。

上京して初めて妻と二人でディズニーランドに行った時のことだ。

ディズニーランドといえば、行列。

薩摩という九州の最端に生を受けた私にはそんなイメージが強い。

私たちが訪れた日も例に漏れず、大変な人込みでにぎわっていた。

そんな行列の中で、一瞬、強烈な違和感を覚えた。

 

親子3人連れで並んでいる。

 

その真ん中の男の子が漢字の勉強をしているのである。

 

漢字!?

 

 

東京の小学生はディズニーランドでも勉強するのか?

この夢の国でもまだ現実にまみれようというのか?

私の脳裏を混乱が支配する。

そして、あろうことが、当時は既に中学受験の塾でアルバイトをしていたにもかかわらず、

「中学受験」ってやつはそんなに大変なのか?

それで小学生は本当に楽しいのか?

と、弱冠二十歳の末廣は、青臭いべき論の眼差しを彼に向けたのであった。

 

すると、こんな会話が聞こえてきた。

 

母:「そろそろやめなさい」

子:「まだ大丈夫でしょ。じゃああと1ページだけ。」

 

??

 

母親が止めて、子どもが勉強することをせがんでいる。

ネズミたちが舞うこの桃源郷とも思える空間で、

まだ勉強というの名の修行に挑もうというのか?

 

一人の少年をここまでさせる。

東京という地は、なんと恐ろしい場所かと、当時の私は恐れ戦いた(ディズニーランドは千葉ですが(笑))。

 

しかし、なぜかある時ふいに、この時の自分の考え方の誤りに気が付いた。

「勉強」=「苦」。ゆえに、ディズニーランドで勉強は場にそぐわない。

それは、勝手に私が抱いたイメージに過ぎない。

この少年にとっては、多くのキャラクターやアトラクションに囲まれた夢の国で、

大好きな漢字を勉強できる。

大好きな場所で大好きなものに触れる。

こんな幸せなことはないのではないかということである。

この少年にとって、

「ディズニーランドでまで勉強しなくても。」

こんな大人の独り善がりな考えは、何の意味もなさない。

楽しいかどうかは、彼自身の問題なのだから。

そのときの少年の笑顔が、私に価値観の相対性無自覚な排他性の恐ろしさを教えてくれたのだ。

 

もう9日

本番まで残り3週間。

1月学校にいくか、塾に行くか。

そんなことに時間と労力をかける必要はない。

周りの目を気にすることもない。

振り返った時に「楽しかった」と思える結果とプロセスのために、

受験生と、彼らを取り巻くすべての人々が、自分の目の前を照らせばそれでいい。

DG生は、塾長と運営部長の美声を聞くのを楽しみにガンバレ!

私ですか?悲しいかな、筋金入りの音痴です(泣)

 

 

 

授業で扱ったボードゲームを振り返る

ボードゲームで成績は上がる!?

先日、保護者様より「最初は授業でボードゲームしてて成績上がるのかな?と思っていましたが、今ではボードゲームのおかげで成績が伸びたと思っています。」

とありがたいお言葉を頂戴した。

何とも嬉しい限り!

もちろん、「ボードゲームをするだけ」では、成績は上がらない。

教科の勉強の積み重ねがベースにあることは言うまでもない。

ただ、所謂「頭を使う」ということの形を作り、経験値を増やすことはできたのだと思う。

教科の勉強に際して、「取り組み方」の改善に資する部分があったと考えている。

 

また、説明書から読ませるという方法も功を奏したといえる。

「国語」となると、文章を「何となく」読んでしまう層は一定数いる。

しかし、ゲームの説明書を「何となく」読んでしまうと、一人だけ明らかにおかしな行動をしてしまう、のみならず、最悪の場合ゲームが壊れる。

実際に、文章の読み方に関しても、客観的に読む段階(レベル)を意識する細かい言葉遣いまで配慮する、といった点が少しずつできるようになってきていて、先週は洗足学園」の国語で80点オーバーが3名出現した!

ただ、やはりある程度の「継続」は必要で、少なくとも半年くらいは継続してやらないと効果は出てこないのかなと思った。

娘とも、週に1つをとりあえずのノルマとしてやれればいいなぁ。。。

 

ここまで使ったボードゲームを振り返る

12月からは、実戦演習期に入るため、ボードゲームは合格祝賀会までしばしのお預け。

ということで、ここまで授業で扱ったボードゲームを振り返る。

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ボードゲーム

 

工夫としては下記の通り。

論理的に考える要素のあるものを使う

場合分けが必要になるものを積極的に採用する

・5月からは、4週を「協力ゲーム」の週とする。

・30分以内で終了するものを中心に選ぶ

 

自分なりの改善点としては以下の通り

・「ダイス」「競り」「配置」など、もう少し体系的に整理してもよかった。

実施順については大いに最高の余地あり。

・本年度は人数が少なかったが、今後は人数による展開を考える必要あり。

・実際のゲーム中の場面に関する「フィードバック」の機会はもう少し多くてもよかった。

 

授業で扱った中で、私自身が好きなのは「マラケシュ」と「マスクメン」である。

マラケシュに関しては、こちらの記事をご参照ください。

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

 

マスクメンに関しては、詳細はこちら。

ameblo.jp

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マスクメン

マスクメンは、「強弱」が最初から決まっていないという点がポイントだ。

理想的には、自分が多く持っている種類のカードを誰かが多く出して強くしてくれればよい。

しかし、そんなことは起こらない(笑)

そこで、どこでバランスを取るかという悩ましさを体感できる。

フレーバーやコンポーネントが楽しいゲームではないが、

しっかりと考えること、悩むことを体験できるよいゲームである。

 

DGベース始動

さて、受験生はいよいよ残り2ヶ月となりラストスパート!

そして、私たちは来年度に向けた準備も着々と進行中。

今年は、「口頭試問」の授業で実施してきたボードゲーム達。

来年度から、「口頭試問」の授業は「DGベース」と名前を変えて、

各教員が1週間ずつ担当する。

具体的な内容は、これだけで1記事になりそうなので、また次回へ。

中学受験のalternativeを目指して、DGはこれからもひた走り続けます。

ハッピーハロウィン

ハロウィンはいつから?

いつからだろうか、日本でもすっかり「ハロウィン」なるイベントが定着している。

個人的には、イベントはあるに越したことはないというスタンスなので、これはこれで歓迎している。

とはいえ、そこまでハロウィンらしいことをせずに生きてきたこれまでの人生であったが、今年は、長女が入園し、日曜日には、パパたち主催のハロウィンイベントが実施された。

ハロウィンは前途多難

「ハリーパッパー」の名の下、総勢60名程度の父親たちが、「魔法班」「装飾班」「食事班」の三つに分かれて活動。

予算取りから始めるスタイルは、さながら会社組織のようで、

サラリーマン経験のない私には、かえって新鮮だったりする。

私が所属していたのは、「魔法班」

「魔法の実験」と「杖づくり」がメイン。のはずだったのだが…。

1週間前になり、シナリオの大幅変更!

 

魔法に使う杖の作成

→ひょっこりでもーとによる電波ジャック&馬車を隠した

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(ちなみに、この敵の名前を社内で募集したところ、〇〇アカとか、△△ゼミナールという使えるわけがない名前しか出ませんでした(笑))

→魔法実験

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→クリスタル(ファイナルファンタジー)による呪文の伝授

(写真がなくてすみません。)

→超巨大空気砲の発射

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→馬車での写真撮影

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→食事

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というストーリーが完成。

その際、私はファイナルファンタジーなるものを生まれてこの方1回もしたことがなかったのだが、その事実に他のお父様方は驚愕。

もっとも、我が班のサブリーダーは打ち上げの際にこっそり自分も知らなかったことを打ち明けてくれた。

だったら、言ってくれよぉ~(笑)

さて、私自身は、魔法実験についての準備を担当。

運営部長に魔法を伝授してもらい、

BTB水溶液で着色した重曹水溶液にクエン酸水溶液を入れる実験と、

イソジンで着色した水にC.Cレモンを入れるという二つの色変わりの実験を準備することとなった。

 ということで、非公式ながらDGプロデュースの魔法実験となった。

人生はいつもアドリブ

写真を見ていただくとわかるのだが、「ボランティア」でやるレベルを大きく超えている(笑)

ちなみに、前回イベントはこちら。

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

根はまじめだがどこかぶっ飛んでエッジの効いた人が集うとこういう仕事になるらしい。

さて、前日準備。

私は、運営部長との実験の通りに各水溶液を準備する…予定であった。

しかし、ここでアクシデントが。

そう。何を隠そう。私は予定通りが苦手なのである(笑)

クエン酸を溶かしていくと…溶ける溶ける。

そして、いつもの悪魔末廣のささやきが脳内を支配する。

 

「全部とかしたら面白いんじゃない?」

 

結果、2Lの水にクエン酸500gが溶け切ってしまったではないか。

ということで、予定よりだいぶ濃いクエン酸水溶液が完成した。

当初の予定では、青い水溶液が泡を立てて黄色くなる予定であったが、実際に実験をしてみると…

もちろん、予想よりも大きく泡立ち、

1Lは余裕で入るデキャンタを溢れるほどに溢れまくるほどに泡立つこととなった。

結果、魔法っぽさはより出たのでOKとしよう。

また、数千個のビーズを35個ずつ袋分けするという杖づくりの作業もお手伝いしたのだが…。

もう私のことをよくご存じの方はご想像の通り

(いやな予感がするでしょう?)

最初こそきちんと数えていたものの、あとは…。

ただ、DGメンバーは偉大である。

皆が声をそろえて言う。

 

「そういう準備は末廣にやらせてはダメ」

 

適材適所を言わなくてもわかってくれているなんてサイコーだ!

 

次回は…

次回の幼稚園イベントは2月3日

そう。中学受験の講師にとっては一番嫌な日といっても過言ではない。

ということで、残念ながら前日準備から打ち上げまで参加は難しいかもしれない。

反対に、この日参加できるということは、全員が進路が決まっているということであり、これ以上めでたいことはない。

最善を望みつつ…。

 

 

 

 

算数の体験授業でドローンが飛んでいた話

ゲームは性格を物語る

月曜日のイベント終了後、いつものように自宅でのDG4人によるゲーム会。

この日のゲームは、「ツォルキン」

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まぁやること満載で、何が何だかわからないまま進行していく。

結果、私は惨敗。

塾長の圧勝。

この手のゲームは性格がとてもよく出る。

私は、正攻法と思われる手を避けて、ポジションを取りに行きがち。

まぁ、見ての通りの性格である(笑)

意外なのが、このタイプの手が櫻井と被ることが多い。

今回も戦略が被り、二人とも撃沈(笑)

赤いスーツを着たり、サングラスをかけたりしている人は、

意外と正攻法。

今回も効率よく加点していった。

田川は、オールマイティーな戦略が多い。

バランスを重視するのは、女性ならではということも言えるのかもしれない。

 

固さと自由さと

さてさて、授業スタイルもそれぞれ全く異なる。

内部生向けの保護者会で使ったことがあるのが、下の図。

 

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実は弊社。一風変わった自由な塾ではあるのだが、

固いところはかなり固い。

教材・カリキュラムはすべてオリジナルであり、

ここはかなり作りこんであるため、ガチガチである。

柔らかいのはデザインだけ(笑)

ただ、この固さがあるからこそ、授業では教員に大きな自由裁量が与えられているのである。

ある者は講義調で語り、ある者はワールドを展開し、

教え方(解法)だけは統一してあるものの、それ以外は本当に、自由裁量である。

この辺りが、「変わった先生が多い」と言われる由縁なのだろうか。

もっとも、全員「自分は普通だ」と言い張るのだけれど。

 

体験授業も自由に

先日の5年生算数。

担当は塾長。

教室の後ろでは、ご両親もご参加。

この局面で、なぜか授業中にドローン参上。

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翌週、算数を担当した櫻井が「ドローンを飛ばすタイミングは一切見つからなかったが、なんで飛ばしたの?」と質問。

答えは、

だっておもしろいでしょ?

それはおもしろい。おもしろいに決まっている。

私だったら、算数にこじつけに行こうとしてしまうのだろうが、

特にそういうことではないらしい。

授業終了後、弊社の教材、カリキュラムにお褒めの声を頂き、入会が決定。

ご帰宅前に、塾長の下へわざわざお越しになり、

「面白い授業されますね」

とお声掛けいただいた。

ドローンの件だけをピックアップしてしまうと、破天荒で気ままな授業のようにもとらえられがちである。

しかし、オリジナルカリキュラムに基づくオリジナル教材により、

学習の進行はしっかりと担保されている。

そして、現にドローンを飛ばしていた自由な彼は、雰囲気だけがやわらかいハードな教材のすべてを授業で消化している。

授業終了後の「臥薪嘗胆」なる時間もそうで、

「やるべきこと」はいつも変わらない。

「生徒ごとの完全オーダーメード」みたいなものが、理想的なのも分からなくはないのだが…

特に小学生の場合には、合格までの「地図」が不鮮明になってしまいがちで。

(現に受験直前までカリキュラムが終わらない個別指導とかあるらしく…)

そもそも「問題を解けるようになる」という目的は共通な中で、

あとは、その過程に色を付けて行けばよい。

 

自由と規律の狭間の中で、今日もDG4人衆は気ままに駆け巡っている。

 

 

DGゲーム会

2学期のイベント

DGでは、2学期以降の祝日には、6年生を対象としたイベントが実施される。

今月は、「基礎特訓」「入試そっくり口頭試問」「理社特訓」である。

基本的には、「1日10時間」「入試範囲を高速で1周」というコンセプトのもと、多様な講座が用意されている。

手前ながら、この講座はいずれも珠玉のものばかりで、

控えめに言ってもコスパ最強だと自負している。

諸事情により、近年は外部生の受講が減っているのが残念至極。

(諸事情に関して書くと愚痴っぽくなりますので控えます(笑))

さて、その裏で、昨年まで実施されていたのが、5年生対象の「算数道場」

割合速さ図形に絞って、1日中これらの単元をやるというもの。

これはこれでよかったのだが、5年生のこの時期にこれでなくても…

ということで、今年からは、全学年を対象としたボードゲーム会」に変更してみた。

その結果、お申込みが2名(泣)

「ゲーム」という響きが、受験産業に生きる我々と親和性を持ちにくいのか、

単純に私の訴求力がないのかはさておき、

ちょっぴり寂しい当日となった。

ただ、その分参加者のやりたいゲームを中心に展開し、満足度は高いイベントとなった。

ということで、懲りずに次回もやります(笑)

次回は10月8日(祝)です。

基本的には、内部生とそのご家族向けですが、

このブログをご覧の皆様は特別招待させていただきます(笑)

 

当日の様子

当日やったゲームは以下の通り。

写真を撮り忘れたものがあるのは、ご容赦を。

ボードゲーム紹介ブログではないので、簡単に。

 

イリュージョン

色の割合を昇順に並べていくゲーム。

(写真撮り忘れた~)

人によって得意な色があり、見え方が違うのかもという話になる。

 

たべちゃうぞ

4歳の娘がお気に入りのゲーム。

私は1枚も取れず。バッティング要素のあるものはニガテ。

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うんちをしたのはだぁれ

これも本ブログで紹介済みのもの。

今回は娘が負けて号泣(笑)

でも、DG教員はだれもフォローせず。

 

キョンシー

今回一番盛り上がったゲーム。(写真は今回のものではありません。)

1対4で、プレイヤー側の勝利。

子どもでもできるため、ファミリー層にもおすすめ。

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カルバ

タイル配置系のゲーム。

同じ条件にも関わらず、勝敗が決するところが面白い。

感想戦も盛り上がる。

 

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シャドウレーダーズ

大人数の方が面白いゲーム。正体隠匿系の殴り合い。

初戦は勝利したが、2戦はその分皆様から攻められ敗退。

 

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ディクシット

言語系のゲーム。女性向けとの評判も。

(写真は以前DG4人衆でやったときのもの)

評判通り、田川の勝利。

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それはオレの牧場だ

かわいいテイストとは裏腹にガチガチの陣取り。

(写真は二人でやったときのもの)

二回とも順当に勝利☆

 

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確か、ゲーム会でやったのはこんなところ。

その後、櫻井が合流し、いつものDG4人衆で。

 

アイルオブスカイ

タイル配置やら値付けやら要素てんこ盛りだけれど、

意外とシンプルで楽しいゲーム。

タイル配置が得意な田川の勝利。

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ピラミッドのつくり方

こちらもドラフト&タイル配置系

大接戦の末、櫻井の勝利

 

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次の日が大変

あくまで仕事ですが、(ここ強調しておきます(笑))

一日で多くのゲームをプレイすることができた。

そんな次の日は、

脳が重いのです(笑)

一日中授業とか、そんな激務の次の日も、この「脳が重い」という感覚には遭遇しないので、やはり「頭を使っているのだな」と再確認することに。

この独特の感覚を生徒に味合わせたいと常々思っているのだが。

「受け身」ではなく、「能動的」に頭を使う感覚をゲームを通じて養っていければよいと考えている。

とはいえ、ボードゲームを楽しみたければ、5教科ぐらいやれ」も感覚的には理解できるところもあり……

というのも、生徒の中でも、よりゲームに興味を持ったり、ゲーム会に申し込んでくれたりするのは、やはり成績の良い生徒だったりするのが現実なわけで…。

ちょうど「パズル」「勉強」のような関係だと思われる。

パズル系に取り組むから、算数が得意になるのか、

算数が得意な素養があるから、パズル系に取り組むのか。

これは、どちらも正解で、得意な人がより得意になっていくのが真理だと思うのだが。

いずれにせよ

「遊びの中の勉強」「勉強の中の遊び」

どっちがどっちかはわからないけれど、これからもDGらしい空間作りとメッセージの発信をしていきたい。

何はともあれ、一緒にボードゲームを楽しんでいただける方、大募集中です!(笑)

風邪は論理的に

休講になりました。

本日、私末廣が体調不良のため、中3の英語は休講とさせていただきました。

ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございません。

さて、この高熱が続く風邪なのですが、引き始めは長女

先週の日曜日夜、珍しく、「熱があるから明日は休む」と言ってきた。

本人の意思を尊重して、とりあえず月曜日は休み。

その後、火曜日と水曜日は登園したものの、木曜日と金曜日は再度のお休み。

それでも、土曜日には完全復活を遂げていた。

しかし、長女が風邪をひいた時、嫌な予感がした。

そう、我が家では長女が一番丈夫なのである(笑)

次女<私=田川<長女

の順番に風邪をひきにくく、回復が速い。

そして、長女が回復し始めた土曜日。

次女が発熱である。

そして、翌日日曜日。

田川は早退。

私末廣は、最後までやり遂げたものの、

翌日からは、39度近い熱と格闘している。

逃走癖

そして、事件が起こる。

私は授業を休講にし、高熱のため爆睡。

田川は次女を病院へ連れて行く。

長女は…

私が寝ているすきをついて、塾を目指して一人逃走。

私が起きたときには、既に長女の姿はなく、

結果的に塾と家との中間くらいの場所で警察に保護された長女。

フロンティア精神とはそういうことではないのだよ。

短いですが、今日はこの辺で。

塾講師が考える説明書を使った国語力向上法

またしてもアイツがやってきた

最近おなじみになってきた「塾講師が~」シリーズで今週もお伝えいたします(笑)

さて、2学期もスタートしているが、今年は台風が多く、その度に「振替授業」が頭をちらつく。

ある程度バッファを持たせておけばよいのだろうが、

中々そうもいかず…。

今回は、風こそ強くなったものの、通常通り本日の授業を終えることができた。

今後もきっとやってくるのだろうけれど、、、

来るなとは言わない。

日曜日だけは勘弁してほしい(笑)

 

宿題はボードゲーム

さて、その2学期であるが、どこかで書いた通り、

ボードゲームを代表者に持って帰ってもらい、当日の説明に備えてもらった。

今年は人数が少ないため、2班構成。

初回のゲームは、「What's up」「リスのこのみ」

 

どちらも、小学校低学年でもプレイできる難易度で、

時間も20分程度のものである。

「What's up」

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fu-ka.livedoor.biz

「リスのこのみ」

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fu-ka.livedoor.biz

 

さて、蓋を開けると…

 

全然説明できてないじゃん!

 

理由は大きく分けて2つ。

1つ目、担当者の準備不足。

簡単なゲームだからと高を括っていたのだろうが、

一人で文章をもとにゲームを理解し、

再構成して人に伝えるのは、そう簡単ではないのだ。

何ページあろうが、どんなに複雑なゲームであろうが、

いとも簡単に説明してのけるのは、運営部長だからである!

(いつも人任せなのは秘密(笑))

2つ目、ゲームと侮っていた。

もちろん、保護者の皆様がご多忙なことは重々承知しておりまして、

そんな中に「一緒にゲームやって」なんて言われれば、

「忙しいんだから勉強してなさい」と言いたくなるものだと思います。

ただ、説明書を紐解いていただくと、

「? わからんぞ?」

と「ゲーム」の見方が変わっていただけるのではと考えている次第。

もっとも、説明書が読みにくく、余計にヤル気が喪失される可能性もあるのだが…。

とにもかくにも、

たかがゲームと侮るなかれ

 

質問するのも難しい

さて、担当者の説明不足はある程度想定の範囲内

それでは、なぜそれでも授業で使用したのかと言うと、

「質問力」が培われると考えたからである。

説明が不十分である場合、このままではゲームが成立しない。

当然、他のプレイヤーは何をしていいかわからない。

そこで、「質問」をしていくのである。

説明者と他のプレイヤー達とのやり取りを通じて、

オホーツク海ばりの濃霧に包まれていたゲームの全容が、

少しずつ明らかになってくるのである。

これぞ古代ギリシアより伝わるソクラテスメソッド

またの名を「アクティブラーニング」(笑)

(あまり好きな言葉ではないのですが、あえて使ってみました。)

反対に、私がインスト係で、

ただし、質問にしか答えないというのも面白いかなと感じた。

来年の1学期あたりに、こうした方式も試してみたい。

 

人生とはすなわち場合分けだ

0から3までのカードを使い…

というおなじみ、「場合の数」の問題。

必ず聞かれるのが、「バアイワケトカ、イミワカラナ~イ」というまるで異国の地を訪れたかのような言葉。

まぁ、解答が定まるという発想で「勉強」と向き合ってきたであろうから、

やむを得ぬと言えば、やむを得ぬのだが。

ところが、「リスのこのみ」での議論の際、

ファシリテーター役の生徒から、

「場合分けが結構必要になると思うのですが…」

という声が聞こえてきた。

今なんて言った?

場合分け?バアイワケじゃなくて場合分け?

その通り!

このゲームは、「テン」を無視できるスタートプレイヤーであるときと、そうでないときで戦略が異なる。

また、それぞれに対して、確認した列に「テンがいるかどうか」で異なっていく。

本当は、更に相手の手番で出された「リス」の種類によってことなるのだが、

そこまで行くと複雑すぎて、流石にしんどい(笑)

要は、「場合分け」という概念の必要性が出てくれば、それで十分なのだ。

このゲームは、リスを出した後、回収する際にも、

「場合分け」が必要となってくる。

「勉強」で必要となる前にゲームで体験しておくと、「場合分け」に抵抗なく対応できるかもしれない。

という塾講師っぽいことを言ってみたが、

別に「勉強」関係なく、「場合分け」の楽しさを感じてほしい。

まぁ、何が「勉強」なんだという話ではあるけれど。

 

タイトルを回収してなかった

書きたいことを書いていたら…

タイトルを回収し忘れた(笑)

「国語力」とは…などとこの期に及んで定義から始めると、

私のすべての業務が止まりかねない。

ということで簡単にまとめると、

 

1 説明書を読みながら、目の前のコンポーネントに触れることで、

 文字から具体的にイメージする実践的な読解力が身につく。

2 質問することを通じて、「要点」を意識することができるようになる。

3 質問に答えることで、「アウトプット」の力が付く。

 

まとめるとやはりどこか安っぽいのだけれど、

ボードゲームという素材は、「楽しみながら」体感できるのがよいところだ。

さて、最近ではこんな感じで研修などにも使われ始めたボードゲーム

togetter.com

弊社としても、進学塾×ボートボードゲームという

いままでの「ボードゲーム」界とは違う括りで、

DGとしてできることを広げていきたい。

というのは表向き(笑)

この棚が全てを物語る。

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