塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

中学受験と習い事!習活の心得!

金曜日の夕方。

今日は娘の体操教室に来ている。

コロナ期間に溜まった休講の振り替えのため、週2回の体操を、ここ3週間は週4日に増やしている。

メキメキ上達してそろそろ逆立ち、倒立前転、側転ができるようになりそうだ。

 

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ふと、隣接している専門生の体育館に目をやる。

オリンピック代表選考にも出場している人や、オリンピックを志す小・中学生が平均台や鉄棒で一生懸命練習している姿を見て、ハッとした!!!

 

(((うちの娘はいつまで体操をし続けるのだろうか?)))

 

中学受験はさせるつもりだから、

4年生まで?

5年生まで?

気のすむまで?

将来、体操の世界に進む・・・・??

 

 

“意味のある” 習い事をしなさい!

 

親の通わせやすさ、手ごろな値段というしょーもない理由だけで選んでいません?

私が娘に体操をさせ始めたのは、年少さんの10月。4歳3か月。

動機は、将来どんなスポーツをするにしても、体幹は大事だろう。柔軟性やバランス感覚が鍛えられるから、後々ほかのスポーツにも生きるでは?と考えたのだ。

 

で、体操教室探しに使ったキーワードがこちら

 

「体操教室 オリンピック」

 

ここで強調したいのが、「オリンピック」というキーワード!

私は娘を体操のオリンピック選手にしたいわけではない。

でも、やるならきちんとやらせたいと思っている。

“子供向け”のお遊び体操教室ではなく、

オリンピックを狙おうという人が集まる、狙おうと思えば狙えるレベルに鍛えてくれるところがいい。

お遊び体操教室で月々7000円ぐらいなら

本格的にやって月々12000円が断然いい!!

 

 

そして、今通っている体操教室は

自分のお金と時間を注ぐだけの価値のあるレベルだと思っている。

通いやすさは二の次だ!!

うちには車がないので、雨でも自転車で送っていき、1時間見学して連れて帰るのだが、2時間弱の時間を取られる

下の子を連れて行けばゆっくり読書もできない。(放置すると乱入しそう)

それでも価値があるレベルでやらないと無駄でしょ。

 

 

習い事で得られる効果は、スキル(技術)は二の次。

習い事で得られるものはそのもの自体の技術(スキル)よりも

継続することで得られる「精神的な成長」の方が重要である。

具体的には、

①達成感、粘り強さ、やり抜くこと

始めできなかったことができるようになることで、自分が成長していることを感じ、

達成感につながります。それから、もっとできるようになりたいという目標を定める力もつきますね。

軽い挫折も経験するでしょうし、そうした失敗を克服する経験も積むことができます。

 

②多様性の感覚、相対評価の感覚

競う場面も多く、勝ち負けもありますね。人に比べて自分を客観視することはとても大切なことです。また、その上で色々な価値観があり、みんな色々と得意不得意があってデコボコした存在であるという多様性も身につきます。

頑張るということの重要性と頑張ったら必ず思い通りの結果になるわけではないということもわかるはず。

 

 

 

他にもいろいろと精神的な面での効果は計り知れない!

ただし!

お遊びレベルで、何となくやっているだけではこうした効果は得られません。

 

 

中学受験は習い事ではない!?

習い事の中にカウントしてほしくないという人も多いらしい。

私はこだわってはいないですが、

云わんとしていることは、

 

習い事は、向き不向き好き嫌いで辞めるのもOKだが、勉強はそれが通用しない。

塾=勉強は「習い事」感覚だと困るということ。

 

毎年うちの塾でも1人は、音高・音大を考えていて、高校受験で邪魔されたくないから中学受験をするという方がいますが、1日に5時間は最低でも練習しないといけないらしいです。

そういう方は問い合わせの時点で決まって、

「ピアノ(ヴァイオリン)を本格的にしておりまして・・・」と相談してくる。

で、中学受験もするが、両立できるレベルで合格する方法を模索している。

 

それは習い事ではないよね。

言い方も「本格的に・・・」と言っている時点でその人たちにとってピアノやヴァイオリンはもはや「習い事」ではない。

 

勉強はというと、

他にこれと言って特技がない大半の人は勉強を本格的にすることになるわけで、

受験するなら、その勉強で勝ちたいわけで、

本格的にしないといけないわけで、

「習い事」感覚では困りますよ。

 

まぁ、ただの言い方の問題だし、私は特にこだわってはいない。

でも、「ギクッ!!!確かに『習い事』の感覚で」と思った人は反省してください。

 

 

その習い事、中学受験の邪魔になるなら辞めたら?

習い事は良いことも多いですし、基本やった方がいいですよ☆

ただし、それなりにきちんと。お遊びレベルならお勧めしません。

 

さて、そんな習い事も、中学受験を始めるときに、整理する人は多いですね。

で、続けることも大事だし、続けてほしいですよね☆

本人も好きなら続けたいですよね☆

無理やり辞めさせたところで、その時間が勉強に向くわけではないので、基本的には続けていいと思います。

 

でも続けることが目的化したらダメ

また、将来その世界で生きて行くわけではない、趣味の範疇のときに、

目の前の勉強と両立できていないのであればきちんと話をして辞めましょう

 

で、気を付けてほしいのが、「子供の意思を尊重」

ある程度考え方もしっかりしてきているとはいえ、まだまだ子供。

リスクの取り方は大人の仕事です。

子供は全部やりたいワガママな生き物です。

勉強はしたくないけど合格はしたいとかね。

客観視してリスク管理をするのは大人の仕事ですので、

こういうときの「子供の意思を尊重」は辞めましょう。

いい結果になった例は未だ見たことがないです。

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分数を見て、小学校と塾の違いを考える

この数週間、分数の学習について見直す機会がありました。

 

私の小学校時代を思い出すと、分数は、整数や小数で計算していたところに突然現れた厄介な数という印象が強いものでした。小数だけで全部できればいいのに・・・と考えていたものです。

ところがその評価は中学校で一転。中学数学以降では小数よりも分数の方が登場機会が多く、小数はほとんど見かけなくなります。

小数が出てくるのは主に理科でしたね。

 

分数は、数学を扱う上では絶対に外せない計算技術となっていきます。

 

 

ところでこの分数、小学校のカリキュラム的には、ザックリいうと

 まず3年生で簡単な分数に触れ、

 4年生で同分母分数のたし算ひき算、

 5年生で異分母分数のたし算ひき算、

 6年生でかけ算わり算+小数との計算

という順で学習していくことになっています。

(実際はもうちょっと細かかったり学年をまたいだりしますが。)

ですから、小学校の学習で分数が完璧になるのは6年生になってからということになります。

 

しかし、中学受験の世界では、分数はあらゆる単元で必要となります。

平面図形のおうぎ形、速さの単位変換、割合では相当算など、分数が出てこない単元の方が少ないくらいです。場合の数ならあまり出てこないかな?

 

これらの単元をもし、6年生で分数を完成させてから始めるとすると、6年生の中盤以降から速さなどを始めることになりますので、おそらく時間が圧倒的に足りません。

ですから分数はできるだけ早く押さえておきたいところです。

 

 

そもそも小学校のカリキュラムは、1学年のうちに計算・図形・数量などのいろいろな単元に触れながら進行していきます。

この方法だと、学年相応の学力に合った学習内容を学び進めていけるし、例えば3年生でやった内容を使って4年生の勉強をすることでくり返し効果もあるでしょう。満遍無く学習範囲を広げるのならこの方法ですね。

しかし、各単元の深い学習には手が回らない弱点があります。

 

それに対して塾(少なくとも当塾)の学習方法は、1つの単元を最後まで掘り下げて、一通り終わったら次の単元に取り掛かるという、深掘り方式をとっています。

受験で出題される算数の問題は、小学校の算数では対応できないような問題もたくさんあります。そのような問題に対応するには、ある単元に意識を集中し、一気呵成に難しい問題まで解き進めていくのが最良手です。

 

で、これを実行するためには、計算の範囲を分数まで先に全部終わらせておく必要があるのです。

解き進める際に分数が出てきたからまた今度、では、勢いが削がれるわけですね。

 

 

小学校の学習塾の学習では目的が若干違いますので、方針が違うのはある意味当然です。

 

小学校のやり方を否定するわけではありませんが、受験を志すのであれば、それに合った方法をとるのが良いかと思います。

さらに、塾によっても学習方法は違いますので、小学校のスタンダードな学習方法にこだわるのではなく、いろいろなやり方を見てみるのもよいかもしれません。

 

 

 

 

ところで、この学習方法の違い。

食事でいうところの「三角食べ」「コース料理」に似ていますね。

 

小学校の学習は、いろいろな単元を交互に食べ進めていく「三角食べ」

塾の学習は、ひとつの単元を味わい尽くして次に移る「コース料理」

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どちらがいいかと言われると何とも言えませんが、まぁ、それぞれに利点がある、ということで。

見せかけのアドリブ力

何年も算数の授業をしていると、自然と蓄積されていくものがあります。

それは、授業中にしゃべる雑談

 

例えば、濃度算食塩水の話をするときは、海水の塩分濃度の話が鉄板です。

 

 海水飲んだことある?しょっぱいよね。でもあれで3.5%なんだよ!

 じゃあ授業に出てくる10%の食塩水とかどれだけ濃いんだろうね!

 

みたいな話を、受験生が毎年入れ替わっていくのをいいことに、毎年同じことを言っています。

 

しかしそれでも、話している方は少し飽きてくる

そこで海水の話だけでは飽き足らず、ウユニ塩湖とか死海とかの話も授業前に調べ、話題のレパートリーに加えていきます。

 

で、こんなことを何年も繰り返していくと、食塩水に関する話題には事欠かない状態になります。 

 

そのような状態でまた濃度算の授業をします。

例年通り海水の話をすると、いろいろな本を読んでいる生徒から死海という単語が出てきたとしましょう。

大多数の生徒は死海を知らず、他の一部の生徒も名前を聞いたことがある程度。そこに、待ってました!とばかりに死海の雑談を始める先生(私)

 

これを生徒目線で見ると、私はまるで話題の豊富な、アドリブ力の高い先生に見えてしまうのです。

 

調べれば調べるほど行ってみたい、死海

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本来、私はアドリブなどには非常に弱い人間です。

ですが、授業内容が濃度算だとわかっていれば、いくらかの話題を用意しておくことができます。

 

自分で用意した授業で、自分で用意したテーマを話す。

それは言わば、偽りのアドリブ力。

 

食塩の話をではなく料理の方向に持っていかれてしまえば、あっという間に綻んでしまうような、脆いアドリブ力です。

 

食塩の話は一例ですが、私のような、素の状態では話題の提供ができない人間は、あらかじめ用意した話題で授業を盛り上げるしかないのです。

ですが、これによって濃度算が少しでも生徒の記憶に残るのであれば、これからも台本を用意しましょう。

 

 

 

 

 

しかし、話題を用意しすぎると、それはそれでこんな問題点も。

 

せっかく用意した話題ですから、やっぱり話したくなりますよね・・・。

誘惑に負けて、多少流れを強引に変えて、話してしまうのです。

 

すると(技量は上がっているので)授業進行は年々早くなっているはずなのに、余計な話の時間が増えていくので結果的に授業時間がギリギリになってしまう始末

 

私の授業がいつも押してしまうのは、こういうところですかね・・・。

烏山進学教室のオンライン授業はこんな感じ

末廣は何人いるのか

オンライン授業には、私たちも生徒もすっかり慣れてきた。

とはいえ、なかなか慣れないものがある。

それは、「バックヤード業務」である。

同時に3つの授業が進行していれば、

私は

ノートPC、

デスクトップPC、

タブレット

スマホ

を用いて、全ての授業+1の部屋に入っている。

「末廣」だったり、

「すえひろ」だったり、

「スエヒロ」だったり、

「suehiro」だったりして。

授業の様子を見たり、

オンライン自習室の様子を見たり、

入ってくる生徒を待合室から中に入れたり…

これは中々に忙しい。

実は、授業があってバックヤード業務をしなくていい時は少しだけ気が楽だったりする(笑)

とはいえ、来週は田川が産休に入るため、そうも言ってられない。

アカウントだけでなく、

リアルの世界でも分身できればいいのに!

いや、それはそれで面倒か(笑)

組織には一人で十分なタイプの人間であることは重々に承知している。

 

オンライン授業の様子

弊社のオンライン授業では、先日購入した私のMacbook Proが母艦となっている。

ここがzoomのホストとなる。

そして、授業自体は、Air Playで接続したiPad Proが主体となって動いている。

ここでは、good noteというアプリを主に使っている。

この辺りの様子は先週書いたとおりである。

授業は双方向で進んでいく。

ここまでは、ある意味で普通。

ここからが我々の真骨頂である。

私たちの塾には、「臥薪嘗胆」という時間がある。

小テストの直しが完了する人から帰るというあの時間である。

詳細は過去のこうした記事をご参照ください。

https://keio-juku-gakudo.hatenablog.jp/entry/2018/09/02/175014

 

このように途中過程まで、本当にしっかりと確認するのが弊社のスタイル。

これが、学力の向上を担保しているいっても過言ではない。

ということは、もちろんオンラインになってもこのクオリティは担保せねばならない。

さてさてどうしたものか。

そこで、取り組んだものはすべて写真に撮ってslackで上げてもらうことにした!

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平日も完了した宿題はその都度slackへ。

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その結果、、、

 

 

 

一週間で、、、

 

 

対応したslackは優に1000を超えた!

 

日曜日のレギュラー授業1日で500を超えるのである。

 

ひぇー。

 

ただ、この作業は絶対に必要で、

この作業こそがDGにおけるオンライン化の成功のすべてだと思っている。

 

 

動画配信のライバルは…

実は、昨年の2学期以降授業の動画化に努めようとしていた時期がある。

そんな最中、起きたのは「未曾有の大雨」である。

この大雨の際、弊社は動画配信での対応となった。

 

台風の最中、生徒のいない教室での動画撮影

ちょっとした編集

オープニングとエンディングの挿入

そして、いざ配信。

 

しかし、、、

 

多くの生徒が最後まできちんと見ていないではないか!!

このときに気が付いたのである。

動画授業のライバルは他塾ではない。

スタサプでもない。

youtuberだと!

現代の子どもたちは動画を見慣れている。

「動画だから」という理由で見ることなど絶対にない。

そうすると、彼女たちを引き付けるにはあのクオリティが必要なのだ。

さて、今のDGであのクオリティ、

特に編集ができるかというと正直不可能である。

 

そうすると、リアルな生徒を引き付けるには「LIVE感の創出」しかない!

という結論があの時に導き出されたのである。

ただ、あの時はそれがこうして活かされようとは微塵も思ってはいなかったが。

 

我が家のオンライン対応

そういうわけで、最近我が家では「オンライン」という言葉多くつかわれるようになってきた。

長女は普通に口にするし、何だったら最近やたらと喋るようになった次女まで。

そして、妻が考えることは、、、

病院からの生後〇日オンライン中継!!

まぁね。色々とご意見もありそうだけれど、

こういうのが好きな保護者様だけが集うのがDGだから。

人生は8割5分「運」だ! BY 旦那様

さて、うちの旦那様は

「人生は8割5分運でしょ!」

という人だ。

 

あまり運のない私としては、やめてくれ!と言いたい割合だが、

この言葉には続きがある。

 

「運が巡ってきたとき」に「今だ!!」と認識していつでも動けるようにしておくことが大切だし、そもそも、運が巡ってきていることに気付かないなんてことになってしまわないように日頃から色々とする必要はある

とあーだこーだ色々と酔っぱらって語っていた。。。

 

今回、コロナウイルス問題で世の中の経済が混乱していますが、

うちは特に大きな混乱は起きておりません(?)

 

起きていないと感じている私が能天気だという説もかなり濃厚ですので、そこは

大目に見てください。

 

 

 

タイミングが重なった!

さて、今回、なぜこんな非常時に落ち着いていられるかというと、

それはzoomによるオンライン授業への移行がとてもスムーズにいったからである。

コロナウイルスの影響で、普段だったらオンライン授業などに消極的な人も、この期であれば、特に批判的な感情もなく、オンライン導入へ乗り出してくれるだろう。

色々と展開していきたいけれど、保護者様のリアクションが一番の懸念材料だったから、それは大きい。

 

3月中に全ご家庭との接続会を開いてzoomの使用を確認しておいた。

結構画質もいいし、動画じゃないから双方向は維持できているし、「結構いいじゃん♪」というリアクションのご家庭ばかり☆

 

4月1回目のレギュラー授業は希望制にしてみた。

各ご家庭、好評だった!

もちろん、生徒の手元は見辛いので、成績の向上に関してはLIVEには勝てないと思いますが。それでも、思った以上のクオリティ

カリキュラム、教材ともに、何年もかけて改良を加え、自分たちで作ってきたことも相まって、イイ感じです!

 

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これも「運」

さて、今回のオンライン導入が上手くいったのは

「運がよかった!」のだ。

何の心の準備もなく、突然、塾を閉めなさいという事態になったら、きっと混乱していただろう。

でも、うちの場合は、たまたまだけど、主人が昨年の秋口からオンラインの導入を検討していて、

「まぁやってみるか!」

というノリで準備もしていたから、1月のセール期間中にzoomの有料版に登録も済ませていた♪

すんごいタイミングでzoomの導入を検討していたのだ☆

 

 

オンライン導入にいたるまで

昨年の年末ぐらいから、平日もオンライン自習室のようなやり方で管理しようかという話が主人の口から出ていた。

 

主人曰く、

オンライン自習室に東大生や医学部生が登録しているということは、そんなお勉強できる人たちも、やはり一人で家でやるというのはしんどいのだ。それを小学生に期待するのはかなりだろう。とのこと。

 

それもそうだな!と思ったが、オンライン自習室なんてお母さんたちも食いつくかな?

スマホ操作ならまだしも、PC周辺はカラッキシというお母さんも結構多い。

そういった疑問もあり、

私は「ふ~ん!それもアリかもね」

ぐらいであまり気にしていなかった。

 

 

年明け1月、新学年の始まる2月にむけて、Amazonのサイバーマンデーセールで7インチのタブレットとデスクホルダーを試しに買ってみて、オンライン自習室の準備に取り掛かった。

 

1月の受験直前期に2つの教室をオンラインでつないでみてお試しもしてみた!

本人以外家族全員インフルエンザという生徒だけ隔離して自習をさせねばならない事態でzoomの試し時だ~とやってみたら・・・

 

結構イケるではないか!

 

平日の管理が中学受験の最大のネックだから、それが解消できる!!

と私もノリノリで検討し始めた!

 

早速2月の保護者会で保護者の皆様に紹介!

タブレットを買いそろえたら配布し、オンライン自習室始めますよ~とアナウンスしておいた。

案の定、お母様方のリアクションはイマイチでしたが、お父様方のリアクションはよかった☆

4月ぐらいからやりましょうか~なんて話をしていた矢先に

コロナが日本にやってきた!

 

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現在、夜もオンラインでつないで、生徒の学習を全面的にサポートしている。ほかの習い事や学校もないので、生徒もゆとりをもって、楽しくオンラインで学習できている。

途中過程や進捗状況も、写真で撮影し、提出させ、チェックしている。。。

もちろん、オンラインだけで中学受験は成立はしないが、この期間限定であれば大丈夫だろう!

生徒の仲もいいし、みんなでオンラインでお気に入りのヘアバンドを見せ合ったり、色々と楽しんでいる☆☆

収束しても、この平日サポートは何らかの形で残していきたい☆

 

夜はワクワクデリバリー

朝から晩まで自習室とオンラインで暇なはずの4月が多忙の日々に変わり、夜ご飯の準備も結構大変(;^ω^)

今月末28日には出産も控えており、おなかも張るので、テイクアウトのお店を見つけては楽しくお試ししている。

飲食店も、突然テイクアウトを始めたお店と、前々からデリバリーに乗り出していたお店とではクオリティーが雲泥の差だ!

付け焼刃でテイクアウトにしたお店は下手したら、マイナスな宣伝になりかねないなぁと料理を口にして思う。

 

Uber Eatsもすんごいタイミング!

今や毎日たくさんの自転車やバイクを目にするUber Eats!!

この会社も、これまたすんごいタイミングだ!!

コロナウイルスは正直、この会社にとっては追い風だろう!

 

 

本当に、人生って「運」だな。。。

 

春には春の理科がある

毎年恒例、当塾の春期講習が、先日の木曜日に終了しました。

その春期講習ですが、新型コロナウィルスの影響で例年と違った対応を余儀なくされ、試行錯誤の連続となりました。今回は結局必要ありませんでしたが、Webカメラやアプリを用いたオンライン授業案もありました。

色々な新しい要素を取り入れる作業は大変ですが、塾としての進歩はこういったときに起こるものなのだなぁと実感しました。

 

「キノコの可食・不可食の識別は飢饉の時期に進んだ」という話を聞いたことがありますが、危機の時にこそ、革新が生まれるものですね。

 

 

この数日、寒い日暖かい日が交互にやってきています。すっかり春の気候ですね。

ちょうど春期講習中の理科の授業範囲だった「移動性高気圧」の影響がよくわかる数日でした。

また、夜空を見上げると上弦の月が見られます。1週間くらい後にはきれいな「満月」になりそうですね。

月の形の変化も、ちょうど春期講習で勉強したばかり。

 

 

春期講習の理科は「地学」の範囲を中心に授業をしていきました。

(理科には「生物」「地学」「化学」「物理」の4分野があります。)

「地学」とは「地球科学」のことで、私たちの住む地球に関することを学習する分野です。

例えば「気候」「地層」だったり、宇宙から見た地球ということで「太陽系」「月」のことも学習します。

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この地学の分野を春に勉強しておくと、先に書いたように、今まさに「移動性高気圧」の影響を受けていることが実感できたり、「月」の形が約1か月で1周する様子を観察できたりするわけですね。

他にも、夏になったら夜空に夏の大三角を観察できますし、博物館で恐竜の「化石」を見ることができますし、旅行に行った先で「三角州」「地層」などの地形を見てみようと思ったりもできます。「天気予報」を見る目が少し変わったりもします。

 

要するに、地学の学習内容は実体験できるものが多いので、早めに勉強しておくと知識だけではなく体験として記憶に残すことができる!ということです。

日常生活のすぐそばにある「地学」、ぜひ探して実感してみてください。

 

 

あと、大人になってから改めて小学理科の勉強をし直してみると、「そういうことだったのか!」と思うような新しい発見がたくさんあります!

正確に言うと再発見でしょうか?

小学生当時にはよくわからなかったことが、大人になるとわかるようになっているものです。小学理科の教科書や資料集を、今見てみると意外と楽しいですよ!

もし時間がありましたら、昔の教科書を引っ張り出してみたり、お子様から借りてみたりして、一度読んでみてください。

「優先」の勘違い

新型コロナウィルス。大変なことになりましたね。

「不要不急」の外出は控えるようにとのお達しが出ておりますが、何が不要で何が必要なのか、判断が難しいところ。

少なくとも「塾」は「必要」の側で良いのではないかなぁ、なんて思っておりますが、あくまで個人の感想

今後の情勢次第では、休講も考えなくてはいけません。

 

 

時は春休み

生徒達には、学校からそこそこ大量の宿題が渡されたそうです。

3月頭には小学校休業が始まっていたので仕方ないですね。

もちろん塾からも毎週一定量の宿題が課されます。

 

当塾の算数の1週間分の宿題冊子。

見よ、この厚さ!

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そんな時によくある質問が、

「どの宿題を優先してやればいいですか?」

というもの。

 

学校の宿題はよくわかりませんが、少なくとも塾の宿題には、この順番で解いてほしいという推奨順があります。

 (1) 毎日やってほしいタイムレース(小テスト)

 (2) 毎週の授業で行う週テストの間違い直し

 (3) 授業の復習問題

 (4) 次週の予習問題

イメージとしては「準備運動をして、解説授業を反復し、類題に挑み、次週に備える」といった感じ。

 

基本的に宿題を解く順番は生徒に任せているのですが、上記の質問に対してはこの順で優先して宿題をやるように言っています。

 

 

・・・ですが困ったことに、優先順を聞いてくる生徒は、優先順位をつけると下位のものに手を付けないで提出してくることが多いのです。

提出のときに決まって言うことは

「タイムレースを優先して解いたら、他のをやる時間が無くなってできませんでした。」

 

 

勘違いしてはいけないのは、優先順はあくまで「順番」に関するアドバイスであって、優先順が低いものを飛ばしていいわけではない!宿題というのは基本的に全部終わらせないといけないものなのです!

 

言ってしまえばどうせ全部やらなきゃいけないわけですから、順番ってそんなに気にしなくていいのでは?とすら思ってしまいます。

算数のテストだって、問題を解く順番は個人次第で、解く順番が人と違うからといって減点になるわけでもなし。

 

 

大事なのは、締切の日までにすべてをきちんと終わらせること。

宿題を終わらせなかったならば、宿題を終わらせた人と確実に差ができることを理解してほしい。自分のために勉強していることを忘れないでほしい。順番を考えている時間があれば、問題を1問でも多く解けることに気が付いてほしい。

 

そんなことを思う機会が最近ありましたので、ここに書き記しておきます。

 

 

 

お詫び

先にありました宿題冊子の写真は、実は冊子をいくつか重ねたものでした!

そこまで厚くないから安心してね!

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