塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

マジで難しい!!ボードゲームの真の楽しさを伝えるのは!

今でも覚えている。

麻雀セットを開けて妹とママゴト?のようにして遊んでいたら、

から

お前は絶対に(麻雀に)ハマるから教えない!身を滅ぼすよ!ちいちゃんはどうせやらないだろうけど、ふぅちゃんは絶対にダメ!!」

「麻雀なんて絶対だめよ!ぱぱ、ふーちゃんに教えないでよ!」

 

当時の私は、パチンコと同じもので、大人のイケない遊び道具という認識でした。

 

そして今!

ボードゲームを400?ぐらいした今!

麻雀を知らないことが悔やまれて、悔やまれて・・・

先日、我らがサクちゃんに教えてもらった!

あとは役と点数計算を覚えてやりこむだけだ!

最初に配られた牌から、勝ちの筋道を立てるところが上手くいかない。

やりこんでもうまくいかないかもしれないが、とりあえずまだ初心者の私はアプリ

を相手にちょこちょこ勉強中である。

教えてもらった日は明け方3時までやりこんで、翌日が仕事だったから仕方なく寝たものの、頭はガンガンに冴えていたし、アドレナリンが出まくっていたと思う。

実に面白い!!

幼いころからやっていたサクちゃん以外の3人は麻雀初心者なのに、結構戦えていて、4人のゲーム適性を物語っていた。

 

父が小学低学年の私に対して麻雀にハマると判断したのはなぜなのだろう。

現に、面白いと感じているし、大学生のときに知らなくてよかったかもしれない。

生まれながらにもった性格、遺伝子レベルでゲーム適性というものがあるのかもしれない。

 

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ボードゲームにハマった3年前

 

さて、この世にはボードゲームハマる人ハマらない人がいる!

当たり前じゃないか!

と突っ込まれると思うが、ボードゲームにハマった当初、

私の頭からはこの当たり前の前提が抜けていた

ボードゲームのすばらしさに魅了され、こんなにゲームの世界が深く、複雑で、頭脳と精神を刺激するものだったのか鳥肌が立った

早速、ゲーム会を開くことにした私たちは、頭を使うという点で面白いと感じたゲームをいくつかピックアップした。

そのときのラインナップは

・4人の容疑者

・ボーナンザ

・花火

・ナイアガラ

・娘は誰にもやらん

・コヨーテ

です。当時ボードゲームに出会って1か月だったから、知っているゲームも少ないですが、最低なラインナップでした。

今考えれば、ゲーム適性がある人がいないゲーム会で、

「ね?頭使うでしょ?ゲームってすごいよね?受験勉強では培われない力が付くよね?これ子供にさせたらいいと思わない?」という内心ドヤ顔で開催したが、全く伝わらず・・・このトラウマ以降、ゲーム会のゲームは慎重に選んでいます。

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ハマる人とハマらない人

さて、私の中での「ハマる」は少し3段階あります。

ダウンタウンさんとかで少しずつボードゲームが話題になっているけれど、

紹介されるのはパーティーゲームばかり。

あれはあれで、楽しめればOK。

パーティーゲーム好きレベル。

 

②長時間かかる重いゲームもできるが、勝ちにはこだわらず、とにかくみんなでワイワイが好きレベル。

 

③軽いゲームから重いゲームまで(15分級~半日級など)考えることが楽しくて、勝ちにこだわり感想戦までやっちゃうレベル。

 

私たち4人は当然③です。

レベル③の人の特徴

・好奇心旺盛

・勝負好き

・長時間考えることに抵抗がない。

・忍耐力が適度にある。

・何事にも全力

こんなところかな。

 

ハマらない人はその逆ですね。

どれか1つでもないとダメだし、突出してなくていいから、全部バランスよくあればOKな気がする

これ以外にも、ボードゲーム相手にもよるので、知っている相手であればより楽しくなるし、心理戦などもあるのでミュニケーション能力も必要だし、項目はもっとあるかも。一言では言えないね。

 

女の人はボードゲームが苦手な人が多い

生来、チェスや将棋の世界でも女性は弱いという定説がある。

もちろん、そうした固定観念が原因で、女性が勝負に弱いわけではないという研究もあるので、何とも言えないが、

やはり、ボードゲームの世界も重いゲームまで好きだという女性は少ないように思う。

 

それは割合として、受験などの必要に迫られた競争以外はしない生き物なのではないか。男は、「あそこの電信柱まで競争」とか、「俺の方が早く学校に来た」などとなにかと張り合う生き物だが、女は余計な争いは好まない。

(女性の脳は、男性以上に環境によって左右されるらしいので、環境次第)

子どもと何かを勝負するときも、母親はワザと負けてあげたりしますよね。

あれはやりすぎると最悪だと個人的には思う。

やはり、女性は勝ち負けにこだわらない生き物だからという側面はあると思います。

 

ボードゲーム普及の難しさ

ボードゲームの良さを色々な人に知ってもらいたい!と主人はいつも考え込んではため息をついていますが、マジで難しいと思うのです。

だって

・説明書を読まなければならない。

説明する力、ルールへ質問力が必要。

・「要はどうすれば勝ちなの?」という抽象化が必要。

・「あいつがこうしたらこうして、ああしたらこうする」という場合分けが必要。

・人数が必要。ちなみに一番面白い人数だとなおgood。

・心理戦、読み合い等発生するため、初対面より気心知れた仲だとよりgood。

 

他にも

・みんなが勝ちを目指していないとつまらない。

・途中でいじける、匙を投げて試合放棄するヤツはいない方がいい。

(子供が負けて泣いたら笑い飛ばせるとよい)

・子供だからと負けてあげるなどと余計なことをしない人のみでやる。

・一人だけ強すぎる、もしくは弱すぎると成立しないケースあり。

・一緒にやる相手によって面白さが違うので、相手を選ぶ。

 

うわ~。ひっど。

でも、これは最強に面白くするために必要だと思われることを書いたので、

これが全部成立しないとダメだってことではない。

何度もゲーム会を開いているが、それはそれで楽しいし!

 

が、敢えて言わせてくれ。

DG4人は奇跡の4人だわ・・・

最高の出会いにサンキュー💛

 

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ボードゲームにハマった2017年夏。

「好きなだけ買っていいよ」と言ったら、翌週53箱、自宅に届く

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積み上げてみた。

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現在の自宅棚。

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塾の棚も合わせると、この箱量×2.5・・・何箱か数えていない。

ホワイト解答用紙デー

今日は3月14日

世は正にホワイトデー

 

・・・ですが、特に話題は無いのでスルーしようと思います。

 

 

算数のお話。

当塾では、毎週日曜日の授業で、カリキュラムに沿った「週テスト」というものを行っています。このテストの特徴の一つが、「問題が載っている用紙」と「解答を記述する用紙」を別にしていることです。

(解答用紙システム自体は特段目新しいものではないと思います。)

 

こちらが解答用紙。

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↑このように、問題ごとに解答を書き込む欄が分かれています。

 

 

で、気が付いていただけたかと思いますが、解答スペースが結構広め。このスペースは、「途中式」を書くためのスペースです。

 

途中式とは、問題を解くために使った式のこと。

どんな簡単な問題でも、正解に至るまでにはたいてい1つ以上の式が必要になります。

(例題:1個30円のリンゴを4個買った時の代金は?)

(途中式:30×4=120)

 

当塾はこの途中式をしっかりと解答用紙に書くことを推奨しております。

 

 

理由として、途中式を書くことにはこんなにメリットが!

(1) 一度自分の手で解き方を記述するので、理解度が上がる

(2) 間違えたときに、どこで間違えたのかがわかりやすい

(3) 実際の入試でも部分点がもらえる場合がある

 

(1)は、同じ問題を再び解くことになったときに効果を発揮します。

同類の問題の正解率が上がるでしょう。

(2)は、間違いを見つけてそれを自ら直すことによって、同じ間違いをしないようになります。自学自習の効率が上がるでしょう。

(3)については、学校によっては解答スペースを大きくとって途中式を書かせる入試問題もあります。単純に入試の点数が上がるでしょう。

 

 

以上の観点から、当塾の算数のテストでは、生徒の解答用紙を一旦集めて、下の例のように部分点を加算しています。

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上下の解答用紙を比較すると、どちらも最終的な解答は同じなのですが、⑥が上の例では×になっているのに対し、下の例では△となっていますね。

下の△は、「最後の計算は間違っているが、途中までは正しく解き進められている」とに対して一定の評価を与えたことを表しています。

 

△をもらえた生徒は、解き方そのものは合っていると自信が持てますよね。

途中式が無いと、この「途中までの評価」がどうしてもできません。これだとどこで行き詰まっているのかお互いにわかりにくいですね。

 

ということで、途中式の有無によってテストの点数が増減し、算数の理解力に差が出てきます。

 

 

とは言え、毎年一部の生徒はこの途中式をなかなか書いてくれません。答えが合っていればいいと考える生徒にとっては、この途中式がかなり面倒なのだそうです。

確かに、解答欄に正しい解答が書かれていれば、途中式の部分点は必要ないですからね。

正直、その気持ちはよくわかります。私もどちらかといえば面倒くさがりなもので・・・。

 

 

ですが、その面倒を踏み越えていけば、その先には(長い目で見ると)多大なメリットがあります!

途中式を書いて、ホワイト解答用紙から脱却しましょう!

 

 

というわけで、3月14日はホワイト(な解答用紙撲滅)デー!でした!

 

「やる気」何の気、気になる気♪

先日、教え子の兄弟が大学全落ちしたと聞き、浪人の間どうするのかなと案じていたら、

なんと、スタディー○プリ」+「武○塾」にすると言っていた。

間髪入れず、「二浪おめでとう」と返した。

 

だって、

勉強習慣がない、

口先だけ、

自制心ナシ

トリプルパンチの効いた悲劇のヒーロー気取りさんのその選択って、金をドブに捨てていることと同じでしょ?

もはや笑うしかない。

 

そこで思いついた!

私もお世話になった、北○備 小倉駅寮付きでぶち込んでしまえ!!!

さぁ、どんな選択をするかな・・・。

 

ちょっとね~。18歳ってこんなだっけか?

全落ちして、頭を抱え、絶望感を感じるまでは私にも覚えがあるが、

1年は「欲」を断ち、修行僧のように勉強をしようと固く決心するのではないか?

1年で見返してやる!!とか思って1年後の受験に対してすでに行動を起こすでしょ?

私はそうだったぞ。

今思えば、かなり勢いだけで空回っていただろうが、若気の至りというか、

18歳の無駄に暑苦しい感じ?!

空手部魂の暑苦しい感じ!?

 

少なくとも、全落ちを親のせいにして不貞腐れて、

ギター弾きながら閉じこもっている暇はない!

車の免許に、バイト??一人暮らしをさせてくれ?

いやいや・・・・・どんだけ頭ん中、お花畑なの?

 

センター国語が高3の夏に20点台だったくせに、文系バカにして文系だったら東大文一行けるとかホザくし、もう笑うしかない。

悲劇のヒーローごっこもいい加減にしたまえ!

自分の子だったら、もう幾度となくあの世に送っているであろう。。。

さて、その子の選択は次回にでもご報告しますね~。

 

 

 

映像授業を見ない?アタボーよっ!!

コロナウイルスの影響で塾も休講ばかりで、映像配信で親に丸投げというケースも多いようですね。

スーパーで小耳にはさんだ、「子供が映像授業の配信を見てくれない」という愚痴。

思わず、アタボーじゃんと囁いてしまった。

(聞こえてないよね?💦)

 

学習習慣、自学自習、時間管理の3拍子が完璧だというスーパー小学生がいたなら成立するだろうが、そんな子いないでしょ。

それか、その3拍子を完璧にサポートできる一流秘書レベルの母が張り付いているか。。。

どのみち無理だ。

そんな母がいたら、子供に張り付いていないで、どこかの社長秘書をして、稼いでもらってその役を我がDGに回していただいた方がwinwinだ(笑)

 

しかも、その動画は見たらOKなのか?

ある生徒が、学校から渡されているPCで動画を見たか管理されているが、動画を流しながら横で任天堂switchしていたと白状した。そんなものだ。

 

塾もそうだが、授業終わって、ハイさよなら~でできるようになる子なんていないと言っていいだろう。

どんなに素晴らしい授業をしても、どんなに素晴らしい教材を使っても、間違った問題のやり直したり、考え方や導き方を明示して指摘され、整えるという過程を大切にしないと成績は安定しない。そんなことがどの家庭でもできるということはあり得ない

細かい解説を熟読して勉強できるほどのスキルも抽象化も小学生には難しい。

小学生に映像授業や通信教育で事足りるわけないのだ

 

最近はAIを取り入れたとハイジが宣伝しているが、それも、子供の心理やテンションの波とかには対応していないでしょ?AI使って効率よいプランを提示されたところで、履行するのはまだまだ精神的に未熟な小学生ですよ?

授業中にその教室にいるだけのお客様になっているであろう子どもは星の数いるでしょう。

それは即刻対応しないと、お布施の額は跳ね上がっていくばかりですよ

 

 

しかも、それを「やる気」のせいにしている親に声を大にして言いたい!!!

 「やる気」なんて幻想だ!

    そんなものはない!!!

 

 

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立体パズルを無心でやる子供たち

親との面談でピクッとなってしまうキーワードその①「やる気」

大半の大人はわかっていない「やる気」というワードの意味のなさ

 

「やる気→行動」ではなく

「行動→作業興奮→やる気」

なのだ。

「子供のやる気がなくて」とか「やる気が出てきたら~」とか、何夢みてんねんっ!!

やる気は後からついてくるものであって、先にやる気があるわけない!!

習い事とかで、水泳習いたい!!やりたい!!は興味関心であって、やる気ではない!

だから、子供の「勉強やりたい」を待っているなんて愚の骨頂☆☆

 

今までの人生で「めんどくさい」、「やりたくない」と思っていたのに、いったんやり始めると気づけば1時間、2時間集中していたなんてことありますよね?

それ!それが、いわゆる“やる気”なの!

 

たま~に「どうしたらやる気を出してくれますかね?」「受験する気はあるんですかね?」とか言われるが、

答えは

「受験する気はあるが、勉強への『やる気』はない。」

なのだ。

 

アニメの世界をイメージしているのかな?

それとも下克上受験のドラマのせい?

みんながみんなハチマキ締めて、カリカリ勉強するなんて、なのだ。

そうなるためには、そうなるだけの持って行き方がある。

(→それは別で公開)

 

やる気を出してほしいなら、しばらくは親も子供も我慢してとにかく行動するのだ。

勉強で言うなら、問題を解きまくるor解かせまくるってことだね。

 

きちんと理解しているとかしていないとかではない。

本質が分かっているとかいないではない。

 

手取り足取り、ほぼ解答に近いようなヒントを出してでも最初は作業興奮なのだ。

そんな中で、

こんなにたくさん解いた

頑張った。

という達成感や充実感を感じ、

いつの間にかやる気のようなもの=「楽しさ」

が出てきたりするのだ。

 

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立体パズルをやったら説明書作成

だから、ありもしない「やる気」を待っているだけの保護者さんは時間の無駄。

そんなことより、そういうことを考えて指導してくれるところを探す方がコスパいいよ。

「やる気」を信じている方には是非うちの臥薪嘗胆のボランティアをしてほしいな。

 

でも1日じゃわからないよ。私もここの境地に行きつくのに何年かかったかな。

主人曰く、勉強がある程度できた人や体育会系ノリの人が陥りやすい錯角らしい。

教育業界で働いている人の中でも、まだまだその境地に達していない人も多いと思う。

たくさんの子どもを相手にしていても、数年はこの「やる気」という魔法が消えない。

 

況や、親をや。

このブログを読んで、少しでも「やる気」という魔法から覚めてほしいものだ。

 

 

→→面談でピクッとなってしまうキーワードその①ということは

  その②もあるのだ~それは次回~

先んずれば引っ越しを制す・・・はず

最近暖かくて過ごしやすい日々が続いております。

日中はもうジャンパーも必要ないかな、と毎日思っていますが、それでもまだ夜は気温がぐぐっと下がりますので、帰りのことを考えるとまだ防寒着を手放せないでいます。

 

 

さて、私事なのですが、今月下旬、上京以来長く住み慣れた市を離れ、23区内に引っ越すことになりました。

で、今月に入ってからずっとその引っ越しの準備をしているのですが、これがまたとても大変です。

 

まず、本棚からあふれた漫画本をネット買取に段ボール6箱分送ったのですが、それでもまだまだ残り多く、追加で6箱送ることになりました。一度本の整理をしなきゃ!と思ったこともあるのですが、この本はもう一回読むかも・・・という考えが脳裏をよぎると、なかなか捨てられないですよね・・・!

次は粗大ごみ。これも引き取ってもらいたいものがたくさんあったのですが、市のルールで、1回の引き取りで10品までしか持って行ってもらえないことになっていました。結局2回に分けて合計20品を回収してもらったのですが、それでも出し切れなかった粗大ごみはそのまま新居に持ち越すことに・・・。

 

まぁいろいろあった引っ越し準備ですがいよいよ佳境を迎え、細かい生活雑貨をまとめたり、取れにくいよごれを落としたりしている段階です。

この段階になると、日に日に部屋がきれいになっていくのがわかります!

特に油汚れのついたガスコンロ周りは、洗剤で磨くとピカピカ度が全然違いますね!

 

 

掃除を後回しにして損したこと

さて、今回の引っ越しで思ったことがあります。

賃貸物件で生活するならば、いつか引っ越す日が来ます。

その直前になってから急いで引っ越し準備をしたとすれば、これには2つの損があります。

 

1つ目は、猶予のない状態で作業をしなければいけないこと。

退去の日までを見越したギリギリのスケジュールを立てていると、最後の方になって急にやらなくてはいけないことが出てきたり、多方面のことを同時進行しなくてはいけなくなったりして、かなり慌ただしい引っ越しになります。(なりました。)

 

2つ目は、きれいな部屋で済む機会を失うこと。

先に掃除をしておけばきれいな部屋で生活できたはずなのに、掃除を後回しにしたことで、要らないものがたくさんある、よごれた部屋で生活することになります。(なりました。)

このゴミ出しや清掃を、もし1年前にやっていたとすれば、この最後の1年もきれいな部屋で生活できていたのになぁ・・・、と、ほこりまみれになりながら掃除をしていて思いました。

 

これから新居でまた新たな心持ちで生活を始めることになりますが、次のときにはもっと落ち着いて余裕のある引っ越しができるように、今の気持ちを忘れないでいたいものです。

とりあえず、粗大ごみの引き取りの予約をしなきゃ・・・。

 

こじつけのようですが、算数の話

さて、この話をむりやり勉強にからめると、算数には小数・分数がありますよね。

今は4月。この春から受験を志し始めた受験生もいることでしょう。

そんな人に聞いてみたいのは、小数・分数の計算は問題無くできますか?ということ。

 

この小数分数ですが、先を見越すと、受験直前期に小数分数の計算ができない受験生は(ほぼ)いません。それまでには(ほぼ)必ずできるようになっています。

なぜなら、受験に必須の計算方法だからです。

 

算数には、面積の問題だったり、速さの問題だったり、色々な『単元』があります。

単元ごとに問題のとらえ方だったり、解くためのアプローチが色々違ったりしますね。

でも、どの単元でもほぼ間違いなく必要になるのが小数と分数です!

例えば円の計算で使う円周率は小数ですし、速さの単位変換には分母が60の分数が必要になることがあります。

 

 

これまで塾で見てきた生徒たちは全員、必ずできるようになって受験に臨んでいます。

 

 

とはいえ、小数分数を見た瞬間から完璧に計算できる人なんて、一握りの天才くらいしかいません。

誰もが、小数分数が計算できなかった時期があるはずです。

つまり、受験生全員が、『小数分数の計算ができない状態』から、『小数分数の計算ができる状態』へと移り変わっていったということです。

 

計算問題ですから、ある瞬間パッとできるようになることはありません。

ですが、いつか必ず『できる状態』になります。

 

 

 

つまり、何を言いたいかというと、

どうせできるようにならなきゃいけないのだから、早いうちにできるようになってしまおう!

ということです。

 

例えば、4月に分数の計算ができるようになったA君と、6月に分数の計算ができるようになったB君がいるとしましょう。

B君は、4月と5月には分数の計算ができませんから、その間に出てきた『分数を用いた問題』(おうぎ形の面積の求め方など)を理解することができません。

すると、B君は夏期講習の時点で初めて『分数を用いた問題』を理解することができます

が、一方でA君は、4月と5月の『分数を用いた問題』を理解することができます

するとA君は、夏期講習ではより先に進むことができます。

 

さらに、受験勉強の開始が遅れて、11月になってから分数の計算ができるようになったC君がいたとすれば、C君には『直前期にあらゆる単元を無理やり詰め込まなれば間に合わないコース』が待っています。

 

まぁ、これは1つの例えですから必ずしもそうとは言えませんが・・・。

 

 

どうせできるようにならなきゃいけないのですから、

小数分数は早めに手を打った方がいいよ!

というお話でした。

 

あと単位変換も!

 

 

 

さて、偉そうにこんな文章を書いた私ですが、引っ越しをうまくできていないという負い目があります。ですので、今後は心を入れかえて、こまめに本を捨てたり、強い汚れを残さないように心がけて生活したいと思います。

問題はこの心がいつまで続くかですね・・・_(._.)_

 

春、根を張る季節

新しい元号『令和』と決まりましたね。

いよいよ新しい時代になるのだな、と不思議な感覚でいます。

私は一応31年前に昭和と平成をまたいでいるのですが、当時はまだ幼かったものですから、その記憶はまったく残っていません。

きっと当時の大人たちも、元号が変わることに新しい時代を感じていたことでしょう。

・・・と思ったのですが、昭和の終わりは新年明けて間もない頃、昭和天皇崩御によるものですから、今回ほど明るい様子では無かったでしょうね・・・。

生前退位システムの方が、明るくていいなと思いました。

 

春期講習を終えて

当塾の春期講習が、昨日終了しました。

塾生の皆さんお疲れさまでした。

 

春期講習では、5年生・6年生ともに、2月と3月の学習内容の振り返りをしています。

 

5年生計算の基本小数分数、さらに割合の問題速さも少々。

4月以降は速さ平面図形立体図形、と次々に新しい単元を勉強していきますが、どの範囲でも必要になるのが小数・分数の計算

どんな算数の問題にも、基礎計算力は絶対に必要です。

 

例えば、円の面積を求めるときに、3.14のかけ算を絶対間違えないレベルの計算力があれば、あとは公式を覚えて立式できるようになるだけで大丈夫なのです。

もしこの時点で小数の計算があやふやだと、せっかく立式できても×になりますからね。

Aさん「円の面積は半径×半径×3.14だから・・・、3×3×3.14を計算するだけだ!

Bさん「円の面積は半径×半径×3.14だから・・・、3×3×3.14は・・・小数のかけ算ってどうやるんだっけ?

もしこの計算で間違えたりすると、もったいないですよね!

今のうちに、小数と分数は正確に計算できるようになっておきましょう!

 

6年生は、2・3月で全単元一通りの基礎部分(割合の基本、速さの基本、平面図形の基本など)を学習したので、春期講習はそれらの補強を行いました。

例えば速さの単元であれば、4月以降に旅人算、通過算などの応用範囲を学習していきます。

その際、2月にやった速さの基本は必ず使いますから、抜けもれの無いように春期講習でおさらいをしたことになります。

忘れている公式があった人は、4月以降の本番範囲が始まる前にしっかりおさえておきましょう。

 

 

ということで、4月以降の学習を円滑に進めるための根っこの部分成長させる春期講習でした。

逆に4月以降に分からないことがあったときは、この春期講習のプリントを参考にしてね。

塾内通貨「DGトークン」始動

新学期がスタート

塾でも無事に!?新学期がスタートした。

なぜ「!?」がついているのか?

それは、この時期、必ず“DGの洗礼”を受ける生徒がいるからだ。

“洗礼”といっても、とてつもなく大変なことが待ち受けているわけではなく…、

櫻井が記事に書いていたように、

数式を正確に処理する形で、

タイムレースと言う名の小テスト60問に取り組んでもらうことになる。

求める途中過程のレベルはこの記事の写真をご参考ください。

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

そして、侮るなかれ。

中には、

数時間かかっても一向に終わる気配のない者

途中で投げ出したくなる者

なぜだか我流を貫き、再提出を求められ続けられる者

などが…。

ただ、この時点での実力は問わない

従来から、私は「考える体力」という言葉を用いているが、

これは、積極性、集中力、吸収力、忍耐力からなると考えている。

そして、昨今、意外と重視されていないのが「忍耐力」である。

「自分から考える」「楽しく学ぶ」

もちろん、私たちもここを出発点に考えている。

しかし、「忍耐力」なくして、真の「学ぶ楽しさ」には到達しえない。

積極性は出発点であり、集中力と吸収力はアクセルであり、忍耐力は道である。

「わからないからこそ食らいつく」

「わからないけれどやってみる」

「時間はかかるけれど最後までやりたい」

こうした気持ちがある生徒は、今の実力に関係なく、必ず伸びていく。

自由に長所を伸ばすことはもちろん大切。

ただ、その長所を生かすも殺すも、

自由を所与のものととらえ制限しない方向で考えるか、

自らの手で獲得するものととらえるかで随分違ってくるような気がする。

その昔、ある学校の先生がおっしゃていた。

「規律なき自由は野放図だ」と。

 

いよいよDGトークン始動

さて、我がDGは自律した自由を目指すべく、今年から新たにスタートすることが二つある。

ここまでは、前回の記事に書いたとおりであるが、

今回は塾内通貨「DGトークン」の続編について書いてみたい。

基本的な部分は前回の記事の部分と何ら変わらない。

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

 生徒に配布した説明書は、下記の通り。

 

 

ちなみに、各トークンの発効要件は、各教員のDGベース授業内にて、裁量にゆだねられている。

とはいえ、サプライはきちんとログを取って管理している。

説明書をお読みになった方で、こんな感じの方が面白いなどご意見がありましたら、ぜひお聞かせください。

 

狙いなどは、前回の記事で書いた通り。

兎にも角にも、

楽しく、主体的に、将来を予想し、自分なりに考える機会を増やしたい

ということに尽きる。

今回、私が意識したことは「徴税」制度である。

このシステムは、月が進むごとに徴税額が大きくなる。

しかも、それは所持しているトークンの数に関わらず。

すなわち、座しているのみの者は死を待つしかないという状況なのである。

こうした、考えて動かくなくてはいけない仕組みの場合、

一定数、投げ出そうとする者がいる。

ただ、これは社会でも同じ。

補助金やら税金やら、それ以外にも…

「わからない」「めんどくさい」と匙を投げれば、結局困るのは自分なのだ。

ということで、極力、投げ出そうとする者がいなくならないよう、ある程度、強制力を持ったシステムを用意してみた。

そんなDGトークンも、初回2トークンをランダムに配布し、組合への参加を募った

仕組みをいち早く理解し、同じ組合に2トークンを突っ込む者。

徴税にビビって1トークンしか使わない者など、対応はそれぞれ。

ただ、うまくいっている者の真似をするのも学習だ。

さらに、今のところ、交換に応じる者もいて、積極的に活用されているようである。

 

秘密兵器

さて、前回の記事ではベールに包まれていた秘密兵器。

それは、

 

ガチャガチャ

 

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なぜ、塾にガチャガチャか??

だって、小学生はガチャガチャ好きでしょ?

小テストの直しが終了すると、ガチャガチャを回すコインが付与される。

ガチャガチャの中身は、80個がただのアメ(笑)

15個がシール(中身は2枚から10枚まで)

残りの5個が各種トークである。

ちなみに、このコインとトークンの交換が2例成功していた。

確率論的には、コインの方が価値が低いようにも思うが、

それでも回したくなるのが、人情というものだ。

これも、DGっぽい学習に一役買っている。

 

DGっぽい学習

進学塾なのだから、最速のカリキュラムできちんと難問に対応できるようにしてほしい。

これも正解だ。

体育会系で、鉢巻占めて、親子で涙を流したい。

これも正解。

ただ、「学ぶ」という習慣をつけるところからの進学塾があってもよいはずだ。

もしかしたら、御三家に受かるために最も効率的な方法ではないかもしれないが、

でも、「こんなやり方もありよね」と思っていただける生徒、保護者様だって必ずいる。

そして、ケーキとかガチャガチャとかふざけたことばかり、金髪のヤツが書いていますが、ご安心ください。

当然のことですが、やっていることはガチです(笑)

なんたって、弊社に入会いただけなかった方が口をそろえておっしゃるのは、

「ウチには厳しすぎるので~」ですから(遠い目)

算数は正しいフォームで

今日は中学1年生の数学講座がありました。

生徒を待つ時間、先日の合格祝賀会(ケーキパーティ)の後片付けをしながら待機。

祝賀会ではゲームもやったし、おいしいものも食べたし、保護者の皆さんと色々お話しできたし、1年の総括としてとても有意義な会でありました。

そして今日、その名残を片付け、気持ちの切り替えを図りました。

 

 

 ↓ 後片付けの一場面。

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いやー、後片付けって大変だなぁ。

 

算数の心得 

祝賀会も終わり、授業のメインは次の新6年生の番となりました。

※小学校では現在5年生ですが、当塾ではこの2月から6年生として対応します。

 

受験生としてこれから1年間、難しい問題をいくつも解いていくことになります。

が、その前にやっておかなくてはいけないことがあります。

算数の第一段階は、計算を間違えないこと!

(ここでいう計算とは、四則計算・小数・分数までのこと)

当たり前の話なのですが、計算を間違える人は、どの単元の問題でも間違えます。

 

というわけで、2月・3月は当塾における計算強化月間!

タイムレースをくり返すことで、計算を間違えないようになりましょう。

※タイムレース=算数の小テスト

 

とは言っても、ただ漠然と計算問題を解くだけでは計算力は向上しません。

どんなことでも、基本ができていなければ、いつかどこかで失敗してしまいます。

包丁がちゃんと使えないと手を切ってしまうでしょうし、走るフォームがおかしいと足を引っかけて転びますよね。

 

まずは正しい式の書き方を学習しましょう。

正しい方法を知らずに計算しても、間違ったフォームで練習をくり返すようなものです。これまで正しくない方法で計算をしていた人は、早めにフォームを修正しましょう。

 

 

ちなみに、間違った計算フォームの1位はコレ!

 

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大人が見れば間違いにすぐ気づくのですが、『=』の使い方が間違っていますね。

本来『=』は、『=でつながれた左右の内容が等しい』ことを示す記号です。

しかし、上の式の2区と3区だけを見ると、

 2 × 3 = 6+1

となっており、式が成立していないことがわかります。

 

この間違いフォームの厄介なところは、答えは合っていること。

「合ってるんだからいいじゃん!」

という反応をする生徒が一定数います。

ですが、このままの式を使い続けると、中学数学でつまずくことは必至

中学受験だけでなく、その先を見据えて勉強をするならば、早いうちにフォームを矯正しておいた方が絶対に良いのです。

 

ということで、塾で最初に教える計算フォームがこちら!

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このフォームをつくるために、以下のことを徹底させます。

 

 (1) 問題の式を書く。(省略されがち)

 (2) 計算する場所を計算する。

 (3) 計算しない場所をそのまま書き写す。

 (4) これを答えが出るまでくり返す。

 

上記の手順を守っていれば、正しい式の書き方が身に付きます。

 

まずはお子様が誤った式の書き方をしていないかどうか、ぜひ確認してあげてください。

もし誤った書き方であれば、正しい書き方を教えてあげてください。

教えても直してくれないのであれば、そこから先は塾にお任せください!何といってもうちの講師陣は精鋭揃いですから(笑)

 

 

とにかく、フォーム矯正には多少の強制力が必要です。

そして、直すなら早い方が絶対に良いです。

受験勉強の第一歩として、まずは式の書き方に気をつけてみましょう。そうすれば難しい問題への対応力も上がりますよ!