塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

中学受験講師が幼稚園のアルバムを作成した話

仕事はいつも突然に

入試から1か月が経過し、穏やかな日々が返ってきた。

はずだったのだが、新たな仕事が…

それは、幼稚園のアルバム作成(笑)

なんでも、PTA的なものの役割分担で、アルバム委員なるものになったらしい。

我が家は、共働きなのだが、私は家事を全くしないため、

それ以外のことに関しては、得意な方がやるスタイル。

会社のチラシなども作製しているため、デザイン系の仕事は私が担当し、

写真を添付するなどの作業系は妻がやることに。

 

PCは手作りか

しかしながら、そこはさすがPTA。

「手作り」問題なる問題がありまして…。

要するに、手で書いて、ハサミで切って、ノリで貼らなくてはいけないのではないかという問題。

とはいえ、我が家の妻は中々の戦士なので、もう一人のアルバム委員の方とともに、

PC作成をゴリ押しし、結果として、娘のクラスのアルバムは共通ページの作成をPCですることに。

ここで、もしアナログ作成になっていたならば、私の仕事はなかったに違いない。

なぜなら、私は図工という科目に嫌われし者だからだ。

それが、PCという文明の利器によって、今ではなんとかそれっぽいものが作れるようになったのだ。

その辺りのお話は、こちら。

シンデレラが認められる日は来るのか!? - 塾講師、かく語りき

 

表紙作成

まずは、表紙の作成。

一年間の行事をすごろく風にするデザインを採用することから、

ごちゃっと間をテーマに作成。

そのときのデザインがこちら。

 

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しか~し!

「とげとげしている」ということで却下に(笑)

全体として、ハートを使うデザインらしく(この辺りは伝聞なので伝わりきれないことがある。)

そして、リメイクしたのがこちら。

 

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これであとは妻が写真を入れかえて無事に表紙の完成。

 

 

すごろく

次なる課題は、1年間の行事をすごろく風にすること。

ここで大変なのは、何といっても「すごろく風」の作成。

簡単に考えていた私は、行事をリストアップして、とりあえず作成を試みる。

入りきれない!

想像以上に、スペースがなく、全ての行事を加えるのは至難の業だ。

しかし、やり始めたら、引くわけにはいかない(笑)

しかも、凝り性が顔を出し始める。

よせばいいのに、一回転させたり、道をグネグネしたり…。

何とか、完成にこぎつけた。

そして、完成したのがこちら。

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あとは妻が写真を張り付けて完成。

 無事に完成したその次は…

アルバムも完成して、ほっと一息。

と思いきや、そろそろ6月のBBQイベントの準備を始めなければ。

昨年の記事はこちら。

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

毎年、(ある意味で)教材よりも真剣に作っているBBQイベント(笑)

一年の中で、一番思い入れがあるといっても過言ではない。

今年は…どんな感じになるのだろうか。

Let's think(笑)

 

調布を愛する塾長は、今日も たこ焼き屋の開業を夢見る

調布市にお住いの愛する市民の、とくに選挙権をお持ちの皆さま、そして調布市にお知り合いをお持ちの皆さま、こんにちは。ご機嫌麗しゅう存じます。そして、その他の皆もくるしゅうない。調布市をこよなく愛する塾長です。

 

夢見る34歳のマイブームは、調布市議選とたこ焼き屋の開業です。前者は近々詳細をお伝えするとして、今日はたこ焼き屋の開業について少し語ろうと思います。

 

きっかけは愛する総務部長。彼女がニュースを見て「たこ焼き屋はすげえ儲かるらしいですぜ!あの婆さんなんか何億もため込んでたらしいですぜ!!」と、たこ焼き屋をはじめたいと私に打ち明けたのが始まりです。そして金髪青髪のいかにもな旦那といつもスーツのインテリ運営部長は「いいですねぇ、アレは粉ものですからねぇ」とそれはもう意味深げにニヤニヤしていたのを思い出します。

そういう逆らいきれない圧と、私の可愛い弟を起業させたいというたっての願いがうまいこと重なり、塾長はホイホイたこ焼き屋開業に向けて動き出したのでした・・・。

 

 

と、3割冗談はさておき、今回のDGベースのテーマは「MECE

ミッシーとかミーシーとかいろんな読み方がありますが、意味は「抜け漏れなくダブりなく」。どっかの偉いコンサルタントが考えた言葉らしいです。

私の愛する子供たちに世の中の、一部学校教育の偏った論調に冷静に対処してほしい、物事を公正に見る視野を持った人間に育ってほしいと思いを込めて扱いました。

 

テーマ「あのたこ焼き屋はなぜ潰れたか」
与えた条件はたったこれだけ。あとはどうやって発散・収束させるか。詳しくは企業秘密ですので、なんとなくは私のツイッター 2/17あたりを御覧ください。(相互フォローですか?思う存分していただいて結構ですよ。お待ちしています。)

塾内通貨「DGトークン」始動

新学期がスタート

塾でも無事に!?新学期がスタートした。

なぜ「!?」がついているのか?

それは、この時期、必ず“DGの洗礼”を受ける生徒がいるからだ。

“洗礼”といっても、とてつもなく大変なことが待ち受けているわけではなく…、

櫻井が記事に書いていたように、

数式を正確に処理する形で、

タイムレースと言う名の小テスト60問に取り組んでもらうことになる。

求める途中過程のレベルはこの記事の写真をご参考ください。

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

そして、侮るなかれ。

中には、

数時間かかっても一向に終わる気配のない者

途中で投げ出したくなる者

なぜだか我流を貫き、再提出を求められ続けられる者

などが…。

ただ、この時点での実力は問わない

従来から、私は「考える体力」という言葉を用いているが、

これは、積極性、集中力、吸収力、忍耐力からなると考えている。

そして、昨今、意外と重視されていないのが「忍耐力」である。

「自分から考える」「楽しく学ぶ」

もちろん、私たちもここを出発点に考えている。

しかし、「忍耐力」なくして、真の「学ぶ楽しさ」には到達しえない。

積極性は出発点であり、集中力と吸収力はアクセルであり、忍耐力は道である。

「わからないからこそ食らいつく」

「わからないけれどやってみる」

「時間はかかるけれど最後までやりたい」

こうした気持ちがある生徒は、今の実力に関係なく、必ず伸びていく。

自由に長所を伸ばすことはもちろん大切。

ただ、その長所を生かすも殺すも、

自由を所与のものととらえ制限しない方向で考えるか、

自らの手で獲得するものととらえるかで随分違ってくるような気がする。

その昔、ある学校の先生がおっしゃていた。

「規律なき自由は野放図だ」と。

 

いよいよDGトークン始動

さて、我がDGは自律した自由を目指すべく、今年から新たにスタートすることが二つある。

ここまでは、前回の記事に書いたとおりであるが、

今回は塾内通貨「DGトークン」の続編について書いてみたい。

基本的な部分は前回の記事の部分と何ら変わらない。

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

 生徒に配布した説明書は、下記の通り。

 

 

ちなみに、各トークンの発効要件は、各教員のDGベース授業内にて、裁量にゆだねられている。

とはいえ、サプライはきちんとログを取って管理している。

説明書をお読みになった方で、こんな感じの方が面白いなどご意見がありましたら、ぜひお聞かせください。

 

狙いなどは、前回の記事で書いた通り。

兎にも角にも、

楽しく、主体的に、将来を予想し、自分なりに考える機会を増やしたい

ということに尽きる。

今回、私が意識したことは「徴税」制度である。

このシステムは、月が進むごとに徴税額が大きくなる。

しかも、それは所持しているトークンの数に関わらず。

すなわち、座しているのみの者は死を待つしかないという状況なのである。

こうした、考えて動かくなくてはいけない仕組みの場合、

一定数、投げ出そうとする者がいる。

ただ、これは社会でも同じ。

補助金やら税金やら、それ以外にも…

「わからない」「めんどくさい」と匙を投げれば、結局困るのは自分なのだ。

ということで、極力、投げ出そうとする者がいなくならないよう、ある程度、強制力を持ったシステムを用意してみた。

そんなDGトークンも、初回2トークンをランダムに配布し、組合への参加を募った

仕組みをいち早く理解し、同じ組合に2トークンを突っ込む者。

徴税にビビって1トークンしか使わない者など、対応はそれぞれ。

ただ、うまくいっている者の真似をするのも学習だ。

さらに、今のところ、交換に応じる者もいて、積極的に活用されているようである。

 

秘密兵器

さて、前回の記事ではベールに包まれていた秘密兵器。

それは、

 

ガチャガチャ

 

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なぜ、塾にガチャガチャか??

だって、小学生はガチャガチャ好きでしょ?

小テストの直しが終了すると、ガチャガチャを回すコインが付与される。

ガチャガチャの中身は、80個がただのアメ(笑)

15個がシール(中身は2枚から10枚まで)

残りの5個が各種トークである。

ちなみに、このコインとトークンの交換が2例成功していた。

確率論的には、コインの方が価値が低いようにも思うが、

それでも回したくなるのが、人情というものだ。

これも、DGっぽい学習に一役買っている。

 

DGっぽい学習

進学塾なのだから、最速のカリキュラムできちんと難問に対応できるようにしてほしい。

これも正解だ。

体育会系で、鉢巻占めて、親子で涙を流したい。

これも正解。

ただ、「学ぶ」という習慣をつけるところからの進学塾があってもよいはずだ。

もしかしたら、御三家に受かるために最も効率的な方法ではないかもしれないが、

でも、「こんなやり方もありよね」と思っていただける生徒、保護者様だって必ずいる。

そして、ケーキとかガチャガチャとかふざけたことばかり、金髪のヤツが書いていますが、ご安心ください。

当然のことですが、やっていることはガチです(笑)

なんたって、弊社に入会いただけなかった方が口をそろえておっしゃるのは、

「ウチには厳しすぎるので~」ですから(遠い目)

行く年度、来る年度

受験の結果も出そろいまして、当塾生は全員合格!

皆さん、お疲れさまでした!

 

2月11日には全員参加で合格祝賀会(別名ケーキパーティー)が開催されます。

午前中からゲームを楽しみ、夜にはおいしいお食事、そしてカラオケ大人にはもちろんお酒も!

毎年これが楽しみでお仕事をしていると言っても過言ではありません。

今から当日まで、体調を崩すわけにはいきませんね!

 

 

今年度と次年度について

今年の受験生(現6年生)を思い返すと、全体的に努力家が多く、黙々と自習を進める雰囲気ができていました。

休み時間や、授業後の時間にも、着席して問題に取り組む姿勢が素晴らしかったですね。

そして、その雰囲気が教室全体に蔓延したことにより、自由派の生徒もちゃんとコツコツ問題を解くようになったことが、今年の成果を生んだものと思われます。

 

このことから、きちんと1つ1つの教材に取り組んでいくことができるなら、一定程度の学校であれば十分合格可能で、特待枠にさえ到達し得ることがわかりました。

 

 

一方で、次の受験生(現5年生)は、自由派の生徒が多い様子。

2学期以降に苦労する生徒が多いパターンです。

ちゃんと言ったとおりに教材をこなしていってくれれば、あとで苦労することも無いのですが・・・

 

 

ということは、今年、教員側に必要となるものが見えてきます。

勉強や課題をちゃんとやってくれるように仕向ければよいのです!

危ない言い方をするならば、「人を操る術」と言えるでしょうか。

 

とは言え、モチベーションを上げることに関しては、多かれ少なかれ毎年苦労している部分です。

人を一発でやる気にさせる「魔法の言葉~♪」みたいなのがあればよいのですが、残念ながら私は習得していません。

そもそもそんなものがあるのかどうかも分からないですしね。

 

 

問題点があるなら、対策もある

先生の言葉でモチベーションが上がる生徒上がらない生徒がいる。

言葉で上がるタイプの生徒は、毎年高い学習意欲を持ってくれている。

 

すると、言葉でモチベーションが上がらない生徒のやる気を出させる方法があればよい。

 

 

それがDGベース!

当塾にて今年から開講されるDGベースは、その部分を補完できる可能性があります。(弱い言い方になりますが)

DGベースについての詳しいお話は末廣先生にお任せしますが、簡単にいうと、自由気ままな生徒型にはめるための、型破りな授業。ざっくり言うと「いろいろやろうぜ」です。

 

何というか今年はとりあえず色々やってみてその効果の程を見る、プロトタイプな段階です。

これが成功すれば、毎年同じ仕組みで一定のモチベーションアップが図れますからね。

 

 

ということで、最近はその準備に一番頭を使っています。

新しい仕組みを作るには、それ相応の入念な準備が必要となります。

 

今年度の結果からもわかる通り、生徒から生徒へやる気は伝播します。ということは、先生から生徒へもやる気は伝播するはず。

私もやる気を出して、DGベースが成功するように準備作業を進めております。

 

 

ちなみに私の担当テーマは『実戦』

いろいろな事に挑戦して、世の中の厳しさ、難しさを体験してみましょう!

 

 

 

準備といえば

暖かいところから急に寒いところに行くと、ヒートショックが起こり危険です。

ヒートショックを起こさないために準備運動が必要です。

 

 

同様に、月曜日に開催されるケーキパーティー(合格祝賀会)

おいしいケーキを急に食べたら、ケーキショックが起こって危険かもしれません。

つまり、ケーキの対策をしないといけませんよね!

 

 

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ということで、しっかりケーキの練習をしておきました!

 

何が起こるかわからないケーキパーティー

危険を察知し、その備えを率先して行う姿は、まさに教員の鑑と言えるでしょう。

塾講師が毎年卒業生に贈る言葉

一足お先に入試終了

今年の入試も終わった。

しかし、私だけは、一足早く2018年度が終わってしまっていた。

なぜなら、

9年ぶりにインフルエンザになってしまったから。

まさかこの最終局面で…とも思ったが、なんとも2018年を象徴していたのかもしれない。

今年は、受講生の数こそ少ないものの、

全員が第一志望校へ合格できた!

チャレンジ校には手が届かなかったが、この結果は、率直に胸を張っていいものだろう。ただ、塾としては、予期せぬコントロールできない事態も相次ぎ、色々と勉強させられる1年だった。

気分一新、2019年、今年こそは、初詣に行こう!

ということで、1月14日。やや遅い初詣ながら、早朝からスタッフ全員で地元の神社に初詣に出向いてみた。

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するとどうだろう。

そこからのお問い合わせの電話は連日鳴り響き、その数は10件を優に超えた。

弊社は、折込などの広告を出していないため(口コミで広めてくださる皆様に心から感謝申し上げます。)、この数字は決して悪い数字ではない。

神社さまぁ!!とかいうキャラではないが、

今までの自分たちに、どこか「よい塾だ」という傲慢さがあったのではないかと、改めて顧みる機会となった。

矜持を持つことは大切だが、どんなことでも受け入れられる許容性を持ち合わせたいものである。

 

2018年度生の特徴

さて、全員第一志望に合格した2018年度生の特徴について書いてみたい。

まずは、自発的に取り組むことのできるメンバーが引っ張ってくれたこと。

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これは、とてつもなく大きかった。

弊社は、自主性を前提としながらも、集団の雰囲気を活かしながら学習していくスタイルなので、その年によって教室の雰囲気は一変する。

今年は、早々に小テストの解答を張り出すなど(解答から逆算するといった生徒がいなかったため)、私たちも純粋に「教務」に集中できる環境が整っていた。

塾なら当たり前だろと思われるかもしれないが、「集中力の切れた生徒」への注意喚起や、中々進まない生徒の進度確認など、広義の「教務」には含まれるかもしれないが、教科の内容とは異なる点に注意を割かなくてはいけない場面は、思いのほか、少なくない。

そんな中、今年は人数が少ないこともあり、こうしたことに注意を割かれる時間が激減した。

こうした場合に注意すべきは、「教えすぎ」である。

ある程度自発的に取り組める生徒が多かったので(全員とは言ってない(笑))、

問題に対する能動的な姿勢を損なわないよう、質問に来ても、

「どこまでやったか」

「問題からわかる情報は何か」

「求められているものは何か」

「そのために必要なものは何か」

というように、必要最小限の誘導に留めるようにした。

ここで、普段ブログをご覧いただいている方で多少疑問に思われた方もいるかもしれない。

それは、末廣は文系講師ではなかったのか?ということだ。

実は、弊社、算数は全員が指導可能という何とも珍しい塾だ。

そして、そんなことよりも、

直前期は算数の質問ばかりで、国語の質問には誰も来ないのだ(泣)

 

いつも贈る言葉

この仕事を始めてから、いつからか必ず最後にはこの言葉を贈っている。

すでに昨年のブログにも掲載されているが、改めてここに掲載し、このブログの最後にしたい。

 

 

ここ数年、六年生の最後には、決まって同じことをお伝えするようにしています。本年もあえてそうしようかなと思う次第です。
 
学習塾ですから、皆さんに合格ラインを超える学力を授けることを目的とすることはもちろんですが、そのほかにも、僕は「楽しむ」ということを皆さんに感じてほしいと日々考えていました。
「楽しむと言ったって、嫌なことも辛いこともいっぱいあるよぉ」と思うかもしれません。
なるほど、確かにいつも笑顔でいることは容易ではありませんね。
しかし、「つらいこと」とは何でしょうか。
それは、あなた自身が「つらい」と感じることなのです。
『14歳からの哲学』という書籍の一節にこんな文章があります。
観念が状況を作るのであってその逆ではない。」
思いや考えが状況を作り出すのであって、状況や環境によってその思いや考えになるのではない」と。
 
少し難しかったでしょうか?
具体的にいえば、あなたが「つらい」、「忙しい」と感じれば、
あなたのいる状況はつらく忙しい状況になります。
自分のできることがたくさんある。チャンスがたくさんある」と考えれば、
あなたの置かれた状況はこれ以上ない恵まれたチャンスになるでしょう。
逆もしかりです。あなたの周りにどんなに美しい花が咲いていようと、
あなたがそれに気づき「美しい」と感じなければ、その花はなかったことになります。
やはり、大切なのはあなた自身の考え方、思いなのです。
 
「そうはいってもつらいものはつらいし、忙しいものは忙しいんだよ。前向きに考えるなんて私には無理だ。」と思った人もいるかもしれません。
確かに最初からすべてを前向きになんて難しいでしょう。
また、もしかすると、前向きに考えることだけがいいことではないかもしれませんね。
口頭試問に正解がたくさんあるように、みなさんのこれから直面する問題にはたくさんの正解があることでしょう。
しかし、もっとも大切なことは、自分の考え方で状況や環境が決まるということを知っているということです。
「自分の考え方が状況・環境を決める」このことをしっかりと意識することができれば、どんな時でもあなたらしい考え方ができるようになるはずです。
あなたらしい考え方ができれば、きっとあなたには「楽しい」未来が待っていることでしょう。
みなさんの未来に幸多からんことを心より願っています。

そして、最後に、大人は楽しいですよ。

 

 

塾講師が考える「塾内通貨」の発行について

1月も「師走」じゃ!

1月も半分が過ぎた。

毎年のことだが、1月は本当に時間が過ぎるのが早い。

もし、私が月の和名をつけることができる立場にあったなら、

間違いなく「師走」は1月になっていただろう。

中学受験の講師にとって、この時期はまさにカオス(笑)

目の前の受験生に全力投球はもちろんのこと、

新年度のことも同時進行で進めていかなくてはならない。

なんと、今年は新学期のスタートが2月2日。

そう、まだ入試期間なのだ。

ちなみに、娘の幼稚園であるチームパパのイベントは2月3日。

この日は、レギュラー授業の初回&入試日

ということで、今回は欠席の運び。

建造物三部作(過去のものはこちら

ハッピーハロウィン - 塾講師、かく語りき

類は友を呼ぶ - 塾講師、かく語りき

)の最終話が見れないのは残念だが、

とにもかくにも、まずもって、今年の受験生の合格を願うばかりである。

そして、来年度は色々と新しくなることが多い。

例えば、従来、弊社では「サイボウズ」を使って、保護者様とやり取りをしてきたが、

サービスの終了に伴い、「slack」に移行する。

教員間では既に移行が完了していて、問題なく使用できるのではないかと思っている。

それ以外に、大きく変わるものが二つ。「DGベース」「DGトークン」の採用。

「DGベース」はまたの機会に書くとして、今日は「DGトークン」について書いてみたい。

 

その名も「DGトークン」

「DGトークン」とはなんぞや。わかりやすく言うと「塾内通貨」である。

実はまだ詳細が詰め切れていないところもあるので、導入の背景などを中心に書いていきたい。

まずは、導入の背景であるが、何といっても

頭を使う機会・時間を増やしたい!

これに尽きるのである。

勿論、進学塾に求めるものとして、最短ルートの学習法教授という考え方もあるだろう。

ただ、私たちは少し違う考え方でいる。

集団塾の強みを活かし、そして、より積極的に考えて行動する力をつけたい。

そんな思いから、導入するに至った。

「通貨」といっても、「金融教育」をやりたいわけではない。

さまざまな状況を設定することで、先を予測し、自分なりの考えを持って行動できるようになってほしいのだ。

ということで、今のところ決まっていることはこんな感じ。

 

【名称】
DGトーク
【種類】
奥地:アヒル 桜井:ダイス 田川:指輪 末廣:ヒマワリ

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DGトーク

※ 指輪は壊れやすいため、変更の可能性あり
【数量】
各200
【固定支給】
毎月2トーク
※ 種類に関しては、ランダムor選択→要検討
【組合】
・参加費○トーク
・達成要件を満たすと△トーク
・月ごとの更新制
 例) 早起き組合
  参加費2トークン/月
  7時までの着席で1トーク
【徴税】
・月末に徴税
・毎月1トークンずつ増える(予定)
・月初に提示
・徴税に関しては、後半○トークンで4つなどの指定アリ

【交換】
・相互交換自由
・銀行(教員)と交換する場合には、4:1交換
 例 奥地トークン4と桜井トークン1

トークンの交換】
・シールへの交換
・直接ゲームへの交換
 →セットコレクション and △トークン□個

【スタンプシート】
600(今の倍)に変更

【サプライズイベント】
・供給量の調整
 例) 桜井の鉄槌→全員から桜井トークン2つ没収
   奥地の微笑み→全員に奥地トークン2トークン贈呈

 

「肝心の発行要件や交換要件が決まってないじゃん」というところではあるのだが、

そこはここから詰めるとして(笑)

まず、前提として、弊社では、「シール」制度がすでにある。

宿題を一つするごとに1つ獲得できる、など達成要件を満たすと支給され、

それを300個貯めるとボードゲームと交換できる。

勿論、これはこれでいいのだが、少しありきたり。

ということで、もらうだけは面白くない。

何事にも頭を使おうという発想のもと、シール制度はそのままに、

新たに「DGトークン」を採用し、工夫することでよりシールがたまりやすく、ボードゲームがもらいやすくするようにした。

もっとも、工夫しない者は、もらいにくくなったのだが(笑)

それはそれで、うまくやる者が出てきたときに、なぜうまくやれたのか、自分とどこが違うのかを考え、模倣することから始めてくれれば、

きっとその姿勢は勉強にも還元されるはずである。

 

まだまだ詰めなくてはいけない点が山積ではあるが、運用ルールが決まり、実際に運用されている様子などもその都度ブログにて言及していきたい。

ちなみに、こちらが秘密兵器である。

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秘密兵器

中身は、使い方が決定するまで秘密。ウフフ。

 

家でも使える?

考えてもみれば、「家庭内通貨」もありなのでは?と一瞬思い始めた。

しかし、それなら最初から「通貨」でもいいような気もしていて。

ちなみに初めてのお遣いは、期せずして、勝手に事務所を脱走し、パン屋に向かったところ、無事に警察に保護され(パン屋には到着していた。)妻が怒られるという結末を既に迎えている…。

そうなると、初めての株式投資?いや、初めての一人旅か?

いずれにせよ、かわいい子には旅をさせたいものである。