塾講師、かく語りき

塾講師、かく語りき

合同会社ディープグラウンド(DG)が運営する、京王線千歳烏山駅にある中学受験塾、烏山進学教室。講師が語る、学問に関係あることないこと。

今から前の3か月と、今から後の3か月

今年ももう11月になりましたね。

個人的には、つい最近まで夏期講習をやっていたような気がしたのですが・・・。

夏期講習が終わり、遠足に出かけてさぁ2学期だ!

と思ってからもう2か月が経過したという現実が重いです。

 

時間が経つのは早いものですね・・・。

 

 

そして、先を見ると、中学受験日の2月1日まであと3か月ですね!

それこそ夏期講習が始まってから今日に至るまでがだいたい3か月ですから、ここから先に残された時間の短さがわかります。

 

 

とは言っても、まだ3か月あるじゃん・・・

 

と思ったそこの受験生!

その認識は危ない!

 

この先の3か月は、今日以前の3か月よりももっと早く過ぎますよ!

その理由として、2つのことが挙げられます。

 

 

理由その1:「集中」

時間を短く感じる要因の一つ「集中」があります。

勉強でもゲームでもスポーツでも、何かに集中しているときは、時間があっという間に過ぎてしまいますよね。

集中して問題を解いていたら、いつの間にか数時間経っていたりした経験が(標準的な受験生の人なら)あると思います。

 

で、考えてみれば、この先の3か月は、どうしても勉強に集中することになります。

 

受験生は普通、「少しでも点数を上げて、合格の可能性を高くしたい」と考えるでしょう。

そうすると、自主的に勉強に取り組むようになります。

集中しないと公式や解法は覚えられませんからね。

たとえこれまで何となーく勉強してきた人でさえも、ある時期からは、心を入れ替えて真面目に勉強に取り組むでしょう。

そうやって、合格率を少しでも引き上げようと努力します。

 

人に言われて勉強するのではなく、自分から進んで勉強をするとき、

意識は一層深く「集中」します。

すると、時間はとても早く過ぎていきます。

3か月なんてあっという間に過ぎていきます。

 

「これまで以上に集中して勉強に取り組む。」

これが残り3か月をあっという間に感じてしまう理由の1つ目です。

 

 

理由その2:「平坦」

皆さんが4月に現在の学年に進級してから、半年以上が経過しました。

これまでには、運動会文化祭修学旅行など、いろいろな行事があったと思います。

文化祭はまだこれからの学校もあるでしょうか。

 

それらの学校行事は、11月を過ぎると一通り終了します。

これから先の時期は、大きな行事がほとんど無く、言ってしまえば「平坦」な学校生活になります。

 

春から夏にかけて、

「あと一か月で運動会だから練習しなきゃ!」とか、

「修学旅行でどこに行くか調べておかなきゃ!」とか、

色々な行事に向けて色々なことを考えてきました。

常に何かの行事があった時期は、充実した時間を体感してきたと思います。

 

しかし、秋の文化祭が終われば、これから先は卒業式まで大きなイベントはそうそう無いでしょう。そうなると、毎日勉強の繰り返しです。

特に受験生を多く抱える学校では、受験直前の勉強の妨げにならないように、早めにイベントを一通り終わらせてしまう学校もあるみたいですね。

 

この先の「平坦」な日常は、その時その時には、けだるい長さを感じることでしょう。

でもその長さは、後から考えると無かったことになっているかもしれません。

例えば1週間「平坦」な日々を過ごした後、日曜日の夜にこの1週間を振り返ってみると、「あれ、もう1週間終わったの!?」と思うはずです。

なぜなら、記憶に引っかかる出来事がほとんど無いからです。

思い出せる事柄が特に無いなら、あっという間に時が過ぎてしまったように感じてしまいます。

 

よくおじさん達が「最近時間が経つのが早い」なんて言ってたりしますが、それは、運動会も文化祭もない「平坦」な社会生活を過ごしてきた末に出てきた、悲しい発言なのです。

そういえばこの記事の冒頭にもそんなことがかかれていたような気がしますね

 

まだ若い皆さんにはわかりにくいかもしれませんが、その一端をこの受験生活で感じられることでしょう。

 

 

ということで、

「集中」することで時間があっという間に過ぎ、

「平坦」であるが故に過ぎてしまったことを認識できない、

そんな日々が今後訪れます。

 

受験生の皆さんは、これから先の3か月がいかに貴重で重要なものか、しっかりと心に留めておいてください。

 

本当に、あっという間に時間は過ぎていきます。

 

 

いま半信半疑であるなら、ぜひこの記事のことを覚えておいてください。

きっと来年の1月くらいに、「こういうことだったんだ・・・!」と思うことでしょう(笑)

 

 

最後に

このブログが再始動、曜日ごとに担当者を決めて更新をするようになったの今からちょうど1年くらい前

ということは、ある意味一周年!

更新にムラがあったり、内容が特に無かったりするとき(主に私)もありますが、

今後ともよろしくお願いいたします!

 

 

久々に4人更新が揃うところを見たいですね・・・(笑)

ハッピーハロウィン

ハロウィンはいつから?

いつからだろうか、日本でもすっかり「ハロウィン」なるイベントが定着している。

個人的には、イベントはあるに越したことはないというスタンスなので、これはこれで歓迎している。

とはいえ、そこまでハロウィンらしいことをせずに生きてきたこれまでの人生であったが、今年は、長女が入園し、日曜日には、パパたち主催のハロウィンイベントが実施された。

ハロウィンは前途多難

「ハリーパッパー」の名の下、総勢60名程度の父親たちが、「魔法班」「装飾班」「食事班」の三つに分かれて活動。

予算取りから始めるスタイルは、さながら会社組織のようで、

サラリーマン経験のない私には、かえって新鮮だったりする。

私が所属していたのは、「魔法班」

「魔法の実験」と「杖づくり」がメイン。のはずだったのだが…。

1週間前になり、シナリオの大幅変更!

 

魔法に使う杖の作成

→ひょっこりでもーとによる電波ジャック&馬車を隠した

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(ちなみに、この敵の名前を社内で募集したところ、〇〇アカとか、△△ゼミナールという使えるわけがない名前しか出ませんでした(笑))

→魔法実験

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→クリスタル(ファイナルファンタジー)による呪文の伝授

(写真がなくてすみません。)

→超巨大空気砲の発射

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→馬車での写真撮影

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→食事

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というストーリーが完成。

その際、私はファイナルファンタジーなるものを生まれてこの方1回もしたことがなかったのだが、その事実に他のお父様方は驚愕。

もっとも、我が班のサブリーダーは打ち上げの際にこっそり自分も知らなかったことを打ち明けてくれた。

だったら、言ってくれよぉ~(笑)

さて、私自身は、魔法実験についての準備を担当。

運営部長に魔法を伝授してもらい、

BTB水溶液で着色した重曹水溶液にクエン酸水溶液を入れる実験と、

イソジンで着色した水にC.Cレモンを入れるという二つの色変わりの実験を準備することとなった。

 ということで、非公式ながらDGプロデュースの魔法実験となった。

人生はいつもアドリブ

写真を見ていただくとわかるのだが、「ボランティア」でやるレベルを大きく超えている(笑)

ちなみに、前回イベントはこちら。

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

根はまじめだがどこかぶっ飛んでエッジの効いた人が集うとこういう仕事になるらしい。

さて、前日準備。

私は、運営部長との実験の通りに各水溶液を準備する…予定であった。

しかし、ここでアクシデントが。

そう。何を隠そう。私は予定通りが苦手なのである(笑)

クエン酸を溶かしていくと…溶ける溶ける。

そして、いつもの悪魔末廣のささやきが脳内を支配する。

 

「全部とかしたら面白いんじゃない?」

 

結果、2Lの水にクエン酸500gが溶け切ってしまったではないか。

ということで、予定よりだいぶ濃いクエン酸水溶液が完成した。

当初の予定では、青い水溶液が泡を立てて黄色くなる予定であったが、実際に実験をしてみると…

もちろん、予想よりも大きく泡立ち、

1Lは余裕で入るデキャンタを溢れるほどに溢れまくるほどに泡立つこととなった。

結果、魔法っぽさはより出たのでOKとしよう。

また、数千個のビーズを35個ずつ袋分けするという杖づくりの作業もお手伝いしたのだが…。

もう私のことをよくご存じの方はご想像の通り

(いやな予感がするでしょう?)

最初こそきちんと数えていたものの、あとは…。

ただ、DGメンバーは偉大である。

皆が声をそろえて言う。

 

「そういう準備は末廣にやらせてはダメ」

 

適材適所を言わなくてもわかってくれているなんてサイコーだ!

 

次回は…

次回の幼稚園イベントは2月3日

そう。中学受験の講師にとっては一番嫌な日といっても過言ではない。

ということで、残念ながら前日準備から打ち上げまで参加は難しいかもしれない。

反対に、この日参加できるということは、全員が進路が決まっているということであり、これ以上めでたいことはない。

最善を望みつつ…。

 

 

 

 

季節の変わり目と飲み物の選択

つい先週、「過ごしやすい季節ですね」と書いたばかりなのですが、この1週間で事態が急変。

寒くなってきましたね・・・_(._.)_

 

ちょっと先日まではこんな気分だったのですが・・・

 

 

 

雨もよく降りますし、夜は冷え込むことも多くて、これはホットの時代か!?

と思いつつ、やっぱりまだ日中は暖かい日もあります。

 

ホットとアイス、どちらの方がいいのか・・・?

 

 

そんな私が出した答えは常温

 

 

 

ホットでもアイスでもとりあえず室内に放置して飲むのが、温度的にはちょうどいい感じ。

猫舌な私にとってはホットコーヒーに恐る恐る口をつけて熱さを確認する必要がなくなるのも大きい。

体温に近い温度ですから多分体にもやさしい気がします。

 

 

ただ、問題があるとすれば、常温のコーヒーってそう何度も飲みたいとは思わない

普段熱いか冷たいかで飲んでいるものを常温で飲むと、意識がどうしても「ぬるい」になってしまうのが難点でした。

コーヒーはやっぱりホットかアイスがいいですね。

 

常温で飲むにちょうどいい飲み物があればいいのに・・・。

 

 

ということで探してみると、ちょうどいい飲み物がありました。

 

 

水です!

 

盲点、それは

最も身近で、最も体に必要とされる液体です。

ホットやアイスで概念が固定されていないので、常温でも無理なく飲めるのがとてもいいですね!ペットボトルで2L買っても、お茶やジュースより安いのも好評価。

 

さらに、ネットで水のことを調べると、健康関連の記事が出てくる出てくる。

心筋梗塞熱中症対策になりますし、美容にも良いとか。

一時期流行した『水素水』も、水素云々はともかくとして普段足りていない水分を補給できるという点では健康に良い影響を与えるらしいですね。

※諸説あります。

 

たしかに考えてみれば、普段はコーヒーを常飲しているものですから、慢性的に水不足状態で生活していたところもありますので、これを機にちょっと水のことを見直してみようかなと思います。

1日2Lは多すぎらしいので、とりあえず1Lくらいから習慣付けていきたいものですね。

 

水生活で健康を目指しましょう!

 

 

 

 

 

 

・・・という記事を現在、常温のコーヒーを飲みながら書いています。

長い長いコーヒーに依存した生活の影響で、選択肢にコーヒーがあると、ついそれを選んでしまいます。

 

ですから、ネット上の紹介記事も案外こんなテンションで書かれていたりするんじゃないかなぁ・・・と勘ぐってしまいます。

 例:私も以前から使っています!(1週間前から)

 例:使ってみたら驚きの効果が!(たぶんあったんだと思う)

 例:私のまわりでも流行ってますよ!(友達数人調べ)

 例:成績を上げるお手伝いをします!(バイトの大学生が)

※個人の感想です。実際の記事、広告には一切関係ありません。

 

まぁ、すべては受け手がどう思うかですね。

 

 

とりあえず、水を飲む機会を増やしてみようかなと思います。

これで体に何か良い傾向が見られたら、追って報告いたします。

塾講師が考える親が子供に与える影響

習い事協奏曲

東京では、幼稚園生にもなるとみんな「習い事」なるものに行き始めるようで、我が家の長女も今月から始めることになった。幼稚園生の習い事とは面倒なもので(こんな書き方をすると怒られますが)、基本的に保護者同伴。週に3つも4つも習い事があるこの場合、それだけで親御さんもさぞ大変だろうと思うのである。

そんな習い事の待ち時間は、当然親同士話すことになるのであって、

我が家の場合には、ご同伴のおばあさまと仲良くなったようである。

 

ボードゲームを進める塾講師

 

ここからの「あるある」なのは、

職業が中学受験塾であると話す

→あれやこれやと聞かれる

→質問には答えつつ、ボードゲーム面白いですよと言ってみる

という流れ。

この後は、概ね三パターン。

 

パターン1 ファッション面白そう

何それ?面白そう?教えてよ?と言いながら、実際にはそれ以上教育系の話やボードゲームには触れないパターン。

実は面白いとあまり思っていない。

 

パターン2 忘却の彼方へ

面白そう!今度教えてよ!と割と本気で思っているのだが、

「今度」の設定をいつの間にか忘れていて、「今度」が訪れないタイプ。

これ私です(笑)

いろんなことに興味はあるものの、記憶力の無さとものぐさが相俟って、

中々実現しないことが多い。

 

パターン3 難しいことわからな~い

受験トカ説明書トカ難しそうでわからな~いということで、話が終わるパターン

 

 別に、私たちの話なんてその程度のものであるから、これらのリアクションはある意味で正しいのだろう。こういう人たちを批判するつもりは毛頭ない。

ところが、今回の習い事では違うパターンが出現した。

 

「それ面白そうね。買っておいてもらっていいかしら?」

 

??

 

これは斬新なパターンだ。良いと思ったことを直行できる人は、率直にリスペクトに値すると常々思っている。

ということで、今度、田川がボードゲームをいくつか持ってご自宅に伺うようだ。

ここまででも十分新パターンなのだが、さらにさらに。

伺う時間はお母様のお仕事がお休みの午前中らしく、

「午前中だと子供いないけど、いいですか?」

とお聞きしたところ、

まずは、大人が楽しまなきゃ。聞きたい話もたくさんあるしね。」

とのご回答だったそうな。

子どもがいると、どうしても目線は子どもにいきがちである。

いや、それが自然だし、それでよいし、場合によってはそうあるべきかもしれない。

そんな中で、「まずは大人が」と言える感性は、端的に言って素晴らしい。

大人が楽しむ姿を見せることも、最良の教育と言えるはずだ。

言うまでもなく、「放置されている」要素が微塵も見当たらないことは付言しておく。

 

大人の興味のアンテナ

 相手方のこともあり詳細は書けないのだが、

長女と同じ習い事の子は三人兄弟の三番目。

一番上は某有名難関校に通い、二番目は現在、有名難関校を目指して受験勉強中とのこと。

どうしても塾講師という職業からこういう表現をすると、「すぐ子供の成績とかに結び付けるんだから」と、どこからともなく批判が巻き起こりそうであるが、

ここで言いたいことはもちろん「成績」のことではない。

周囲に「興味のアンテナ」の感度が高く、「行動力」のある人間がいることのあたえる効果である。

子どもは、望もうとそうでなかろうと、周囲の大人を鑑として成長していくものなのだ。

そして、日常の中でその子なりの「当たり前」が醸成されていく。

 

選択肢の多さ=Happy ??

以前、どこかで書いた気もするのであるが、年に何回か、「今日は行きたくない」と言って休む生徒が出てくる。

このとき話題に上るのが、「行きたくないと親に告げることが選択肢にのぼるか」である。DG4人衆の場合、選択肢にのぼらないらしい。なぜか。

瞬殺されるのは目に見えているからである。

私はこの仕事を始めるまで、「選択肢が多い」ことは幸せなことであると思っていた。

しかし、この仕事を始めて「選択肢が多い」ことが、ときに幸せではない状況を作り出すことを知った。

良くも悪くも、この選択肢の形成に多大なる影響を与えるのは親である。

どんなに放任主義で育てようとも、どんなに過保護に育てようとも、

その影響力に排除の余地はない。

そして、この影響力を完全にコントロールすることは実質不可能である。

親の考え方、習慣、行動は、子どもの中に蓄積し、選択肢という形で現れる

 

女の子はコワイ

「じゃあお前はどうなんだ」と言われれば、自分を他山の石とし、微塵も似ないことを切に願うほかない(笑)

ただ、一つ考えているのは、楽しそうな大人を見せること

自分はもちろん、その周りの大人も含めて。

我が家は決して広い家ではないけれど、よく色んな人が訪れてくれる。

このあたりは、鹿児島の文化もあるのかもしれない。

田川も酔っ払いの深夜襲来なども基本的にウェルカムである(我が家に来る人がいつもみんな酔っ払いというわけではない。)

今度、ボードゲームに興味のある幼稚園のママが数人我が家を訪れるらしい。

先日、長女が「引っ越したい」と言っていて、なぜかと理由を聞いてみると、

「友達が来るなら広い家がいい」

とのこと。先日お邪魔した生徒様の億ションがたいへんお気に入りのようだ。(それ以外にも、お招きいただく皆様は、それはそれはご立派な邸宅を構えていらっしゃるのです。。。)

「ちょっと難しいかな~」

というと

「そっか~。うちお金ないもんねぇ」

 

…。

 

億ションを買うかどうかは別にして

楽しいだけでなく、「お金ないからね」と言われない大人を見せることも必要だと思った。

DG万歳

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空想と一期一会

10月。過ごしやすい季節になりました。

 気温、ちょうどいい。

 食べ物、おいしい。

 勉強、はかどる。

何をするにも良い季節ですね。

 

空想の秋

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ただ、この季節、過ごしやすいがために、ついボーッとしている時間が増えてしまうのが難点。

暑い時期は、何もなくても「暑い、どうしよ」って考えていますし、寒い時期「寒い、どうしよ」って考えています。

春と秋のちょうどいい時期は、心地よい気温の中で、何ということもない空想で時間が過ぎてしまいます。

本当にどうでも良さそうなことばかりを考えています。

元からボーッとしていると指摘されることが多いのですが、この季節は特に多く発生しています。

ちなみにどんなことを考えていたかというと・・・それについてはまた後ほど。

 

先日も、駅から家までの道中、ずーっと考え事をしていました。知らない道を歩く時とは違い、家までの道筋は体が覚えていますから、頭を使わなくても帰れますからね。

他にも電車の中とか、近所の総合体育館のトレーニング室でエアロバイクを漕いでいる最中とか、ぬるめのお風呂にちょっと高級な入浴剤を投入してほっこりしている時とか、夜寝る前に直前のベッドに横たわっている時とかに、いろいろな事を考えています。

 

その空想の主な内容は?

とにかく気が付くとどうでも良さそうなことを考えている私ですが、さて、そんなに長い時間を使って、一体どんなことを考えているかというと・・・

 

ほとんど全然覚えていないんです。

 

その最中は確かに何かについてずっと考えているのですが、その後声をかけられたり、何か作業をしたりすると、それまで考えていたことがスーッといつの間にか消えてしまっているんですね。

こういう時に考えていることはだいたいどうでもいいことなので、忘れること自体は特に問題ありません。

 

ですが、困ったことととしては、人に話しかけられた時

「さっき何考えてたの?」と尋ねられても、覚えていないので何も答えられず、結果として「何も考えてない人」に思われてしまうのです。

自分で言うのも何ですが、結構いろいろな事を考えているんですけどね・・・。

 

イメージとしては、寝ているときに見る夢を、起きた瞬間に忘れちゃうことがありますよね。

あんな感じだと思っていただけるとわかりやすいと思います。

 

空想と、一期一会

そんな物忘れの激しい私ですが、小学校低学年の頃に考えていたことで、1つ覚えていることがあります。

 

ある日の休み時間、友達に「1+1は?」と聞かれました。

当然すぐに「2」と答えるのですが、友達は間髪入れずに「2+2は?」と聞いてきます。それに「4」と答えれば、次は「4+4は?」、さらに「8+8は?」「16+16は?」・・・が延々と続きます。

たしか256くらいで友達の方が飽きてどこかに行ってしまったのですが、その後、私1人で(256+256は?)(512+512は?)・・・と考え続けるスイッチが入ってしまいました。

筆算せずに長い時間考え続け、結局8192までたどり着いたところで、そこから先は5けただからと諦めたところまで覚えています。

数十年たった今でも8192まではハッキリと言えるのですが、そこから先は曖昧になっています。

 

 

空想は、ふとした瞬間に消え去ってしまうもので、同じようなことは2度と思い出せない。

後から思い出そうとしても不可能である。

 

だとしても考え事をしている最中はちゃんと頭が回っている。

だからこそ、1回1回の空想をしっかりと考え尽くしたい。

どうせ絵空事を描くなら、先の先の詳細な部分まで描いてしまおう。

 

空想の内容を再び思い出すことは無いかもしれません。

が、その1回1回の空想を大切に、一期一会の心持ちで、じっくりと考え抜くことが大事なのかなぁ・・・と、さっき空想しました。

 

最近の空想(というか頭を悩ませていること)

記事の更新当番は週1回ですが、記事にするネタはほぼ尽きかけています。

前回の記事 も、過去の話を持ってきた苦し紛れの更新でしたが、何とか1本分ひねり出せてよかったです。

 

ということで最近の空想トレンドは、このブログに書く記事のテーマだったりします。

ただ、結局それもよく覚えてないんですよね・・・。

 

最近のこと。家のお風呂の中で色々と考えました。

 

あ、いいこと(①)思いついた。これいいね。

するとこういう記事(②)も書けるんじゃないかな。

で、その記事の次週にこういうネタ(③)できれいな流れになるぞ。

タイトルはこんな感じ(④)!よし、これで行こう!

 

お風呂上り。

服を着て給水して一息ついたとき、ふと気が付きます。

あれ、何かいろいろ考えたと思うんだけど、④(タイトル)しか思い出せない・・・!

④からの逆算③まではサルベージできますが、①②はほぼ救出不可能。

 考えたことがそのままメモとして残る便利な機械の開発はまだかな・・・。

Shimaiの会part2

体育の日

10月10日といえば、東京オリンピックの開幕式があった日であり、そこから「体育の日」となったことは、有名なところである。

亡くなった父方の祖父の誕生日がこの日だったのだが、人の誕生日を覚えることに極めて不向きな私の記憶中にも、この日は刻まれていた。

しかし、時は変わり、「ハッピーマンデー」なる甘美な(!?)響きの下、

「体育の日」は、祖父の誕生日から10月の第二月曜日へと移行し、さらには「スポーツの日」へと名称を変更されるらしい。

そんな体育の日、空模様は太陽が燦燦と輝く晴天。そう。

絶好の「ボードゲーム日和」である。

ということで、今回は「実戦特訓」の裏で行われた「男だらけのボードゲーム会」について、書いてみたい。

 

 男だらけのボードゲーム

 まずは、ボードゲームに関して。

やったゲームは、キャメルアップ我流功夫メディチの3つ。

本当は「モテねば」もやりたかったのだけれど、こちらは次回へということになった。

 

まずは、キャメルアップ。

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拡張ボードとダイスのみ入れた変則版。

基本的には、競馬のように順位を予想して行くゲームなのだけれど…

全員の手が渋い(笑)

手堅く手堅くという感じになり、、、

大人だけでやるなら、もう少しアルコールが進んでからでもよかったかな~という感じ(笑)。

結果、最下位の予想に成功した塾長の圧勝

 

次に、時間調整のための我流功夫

写真を撮り忘れたのだけれど…

漢字を組み合わせて、必殺技を作るという男子胸アツの中2病ゲーム。

しかし、男が集まると行き着く先は…そう下ネタです。

ということで、最後の一人だけ下ネタに走ったお父様にすべて持っていかれた形に。

一応、田川もいるんですけどね(笑)

 

最後はメディチ

 

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この辺からは、お酒も進んで進行がゆっくりに。

途中、ルール間違いもあったけれど、

やはりお仕事でファンドにいらした方は、競りゲーが強かった。

というオチになるかと思いきや、ここでも塾長が最後に逆転。

山ごもり以降の彼の勝率は異常である。

 

いつものレンタルスペースへ

ここからは、いつものレンタルスペースへと移動し、カラオケ大会へ。

書けること、書けないこと色々あるのだけれど、とにかく楽しかった。

ちなみに、卒業生のお父様と弊社運営部長によるDGテーマソングです。

どうぞ。

 

最後は記憶がなく…とりあえず何とか帰宅しました(笑)

そして、あまりに笑いすぎたこともあり、

昨日は顔の筋肉痛やら、、、消耗が激しすぎた。

卒業生のお父様方とこうした時間を過ごせること自体が、

ありがたい環境だと感じている。

個人塾(弊社をこのように呼んでよいのか多少疑問の余地があるが)の場合、

やはり講師自体に魅力を感じていただくことは、とても大切なことと考えている。

そして、今を楽しむぶっとんだ大人に多く触れることは、娘たちにとっても、

きっと大きな財産になっていくことだろう。

そして、再来週の日曜日は幼稚園のチームパパイベント

また、今を楽しむぶっとんだ大人たちと“遊べる”

 

 

中学受験講師がおススメするボードゲーム(幼稚園編 part1)

ちょんと更新しようね

webアップアップ大作戦の名の下、毎週火曜日に更新するようになってから、もうすぐで一年が経過しようとしている。気が付くと、2名ほど脱落している者がいるような、いないような。

かく言う私も、更新が火曜日でないこともチラホラありながら(すみません。)、何とか一年間継続してきた。そんな中で、未だに「絶縁宣言」が注目記事の一番上にあるのか解せないでいるのだが(笑)

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

さて、そんな注目記事の作者が、娘とのボードゲームの様子をLINEのタイムラインに書き始めた。

「ブログも書いてくれ~」という心の叫びはさておき、それなりに反応はあったようで、職業柄、「何から始めればいいのか?」質問を多くいただいたようである。

それを受けて、不定期での連載となるが、幼稚園生におススメなボードゲームをいくつか紹介していきたい。

今回は初回ということで、個別のボードゲームについてではなく、総論的なことを書いていく。

そういえば、instagramとかfacebookとかtwitterの更新も…

現在、継続的に運用できるようにルールを自己ルールを策定中。

ルール策定とか言っている時点で、継続性が怪しいのかもしれない。

 

知<好<楽

最初に元も子もないことを言う。

勉強ができるようになるには、普通にドリルやった方が速い

足し算ができるようになるには、〇文式などで繰り返した方が定着するし、

図形ができるようになるには、小学校入試対策の問題集などをやった方が速そうである。

要するに、ボードゲームは「成績を上げる」ための最強のツールではない。

では、なぜ弊社はこれほどまでにボードゲームを推すのか。

幼稚園生と小学生で目的は異なるが、とりあえず幼稚園生について列挙すると下記のようになる。

1 楽しみが先にくることでモチベーションが上がりやすい

2 ルールや手順を守る訓練となる

3 自分で考える機会を作れる。

4 負け(失敗)から学ぶ姿勢をつける

 

過去にこんな記事も書いているので、ご興味がおありの方は、ご参照ください。

keio-juku-gakudo.hatenablog.jp

 

 やってはいけないことリスト

子どもとボードゲームをやる際の方法に関しては過去に書いたので、今回は、子どもとボードゲームをする際にやってはいけないことリストを作ってみたい。

1 いきなり難易度の高いボードゲームに手を出す

2 大人のルール確認が不十分のままプレイする

3 わざと負ける(手を抜く)

 

1 いきなり難易度の高いボードゲームに手を出す

「いきなり」という点がポイントなのだが、ボードゲームによって、集中力やら思考力やら協調性やら…様々な能力が高まっていくことに関しては、ある程度確信を持っている。

しかし、0→1にするためのツールではない。

したがって、ある程度の“仕込み”は必要である。

“ある程度”の「数の感覚」やら「暗記力」やらは、日常生活の中や各種教材などで養っておくとよりスムーズである。

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この“仕込み”により、

ゲームの楽しさが増す→学ぶことへの興味が増す→ゲームの楽しさが増す

という好循環が起きやすくなる。

要するに、ボードゲームは、好循環を起こしやすいツールと言えよう。

もう一つ。

「いきなり」には、大人への注意喚起もある。

ゲーム選びの基準の最初のスタートとして、大人が「楽しい」と感じるものを選ぶということ。

これは、弊社の社是でもあるが

 

まずは、大人が楽しむ」

 

「子どもを楽しませる」という視点も有用ではあるが、

それがスタートだとどうしても「教える」みたいな感覚になり、楽しさが半減される。

大人自身が楽しいと思うものをプレゼンする意識で取り組めば、きっと子供も楽しくなってくる。

そして、その方がプレイする機会も増える。気が進まないものをちょっとした時間にやろうとする人はいない。

 

2 大人のルール確認が不十分のままプレイする

大人同士であれば、開封からのテンションをシェアと言うことも可能だが、

集中力のない幼児の場合には、ほぼ不可能。

そこで、大人の方で、ルールを完全に把握していることが望ましい。

この段階で、ルールに多少のアレンジを加えるなどの工夫ができるとより良い。

もちろん、学年が進んでくると、子どもにインスト役を委ねたり一緒に読み進めるのも効果的。

さらに、うちでやっているのは、わざと大箱の大人用のゲームと分厚い説明書を見せること。

子どもは大きいものが好きなのでとっつくが、カタカナと漢字が多すぎてすぐにギブアップ。

ただ、「カタカナ(漢字)読めたらできるよ」などで、字を覚えることのモチベーション付けには持って来いである(我が家の年少長女は何とかカタカナもマスター!)

そして何より、ルールを読み理解し段階で、我が子とのゲームプレイを想像すべし。

実は、ゲーム選択→ルール読みというよりは、

ルール読み→ゲーム選択という手順となる。

もちろん「未だ難しい」と判断しても、いつかできる日が来るため無駄にはならないが、一般の方にはこの手順が難しいため、ボードゲームカフェや実店舗でのルールの確認をお勧めする。

(写真の背景からおススメのボードゲームカフェを聞かれることもありますが、自宅か塾です(笑))

私が心がけているのは、

「簡単すぎるものを選ばないこと」

なぜなら、私が楽しくないから(笑)

結局、子ども相手の場合には、大人主導でやることになるため、

大人が楽しくないものだと、活動する機会が少なくなってしまうのだ。

さて、とはいえ何から始めてよいかわからない方は、今後恐らく掲載される各論編をお楽しみに(笑)

 

3 わざと負ける(手を抜く)

これが一番強調したいことである!

よく聞く話として、子どもが喜ぶ顔が見たくて、手心を加えるというものがある。

若干こじらせたパターンだと、「自信」とか「自己肯定感」というパワーワードとこじつけるパターンも。

ただ、こういうパターンは例外なく、

「負けると拗ねる」

そして、これにより大人がゲームから遠ざかる。

子どもとボードゲームがしたいのならば、この負の流れは避けねばならぬ。

負け(失敗)から学ぶ姿勢は、小さいころからそうした環境を用意しておく方が良い。

良い意味で「負けることに慣れる」ことが大切だ。

大きくなってから「負けることに慣れる」と、

「どうせ、でも、だって、どっちでも」という最悪の4D(私が勝手に名付けました)が待ち構えている。

反対に、小さいころにオセロや将棋で負けた記憶が残っている人はどれくらいいるのだろうか。

以前も書いたが、手心はゲーム選びやルール説明の段階で最大限に配慮すべきことで合って、プレイ中には一切不要である。

負けて拗ねたらどうすればよいかという質問もよく受けるが、一択である。

無視する。

拗ねる→大人が構ってくれるという負の成功体験を植え付けるべきではない。

こういうことを言っていると、ゲームで負けさせて拗ねてもケアしなければ、「自分に自信が無くなる」みたいな意見が出てきそうである。

しかし、そもそも用意された「自己肯定感」など、1ミリも役に立たず、何かあればすぐに崩壊してしまう。

また、運要素の大きいゲームを選ぶなど、ゲーム選定によって結果は十分に変わりうる。

普段なかなか勝てないからこそ、勝ったときの経験が成功体験として本人の中に蓄積し、意味を持つのである。

 

DGっぽい幼児教育

ありがたいお話で、幼児教育をやってほしい旨のお話をよくいただくようになった。

小学校受験教室」みたいな感じではなく、

この時期だからこそできる「効率」とか「技術」とかそうでないものを提供できる形はないか、現在模索中( ..)φ

そもそも、「教育」とかいう言葉をあまり使いたくないなとか…。

ただ、これやろうとすると、講座のスタートアップでいつもやってしまう採算度外視路線になってしまいそうで(笑)

「ぶっ飛んだ幼児教育」…教室が阿鼻叫喚する未来しか見えない(笑)